N響定期のプロコフィエフ、昨日今日と2公演終演いたしました。
御来場下さいました皆様、誠にありがとうございました。
とにかく未経験のことがいっぱい経験出来て、ほんと人生レベルアップ感があります笑
先週K池E子さんを見た稽古場から、今週はN響の稽古場に移りました。
泉岳寺にある素晴らしく行き届いた居心地のよいきれーな稽古場で、快適に稽古を重ねました。
今回リハがまくことが多く、というかほぼ全てのリハが巻いていた気がしますが、児童合唱が来るまで2時間空き、という日がありました。
そこで折角なので泉岳寺にお参りに行ってみたのですが、なんというかまあこれが凄かった。
赤穂浪士ゆかりのお寺ということも行って初めて知ったのですが、実際四十七士のお墓が浅野内匠頭のお墓と共にあるということでほんとに生々しかったです。
これは墓所の門から外を写したものですが、左側には血染めの梅、血染めの岩と呼ばれるものがあり、吉良上野介の首を主君に捧げる前に洗ったという首洗いの井戸もそのまま残されていて、わりと寒気がしました。
お墓は流石に写真に撮りませんでしたが、参拝客?のそなえた線香が各々のお墓にものすごい量あり、もうもうと煙がたちこめていました。
四十七士のお墓って、なんとなくまとめてどーんとモニュメント的なものがあるのかと思いきや、一人一人のお墓、つまり小さなお墓が47あるんです。
そりゃそうかとも思いますが、ほんとにここに47人眠っているのだと思うと胸にきました。
こちらはお寺の正門。この反対側が本堂です。
時間帯が違うのにお気づきでしょうか。
そうです2回行ったんです笑
1回目は午前中少し早く着いたのでちゃちゃっと行って、2回目は間2時間も空いたので今度はじっくり資料館まで入りました。
資料館には実際に討ち入りに使われた兜や槍なんかも展示されていて、歌舞伎やテレビドラマなんかでやってるような華やかな揃いのものではなく、あり合わせの、めいめいの持ち物を身につけていたようで、これがリアルガチかと思いました。
それほどの経済力は当時既になかったそうです。
資料館の向かいには木造の人形館もあり、そこには一人一人の人形に、年齢、身請け先、討ち入り時の役割などが書かれていました。
大石内蔵助の息子大石主税が最も若く16歳、あと確か1人10代がいましたが、殆どは僕と同年代位の人達でした。
年長の者は60代の人もいて、老いも若きもという感じでした。
上のお寺の写真にも映り込んでいますが、生垣が季節的にか血のように真っ赤っかで、それもまた胸にきました。
ほんとに真っ赤っか。
ええ。全然イワン雷帝の話になりませんね。
脱線すみません。
それでその泉岳寺の稽古場で、ソリストが加わり、児童合唱が加わり、語りの片岡愛之助さんが加わり、でリハーサルが進んでいきました。
皆さまほんと素晴らしかった。
特に愛之助さんはリハ回数が少ないにも関わらず最初からすんばらしかったです。僕らからしたらあんなロシアの地名や人名の固有名詞がややこしいセリフを1回も噛まないというだけで奇跡です。
声もほんとに素晴らしい技術、コントロールで、エッジと仮声帯の混ぜ方が絶妙過ぎました。
あとLCA使って披裂軟骨内転させて作った浪曲の胴声のような音色も時々使ってて、キャラクターの使い分けの助けになっていました。
んー素晴らしかった。
あと当たり前ですがN響めっちゃうまいですね笑
音程こないにあいまっか?ってくらいリハからピッタリだったし、金管はマジで1回も音外さないし、いやホルンとかマジエグい。まさに奇跡の連続。
今回の楽器の編成も凄くて、まずヴァイオリンは数える気も起きないくらいいっぱいいて、コンバスは8人笑笑
チューバが2本にサックス2本に打楽器6人!笑
コンサートプログラムの楽器編成を見ると、これ楽器?って言うような杖やらムチやら。
とにかく打楽器と低音楽器が大活躍で皆さん楽しそうでした。
あとヴィオラですね。ほんとこんなイキイキしたヴィオラ見たことないってくらい弾きがいのあるフレーズ続出でした。
最後bを30秒くらい伸ばすっていう話を前回のブログで書きましたが、千秋楽の今日は、シンバルがいつもより一個前でクレッシェンド始めちゃって、たぶんそっから先引っ込みつかなくなって最終的にもう音量が凄まじいことになってました。
もちろんそれにつられて他の音量もtutta la forza。生音でこれだけの音量出せるって凄いよなあ。
多分デスメタルフェスよりも音量ありました。2.3人失神したんじゃないかな。前の方のお客さん。
ほんとに今までにない経験を沢山させてもらいました。
ほとんど暗譜しちゃったので、この曲またやる時は気軽に誘って欲しいです。
あ、そうだ。
昨日実はゲネプロが11:30-13:00で、そこから19時の開演まで暇だったので、NHKホールの近所のブルードレスに行って長坂さんとお話ししてました。
ブルードレスがなんとスウェットのセットアップを作っててナンジャコリャーと思ったらそこは流石ブルードレス、スウェットでこれだけ語れる?!ってほどこだわりがエグくて、危うく上下5万もするスウェットに手を出しそうでした、、アブナイアブナイ。
それで、たまたま翌日夜のギャラリー会をやるってことで、お誘いいただいたので、今日これから行ってきます。
詳細はよくわかってないのですが、長坂さんの美術仲間と、時間外のギャラリーに入れてもらって見せてもらうという会なんだそうです。
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Salicus Kammerchor
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公演情報
次回公演は2018年5月の第4回定期演奏会です!
http://www.salicuskammerchor.com/concert
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DVD発売中!
第2回定期演奏会のDVDをウェブ販売しております!
http://www.salicuskammerchor.com/goods
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サリクス通信に声明パフォーマー 桜井真樹子、合唱指揮者 柳嶋耕太が登場!
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