ヴォーカル・アンサンブル アラミレ 第12回演奏会|終演

ヴォーカル・アンサンブル アラミレ 第12回演奏会

一昨日、アラミレの演奏会が終演いたしました。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

今年のアラミレはオケゲムのミサに取り組んでいました。

Missa “De plus en plus”、過去最高難易度との呼び声の高かった、昨年のラリューのロムアルメを凌ぐ難易度で、なんで毎年アラミレはこんなに難しい曲ばかり選曲するのかと悶えながら取り組んでいました。

オケゲムってこうカデンツ感が希薄(というより巧みにぼかされている)で、ホモフォニックになるところも少ないし、旋律が旋律になっていないとむにゃむにゃ〜っとした音楽に聴こえてしまいがちなんです。

だから個々人の旋律に対する理解が深まらないと曲にならない。
そこをクリアするのってほんとに難しい。
逆にそれができれば割と何でもできるんじゃないか。
そんな印象をおぼえました。

それから今回はグレゴリオ聖歌に例年以上に力を入れ、研一郎に何度もレッスンしてもらって、例年に比べかなり説得力のある演奏になったのではないかと思います。
そしてそれがポリフォニーの演奏にも生きていたと。そう思います。

グレゴリオ聖歌の抑揚、うねり、タイム感、伸縮、間、旋法感、これを身に着けることは、遠回りなようで意外と、歌を勉強する近道なんだと思うんですよね。


コエダイr合唱団練習会

昨日はコエダイr合唱団の練習会でした。

ブルガリアン・ヴォイスとオルティンドーとホーメイとテノーレスを練習しました。

ブルガリアン・ヴォイスは音域が難しいですね。やっぱりあの音域でないと密集の不協和音のビリビリ感が出にくいので、男性にとっては結構きついです。
音色としても結構母音ワイドで喉頭上げ目で声道短くするので、そういう意味でも女性の方がやりやすいんだろうなあと思います。

混声ブルガリアン・ヴォイス、混声テノーレスが体験できるのは世界広しといえどここだけかも?

その上昨日は久しぶりにオルティンドーも練習して、改めてその音色や装飾をとらえ直すことができて、収穫の多い日でした。

秋は演奏会シーズンで忙しいですが、こうしたインプットも欠かさずやっていきたいです。


Ensemble Salicusチケット発売開始

種々の作曲家によるロムアルメの演奏会のチケットが発売開始になりました。

今回も大森福興教会で、なかなか聴けないプログラムを演奏します。

絶対楽しいので聞きに来てください!

お申し込みはこちらから→https://tiget.net/events/66378


定期会員募集中!

Salicus Kammerchor定期会員、次期の募集が9月締切です。

まだ目標の半分にも達してません!アウチ!

皆様応援どうぞよろしくお願いいたします!

https://www.salicuskammerchor.com/support

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

https://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

第3回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売開始しました!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信

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夏のおわり2019|後編

J. S. バッハのモテット全曲録音

8月18−20日はサリクスの録音セッションでした。

指揮での録音は実は初めてで、一日10時間くらい指揮を振るというのも初めての経験でした。

初日のしょっぱなが”Jesu, meine Freude”で(乗り番的に仕方なかったのです)、疲れ果てました。

しかし初日が一番大変で、二日目三日目は不思議とそれほど疲れませんでした。

このメンバーでやってきてよかったなと思うのは、録音というシビアで緊張感の連続で一日中本番をやってるような厳しい環境の中で、雰囲気をピリつかせるような人が一人もいないということです。

全員でポジティヴな空気を作ろうというのが暗黙の了解で、結局終始笑いの絶えないレコーディングとなりました。

こういう雰囲気で録音ができるってなかなか凄いことだと思います。

そしてその雰囲気はサウンドに現れていると思うので、皆様どうぞお楽しみに。

編集はまだこれからです。

そして3日間録音頑張ったらズボンが破けました(関係ない)

3日間同じズボンだったわけではありません。トゥバ式の五体投地を中須とやってたら破けました。

ところで最終日のお昼にムンタージという武蔵野市民文化会館の近くのインド料理屋さんでビリヤニを食べました。

めちゃ美味しかったです。

サリクスカンマーコアあらためビリヤニカンマーコアを作ろうかというくらいです。

いや、前からビリヤニは好物で、一回イチからビリヤニ太郎さんのレシピで作ったこともあるのですが、ムンタージのビリヤニめっちゃおいしかった。http://fugutunatennis.blogspot.com/2016/02/blog-post_28.html

