カペラ定期公演|終演

カペラ定期公演|終演

昨日、ヴォーカル・アンサンブルカペラの定期公演が終演いたしました。

ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

お客さんのいる演奏会は、3月以来だったので、7ヶ月ぶりだったんですね。

あんまりそういうこと意識することもないくらい手一杯だったんですけど、そういえばそうだったんですよね。

感慨に浸る余裕すらなかった。

演奏は良かったと思うし、自分のパフォーマンスもまあ悪くはなかったと思うのですが、やりたいことは1%位しかできなかったです。

ゼロじゃなくてよかったねってことでもないんですけど、このパーセンテージはこの先変わることがあるんでしょうか。

今ふとBUMP OF CHICKENの天体観測の一節が思い浮かんだんですけど、

「背が伸びるにつれて伝えたいことも増えてった」

ってそういうことかあ。

やれることが多くなるってこととやりたいことが増えるってことの伸び率ってきっと後者のほうが大きいんでしょうね。

https://twitter.com/cappellajp/status/1321803671261249541

今回コロナ対策で、終演後に皆様とご挨拶することがかないませんでした。

よろしければSNS等で感想等いただけると嬉しいです。


サリクスのカンタータ公演が近づいています。

13日の公演の方は完売間近なのですが、10日の方はまだまだ余裕あります。

(そういえばこの日は他のイベントがかぶってたんだ・・・汗)

よく考えたら4週間分のカンタータを一晩でやってしまうというのはなかなかのことだなあと思い始めています。

一つのカンタータを、レクチャーを挟んで2回演奏するということをやっている団体があるそうですが、素晴らしいやり方だなと思います。

僕ら、ついもったいなくて、つまりカンタータの公演をやろうと思うと結構な数の人間が関わらなくてはならなくて、それで1曲だけやるというのはもったいない感じがしちゃうんですよねえ貧乏性だから。

湯水のようにお金があったら、毎日でもみんなとリハーサルして、毎週でもコンサートしたいよ。


カンタータについてサリクスのホームページでブログ記事を書いています。

カンタータってオペラとかと違って明確な筋があるわけじゃないから、どうもわかりにくいって思われることも多いと思うんです。

でもカンタータってかなり明確な目的をもって書かれてるんですよね。

でそのコンセプトを知ることができればJ. S. バッハがあれだけ量産したにもかかわらず、驚くべき繊細さと緻密さで曲を仕上げているかということが見えてくるんです。

カンタータが倍面白くなりますよ。

この記事はその導入というか、ひっかかりに過ぎないですが、ちょっと見てみてください。

第51回 教会カンタータに綴られた物語1https://t.co/P1IugJ2bFN?amp=1

第52回 教会カンタータに綴られた物語2 https://is.gd/cZiQFx


Salicus Kammerchor演奏会
J. S. バッハの教会カンタータ vol.1

11月10日(火)19:15開演(18:30開場)
武蔵野市民文化会館小ホール
https://tiget.net/events/104835

11月13日(金)19:15開演(18:30開場)
日本福音ルーテル東京教会
https://tiget.net/events/102915(完売間近!)
配信:https://twitcasting.tv/salicus_kc/shopcart/28574

合唱団エレウシスでの取り組み

合唱団エレウシスでの取り組み

みなさんこんにちは。

何かイベントがあるたびにこちらに書いてきましたが、イベントがないので更新が滞っております笑

しかし書くことがないわけではなく、お知らせしたいことはたくさんあります。

先程サリクスの方のブログを更新しまして、コロナウィルス感染拡大を受けてサリクスが取り組んでいることについて書きました。

https://is.gd/O2rGBk

こちらのブログでは、合唱団エレウシスで取り組んでいることについて書こうと思います。

ちなみにこういう状況ですが、団員は絶賛募集中ですので、記事を読んでみて面白そうと思ったら、どうぞ一緒に楽しみましょう。

ソプラノ:4人、テノール:3人、バス:3人を募集しております。


対面リハーサルの中断

来れる人だけでもと思って続けておりましたが、対面のリハーサルは3月25日を最後に中断しております。

リスクを減らせるかと思い、透明のマスクを買ってみましたが、これを使って練習をするのももう少し先になりそうです。(マネキン怖い)


