桜井真樹子 「声明入門」に参加してきました

先日、コエダイr合唱団コブシ研究会プレゼンツ、桜井真樹子の「声明入門」に参加してきました。

これまで、光岡英稔先生のBUGAKU講習会に2回、寺原太郎さんのインド古典声楽、と参加してきまして、これが怒涛のインプット月間の最後です。

インド古典声楽の時もそうでしたが、やはり2時間は短かった。

真樹子さんて私の叔母なんですが、ほんともうビックリするぐらい頭が良いんですね。記憶力もずば抜けてるし、回転も速い。

もう全然こちらの思考が追いつかないんです笑

それでも得てきたことをまたここに書きまとめようと思います。

自分のためのメモという性質が強いので、必ずしも読みやすくはないかもしれません。

あらかじめご了承くださいませ。


天台宗大原声明

密教である天台宗は、インドの土着の神々を仏教の中に取り入れ、仏教讃歌の中で、その神々を呼ぶ。

円仁が天台声明の始祖で、これを大原流と称する。

声明には中曲、呂曲、律曲という3つの旋法があって、それぞれインド、中国、日本の5音をとったが、明治以降にまとめられた現在の声明では、呂旋法、律旋法、そしてそれらを行き来する中旋法が使われる。


鐘の音は君なり

声明は鐘の音を模すると言われる。鐘の音のうなりは神様の笑い声であると言われ、大変尊重される。仏教楽器が大抵金属なのは、そういう由来がある。

また色(白・赤・黄・青・黒)のなかで中心は黄色であり、ここから、全ての中心となる音が、黄鐘(おうしょう・こうしょう)と名付けられた。

これは9寸の律管の音の高さであり、現代で言うところのD音に近似する。

中国では9尺のDが黄鐘であったが、なぜか日本では6尺のA(近似値)が黄鐘と定められた。

これが前回のインド音楽入門とつながる大変興味深い話でした。

真樹子さんによると、男系の強い中国では男性の音域に合わせてDに中心音が定められていたが、女系の強かった日本では女性の音域に合わせて5度上のAに中心音が定められたのではないか、とのことでした。

まさしくインド古典声楽でも、男性はD周辺、女性はA周辺にサレガマパダニサのサの音が定められます。

ポップスのメソッドでも男性と女性の音域はおよそ5度ほど違うと言われますので、これも一致します。

教会旋法では、第一旋法の終止音をレと定め、支配音をラとしているということもこうした生理的な部分からくるものも大きいのかもしれません。

現代では中心音は長調の場合はド、短調の場合はラですよね。

合唱では、なぜかハ長調はハモりにくいなどと言ったりするのですが、原因の一端がここにあるのかも、と思いました。

男声合唱はD-Durがハモりやすくて、女声合唱はA-Durがハモりやすいとかあるのかな。

心当たりのある方、教えてくださーい。


声明の記譜法「博士」

声明の記譜法は博士と呼ばれるが、時代によって変遷している。

9世紀ごろの博士→「古博士」

平安末期より→「五音博士」

現代→「目安博士」

ここのところあまり詳しくは説明がなかったのですが、古博士というのが古ネウマみたいなもんかと思いながら聞いてました。

ただ古博士は「ふるはかせ」と読むので「こねうま」とは読み方が違いますね。

そもそも古ネウマと日本語で言うようになったのには古博士が念頭にあったのかもしれません。

時代もほぼ一緒、9世紀ですし、共通点を感じました。

この古博士はそもそもは中国語のアクセントを表したものだったようですが、遣唐使の廃止などで中国文化が日本に入ってこなくなって、中国語のアクセントがわかんなくなっちゃった。それで徐々に「旋律」を書き表す記譜法に変わっていったようです。

つまり音の高さを示すようになっていった。

これも譜線無しネウマから譜線ありネウマへの移行と共通します。


呂曲の旋律型

ユリ

微妙に下に音を揺らす。揺らすといってもビブラートのように高速ではなく、3秒下がって3秒上がるくらいの超スローペース。

そのスピードで、体感16セントくらいの変化なので、知らずに聴くとただのロングトーンに聞こえます。

西洋音楽に慣れていると、本当に微妙な音というのは脳が勝手に補正して、同じ音としてカテゴライズしてしまう。

感覚が鈍化してるんだと思います。

インド古典声楽にも、ミーンドという装飾がまさにこのユリでした。

ユリ上げ

こいつあまさにクィリスマ!