老後はビリヤニ作りを極めたいです。

以下の動画、SNSで上がっておりますが、録音の雰囲気が伝わればと思います。

すごい、楽しかった。

この動画、みんな踊ってるようですが、実際録音のときも踊ってました。

本番もそうやって歌えばいいのに、と思いました。


小林道夫アカデミーin下田2019

8月22−25日はカンタータクラブOB会の恒例行事、下田でのアカデミーでした。

年に一回喝を入れてもらいに参加してる感じですが、ここ最近は分奏をやってまして、僭越ながらわたくし合唱分奏をやらせていただいています。

今回、前日に先生がなさったようにコラールを振ろうとしたのですが、ぜんっぜんできなくてびっくりしました笑

50年早いと言われましたが、50年後の私にもできるかどうか。

あれです。真似事にすらならないって感じ。

それくらい凄いです。

先生がカンタータを振られる機会は限られていますので、皆さんもぜひチャンスを見つけてご覧になってください。

カンタータクラブは来年創部50周年を迎えます。

OB会では記念演奏会を企画していますので、どうぞお楽しみに。

OB会のフェイスブックページやツイッター、フォローしてくださいね。
https://www.facebook.com/kantatenclub.ob/
https://twitter.com/kantatenclub_ob

今回先生が言われていた言葉で特に心に残っているのは、

「聞こえてくるように」

という言葉です。

音楽は人間ひとりの力でどうにかできるようなチンケなものではない。

我々土塊はただそれを受け取っているに過ぎない。

そう言われているのだろうなと思います。

音楽をどうにかしようとするのではなく、あなたの中に聞こえている音楽に忠実でありなさい。

と。

まあ私の解釈ですけどね。

今回先輩方とのお話の中で、道夫先生の教え子には道夫先生の劣化コピーみたいな人がいない。それぞれ個性的だ。ということがありました。

一様の解釈を産まないことも、先生の深さなのかなと思いました。


合唱団エレウシス

7月31日に活動を開始したエレウシスですが、お盆のお休みを除いて毎週水曜練習しています。

あまりにも進度が遅いのですが、最初なのでまずはどういうことをやりたいか、方向性をわかってもらうため基礎からみっちりやっています。

発声→グレゴリオ聖歌→ルネサンス・ポリフォニー→J. S. バッハ

という流れはサリクスと同様ですが、より基礎の基礎から、じっくり取り組んでいます。

初回から”Jesu, meine Freude”の最初のコラールをやっていますが、前回5回目にして、ようやく12小節(繰り返し記号の前まで)、歌詞付きで歌いました。

道のりは果てしないですが、地道にやっていきたいです。


フースラーメソード

私がメインで習ってるのボイトレはSLS系の先生なのですが、最近フースラーがツイッター界隈で熱くて、特に5月にワークショップに伺ったいわおさんが、「最強のボイトレメソッドというのはだてじゃないかも」的なことをつぶやいていたのをみて、俄然どういうものか知りなくなってました。

いわおさんのワークショップについてはこちら→https://is.gd/Z5eogH

それで、フースラーメソードといえば武田梵声さんなのですが、なかなかそこに足を踏み入れる勇気はなく笑、徳久さんの紹介で、関西を拠点に活動されている有田亜希子さんにレッスンをお願いしました。

有田さんのホームページはこちら→http://namo-voice.blogspot.com/

徳久さん経由でご連絡し、私失礼ながら初対面だと思いこんでいたのですが、なんとJCAユースクワイヤの第1回に参加されていたそうで、8年ほど前に一度お会いしていたということが判明。

ほんと世間は狭いですよねーー。

それでもうものすごくわかりやすく(武田梵声式)フースラーメソードのエッセンスを教えて頂きました。

早速私の実践や、ボイトレや、合唱団の練習にも取り入れていますので詳しくはそちらに譲りますが、私の印象としては、「わかりやすくて、即効性があって、ずるい」でした笑

確かに知識として他のメソッドと共有している部分はかなり多いですが、そこから効果の高いものを抽出して、練習しやすい形でまとめたという点で、たしかに素晴らしいメソッドだと思いました。

これからも有田さんが関東にいらっしゃる際にはレッスンを受けていこうと思っています。

ますます進化していきますのでご期待ください。

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Salicus Kammerchor

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演奏会情報

次回演奏会は

12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!

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