フォンス・フローリス発表会終演

昨日一昨日と2日がかりで行われたフォンスフローリス発表会が終演しました。

参加者の皆様お疲れ様でした。

ご来場下さいました皆様誠にありがとうございました。

初日は8グループ総勢約80名、2日目の古楽院は6講座(多分)総勢50名(多分)ほどの参加+カペラというとんでもなく盛り上がった2日間でありました。

2日制は今年からの採用だったのですが、これが1日に詰め込まれていたかと思うと、奥歯ガタガタしました。

ゲネプロ4時間本番4時間とかになったら流石の花井先生も死んじゃいますよね笑。


1日目のリハーサル↑

1日目打ち上げ↑ 

2日目リハーサル↑

 

そしてこちら↑は恒例になりつつあるなんか持つやつ!

フォンス・フローリスのSNSの中の人が制作してくれています。

最近フォンスはSNSめちゃめちゃ気合入ってます。

これねえ。本当に大変なんですよ。いやね。ほんっとうに大変なんですよ。

まめにSNS更新するというのは本当に。

生半可な覚悟じゃできない。本当に尊敬します。

それだけに反応がないとマジで心折れます。絶望と孤独によって殺されかけます。なのでぜひTwitterとか絡んでくださいね笑

ほんとにちょっとしたことで励みになるので。あ、まだやれる、生きていけるって思えるので。


2日制の発表会、初日私はヴォーカル・アンサンブル アラミレとコクリコ(+ロザリア)に出演しました。

アラミレは今回はいろんな事情でメンバーが2人も欠けてしまい、10人での演奏になってしまいました。

しかも今回演奏したのがオケゲムの5声のモテットだったので、各パート2人ずつ。これはカペラと同じです。なかなか大変でしたが直前のリハーサルの甲斐もありなかなかいい演奏ができたと思います。

コクリコは茨城の団体で、本番までに東京で1回、水戸で1回練習をご一緒させていただきました。

交通費の捻出等ご苦労も多かったことと思いますが、素晴らしいモチベーションと向上心で、最初の練習から、それまでの熱意ある練習の蓄積を感じさせていただき、身が引き締まりました。

本番も素晴らしい集中力で臨まれて、繊細な演奏ができたのではないかと思います。

本番後にコクリコ(+ロザリア)のみなさんと。


2日目の方は古楽院の発表会で、ルネサンス音楽入門の15名ほどの受講生の皆様とラリューのAbsalon fili miを歌いました。

入門にしてはなかなか難しい選曲でしたが、皆さん立派に歌い遂げられました。

1年でこれだけできるんだということをお聴かせできたのではないかと思います。

そう。計量記譜もクワイヤブックも恐るるに足らず!

これはいつも声を大にして言っているのですが、ほんと習うより慣れろですよ。

いつの間にかそれが普通になってます。

そのうちモダン譜で歌うのが難しくなってきますから笑

来年度も私は入門の講座と、それに加えてルネサンス1の講座にも数回お邪魔することになりました。

また新しい皆さまと一緒にルネサンス音楽を学んでいければいいなと思っています。

ほんとにどなたでも計量譜読めるようになる(はず)ですので、どうか気負わずにチャレンジしてください。

講座案内


さて、ラリューイヤーの締めくくりとして来月も発表会があります。

花井先生のもとルネサンス以前の音楽を学ぶ、計歌会とFF古楽道場が合同で行う発表会です。

音楽大学卒業間もない(?)若手と、もはや古楽界で不動の地位を築かれている器楽の方が一緒に歌います!

りり子先生の歌が聴けるというのもものすごくレアだと思うので、ぜひ皆様お越しください。前回の発表会も大変好評でした。

こちらは入場料1000円となっています。

これはもうフルートアンサンブルだけでももとが取れるお安さです!

こちらからチケットをご予約できます。


そして、Salicus Kammerchorの5月の演奏会のチラシができました!!