コンセプト、練習方法の共有

合唱団エレウシスではサークルスクエアというウェブサービスで出欠管理や練習報告などを行っていましたが、その中にあるブログ機能を利用して、メンバー向けに団体のコンセプトと練習方法についての記事を書くことにしました。

これはこれから新しいメンバーを迎えた時にも役立ちますし、合唱という、団体の成長を個々人の努力に依存した形態の活動にとっては、自主練のメニューを共有するということは意義があると思います。

これまで週に1本のペースで記事を書き、「発声(動法)」、「発声(観法)」、「グレゴリオ聖歌・古ネウマについて」の3本を今アップしています。

今後ポリフォニーについて、J. S. バッハの声楽作品について、ドイツ語の発音について、フレンチラテンの発音について、音律について、旋法について、など書いていこうと思っています。

私の書いた文章ってほとんど垂れ流しで、有料になってるものはないし、クローズドになっているのもサリクスのメルマガ記事くらいなので、このエレウシスで書いてる記事はそういう意味ではレアです。

多分全部書き終えたら私のやることなくなっちゃうんじゃないかなって思うくらい笑

これ見れば自分で練習できるし、なんならだれでもボイストレーナーや合唱指揮者になれちゃうかも笑


Zoomでの遠隔練習

4月3日に、海外での遠隔練習の記事を合唱仲間の方が紹介されているのを見て、取り入れてみました。

以前から1対1のレッスンが遠隔で可能であるということはわかっていたのですが、1対多という形態でどういうことができるのかわからなかったので手探りでしたが、8日にテストし、これまで4回練習を行って、大体できることがわかってきました。アラミレでもこれまで2回ほどやってみました。

これは、やらないよりマシというものではなく、ある面では対面よりもメリットがあります。

まず、結局さあみなさんで歌いましょうというときには進行役以外をミュートにするので、常に自分の声と進行役の声とのアンサンブルになります。OVPPの2重唱といった感じです。

ですから進行役の力量が相当問われます(私も鍛えられます)。

合唱団員同士の声も聞こえないので、必然的に自分の声に集中することになります。おそらくこれだけ集中して自分の声に向き合ったことのなかった方も多かったのではないかと思います。

先程も書きましたが、合唱団は団員個々人の力量が伸びない限り成長しませんから、個々人が自分の声に向き合うということは非常に意義深いです。

1対多で歌っているときは進行役には何も聞こえないので、フィードバックができません。ですから時折それを確認するために、どなたかお一人で歌ってください。ということをやります。

私対面では基本これやらないんですけど、一人で歌ってもらうという免罪符を得た気分です笑

つまり1対1のレッスンを他のメンバーが聴講しているという形になります。

他のメンバーとして、ああ、この人こういう声でこういう音程感でこういう発音で歌ってんだなってことがわかりますし(歌を聴けばその人がどんな人かは大体わかります、相互理解!)、それをこちらが指導していくわけですが、どういう状態の時にどういう指導がなされるかということを客観的に学ぶというのはなかなか意義深いです。

ああ、そういうところを聞いているのか、今のはこうなってたのか、というのがわかりますし、それを続けることで、自分の歌もそのように聴くことができるようになると思います。


soundtrapを利用した練習

さて、ここまでは単旋律の練習です。進行役とメンバー一人ひとりがつながっている状態では、進行役とユニゾンか進行役と2重唱かどちらかしかできません。

3声以上の曲をどうしよう。

最初は私が多重録音して、1パート抜いたカラオケ音源を作ってアップしたりしていました。

しかしそれだと4声の曲1曲アップするのにファイルが4つもいるので煩雑だし、結局進捗具合を私が確認できないので、フィードバックができません。

そこで思いついたのが、メンバーにも多重録音をしてもらうということで、それを行えるサービスsoundtrapに行き着きました。

このサービスはウェブ上で1つのプロジェクトを共有することができ、自分の声を録音して保存しておくことができます。

ほんとにこのサービスがなかったら私の仕事量は5倍位になっていたでしょう。感謝感激課金しなきゃ。

まず私が多重録音で全パートを歌って、その音源をsoundtrapにアップします。

譜読み段階では、自分のパートだけを再生して練習することもできますし、慣れてきたら自分以外のパートを流しながら、カラオケ的に練習することができます。つまり4世の曲の場合、3人の私と1人の団員のOVPPアンサンブル練習という感じです。