2回ユリをやって3回目で上の音に上がる。

しかしやはりタイム感がグレゴリオ聖歌のそれとは50倍くらい違う。

つまりユリ上げは、50倍に拡大したクィリスマ、と言えるでしょうか。

アサ下り

上がった音の切れ側で「っ」みたいな感じで音を取って、すぐ下の音でまた歌い出す。なんとも文字では説明のしづらい旋律型。

これは類似の歌い方を思いつきませんでした。

ソリ

ユリを拡大したような音型。上がって下がって上がる。グレゴリオ聖歌でいうとトルクルスフレクススに近いけれど、音はずっと滑らかで、折り返しなく繋ぐような感じでした。

マクリ

上に回転するような感じで上がって、上がるときに抜いて、また降りてくる。やってることはトルクルスに近いが、それよりはインドのガマックという装飾法に近い感じ。

ここまでの音型は皆上がるときに下の音を押すようにして、上がったときに抜く。

この感覚は現代の邦楽には残っていないため、できない方が多いそうです。どうしても上の方が強くなってしまう。

これはまさにペスの感覚。下の方に緊張感があって、上の音でスっと抜ける。そしてこの抜けた音の方が大事という、現代の感覚からの逆転現象まで一緒。現代では音が高ければ強いということが多いため、なかなかこのスっと抜ける感覚を身につけるのが難しい。

イロ回し

ここで初めて上の方が強いという旋律型がくる。

イロというのがそれで、これはまさにまごうかたきトリストロファ!

少し勢いをつけて上から素早く引っかけるような感じです。

イロ回しは、イロの前後にマクリとマワシがあるもの。

マワシは下がって(押す)上がる(抜く)って感じ。

というところで真樹子さんによるデモンストレーションを博士を見ながら聞いたのですが、マジでどこやってるかわからねえ。「今、どこやってんすか、あ、まだ「う」のとこですか」って感じでした。


律曲の旋律型

呂曲と律曲って、音階だけじゃなくて、性格が全然違うようで、そのあたりはインド音楽におけるラーガに少し近いかと思いました。

呂曲は鐘の音、律曲はもう少し歌寄りなのだそうです。

ヲル

アサ下りにちょっと似てる感じですが、アサ下りのように上がってって下がるんではなくて、同じ音を伸ばしてから下に降りる。で降りるときにアサ下りのときみたいに「っ」みたいな感じで1回切れる感じ。

律ユリ

これユリなん?って感じでした。ヲルのあとに、アサ下りを2回やってるようにしか聞こえない。

同じユリでも呂と律ではこんなに変わってしまうんですね。

律ソリ

ソリの途中でアサ下りのような音の切れを伴う感じ。上がっていく途中に装飾的な歌い方があるという意味ではサリクスに近いような気もする、という感じです。ただ、アサ下りの「っ」のような音の切り方をグレゴリオ聖歌で試したことがないので、ひょっとすると新たな可能性かもしれません。


というところで呂と律が交互に現れる、中曲の声明を聞きました。呂が鐘で律が歌ってのが、なんっとなくわかりました。

今回はこのあたりで時間切れだったのですが、果てしなさすぎて、わかんないことがいっぱいあるよーって感じでした。

いや、ちゃんとやろうと思ったらやっぱ稽古に通わねばならんのですよね。入門編でなんやわかった気になってはあかん。

しかし西洋音楽、インド古典声楽、そして声明と、興味深い共通点がいくつも見出せて、大変実り多い機会となりました。

それぞれかなり個性的で、インドは言葉を尊重しないどちらかというと純音楽に近い感じ、声明は鐘の音を模するというもう途方も無い価値観の違いを思い知ると同時に、同じ、人間の声を使った芸術ということで、確実につながっている部分があるなということを感じました。

今月と先月でインプットしたことを消化し、自分のものにしていきたいと思います。

また気づきがあったらここに書いていくので、すっごい暇だったらまたお付き合いくださいませ。

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〈インド古典声楽入門〉に参加してきました。

〈インド古典声楽入門〉に参加してきました。

先週の光岡英稔先生の武学講習会につづき、今週はバーンスリー奏者の寺原太郎さんの講座を受講してきました。

この講座は、先月私が講師を務めさせていただいた、コエダイr合唱団コブシ研究会の主催するワークショップシリーズです。

ちなみに来月はうちの叔母、桜井真樹子が講師を務める、「声明入門」で、こちらも私参加予定です。

ちょっと、よくよく考えたら私最近講習会通いまくり!