サリクスのチラシは期せずして、第1回は宇宙(宇宙から音楽が滴り落ちるイメージ)、第2回は陸(花)、第3回は空(蝶)、第4回は海(アンモナイト)がモチーフとなっておりまして、第5回はズバリ「人」です。

特に狙ったわけではないのですが、5回で完結するシリーズがなんとなくストーリーを持ったチラシデザインになって満足しております笑

こちらチケット絶賛発売中でございますので、皆様有無を言わず以下のリンクからポチってください笑

(2018−19年シーズン定期会員の皆様には招待券が郵送されますのでご購入にならないようお気をつけください)

5/8豊洲公演→https://tiget.net/events/45769
5/13武蔵野公演→https://tiget.net/events/45770

ラ・リューイヤーの締めくくり

ラ・リューイヤーの締めくくり

暑かったり寒かったり相変わらずわけわからん天気ですね。

私は今日まで何らかの形で花井先生と6日連続会っていてなんだかこそばゆいです笑

1日はcoclicoという茨城の花井先生指導のアンサンブルのリハーサルで水戸まで行ってきました。

この日は午後まで新宿で小林道夫先生のアカデミーでスタッフをしていたので結構な大移動でした。

コクリコは発表会2月10日の方でラ・リューのモテットを歌います。

2日は午前中アカデミー2日目のスタッフをしたあと古楽院でした。私は今年ルネサンス音楽入門の講座を担当しています。この講座は発表会2月11日の方でモテットを歌います。

3日はバッハカンタータアンサンブルのリハーサルで本八幡へ。船堀に引っ越したので本八幡まで各停でも10分で着きます笑。近い!バッハは今5月12日の演奏会(花井先生指揮)に向けてリハーサルをしています。秋にはまた私が指揮させてもらえることになりましたのでこれもまた楽しみです。

4日は計量記譜講座と計道会のレッスン。計量記譜講座は来期は火曜の午前になります。なかなか一般の方には難しい時間帯ですが、計量記譜の読み方をじっくり腰を落として学べる機会ですのでおすすめです。

計道会というのは、計歌会とFF古楽道場の合同チームで、3月10日に発表会をします。フルートやチェンバロ等の実力者が、なんと歌います!なかなか聴くことのできないその歌声!

https://www.facebook.com/events/332045097415502/

そして5日6日はカペラのリハーサル、今回は夏山美加恵さんと初めてご一緒します。昨日二人で祐天寺のキーマカレーをいただきましたが、広島の話、オランダの話、発声と音楽の話と沢山お話させていただけて嬉しかったです。

ということで1-6日まで2月に入ってから6日連続花井先生と一緒でした笑


さて、直近のフォンス・フローリス発表会についてです。

今回多くのグループが、昨年没後500年のメモリアルイヤーであった、ピエール・ド・ラリューを演奏します。

ラリューイヤーの締めくくりですね。ほんとに面白かった。

ということでツイッターで下記のようなアンケートをやってみたのですが、今の所圧倒的に3番目の選択肢を選ばれた方が多いです笑


何言ってんのかわかんない方はコチラをクリーック!

さて発表会についてですが、昨年までは古楽院もアンサンブルグループも1日で全部やっていました。演奏時間がマタイ超えの様相を呈してきましたため今年は2日にわけての発表会となります。


1日目はアンサンブルグループの発表会。

東京、大阪、長野、名古屋、茨城から花井先生指導のグループが集まりまるで古楽甲子園!

2020年は古楽オリンピック(謎)の年ですが、今年は古楽甲子園もあるんですねええ(しみじみ)

総勢80人くらいになるそうです。

第1部は4グループで手分けしてミサを全部。第2部はモテットのアラカルトです。

私は第2部に出場、アラミレでオケゲムを歌い、コクリコにも代打で出場させていただきます。

コクリコは(白)ラリューのモテットを歌います。


2日目は古楽院の発表会。こちらはなんと4部構成!

第1部はモテットアラカルト、第2部は晩課、第3部はミサ(前半)、そして最後にヴォーカル・アンサンブル カペラによる特別演奏としてミサの後半です。

私は第1部のルネサンス音楽入門の講座の皆さんと(黒)ラリューのモテットを歌い、最後のヴォーカル・アンサンブル カペラのセクションでは(白)ラリューのミサ「アヴェ・マリア」の後半と、(黒)ラリューのSalve Regina Iを演奏します。

この黒サルヴェが本当にすごい曲で、ほんと黒中の黒、真っ黒ラリューです。

これなんですけど、これつまり4声の曲なんですが、4声全てのパートがこの同じ楽譜を見ながら歌います。ようは4声のカノンです。

Discantusが最初にaの音で歌い始めたら4拍あとにAltusがdの音で歌い始めます、Tenorは16拍あとにDiscantusのオクターブ下のA音から、Bassusは20拍あとにAltusのオクターブ下のDから歌いなさいということなんですね。