それで大体歌えるようになったなあというところで自分の歌を録音してもらいます。

全員分が集まれば、合唱団エレウシスとしての仮想アンサンブル作品を堪能することができます。

それで週1回のzoom練習の時に、それを再生しながら、私が指導して、また改めて録音して、ということを繰り返します。

ここまでがたった1個のリンクでできるんです。

なんて素晴らしいんでしょう。開発者に拍手を!

ということで私の多重録音が今の所7曲あがっています。

これ遊び放題。楽しそうでしょ。

●Josquin? “Diligam te Domine” (1声→2声)

●Anon. “Deus meus Eripe me” (1声→2声)

●Anon. “Te Deum Pater in genitum” (1声→3声)

●Verdelot? “Da pacem Domine” (1声→4声)

●BWV227-1

●BWV227-4

●BWV227-8

バッハ以外はフランドルポリフォニーのカノンです。

フランドルはともかくバッハはソプラノが高いので死ぬ思いで録音してます。

早くホイッスルを身に着けなければ。。。

でまあ私の日々がほとんど多重録音の録音と編集に費やされているということがすでにおわかりかもしれませんが、エレウシス、アラミレの練習のための録音の他に、Ensemble Salicusでsmart accompanistというカラオケサービスにも参加していて、その録音、また作品としてEnsemble Salicusの多重録音もしていますし、まだオープンにはしてませんが、タリスの40声のモテットを4人で多重録音するというのもやっているので、もうほんと一日中多重録音してます。

samart accompanistについてはこちら↓
https://filmuy.com/smartaccompanist


モテットカラオケ

昨年サリクスでJ. S. バッハのモテット全曲録音CDをリリースしましたが、その素材を利用したマイナスワン音源を作って販売しております。

これをリリースは、エレウシスだけでなく世界中のアマチュア歌手がアンサンブルをする場を失っていることを憂慮したためというのが大きな理由ですが、3割位はエレウシスのためです。

というかこれをつくるきっかけになったのがエレウシスというべきか。

サンプル版を作って皆さんにはモニターもやっていただきました。

そこで多く出た意見が、自分のパートだけの音源も欲しいということで、そういうことであれば多重録音のあのサービス使えるじゃんと。そういう流れです。

もちろんzoomにしてもsoundtrapにしても、スマホやタブレットやPCといったデバイスとネット環境があるということが前提になっているので、それがない方は参加できません。