先週武学、今週インド音楽、来週とばして再来週武学(2回目)、再々来週声明。5週間のうちに4回講習会!

やば。スーパーインプット月間だわ。モチベーションどないなっとんねん。


ロングトーンによる瞑想

寺原太郎さんの講座は実は2年前にも受けているのですが、その時も大変感銘を受け、今回はことコブシにフューチャーした講習会ということで、あわよくばグレゴリオ聖歌の歌唱法のヒントになるかもと思い参加しました。

tanpura(開放弦5-6本で鳴らし続けるドローン楽器)がずーっと鳴ってる中で進められる講習会のスタイル。なんとi tanpuraというアプリだそうです。早速ダウンロードしました笑

今回の講習会は実際に受講生が歌ってみるという箇所が多く、大変実践的でありがたかったです。

朝イチにインド音楽の演奏者がやるという練習法、ひたすらに基音(sa)を出し続けるというのをまずやりました。

インド音楽では基準ピッチのようなものはなく、声域や楽器によって自由に変えていいそうです。

が、だいたい男性はD周辺、女性はA周辺がsaになることが多いそうで、今回はDを基音にしました。低い方からということで、なんとしょっぱなに発する音がLow D!朝だからギリ出るけど笑、いきなり凄い練習法とびだしました。

しかもなんとこれを1時間とか2時間やるそうで、もはや呼吸よりも自然に声が出る、という境地に至るそうです。

もうとにかくこういうゆったりとした時間の使い方って、私たちの体にとって本当に必要だと思います。

先週の武学の講習会でも、正座で体を観る、という観法を30分くらいやりましたが、途中でほんまに暇すぎて、現代に染まりまくった体には、拒絶反応が凄かったです。

でもそれをやってみて初めて、暇で暇でしょうがないという経験をすることができたし、本当に自分の体から目を離さないというのがどういうことかを学べました。

今朝早速1時間Low Dやってみました。30分正座に合掌で内観やりながら、30分は座禅のスタイルで。

いや、死ぬかと思いました。インド人すげえ。


インド古典声楽におけるコブシ

インドってデカい。なので一言でインド音楽といっても何を指すのかわからない。しかし古典音楽となると、ムガル帝国の影響があってそこまでの地域差はないそうです。

今回は北インド古典声楽ということで、古来のものと、ペルシャ系の文化が融合して発展してきたのだそうです。なんというか、インドって半島の端っこだし、いろんなものが流れ着くようになってるのかなあと思いました。

特徴としては、まずはなんといっても音の滑らかさに対するこだわり、ある音と、隣り合う音との間にある無限の音高、この「無限に一瞬で触る」というのが重要なコンセプトなのだそうです。

この滑らかな動き、にも3種類あって、初速が速くて後半減速しながら次の音に達するもの、初速はゆっくりで、加速して次の音に達するもの、それから初速速くて途中減速し、次の音に達する前にまた加速するものとを歌い分けるそうです。

しかもその途中に音の揺らぎを上につけたり、下につけたり、上下につけたり。こうした細かい動きがラーガによって規定されていて、それらを聞き分け、歌い分けできないとそのラーガは演奏できない。

そしてコブシにあたりそうなガマックとかムルキーをつけているときも、この滑らかな動きが失われないようにします。

ガマックは音と音の間を素早く行き来するのですが、隣り合うだけでなく跳躍音程でも普通にやるそうで、オクターブガマックがデフォルトの流派もあるそうです。

ムルキーは7個とかの音を一気にズラズラズラーっと歌うもので、それを知らないと、なんかしゃくったな、くらいにしかわかりません。あまりに瞬間的なので。しかしそう歌ってると言われて聞いてみると、不思議なことにそう聞こえてくるんですね。確かに音が7つ入ってる。

このムルキーもラーガによって入り方が決まっているそうで、その決まりの中で即興していくのだそうです。

https://youtu.be/76dGK1xcV2E

この動画の15分あたり、細かい音を鍵盤で後追いしてくれているのでわかりやすいです。


悠久のラーガ

このラーガの話で印象的だったのは、寺原さん自身が演奏に使うラーガは50種類くらい(メモってなかったので違ったらすみません)、聞き分けられるのは150種類くらい、ということでした。