それだけなら意外と大丈夫そうな気がしてくるんですが、実は話はそう単純ではありません。この時代の音楽では時々、書いてある音をそのまま歌うのではなく、前後関係や同時になっている音との関係を聞きながら適宜#や♭をつけて歌う「ムジカ・フィクタ」というものがるのですが、これが4声全てに起こるわけですね。だから同じ楽譜を見ているんですが、このフィクタがそれぞれのパートによって異なるためもう脳味噌沸騰膨張爆発です。で間違えないように書き込んでいくわけですが、みんなクワイヤブックで同じ楽譜を見ながら歌っているので、その書き込みが誰に対する書き込みなのか瞬時に判断できなくてクラーッシュ!ってことがもうしょっちゅう起こるんです。

これを本当に書き込み無しでその場の判断だけで歌っていたと思われる当時の人々はほんとに凄い。

というのもこの曲を歌っていたと思われる人々というのは大半が作曲家兼歌手なんですよね。その中には昨年Ensemble Salicusで演奏したアレクサンダー・アグリコラなんかもいるわけですが、もう、「当然こうよね」みたいな感じで瞬時に判断していたんでしょうね。

こういうへんてこな曲もこうした作曲家同士の交流の中で面白がりながら作曲されていったのだろうと思うのですが、もう知的レベルの差がすさまじい。想像もできないレベルです。


というわけでラリュー盛りだくさんな2日間ですが、ラリュー以外の曲も演奏されます。グレゴリオ聖歌、オルガヌム、オケゲム、クレメンス・ノン・パパなど多種多様な音楽が演奏されますので、ぜひこの2日間は秋葉原で古楽漬けになってください。

そして来年は一緒に歌いましょう!


2月10日16:30開演「アンサンブルの部」

第1 部 聖アントニウスのミサMissa de Sancto Anthonio

グレゴリオ聖歌:聖アントニウスのミサ固有唱

Gregorian chant, Proprium missae de Sancto Anthonio

ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサ

Pierre de la Rue (ca. 1460-1518), Missa de Sancto Anthonio

ソシイ・デ・ムジカ Socii de musica

 1. 入祭唱「義人の口は」Introitus: Os justi

 2. キリエ Kyrie ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

 3. グロリア Gloria ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

 4. 集梼 Collecta

 5. 使徒書朗読 Epistola

アンサンブル・アウィーナ ensemble Awinan

 6. 昇階唱「主よ、あなたはこの人に」 Graduale: Domine praevenisti

 7. アレルヤ唱「義人はなつめやしのよう」 Alleluia: Justus ut palma

 8. 福音書朗読 Evangelium

 9. クレド Credo ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

カント・キアラ Canto chiara

 10. 序唱 Praefatio

 11.サンクトゥス Sanctus ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

スコラ・ポリフォニカ 名古屋 Schola Polyphonica Nagoya

 12. 主の祈り Pater noster

 13. アニュス・デイ Agnus Dei ピエール・ド・ラ・リュー 聖アントニウスのミサより

 14. 拝領唱「忠実なしもべ」Communio: Fidelis servus

 15. 拝領後の祈り Postcommunio

ソシイ・デ・ムジカ アウィーナ カント・キアラ スコラ・ポリフォニカ 名古屋(合同)

 16. 閉祭唱 Ite missa

 17. ラ・リュー「めでたし 天の元后」Pierre de la Rue, “Ave regina caelorum”


第2 部 モテットの諸相

1. 中世女声アンサンブル ド・リーフデ De liefde

ヒルデガルト・フォン・ビンゲン

「めでたし気高く栄光ある」「めでたしマリア」

ペロティヌス(「モンペリエ写本」より)

オルガヌム:アレルヤモテトゥス:人は話す/パリでは/新鮮なイチゴ!