そういう方は今の所一番上に書いた自主練メニューをひたすらにやっていただくしかないのですが、今後どうしていくかまた考えなくてはなりません。

ただ別の希望もあります。

これ、全てがWeb上で完結しているので、全部自宅でできるんです。つまり地域格差がない。

どこに住んでいても、海外ですら、この活動には参加できます。

外出できないこの状況では、どこに住んでいても条件は一緒です。

この状況が長く続けば、こういった方法で日本中、世界中のメンバーを集めた合唱団ができるかもしれません。

どこに住んでいても、好きな合唱団に入れる。受けたい人に指導を受けられる。

そういう可能性を見出すことができたということだけでも、一筋の光明かと思います。

将来的には日本各地のメンバーが遠隔練習を行い、本番は日本のどこかで、ゲネプロ本番で演奏会が行われるような、そんな団体ができるかもしれません。

本番は旅費がかかりますが、普段の練習に交通費と会場費がかからないので、普通の合唱団の形に比べて意外とそれほど費用の差はないかもしれません。

ちょっと、ワクワクしますよね。

さて、今日書こうと思ったのはそんなところです。

エレウシスの仲間に入りたいと思ったそこのあなた!ご連絡お待ちしております。↓↓↓

シャイトのレクチャーコンサート【延期】

Facebook、Twitterのほうではすでに告知させていただきましたが、2月29日似予定しておりましたシャイトのレクチャーコンサートが延期になりました。

こういう状況なので仕方ないとは思うのですが、ちょっとガクッと来ております。

大学主催のイベントということでいかにもそういうことになりそうだなと覚悟はしておりましたが、やはりこれまでの準備のことを思うと切ないものがあります。

しかし中止ではなく延期ということで、これまでの準備が全く無駄になるわけではないと信じて切り替えて行こうと思います。

昨日はこのコンサートのためのリハの予定でしたが、それもなくなってしまったので、市川のイタリアンに行ってきました。

前にエマルシオンのメンバーとも行ったお店で、それはもうめちゃ美味しかったです笑

こういうときは美味しいもの食べるに限りますね。


さて、演奏会がひとつとんでしまいましたので、次の私の演奏会は叔母との企画となります。

私の作曲する部分は7割方できているのですが、あともう少し!できたら楽譜を清書して練習します。

今回私が作曲するのは、
詩篇23の日本語訳のグレゴリオ聖歌風
如来唄の「色」の部分をラテン語訳したものをグレゴリオ聖歌風に
「講式」にラテン語の何かしらの単語でドローン
「中唄」をラテン語訳してもとの声明と合うようにグレゴリオ聖歌風に
となっております。

あまりにも大変すぎるのでもう二度と開催されないかもしれません。
この機会に是非!!

これは個人の企画なので、よほどのことがない限り予定通り開催すると思います。

シャイトはもともと無料のイベントですし、こちらの企画は予約制で事前にチケットを売るということをしていないのでまだいいのですが、もし5月のサリクスが中止や延期ということになると想像を絶する事態になると思います。

あまり想像したくないですが、想定しておかなければと思っています。

会場が使えなくなったりすることもあるかもしれないので。

こういうことが続くと我々演奏家は生きていけないです。

ネット配信でカンパを募るとか、音源を売るとかいうことを真剣に考えなければならないかもしれません。

とりあえず演奏会が結構中止や延期になっててオーディエンスとしてもがっかりな事があると思うので、この機会にサリクスのJ. S. バッハのモテットのCDはいかがですか?笑

https://salicus.thebase.in/

またYouTubeに昨年のEnsemble Salicusの動画も上げましたので、この機会に是非!

感染の心配なく音楽を楽しんでください!笑

グレゴもあるよ!


ということで、こういう状況ですが、美味しいもの食べて、よく寝て、演奏会が心配であれば、動画とかCDとかで音楽聴いて、心穏やかに、しかし逞しく過ごしていこうではありませんか。

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Salicus Kammerchor

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J. S. バッハのモテット全曲録音CD完成!

ウェブ販売を行っております!

https://salicus.thebase.in/

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演奏会情報

次回演奏会は

https://www.salicuskammerchor.com/concert

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サリクス通信

サリクスの最新情報や、ここでしか読めない特集記事を配信しています。

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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櫻井元希へのお仕事・レッスンのご依頼ご相談、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

サリクスCD編集

ここのところめっきりブログ更新が滞っております。

というのもブログアプリの調子が悪く、書いたブログが消えて絶望していたのと、


というところまで下書きに保存して10日以上放置するようなありさまで、サリクスのCD編集に追われておりました。

おかげさまで昨日でほぼ完成いたしました。

あとは発注用データを作って、ジャケットデザインを校正して発注です。

良くも悪くもライブCDのようなCDになったと思います。

多くの方に聴いていただけるように、これからディストリビュートの方をまたがんばっていきます。

それからクラウドファンディング特典の製作も着々と進んでいます。

ライブCDはまもなく発注、記念冊子も校正がほぼ終わりそう。メイキングショートムービーだけもうちょっとかかりそうです。何しろ作ってる人が録音エンジニアも兼ねておりますもので。。