旋律の微細な動きの差から、150種類聞き分けるってのも半端ないですが、それでもラーガって無数にあって(今ウィキで調べたら3万以上あるそうです)1人の人間が全てを習得できるということはないそうです。

全てを習得することをそもそも前提としていないというか、悠久の歴史の中でそれだけのものがあったということで、伝統の力強さを感じました。

それからこれも講座の後で個人的に聞いた話なのですが、大変印象的だったので書き留めておきます。

ラーガって一つ身につけるのにどれくらいかかるんですか?って私のしょうもない質問に対する答えとして話してくださった逸話です。

インドで国営放送が始まる時に、専属ミュージシャンのオーディションが行われた。気位の高いインドの音楽家は、なんもわからん役人に審査されることを嫌って誰も応募しようとしなかった。結局オーディションに来たのはいわゆる大御所とされる人ただ1人。一応決まりに従って口頭試問が始まった。「あなたはラーガをいくつ知っていますか?」という質問に、その大御所は「一つです」と答えた。「そんなわけがない。あなたほどの人が一つってことはないでしょう?!」、大御所曰く「知っていると言えるほどに身につけることができたのは一つだけです」

つまり一つのラーガを習得するには、(少なくとも)一生はかかる。

一つでも身につけてみたいなあと気軽に考えた自分が馬鹿でした笑


インド古典声楽における音律

グレゴリオ聖歌との共通点をいくつか感じることのできたインド古典声楽ですが、ここはかなり違うなと思ったのは、音程のとり方、音律についてでした。

グレゴリオ聖歌は基本的に音律はピタゴラス音律を用います。純正5度を使って積み上げた音律で、ドに対してファやソは純正になりますが、ミやシは純正長三度よりかなり高くなります。詳しくはコチラ

それに対しインド古典声楽では、純正調の考え方が基本的としては近いようです。純正調についてはコチラ

タンプーラが常にドローンとして鳴っているので、それに対して自然に音をとっていくと3度も純正にならざるを得ないという感じのようです。

ただいつもsa(ドレミで言うとドの音)を基準にした純正というわけではなく、ラーガによって同じ音でも高さを変えるということでした。

固定されているのはsa(ド), ga(ミ), ma(ファ), pa(ソ), dha(ラ)の5つ、動く可能性があるのはkomal re(レ♭), re(レ), komal ga(ミ♭), tivra ma(ファ#), komal dha(ラ♭), komal ni(シ♭), ni(シ)で、全部で(少なくとも)22個の音程があるのだそうです。

ちなみにここでレ♭という、移動ド固定ドのことをわかっている人からすると意味不明な書き方をしていますが、多分インド古典音楽的にはこの書き方が一番近いです。

これもかなり西洋音楽と違うなと思ったところのひとつで、インド古典音楽の階名は、西洋音楽の音名とも階名とも異なる考え方で、saの音高は適宜移動するのですが、saから階名は固定されていて、例えばkomal reの音もreの音も階名唱では同じreを用います。西洋音楽の階名の考え方だとミ-ファやシ-ドに読み替えるか、あるいはRaと言ったりしますよね。

階名唱に慣れている人にはかなり違和感がありますが、しかしシラブルが全然違うので、意外と慣れればできるものなのかなあとか考えていました。


講習会の後、コエダイr合唱団と、寺原夫妻と、イタリア料理のイベントに行き、たらふくうまいものを食い、コエダイの皆さんのテノーレスを聴くという、なんだかやたらと充実した1日でした。(広島のバルセロにいらっしゃった伊藤さんも料理を振舞われておりました)

https://youtu.be/HVyPQ34bhdM

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バッハカンタータアンサンブル第46回演奏会|終演

バッハカンタータアンサンブル第46回演奏会|終演

ブログの更新が遅くなってしまいました。

先週土曜日、バッハカンタータアンサンブルの演奏会が終演いたしました。

ご来場くださいました皆様、まことにありがとうございました。

オケも合唱も両方アマチュアで、2週間に1回の練習で、半年に1回、毎回3−4曲のカンタータを演奏するという物凄い条件下で、皆様全力を出し切られたのではないでしょうか。