2. ヴォーカル・アンサンブル アラミレ vocal ensemble Alamire

ジャン・ド・オケゲム「けがれなき神の御母」

3. ヴォーカル・アンサンブル・コクリコ

ピエール・ド・ラ・リュー「思いいたせ、イスラエルよ」

4. スコラ・ポリフォニカ 名古屋 Schola Polyphonica Nagoya

ピエール・ド・ラ・リュー「アブサロム、わたしの息子」

5. 東京古楽倶楽部

クレメンス・ノン・パパ

「わたしはシャロンのばら、野のゆり」

フランシスコ・ゲレーロ

「あなたの後をついて行かせてください」

「恋人よ、立って出ておいで」


2月11日13:30開演「古楽院の部」

第1部

1. 中世の音楽 アルス・アンティクァの音楽を歌う

モンペリエ写本より 「ああマリア、ダビデの血筋のおとめ/ああマリア、海の星/まことに」(3 声ダブルモテット)

ラス・ウエルガス写本より 「マリア、おとめの中のおとめ」(2 声プローザ)

フィレンツェ写本より 「清けき星」(3 声コンドゥクトゥス)

2. ルネサンス音楽入門

ピエール・ド・ラ・リュー 「アブサロム、わたしの息子よ」


第2 部 聖母お告げの祝日の晩課 Vesprae in Annuntiatione Beatae Mariae Virginis

グレゴリオ聖歌演奏法

ルネサンス音楽1

1. 「神よ、わたしを助けに」”Deus in adjutorium”

2. アンティフォナ「天使ガブリエルが遣わされた」/詩編110 編「主は言われた」

Antiphona: Missus est Gabriel Angelus/Psalmus 109: Dixit Dominus

3 アンティフォナ「めでたし マリア」/詩編113 編「主の僕らよ、賛美せよ」

Antiphona: Ave Maria/Psalmus 112: Laudate pueri

4. アンティフォナ「恐れることはない、マリア」/詩編122 編「わたしは喜んだ」

Antiphona: Ne timeas, Maria/Psalmus 121: Laetatus sum

5. アンティフォナ「主は彼にダビデの王座を」/詩編127 編「主が家を建てるのでなければ」

Antiphona: Dabit ei Dominus sedem David/Psalmus 126: Nisi Dominus

6. アンティフォナ「見よ、主のはしため」/詩編147 編「エルサレムよ、主をほめたたえよ」

Antiphona: Ecce ancilla Domini/Psalmus 147: Lauda Jerusalem

7. 小課 Capitulum

8. 賛歌「めでたし 海の星」よりHymnus: Ave maris stella

9 マニフィカトのアンティフォナ「天使ガブリエルは」/マニフィカト

Ad magnificat antiphona: Gabriel Angelus/Magnificat

ピエール・ド・ラ・リュー 第7 旋法のマニフィカト

Pierre de la Rue, Magnificat septimi toni

10. 祈祷、終了唱 Oratio/Benedicamus

11. 「サルヴェ・レジーナ(めでたし 元后)」”Salve Regina”


第3 部 聖母お告げの祝日のミサ

グレゴリオ聖歌入門

ルネサンス音楽2

Missa de Annuntiatione Beatae Mariae Virginis

グレゴリオ聖歌 聖母のお告げの祝日ミサ固有唱

Gregorian chant, Proprium missae de Annuntiatione

ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》

Pierre de la Rue, Missa Ave Maria

1. 入祭唱「あなたの御顔を」Introitus: Vultum tuum

2. キリエ ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりKyrie

3. グロリア ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりGloria

4. 昇階唱「恵みが注がれ」Graduale: Diffusa est gratia

5. アレルヤ唱「めでたし、マリア」Alleluia: Ave Maria


**ヴォーカル・アンサンブル カペラによる特別演奏**

(「聖母のお告げの祝日ミサ」の続き)

6. 奉納唱「めでたし、マリア」Offertorium: Ave Maria

7. 叙唱 Praefatio

8. サンクトゥス ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりSanctus

9. 主の祈り Pater noster

10. アニュス・デイ ~ピエール・ド・ラ・リュー ミサ《アヴェ・マリア》よりAgnus dei

11. 拝領唱「見よ、おとめが身ごもって」Communio: Ecce virgo consipiet

12. 拝領後の祈り Postcommunio

13. 閉祭唱 Ite missa

14. ピエール・ド・ラ・リュー「サルヴェ・レジーナ(めでたし 元后)」1 番 “Salve Regina” I

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

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餃子の思い出

餃子の思い出

先週土曜日、宇都宮に友人の結婚式、披露宴に出席させていただきました。

いつものパターンだと披露宴で演奏があるので、酒は飲めないしご馳走は味しないし、という事になってしまうのですが、今回演奏は式の方だったので、思う存分お酒とおご馳走を堪能させていただけました。