そうそう。昨日最終仕上げの編集に伺いましたところ、新村氏から誕生日プレゼントをもらいました。

私あまりゲームはやらない方ですが、中学校の頃ゲームセンターにあったMETAL SLUGというゲームが好きで、よくやってたんです。(西条プラザで)

で、最近のゲームセンターというやつはアーケードゲームが全然なくて、あってもメタスラ置いてるとこなんかほとんど皆無なんです。

っていうような話をしてたらこれをくれました。メタスラ以外にも全部で40タイトルもネオジオのゲームが入ってるんです。

もう廃人まっしぐらですね。

テレビにもつなげるし、コントローラーつないだら2Pもできるので、うちに遊びにお越しの際には遊びましょう。


しばらく更新をさぼっていたので、お知らせしなければならないことが山ほどあるのですが、全部書くと日付をまたいでしまうので、ひとつだけ。

Ensemble Salicusの演奏会が12月19日にあります。

ずいぶん先のような気がしますが、すでにリハーサルは始まっています。

今回の企画は、
ミサ《ロム・アルメ》 〜種々の作曲家による〜
です。

ジョスカンの作品にミサ《ロム・アルメ》~種々の音高による~というのがあるんですが、これをもじりました。

ミサの各楽章ごとにそれぞれ別の作曲家のミサ曲から演奏します。

だいたい全て15世紀の間に作曲された作品で、かなり近い年代に作曲されたと考えられるものも複数ありますが、それぞれ驚くほど個性的です。

しかもどれもめちゃめちゃいい曲です。

なにしろ古今東西のミサ《ロム・アルメ》からのいいとこどりですから、それはそれは名曲選。我ながら素晴らしいプログラムだ!

そして個性的でありながらロム・アルメという一つの定旋律によって全体が統一されている。

つまり多様でありながら一貫性がある。なんて素晴らしいプログラムだ!(2回目)

先日の初回リハーサル、ひとまずすべてざっと歌ってみたのですが、とてもいい!これだけ自画自賛する櫻井も珍しい!笑

大森教会ひょっとするとひょっとして満員にならないとも限らないので、予約だけでも下記のリンクからお早めにどうぞ!

https://tiget.net/events/66378

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

https://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

第3回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売開始しました!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信

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夏のおわり2019|後編

J. S. バッハのモテット全曲録音

8月18−20日はサリクスの録音セッションでした。

指揮での録音は実は初めてで、一日10時間くらい指揮を振るというのも初めての経験でした。

初日のしょっぱなが”Jesu, meine Freude”で(乗り番的に仕方なかったのです)、疲れ果てました。

しかし初日が一番大変で、二日目三日目は不思議とそれほど疲れませんでした。

このメンバーでやってきてよかったなと思うのは、録音というシビアで緊張感の連続で一日中本番をやってるような厳しい環境の中で、雰囲気をピリつかせるような人が一人もいないということです。

全員でポジティヴな空気を作ろうというのが暗黙の了解で、結局終始笑いの絶えないレコーディングとなりました。

こういう雰囲気で録音ができるってなかなか凄いことだと思います。

そしてその雰囲気はサウンドに現れていると思うので、皆様どうぞお楽しみに。

編集はまだこれからです。

そして3日間録音頑張ったらズボンが破けました(関係ない)

3日間同じズボンだったわけではありません。トゥバ式の五体投地を中須とやってたら破けました。

ところで最終日のお昼にムンタージという武蔵野市民文化会館の近くのインド料理屋さんでビリヤニを食べました。

めちゃ美味しかったです。

サリクスカンマーコアあらためビリヤニカンマーコアを作ろうかというくらいです。

いや、前からビリヤニは好物で、一回イチからビリヤニ太郎さんのレシピで作ったこともあるのですが、ムンタージのビリヤニめっちゃおいしかった。http://fugutunatennis.blogspot.com/2016/02/blog-post_28.html