私が指揮させていただいたのは昨年の秋に続き2回目でした。

昨年はマニフィカトをやったということもあってもうそれはそれは生え際が後退する思いでしたが、今年は少しは余裕をもって臨めたように思います。

管のエキストラにカンタータクラブの同級生と後輩をお願いできたということも大きかったです(精神的にも)。

来年1年は花井先生が振られるようですが、またいずれチャンスがありましたら、一層精進したいと思います。


さて、先月は2週連続ワークショップをやるという事がありましたが、今月はワークショップを2週連続受けてきます。

今週末は光岡英稔先生による『BUGAKU』講習会。光岡先生は韓氏意拳の先生で、以前から注目していたのですが、先日「退歩のススメ」という著作を読みまして、俄然韓氏意拳熱が高まりまして、ついに講習会を受けることにしました。

長年徳久ウィリアムさんを通じて韓氏意拳には注目していたので、ついに教えを請えるということでとても楽しみです。

そして再来週はコエダイr合唱団コブシ研究会プレゼンツ <インド古典声楽入門>に参加します。

このワークショップシリーズ、実は先月は講師だったのですが、今月はインド古典声楽ということで受講することにしました。

講師の寺原太郎さんは、2年ほど前だったでしょうか、同じく徳久さんの企画するワークショップで講師をされていて、これを受講し大変感銘を受けました。

西洋クラシック音楽はポリフォニー、つまり多声音楽として発展していきましたが、インド音楽はとことんまでモノフォニー、旋律に対する感受性を突き詰めた音楽なんだと思いました。

同じくモノフォニーであるグレゴリオ聖歌を歌う身として、その旋律に対する解像度を学び、自分の歌にも生かしていきたいです。

そして今回はコブシ研究会プレゼンツということで、装飾的な歌い方についても学べるかなと期待しています。あわよくば特殊ネウマの歌い方の参考になったらすごく嬉しいな。


サリクス関連で物販が2種類完成しました。

1.Ensemble SalicusライブCD

昨年10月に行ったEnsemble Salicusのレクチャーコンサートのライブ録音です。

全15曲中11曲がグレゴリオ聖歌です。

現代社会の音の洪水に疲れた方にはピッタリと思います。

2,200円+送料200円=2,400円でお求めいただけます。

2.サリクスロンT

グレゴリオ聖歌の歌唱法を示した記号、ネウマ。
その中でもフランスはランの修道院の写本に見られるネウマを「ラン系ネウマ」をデザインしたロンTを作りました。

世界のネウマーから一目置かれること間違いなし!

ネイビーとホワイトの2色展開です。

1枚3000円(送料200円)

いずれもウェブ販売お申込みはこちらから↓
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これらは11月30日のEnsemble Salicusの演奏会でも販売いたします。

ウェブ販売よりも送料200円分お得です。
会場で受付にお立ち寄りください。

演奏会詳細はこちら↓
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ヴォーカル・アンサンブル カペラ 「ビクトリアのレクィエム」|終演

昨日、ヴォーカル・アンサンブル カペラの公演が終演しました。

ビクトリアのレクイエムということで、沢山のお客様にお越しいただきました。

ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

今回はカペラとしてはおそらく最大編成の13人、そして西久保さんは意外にもカペラ初参戦ということで、なかなか壮大な演奏になったように思います。

個人的には、グレゴリオ聖歌の”Dies irae”の長大さ、構成の美しさにエモーショナルを感じておりました。

そしてもっとも感動的だと思ったのは、赦祷式における沈黙によるPater nosterで、研一郎が”Pater noster….”と唱えた後の静寂があんまりにも美しく、薄氷のように張りつめた無音の美に痺れました。

カペラの次回公演は、目黒区美術館でのミュージアムコンサートです。

定期公演は来年1月のビュノワのミサです。こちらも楽しみ!


