サリクスソリスト合わせ | tutti練

サリクスソリスト合わせ | tutti練

今日は午後に、ジョイントコンサートのソリストとの打ち合わせをしました。

今回のカンタータのソリストは以下の5人です。

ソプラノ 金成佳枝

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アルト 輿石まりあ

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テノール 金沢青児

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バス 青木海斗

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バス 小池優介

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カンタータは合唱が歌っている時間よりもソリストが歌っている時間の方が長いので、ソリストとの打ち合わせはかなり重要です。

今回は合唱Salicus Kammerchor、器楽La Musica Collanaのジョイントコンサートですが、それと同じぐらい重要なセクションとしての第3極、ソリストということが言えると思います。

サリクスがやろうとしていることは、ソロの歌唱にももちろんそのまま生かせるのですが、その歌い方にソロの中で自分をフィットさせるのは難しいです。

かなり、価値観を転換させて、歌い方を変えなければならないのです。

その為にもこの打ち合わせの時間を設けたのですが、やってよかった!と思える成果がたくさんありました。


その後tuttiの練習だったのですが、そのことが生きてると思える瞬間が多々ありました。今日1日でかなり演奏会に向けて進展があったと思います。

そして今日からサリクスのtutti練習にチェロの島根朋史さんに加わっていただきました。

島根さんは今回La Musica Collanaのメンバーとしての参加ですが、サリクスの単独ステージにも通奏低音として必要なので、オンステしていただくことになりました。


島根朋史

1989年、東京都豊島区生まれ。

7歳よりチェロを始め、東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学音楽学部器楽科〈チェロ専攻〉を卒業。現在、同大学院修士課程〈チェロ専攻〉を休学し、Conservatoire Municipal Erik Satie(コンセルヴァトワール・エリック・サティ/パリ)に留学、〈バロックチェロ〉と〈ヴィオラ・ダ・ガンバ〉を同時に修練中。

東京藝術大学学内では、A.ドヴォルジャークのチェロ協奏曲ソリストとして奏楽堂・モーニング・コンサートに出演した他、奏楽堂・室内楽定期演奏会(ピアノ三重奏、弦楽四重奏)、旧奏楽堂・木曜コンサート(古楽、作曲)などに出演。

島根朋史オフィシャルウェブサイトはコチラ


この写真面白いですよね。モダンとバロック両刀ですよって意味らしいです。で近々ガンバの弓も加えるそうで、3本目は口に咥えるそうです笑
他に、サリクスステージには、La Musica Collanaから、チェンバロの鎌田茉帆さん、ヴィオローネの角谷朋紀さんがオンステしてくださいます。

ちなみに通奏低音の編成は以下のようになっております。

グレゴリオ聖歌:アカペラ

イザーク:アカペラ

パレストリーナ×バッハ:チェンバロ、オルガン、ヴィオローネ

シャイン:オルガン、チェロ

ハスラー:オルガン、チェロ

楽しそうでしょ?笑

そしてカンタータではtuttiです。

通奏低音の編成が変わることによる響きの変化もお楽しみいただけると思います。

演奏会詳細はコチラ

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アラミレ来年!Isaacイヤー

アラミレ来年!Isaacイヤー

今日はアラミレの練習でした。

誕生日が近かったということで、お菓子屋さんをなさっているメンバーの方が、ケーキを持ってきてくださいました!

感激!


おやつのアトリエ モコhttps://m.facebook.com/profile.php?id=100008876294003


来年はイザーク没後500年ということで、イザークのミサを中心にしたプログラムになりそうです(まだ本決まりにはなってません、、)

ミサは、Missa comme femme desconforteeになりそうです。

バンショワのシャンソンを用いた循環ミサですが、これが楽譜(クワイヤブック)がなかなか手に入らなくて、今日はひとまず現代譜を使ったんですね。

これがなかなかえらいもんで、アラミレの皆さんは現代譜よりクワイヤブックの方が慣れてるので、譜読みもクワイヤブックの方が早いんです。

クワイヤブックではわりとスラスラといけるのに、現代譜に四苦八苦してるのを見てなんだか面白かったです笑

かく言う私もやっぱりイザークを現代譜でアラミレの皆さんとやるのが凄く不自然な感じがして、どうもやりづらかったです笑

バチカンのカペラシスティーナに注文してるそうなので、首を長くして待とうと思います。

今日はミサに加え、モテットも練習しました。Angeli archangeliという6声のモテットで、これはもう名曲の匂いしかしない、という感じの曲でした。

イザーク、好きなんですよね、僕。

今度のサリクスでもChoralis Constantinusやりますし、ワークショップでも前回に引き続いて取り上げています。

あと第1回定期演奏会でも演奏して、この演奏はYouTubeにも上がっています。

今回のジョイントコンサートで演奏する曲は、短いですが、ヒッジョーに素晴らしい曲です。

イザークってジョスカンと違って、えー、なんというか、当たり外れがあるというか、いや、えー作風に幅がある!感じなのですが、今回演奏する入祭唱Inclina Domineは超凄い曲です。