しかも前日入りして会場でリハまでさせてもらえて、もう至れり尽くせり。

しかもそのホテルはカンタータクラブの後輩のお父さんがかつて総支配人をしていたというホテル。縁が凄いですねえ。立派なホテルでした。


こちらの動画は前日リハのときの模様です。新郎が撮ってくれました。

Ola GjeiloのUbi caritas、めちゃめちゃ響くチャペルで大変驚きました。

指輪交換ではPalestrinaのSicut cervusを演奏しました。

暗すぎてあさけんぬがiPhoneで照らしてくれています笑

こちら撮影はみきにゃん。

そしてこれは式のゲストの入場の時にやろうと思っていたけどあまりに場違いっぽかったからやめたグレゴリオ聖歌風赤鼻のトナカイ。

あさけんぬがめっちゃ笑ってます。


この日は餃子屋をみんなでハシゴしましたが、ほんとビビるくらい餃子安いですね。一皿230円て・・・。会計が一人800円とかでした笑。

宇都宮いいなあ。

そして前日にもかかわらずホテルで部屋飲みして、上に泊まってた新郎新婦呼び出してハグ大会してもうメチャメチャ。

楽しかった。青春しました。


翌日の結婚式と披露宴はほんと胸キュン胸アツで、もうほんと二人とも生まれてきてくれてほんとによかったなあって思いました。

あーいい写真。

みんなでLOVE、じゃなくてペス。


そして日曜には叔母の真樹子さんとコンサートの打ち合わせ。

叔母甥デュオコンサート的なやつをやります。多分再来年くらい。

前半は甥が詩編23編のグレゴリオ聖歌を歌い、それを万葉言葉に翻訳して新作した声明を叔母が歌います。

後半は声明、叔母が如来唄を歌い、それをラテン語訳して新作したグレゴリオ聖歌を甥が歌います。

その他ヘブライ語、ドイツ語、フランス語などいろんな言語で、いろんな様式による聖歌を演奏予定です。

また(手間が)ヤバい企画になりそうです笑

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桜井真樹子 「声明入門」に参加してきました

先日、コエダイr合唱団コブシ研究会プレゼンツ、桜井真樹子の「声明入門」に参加してきました。

これまで、光岡英稔先生のBUGAKU講習会に2回、寺原太郎さんのインド古典声楽、と参加してきまして、これが怒涛のインプット月間の最後です。

インド古典声楽の時もそうでしたが、やはり2時間は短かった。

真樹子さんて私の叔母なんですが、ほんともうビックリするぐらい頭が良いんですね。記憶力もずば抜けてるし、回転も速い。

もう全然こちらの思考が追いつかないんです笑

それでも得てきたことをまたここに書きまとめようと思います。

自分のためのメモという性質が強いので、必ずしも読みやすくはないかもしれません。

あらかじめご了承くださいませ。


天台宗大原声明

密教である天台宗は、インドの土着の神々を仏教の中に取り入れ、仏教讃歌の中で、その神々を呼ぶ。

円仁が天台声明の始祖で、これを大原流と称する。

声明には中曲、呂曲、律曲という3つの旋法があって、それぞれインド、中国、日本の5音をとったが、明治以降にまとめられた現在の声明では、呂旋法、律旋法、そしてそれらを行き来する中旋法が使われる。


鐘の音は君なり

声明は鐘の音を模すると言われる。鐘の音のうなりは神様の笑い声であると言われ、大変尊重される。仏教楽器が大抵金属なのは、そういう由来がある。

また色(白・赤・黄・青・黒)のなかで中心は黄色であり、ここから、全ての中心となる音が、黄鐘(おうしょう・こうしょう)と名付けられた。

これは9寸の律管の音の高さであり、現代で言うところのD音に近似する。

中国では9尺のDが黄鐘であったが、なぜか日本では6尺のA(近似値)が黄鐘と定められた。

これが前回のインド音楽入門とつながる大変興味深い話でした。

真樹子さんによると、男系の強い中国では男性の音域に合わせてDに中心音が定められていたが、女系の強かった日本では女性の音域に合わせて5度上のAに中心音が定められたのではないか、とのことでした。