さて、私は今週末来週末と、ワークショップが続きます。

今週末はSalicus Kammerchorの第6回ワークショップ。これについては前回の記事で触れましたのでよろしければコチラをご覧ください。

そして本日サリクスのメルマガでも紹介しました。こちらのほうが見やすいかもしれません・・。

https://shoutout.wix.com/so/98MPXi5C_


来週末のワークショップというのは、私の師である徳久ウィリアムさん(写真)が主催しているコエダイr合唱団のコブシ研究会がやっているシリーズで、今回私が担当するのは〈古楽入門〉です。

内容は以下の通り(イベントページの紹介文として書いた文章です)。

 コブシ研究会のワークショップにお招きいただきまして、古ネウマによるグレゴリオ聖歌のレクチャーを行うこととなりました。西洋音楽の源泉とも言うべきグレゴリオ聖歌は、10世紀前後には古ネウマと呼ばれる「歌いまわし」を記した記号によって記譜されていました。この中には「特殊ネウマ」と呼ばれる、何らかの特殊な歌い方を示していると思われるものがあります。この特殊ネウマの歌い方は、考えようによってはかなりコブシ的であると言えます。
 今回のワークショップではこの「特殊ネウマ」を中心に、グレゴリオ聖歌の歌心について学んでいければと考えています。

古楽「入門」でグレゴリオ聖歌の特殊ネウマというマニアックなものを取り上げますが、これはなかなかおもしろいテーマだと思います。

グレゴリオ聖歌というのは、西洋音楽を学ぶ上で、まとまった資料が残っている最も古い音楽です。

言うなれば「基本のキ」、入門という意味では、ある意味でこれ以上のものはありません。

そしてこのワークショップを企画しているのが「コブシ研究会」であるということが、「特殊ネウマ」をテーマに選んで理由です。

コブシというと、民族音楽の専売特許というイメージがあるように思いますが、西洋音楽もまた一つの民族音楽に過ぎないんですよね。

その中でも、グレゴリオ聖歌に現れる「特殊ネウマ」の歌いまわしは、いわゆるコブシのイメージに最も近いのではないでしょうか。

そんなわけで、入門でいきなり特殊ネウマかよってツッコミが各方面から聞こえてきそうですが、あながち故無いことではないのです。

というか「コエダイr合唱団コブシ研究会プレゼンツ <古楽入門>」というタイトルにこれほどピッタリなテーマは他にないと自負しております(自画自賛)。

というわけで、2週続けてのワークショップ、まだどちらも定員に空きがあるようです。

ぜひご参加くださいませ。


Salicus Kammerchor第6回ワークショップ

https://www.salicuskammerchor.com/events/salicus-kammerchor-zhu-cuiwakushoppu-di6hui

コエダイr合唱団コブシ研究会プレゼンツ <古楽入門>

https://www.facebook.com/events/519294475182424/

 

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第6回ワークショップ

受講生募集中!

残り9枠です!

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サリクス通信に加藤拓未、渡辺研一郎が登場!

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刺激的な日々|ノイズボイス・カラオケに参加してきました

刺激的な日々|ノイズボイス・カラオケに参加してきました

8月3日に柳生田さんのリサイタル助演、5日にデュファイ祭出演と本番が続いたあと、一昨日7日には徳久ウィリアムさん主催のノイズボイス・カラオケに参加してきました。


ノイズボイス・カラオケ

実に刺激的でした。徳久さんの主催されるイベントはいつも刺激的です。

これまで、アガリアム合唱団(現コエダイr合唱団)主催のワークショップに講師として参加した他、同合唱団のワークショップ、「インド古典声楽」と「ブルガリアン・ヴォイス」に参加させていただきました。

インド古典声楽では「笛は吹くのではなく磨く」や「音程の移動は円運動」「歌用の声などない」など、私の音楽実践の中でも常に引用させていただいていますし、ブルガリアン・ヴォイスで印象的だったのは、「言葉、フシ、コブシ、ときてその次が声」ということで、やはり民族音楽においても大事なことは一緒なのだなあと再確認しました。

そしてアガリアム合唱団には一度歌い手として参加させていただいたこともありまして、その時に書いた記事がこのブログのアクセス数一位です笑

魅惑のカルグラ地獄

うーむ今聞いてもこの時の録音凄い。

今回のイベント(ワークショップ)は、このアガリアム合唱団でも見事なカルグラを披露しているあいさんと徳久さんがフェイスブックのライブ動画で配信してて、あまりに楽しそうだったので参加することにしました。

これを見て楽しそうだと思うところからがスタートですよ!皆さん!笑


声楽の最先端としてのノイズボイス

そもそもノイズボイスってなんぞやって方も多いと思うので、少しだけ説明します。

現代音楽の分野でノイズミュージック(wiki)ってありますよね。それを声でやります。

都市の民族音楽を標榜する徳久さんの考えでは、民族音楽というのは環境から生まれる。それが歌われる必然性がある。私達にとっての環境、都市の環境から生まれ、歌われる必然性のある音楽とは何か。そういう流れから生まれて来たのがノイズボイスだと私は理解しています。

