声の神秘に魅せられて|まとめ5

Facebookページでやっている企画のまとめです。


声の神秘に魅せられて21

ギルバート慶 – 春の流れ

この人はじめて聞いたときはマジで衝撃を受けました。

でも誤解を恐れずに言うなら、私がやりたいことってこういうこと。こういう声で歌いたいってことではなくてね。

お仕着せの価値観じゃなくて、この音楽にはこの声だって自分が確信をもった声で歌いたい。

こうでなければならないって音楽は音楽的でないって学部の卒論で書いたんですけど。自分の価値観をオープンにして、知らないものに触れ続けて、常に新しい可能性を探していたいと思っています。

でもそろそろそれをひとつのかたちにまとめてもいい頃かなとも思っています。妄想してるだけじゃなくて。


声の神秘に魅せられて22

KoRn – twist

これもティーンの頃の思い出です。でも今聴いてもやっぱり凄い。これMVあったんですね笑(画質がすっごい)

これが何か、と問われると、何だろうって思う。アルバムの即興的イントロ?って感じなんでしょうけど、こういう感じのってKornの他の曲でもないですよね?

類似の曲あったら教えてほしいです。

Korn以外でも。

あとこれが何なのかスッキリした説明をお持ちの方はぜひコメントくださいませ。


声の神秘に魅せられて23

SION 通報されるくらいに

私の永遠のアイドル、sionです。

我が人生最悪の時って映画があるんですけど、ほんとに我が人生最悪の時に聴いてて、だから最近はあんまり聴けなくなってたんですけど、心臓掻きむしられるような声です。

我が人生最悪の時っていう映画は私立探偵濱マイクシリーズの最初の映画なんですが、この映像はテレビシリーズの最終回の最後のシーンです。私がSionを知ったのはこれが最初です。

それで今動画漁っててこういうのがあったんですけど、https://youtu.be/FBMRt84o2Iw これ井口くんにクリソツじゃないですか?笑

サムネが特に、あれ?井口くん?と思いました笑


声の神秘に魅せられて24

Someone Like You (from Jekyll and Hyde) – Voctave (feat. Jody McBrayer)

いやあ、久しぶりにこの動画見ましたが、異次元過ぎてもはや人の声にすら聞こえない。イントロなんてもうほぼテルミンですよね。

えっぐい。

混声のアンサンブルの混ざり方としてはもうこれ以上ないレベルなんじゃないかと思います。どこまでが女性でどこまでが男性なのかわからん。声部交差とかは基本してないんでしょうけど、声部交差されたらもっと絶望的に聴音できないでしょうね。

最後の方とかこれだけの音域差がありながらこの音量感と音色で成立してるのマジで奇跡。


声の神秘に魅せられて25

Inuit Throat Singing with two Nunavut Sivuniksavut students

カタジャックですねえ。

このご時世で最も危機に瀕している芸能と言えるのではないでしょうか。(クワイヤブックでのアンサンブルもそうです!)

是非家族内とかで伝承を引き継いでいってほしいです。

この人達、かなり凄いですけど、なんかほんと世界の広さを感じますよね。

どうやってここに行き着いたのでしょうね。ほんとに神秘。

声の神秘に魅せられて|まとめ4

Facebookページでやっている企画のまとめです。


声の神秘に魅せられて16

Carcass- Incarnated Solvent Abuse

なんだかんだいってJeff Walkerの声が一番好き♡
デス味が多くてすみません。

Carcassって最初スリーピースバンドで、全員ボーカルだったんです。
つまりギターボーカル、ベースボーカル、ドラムボーカルの3人組だったんですよね。
すでにアツい。激アツ。好き♡

でギターボーカルのビル・スティアーがピッチシフター使った低〜い声で、ドラムボーカルのケン・オーウェンがキャーキャー系の高い声で、ベースボーカルのジェフ・ウォーカーが中間くらいの感じで、だんだんジェフの分量が増えていって4thアルバム(有名なHeartwork)ではほぼジェフしか歌っていなっちゃいました。

この曲は3rdアルバムの曲で、マイケル・アモットが加入して最初のアルバムです。
まだリフもソロも遠慮がちで、そこがいいんですよね。
Heartworkはアモット味が強すぎてちょっとね。
マイケル・アモットは天才だと思います。けどCarcassにあってはこのくらいが丁度いい。

ヴォーカルもジェフの分量は多いですが、まだビルもところどころ歌ってます。
ホントはケンも歌ってる1stか2ndを紹介したかったんですが、いかんせんキャッチーさが皆無なので、多少なり聴きやすいものを選びました。
どうしてもケンの声が聴きたいという方はこちらをどうぞ。

Carcassを初めて聴いたのは中学生の頃でしたが、未だに一番好きなバンドです。


声の神秘に魅せられて17

Berywam – O Fortuna (Carl Orff) – Beatbox

ビートボックス系はシェアしたいグループや人がまだ沢山いるんですけど、アカペラ好きも無視できないのはビートボックスチームですよね。

いやほんとみんな普通に歌うますぎて、もはやビートボックス練習したら歌上手くなるんじゃないかと思うくらい。


声の神秘に魅せられて18

Cuncordu e Tenore de Orosei – Boche E Notte Antica (A Una Rosa)