まさしくインド古典声楽でも、男性はD周辺、女性はA周辺にサレガマパダニサのサの音が定められます。

ポップスのメソッドでも男性と女性の音域はおよそ5度ほど違うと言われますので、これも一致します。

教会旋法では、第一旋法の終止音をレと定め、支配音をラとしているということもこうした生理的な部分からくるものも大きいのかもしれません。

現代では中心音は長調の場合はド、短調の場合はラですよね。

合唱では、なぜかハ長調はハモりにくいなどと言ったりするのですが、原因の一端がここにあるのかも、と思いました。

男声合唱はD-Durがハモりやすくて、女声合唱はA-Durがハモりやすいとかあるのかな。

心当たりのある方、教えてくださーい。


声明の記譜法「博士」

声明の記譜法は博士と呼ばれるが、時代によって変遷している。

9世紀ごろの博士→「古博士」

平安末期より→「五音博士」

現代→「目安博士」

ここのところあまり詳しくは説明がなかったのですが、古博士というのが古ネウマみたいなもんかと思いながら聞いてました。

ただ古博士は「ふるはかせ」と読むので「こねうま」とは読み方が違いますね。

そもそも古ネウマと日本語で言うようになったのには古博士が念頭にあったのかもしれません。

時代もほぼ一緒、9世紀ですし、共通点を感じました。

この古博士はそもそもは中国語のアクセントを表したものだったようですが、遣唐使の廃止などで中国文化が日本に入ってこなくなって、中国語のアクセントがわかんなくなっちゃった。それで徐々に「旋律」を書き表す記譜法に変わっていったようです。

つまり音の高さを示すようになっていった。

これも譜線無しネウマから譜線ありネウマへの移行と共通します。


呂曲の旋律型

ユリ

微妙に下に音を揺らす。揺らすといってもビブラートのように高速ではなく、3秒下がって3秒上がるくらいの超スローペース。

そのスピードで、体感16セントくらいの変化なので、知らずに聴くとただのロングトーンに聞こえます。

西洋音楽に慣れていると、本当に微妙な音というのは脳が勝手に補正して、同じ音としてカテゴライズしてしまう。

感覚が鈍化してるんだと思います。

インド古典声楽にも、ミーンドという装飾がまさにこのユリでした。

ユリ上げ

こいつあまさにクィリスマ!

2回ユリをやって3回目で上の音に上がる。

しかしやはりタイム感がグレゴリオ聖歌のそれとは50倍くらい違う。

つまりユリ上げは、50倍に拡大したクィリスマ、と言えるでしょうか。

アサ下り

上がった音の切れ側で「っ」みたいな感じで音を取って、すぐ下の音でまた歌い出す。なんとも文字では説明のしづらい旋律型。

これは類似の歌い方を思いつきませんでした。

ソリ

ユリを拡大したような音型。上がって下がって上がる。グレゴリオ聖歌でいうとトルクルスフレクススに近いけれど、音はずっと滑らかで、折り返しなく繋ぐような感じでした。

マクリ

上に回転するような感じで上がって、上がるときに抜いて、また降りてくる。やってることはトルクルスに近いが、それよりはインドのガマックという装飾法に近い感じ。

ここまでの音型は皆上がるときに下の音を押すようにして、上がったときに抜く。

この感覚は現代の邦楽には残っていないため、できない方が多いそうです。どうしても上の方が強くなってしまう。

これはまさにペスの感覚。下の方に緊張感があって、上の音でスっと抜ける。そしてこの抜けた音の方が大事という、現代の感覚からの逆転現象まで一緒。現代では音が高ければ強いということが多いため、なかなかこのスっと抜ける感覚を身につけるのが難しい。

イロ回し

ここで初めて上の方が強いという旋律型がくる。

イロというのがそれで、これはまさにまごうかたきトリストロファ!

少し勢いをつけて上から素早く引っかけるような感じです。

イロ回しは、イロの前後にマクリとマワシがあるもの。

マワシは下がって(押す)上がる(抜く)って感じ。

というところで真樹子さんによるデモンストレーションを博士を見ながら聞いたのですが、マジでどこやってるかわからねえ。「今、どこやってんすか、あ、まだ「う」のとこですか」って感じでした。


律曲の旋律型

呂曲と律曲って、音階だけじゃなくて、性格が全然違うようで、そのあたりはインド音楽におけるラーガに少し近いかと思いました。

呂曲は鐘の音、律曲はもう少し歌寄りなのだそうです。

ヲル

アサ下りにちょっと似てる感じですが、アサ下りのように上がってって下がるんではなくて、同じ音を伸ばしてから下に降りる。で降りるときにアサ下りのときみたいに「っ」みたいな感じで1回切れる感じ。