面白すぎます。Versus部分なんてもう、定旋律がアルト、ソプラノで断片が提示されるけど本体はバスで、これもう保続じゃんみたいな感じで凄いヘンテコです。

聴きごたえありです。

よろしければ是非演奏会にお越しくださいm(_ _)m

演奏会詳細はコチラ

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30歳になりました | サリクスtutti+オルガン練

30歳になりました | サリクスtutti+オルガン練

本日10/13、30歳になりました。

今日はミレニアムホールに打ち合わせの後、サリクスのリハーサルでした。

休憩中にみんなが、谷本くんが編曲した通奏低音付きのハッピーバースデイの歌を歌ってくれました。

完成度が尋常じゃなかったです笑


ツッコミどころ満載で楽しいです笑


リハーサルは今日からオルガンにも加わってもらいました。

今回のオルガンは村尾芽衣さんです。


村尾芽衣(むらお めい)

神奈川県藤沢市出身。 東京芸術大学附属高等学校ピアノ科、同大学古楽 科チェンバロ専攻を卒業。ベルリン芸術大学にてドイツ国家演奏家資格 を取得。ピアノを角野裕、チェンバロをテシュネ=ローラン、鈴木雅 明、大塚直哉、ミッツィーメイヤーソン女史、各氏に師事。第10回大阪 国際音楽コンクール古楽部門第二位、藝大卒業時にアカンサス音楽賞、 2013年ベルリン古楽アンサンブルコンクール第三位、2014年Alice Sumter Stiftungコンクール第二位受賞。


全体像が見えてきたようで、流れる部分もありました。

あと2週間で本番です!

がんばります!


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ヴォクスマーナ ホールリハ

ヴォクスマーナ ホールリハ

今日はヴォクスマーナで豊洲のシビックホールを借りてのリハーサルでした。

当初今回の伊左治定期は今日行われる予定で、そのためにホールをとっていたのですが、夜間NGになってしまったメンバーがいて、本番が来年1/12に移動になりました。

しかしせっかくみんなの予定とホールがとれているからということで、昼間をホールリハに充てることにしたのでした。


ホールも建物も新しくて綺麗でした。

舞台面はこんな感じ


そしてこのホールの特徴は、舞台奥の壁が開閉式なところ

開けるとこんな感じ


逆光えぐいっすね。

昼間開けて使うことはまずないのでしょう。

背中に太陽を浴びて最高に眠くなりました。

レインボーブリッジが見えるということで、夜公演だと演奏を聴きながら夜景も楽しめるというお得感。

昼間はこんな感じ


ここは来年サリクスでも使う予定ですので、設備の下見もちゃっかりやっときました。


1月の演奏会のチラシに使うということで写真撮影も行いました。

なるべくバラバラにということだったので、なるべくバラバラを身体で表現しました


あと眩しい人


見切れながら気功


そして指揮者の西川さんが引っ越すということで、ヴォクスマーナの過去の定期のチラシとプログラムを処分したいということでリハに持ってきていました。

さながらヴォクスマーナの歴史展のようでした笑


伊左治さんのアンコールピースが始まったのが2009年、7年前ですね。そのあたりからのプログラムとチラシです。

ヴォクスマーナ自体は創団20周年。歴史を感じますねぇ。


ちょっとここのところリハーサルの進め方について思うところがあって、あれこれ考えているのですが、リハーサルに関することで、私が小林道夫先生に直接言われた言葉の中でも3つ、印象的なものがあります。

一つは前回の記事にも書いた、

「取り繕うようなリハーサルはかえってまわり道だよ」

これについては前回の記事をご覧ください。

サリクスtutti練 | 羽生善治

二つ目は、下谷教会に先生がいらっしゃってリハーサルを見ていただいた帰り道での

「いいリハーサルをしてるね、信じて、続けなさい」

というお言葉です。ありがたすぎて涙が出ました。

そして、三つ目は、これはお手紙の中で書いてくださったお言葉なのですが、

「リハーサルは難しい、今でも、とても」

です。

もう、この三つの言葉だけで、生きていける気がします。

語順とか、間、とか、句読点とかまで身に染みるお言葉です。

根幹をみつめ、枝葉を枝葉として捉えながら、ある意味諦めながら(道夫先生でさえ難しいと仰るのだから)気楽に、信じて、続けます。

 

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サリクスtutti練 | 羽生善治

サリクスtutti練 | 羽生善治

今日はサリクスのtutti練でした。

より細かく、1小節を50回くらい繰り返し練習しました。

取り繕うような練習はかえってまわり道だよ

小林道夫先生に言われた言葉です。

もう取り繕うような演奏したくない。

本番でさえそういう演奏を聴くことが多いです。

それらしいもの

を目指してるうちは

それ

には決してなりません。本当に無駄骨だと思います。

もう嫌なんです。本番に向けてそこそこの演奏目指すの。

例え本番に間に合わなくても本当にやりたい演奏に向かっていたい。

こういう演奏がしたいんです、まだできてませんけど!っていう演奏の方が、取り繕ってそれらしく仕上げた隙のない演奏よりいいと思うんです。

多分聴き手も、それらしい演奏なんか聴きたくないと思うんです。

じゃあそんな演奏して誰が得するのか。同業者に評価されたいのか?


ちょっと愚痴っぽくなっちゃったので、胸のすくような話をします。

今日どこにもそんな暇ないのにうっかりこの動画を見てしまいました。

もう最高、ひふみんの取り乱しようと米長邦雄のリアクションとアテレコがもう面白すぎる。

一位はひふみんの解説でもはや何言ってるかかんないし、あれ?あれれ?あれあれ?これ頓死?これ頓死かもしれませんよ?

ってほんと笑うわ。

もうこういうのは見だしたら止まりませんね。

いつまでも見ちゃう。中毒性高し。そうとう心を鬼にしてやめないと笑

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