私は普段古楽という今から400−1000年位前に作られ、歌われた音楽を実践していますが、同時に現代に生きる自分が現代を生きる皆さんとともに現代においてそれを実践するとはどういうことかということを模索しています。

簡単に言うと、1000年前に作られた音楽も、1000年前には現代音楽だったのです。それをリアルに実践するためには、それを古いものとして扱うわけにはいかないのです。

「歌の生まれる必然」を実感するためには、歌の生まれる現場に立ち会うのが一番カンタンです。

そういうわけで私も現代音楽を演奏することがありますが、このノイズボイスというジャンルは、声楽の最も最先端とも言えるのではないでしょうか。

ノイズボイスのソロで徳久さんの素晴らしいパフォーマンスはこちら↓


即興について

さらにこのノイズボイス、見ての通り即興です。今回のワークショップでも伺いましたが、何かやろうとしているというよりは「降りてくる感じ」なのだそうです。

グレゴリオ聖歌の伝説として、教皇グレゴリウス一世が聖霊(鳩)の声を聞いてできたものであるというのがありますが、近いものがある、というかそれそのものなんではないかなと思います。

自分で作ったんじゃなくて、自分ではないナニかからもたらされるものだということですね。

私達クラシックの業界の人は99%誰かが書いた曲を演奏します。今より前に、誰かが作った曲を演奏するんですね。でもね、私この「誰かが作った」ってのも嘘だと思うんですよ。その誰かも、自分ではないナニかからもたらされた音楽を書き留めているに過ぎない。

それで私の考えでは、そのナニか、というのは曲を作る人ごとに違うのではなくて、全人類、全世代共通なんです。

誰の肩にもグレゴリウス一世の肩にとまった鳩と同じ鳩がいて、その声を聞くのか聞かないのか、またどう聞くのか、というのはその人次第。

つまり受け取り方ひとつ。作曲家、あるいは即興演奏家というフィルターを通すことで一見全く別のものに見えるけれど、その根源は同じ、音楽はひとつなんだと思うんです。

で、それ以外のものは音楽とは呼ばない。私はそういうように音楽を定義しています。

この言い方でいうと、世の中には、音楽のようでいて、音楽でないものが溢れているということになってしまいますが。

というわけでですね、よりダイレクトに作曲家の見た景色に近づくためにはですね、自分も曲を作るかあるいは即興するかだと思うんです。

それもこのノイズボイスの企画に興味を持った動機のひとつです。


アンサンブルについて

さらにもう一つ、このところ考えていたのはアンサンブルについてで、前回のブログで最後に書いた、「シャーマンは孤独だ」というのは実はアンサンブルは本当に音楽的にあれるのか、という話題の中で叔母から出た言葉なのです。

叔母(桜井真樹子)も作曲するし、即興もする人なのですが、二人以上で即興するときの難しさ、限界を感じていて、もはやアンサンブルやんなくていいのではという境地に達しているそうです。

私は普段ほぼいつも、常にアンサンブルをやっています。全く一人で何かするということは記憶の限り100%ありません。

アンサンブルで音楽ができないとなると、私の活動はゼロになってしまいます笑

ノイズボイスに関しても、一人でもできますが、複数人でも出来ます。

以下に徳久さんと、素晴らしいパフォーマーの風人さんの動画を貼っておきます。2’20あたりから二人のノイズボイスデュオとなります。

ノイズボイス・カラオケのいいところは、ずーっときっかけが鳴り続けているところです。

ある意味カラオケの音源とのアンサンブルなんですね。音を感じながらそれに影響されつつ表現出来るというところで、初心者にも即興がやりやすい。そしてアンサンブルについても考えるきっかけがもらえる。

そう思ったんです。


いざ実践!