老後はビリヤニ作りを極めたいです。

以下の動画、SNSで上がっておりますが、録音の雰囲気が伝わればと思います。

すごい、楽しかった。

この動画、みんな踊ってるようですが、実際録音のときも踊ってました。

本番もそうやって歌えばいいのに、と思いました。


小林道夫アカデミーin下田2019

8月22−25日はカンタータクラブOB会の恒例行事、下田でのアカデミーでした。

年に一回喝を入れてもらいに参加してる感じですが、ここ最近は分奏をやってまして、僭越ながらわたくし合唱分奏をやらせていただいています。

今回、前日に先生がなさったようにコラールを振ろうとしたのですが、ぜんっぜんできなくてびっくりしました笑

50年早いと言われましたが、50年後の私にもできるかどうか。

あれです。真似事にすらならないって感じ。

それくらい凄いです。

先生がカンタータを振られる機会は限られていますので、皆さんもぜひチャンスを見つけてご覧になってください。

カンタータクラブは来年創部50周年を迎えます。

OB会では記念演奏会を企画していますので、どうぞお楽しみに。

OB会のフェイスブックページやツイッター、フォローしてくださいね。
https://www.facebook.com/kantatenclub.ob/
https://twitter.com/kantatenclub_ob

今回先生が言われていた言葉で特に心に残っているのは、

「聞こえてくるように」

という言葉です。

音楽は人間ひとりの力でどうにかできるようなチンケなものではない。

我々土塊はただそれを受け取っているに過ぎない。

そう言われているのだろうなと思います。

音楽をどうにかしようとするのではなく、あなたの中に聞こえている音楽に忠実でありなさい。

と。

まあ私の解釈ですけどね。

今回先輩方とのお話の中で、道夫先生の教え子には道夫先生の劣化コピーみたいな人がいない。それぞれ個性的だ。ということがありました。

一様の解釈を産まないことも、先生の深さなのかなと思いました。


合唱団エレウシス

7月31日に活動を開始したエレウシスですが、お盆のお休みを除いて毎週水曜練習しています。

あまりにも進度が遅いのですが、最初なのでまずはどういうことをやりたいか、方向性をわかってもらうため基礎からみっちりやっています。

発声→グレゴリオ聖歌→ルネサンス・ポリフォニー→J. S. バッハ

という流れはサリクスと同様ですが、より基礎の基礎から、じっくり取り組んでいます。

初回から”Jesu, meine Freude”の最初のコラールをやっていますが、前回5回目にして、ようやく12小節(繰り返し記号の前まで)、歌詞付きで歌いました。

道のりは果てしないですが、地道にやっていきたいです。


フースラーメソード

私がメインで習ってるのボイトレはSLS系の先生なのですが、最近フースラーがツイッター界隈で熱くて、特に5月にワークショップに伺ったいわおさんが、「最強のボイトレメソッドというのはだてじゃないかも」的なことをつぶやいていたのをみて、俄然どういうものか知りなくなってました。

いわおさんのワークショップについてはこちら→https://is.gd/Z5eogH

それで、フースラーメソードといえば武田梵声さんなのですが、なかなかそこに足を踏み入れる勇気はなく笑、徳久さんの紹介で、関西を拠点に活動されている有田亜希子さんにレッスンをお願いしました。

有田さんのホームページはこちら→http://namo-voice.blogspot.com/

徳久さん経由でご連絡し、私失礼ながら初対面だと思いこんでいたのですが、なんとJCAユースクワイヤの第1回に参加されていたそうで、8年ほど前に一度お会いしていたということが判明。

ほんと世間は狭いですよねーー。

それでもうものすごくわかりやすく(武田梵声式)フースラーメソードのエッセンスを教えて頂きました。

早速私の実践や、ボイトレや、合唱団の練習にも取り入れていますので詳しくはそちらに譲りますが、私の印象としては、「わかりやすくて、即効性があって、ずるい」でした笑

確かに知識として他のメソッドと共有している部分はかなり多いですが、そこから効果の高いものを抽出して、練習しやすい形でまとめたという点で、たしかに素晴らしいメソッドだと思いました。

これからも有田さんが関東にいらっしゃる際にはレッスンを受けていこうと思っています。

ますます進化していきますのでご期待ください。

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

https://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

第3回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売開始しました!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信

サリクスの最新情報や、ここでしか読めない特集記事を配信しています。

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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