律ユリ

これユリなん?って感じでした。ヲルのあとに、アサ下りを2回やってるようにしか聞こえない。

同じユリでも呂と律ではこんなに変わってしまうんですね。

律ソリ

ソリの途中でアサ下りのような音の切れを伴う感じ。上がっていく途中に装飾的な歌い方があるという意味ではサリクスに近いような気もする、という感じです。ただ、アサ下りの「っ」のような音の切り方をグレゴリオ聖歌で試したことがないので、ひょっとすると新たな可能性かもしれません。


というところで呂と律が交互に現れる、中曲の声明を聞きました。呂が鐘で律が歌ってのが、なんっとなくわかりました。

今回はこのあたりで時間切れだったのですが、果てしなさすぎて、わかんないことがいっぱいあるよーって感じでした。

いや、ちゃんとやろうと思ったらやっぱ稽古に通わねばならんのですよね。入門編でなんやわかった気になってはあかん。

しかし西洋音楽、インド古典声楽、そして声明と、興味深い共通点がいくつも見出せて、大変実り多い機会となりました。

それぞれかなり個性的で、インドは言葉を尊重しないどちらかというと純音楽に近い感じ、声明は鐘の音を模するというもう途方も無い価値観の違いを思い知ると同時に、同じ、人間の声を使った芸術ということで、確実につながっている部分があるなということを感じました。

今月と先月でインプットしたことを消化し、自分のものにしていきたいと思います。

また気づきがあったらここに書いていくので、すっごい暇だったらまたお付き合いくださいませ。

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Salicus Kammerchor

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第2回 Ensemble Salicus演奏会|終演

第2回 Ensemble Salicus演奏会|終演

先週末、Ensemble Salicusの演奏会が終演いたしました。

ご来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。

Ensemble Salicusのリハは毎回ほんとに楽しすぎてノーストレス。ゲラゲラ笑いながらリハできました。

やはり、どういうリハをするかということが本番の演奏を決めるので(それだけではありませんが)。今回はいいリハができたかなと思います。

あと個人的には今回演奏時間に余裕があったので、MCで落ち着いて喋れたのもよかったです。

いつも1分1秒を争うキチキチのスケジュールになってしまうことが多いので。

固有唱を含めたミサ形式を4人で歌うというのもはじめての経験だったので、大変スリリングで楽しかったです。

今回アグリコラを演奏出来て本当に良かった。

録音聴いて、面白い作曲家だとは思ってましたが、これほどまでに凄い作曲家だとは思いませんでした。よく変態作曲家の代表格として引き合いに出される、ジェズアルドなんかとは全然違う「変さ」でした。

アグリコラの音楽は誠実で、誠実であるがゆえに「変」。

中にはそういう人もいるんですね。

グレゴの特殊ネウマについても、今回声明のネウマにヒントを得て、歌い方を微調整しました。

ほんの少しですが、また少し近づけたかなあと思っています。

写真1(普通)写真2(完全に心霊写真)

写真3(Queen風)


そしてこの演奏会、なんと灰野敬二さんがいらっしゃっていて、人生最大レベルの衝撃を受けました。

まさか自分の演奏会に灰野敬二さん来るとは夢にも思っていませんでした。

ただ、あまりに畑違いの演奏会だったので、他のお客さんに気づかれることは少なかったようで(プラス皆様良識的な方々なので)混乱が起きなくて良かったです。

多分父か叔母から話を聞いてくださったのか、何なのかよくわかりませんが、灰野さんは、父と叔母とは面識があります。

父の作ったポリゴノーラという楽器を買ってくださって、使ってくださっています。

https://youtu.be/xyIEbcwz_n8

こちらの動画、ポリゴノーラの可能性を汲み尽くした超名演です。是非一度ご覧ください。

誰に褒められても嬉しいですが、灰野敬二さんのような畑違いの方に評価されるのが一番嬉しいので、どういう感想持ったか聞きたかったなあ、、。


土曜は家探し、日曜は光岡英稔先生の講習会に一日中出てたので更新が遅れてしまいました。

光岡先生の講習会については次の記事で書こうと思います。

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