ワークショップでは初めに、徳久さんから惜しげもなくノイズボイスのテクニックについて教えていただきました。

徳久さんの音のパレットを覗いているようで楽しかったです。

それまで全くどうやってるのかわからなかった音も、レクチャーを聞いたあとだと大体7割位はわかります(それでも全くわからない音もあります)。

あと今回凄く面白かったのは、ノイズボイスってマイク1本でやるんですけど、つまりほとんどエフェクトかけないということなんですが、このマイクの使い方一つでできることの幅がめちゃめちゃ拡がるんですね。

それはもう感動しました。マイク一本でこれだけのことができるのか!と思いました。

普段マイク使わない上に、使うとしても、ノイズが乗らないようとか、ハウらないように使うじゃないですか。それがむしろノイズボイスではノイズを乗せるように、ハウったらハウったでそれを利用するんですって。んーー今までに全く無かった発想だ・・・。

ひとまずどんな音が出るのか試してみました。

これは、、、面白い、、、。

特にインヘイル(吸い)の可能性が凄い。普段吸って音を出すことがないので、吸ったほうが非日常の音が出ますね。

吐くと逆に普通の声になっちゃいそうで難しい。

で、これは音ですね。

今度はカラオケ音源の助けを借りながら即興やってみました。

曲は一青窈の「もらい泣き」

恥ずかしいので最後のサビのところだけ切り取りました。

どうでしょうか。これ見て皆さん何を感じられるでしょうか。

(ほとんどの方は嫌悪感を持たれるだけなんだろうなあ、変な人、のレッテル張りで終わりなんだろうなあ、辛いなあ)

凄く怖いような気もしますが、というのは結構私の本性が現れているようで、ざわざわします。

他の参加者の方の声も聞いていて、凄く思ったのは、これ、もんの凄く個性がでます。その人がどんな人なのかわかります。

あー、この人こういうこと考えながら生きてるんだなってのが、ビシビシ感じられます。これもワークショップの効果ですね。一人でやっていたら気づけなかったことだと思います。

でも動画だとそうでもないかな・・これやっぱりアイフォンの限界で、音の自動調整が凄いですよね。声のないところでは音源が際立って、声の大きいところは音源が全然聞こえなくなってますが、生で聞くとそんなことは起こりません。

だから判断難しいかもな。

私がやるとどうしても人間味が出ちゃって、そういう意味ではノイズボイスの理想とはかけ離れているかもしれません。

あとこれもやってみないとわかりませんが、曲を無視しているようで、めちゃくちゃ影響されます。

「もらい泣き」だからこういう感じになったんだと思います。

そしてせっかくなので、徳久さんとデュオもやらせてもらいました。アンサンブルに対する疑問は結構解決したように思います。まだ文章にするところまで消化出来ていませんが、そのうちかければと思います。

一つ言えるのは、アンサンブルはソロより難しい。ということです。アタリマエーーーー!笑

「気」が分散して、音楽に近づくのがより難しくなる。けどできないわけじゃない。ただしそれを可能にするには多様で物凄く精度の高いテクニックが必要。という感じでしょうか。

他の参加者の方のデュオも聞かせていただいて、やっぱりアンサンブル面白いなあと思いました。

影響を与えあって、一人ではできない表現が勝手に出てくる、そう見えました。

そんなわけで、合唱もやりたかったのですが、普通のカラオケでマイクを3本以上つなぐのは難しそうなので諦めました。

マイク無しで最後We are the worldをみんなで歌いましたが、やはりマイクがないと出来ることが3分の1くらいになりますね。

大勢でやるにはスタジオ行くしかないか。


最後に、皆さん心配されてるかと思いますが、適切な指導者がいれば、喉の健康は保たれます。

逆に言うと、指導者がいないところでこれをやるのはかなり危険です。

指導者がいても、ノーダメージというわけにはいきません。やっぱりちょっとは炎症起きます。

ただし喉の炎症よりも肉体疲労の方がえげつないです。

翌日睡眠時間を確保できるかどうか確かめてからやるべきだと思います。

特に、私の場合肋間筋が結構ヤラれました。鼻をすすったときに痛いので、息を吸う時の筋肉(外肋間筋)の方だと思います。

負荷かけながら全力で息吸うってことやらないですからね。普段。

逆にこういった普段使わない筋肉を使うことで、普段の歌がどう変わっていくのか、いかないのか、興味津々です。

今回このワークショップに参加して、普段の生活では得ることの出来ない非日常、心、頭、体に多大なる刺激を受けることが出来ました。

講師の徳久さんに改めて感謝したいと思います。

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回はEnsemble Salicusの演奏会です!

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CD・DVD発売中!

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

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サリクス通信に加藤拓未、渡辺研一郎が登場!

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