これ紹介しようかちょっと迷ったのですが。というのもこれを採譜して多重録音したのが以下の動画なので、本物との差が顕になって恥ずかしいという意味があって笑しかし私がテノーレスにはまったきっかけの曲でもあるのでぜひとも紹介したいという思いが勝ちました。本物と偽物の差をお楽しみください!笑


声の神秘に魅せられて19

Iannis Xenakis – Nuits

この曲はヴォクスマーナに私が最初に参加した時にやった曲なんじゃないかと思います。

ヴォクスマーナでやった曲の中で一番好きです。なんというか切実さが凄くて、ぶっちぎりの名曲だと思いました。

第二位は近藤譲の薔薇の下のモテットです。

https://apple.co/38jUBwN


声の神秘に魅せられて20

Trio Mandili – Ghameo

Facebookさんがさかんにおすすめしてきてくれるのでついつい見てしまうこの方々の動画。

う〜んあざとい!けどいい。抗えないこの良さよ。

地声発声やりたい女性は良いお手本になるのではないかと思います。

低音かなり声帯厚く使えてますが、すごく楽ちんそうですよね。

声の神秘に魅せられて|まとめ3

Facebookページでやっている企画のまとめです。


声の神秘に魅せられて11

Sentenced – Drowned by Blood (2015) (FULL ALBUM)

これ以前ブログにも書きましたが、Sentencedというたまたまフィンランドのバンドを検索しててひっかかった同名バンドです。

運命的と言うか、はめられたというべきか、こっちのSentencedも最高でした笑

ピッグスクイールというテクニックがサビみたいなかんじで使われているんですが、まさに倍音唱法。笑っちゃうくらい最高です。

お忙しい方は上のリンクから20秒くらい聴いてみてください。

詳しくはブログの方を是非見てってください。

https://is.gd/LthUsT


声の神秘に魅せられて12

Alim Qasimov & Michel Godard – A Trace of Grace

最初にAlim Qasimov見たのは確かFacebookかなんかで流れてきたんだと思いますが、相当衝撃を受けました。

まさに「声の神秘」って感じ。神がかってます。

この動画はベースのループにセルパンと歌という変わった編成で、セルパンファンにもたまらない動画ではないかと思います。

めっちゃいい。タマラナイ。


声の神秘に魅せられて13

Camarón de la Isla – Como el agua (1981)

カマロンです。浜ロンではありません。ハンドマイクだとロックスターみたいに見えますね笑

かっこよ。

Paco de Luciaとのアルバムが素晴らしいのですが、youtubeには上がってないみたいです。


声の神秘に魅せられて14

Phil Minton, The Cutty Wren

饒舌に身を飾れば飾るほど、言葉は虚しくなっていく。

テクニック的には理解できないものはひとつもない。

やろうと思えば誰にでもすぐにできる。多分。

けど、この歌はこの人にしか歌えない。

そういう歌が、歌いたいものです。


声の神秘に魅せられて15

Svanholm Singers – Jul, jul, strålande jul

クリスマスですねえ。December というアルバムがスヴァンホルムにあるんですが、男声合唱のCDの中では一番好きです。

クリスマスって基本的に嫌いだったんですが、このアルバムを聴いて、クリスマスも悪くないなって思いました。12年前くらいかな?

こういうサウンドの男声合唱って、できそうで出来なくて、特にバリトンとバスが壮絶に非現実的なのかなと思ってます。日本では、なかなかこういう価値観の声を出してくれる声の低い人が少ないと思います。そういう人が8人くらいいればできるかもしれませんね。

学生時代にスヴァンホルムの録音聞かせたら、「でもこれってすぐ喉痛めるよね」って言われたのが忘れられません。

城南治療室 院長 高橋透 『身体は語る』

土曜日の午前中、山形の施術家、高橋透先生の講習会に参加してきました。

高橋先生は韓氏意拳の教練でもあるかたで、この度縁あって参加させていただくことになりました。

内容がかなり専門的だったので細かいところまではよくわかりませんでしたが、かなり得るものもありました。

ここに書くのは私の曖昧な記憶と解読不能なメモをもとにした感想文です。文責は私にあることをお断りしておきます。


施術者にとって、これでよしとする基準はなんなのか、患者にとってのゴールとはなんなのか。

痛みがとることが目的なら痛み止めを打てばいい。

モルヒネを打つのが一番確実だ。患者はそれを求めているのだろうか。

痛みなく、思い通りに身体が動くというのはどういうことなのか。

それを高橋先生は「情報伝達がうまくいっているか」というように仰っていました。つまり身体からの情報が脳にうまく伝わっているか、脳からの情報が身体にうまく伝わっているか。

要するに身体の中でコミュニケーションがうまくとれているかどうかというのが問題になるのだと思います。

それを判断するのがまた難しく、筋力検査、可動域でそれを調べることをやっていましたが、素人にはとても真似できないので、そこは手を出さないことにします笑

施術者でも、この判断が正確にできる方は少ないのだそうです。無自覚的であれ、恣意的な検査をしてしまって、正確な結果が得られないとうことがよくあるそうです。

これ武術の世界で、先生の技を受ける弟子が、無自覚に効果を大きくみせてしまうという現象に似てます。

似てますが、施術者の場合は施術者本人がやってしまうということなんですね。

それをやられると施術を受けた側は、良くなってないのに良くなったと錯覚する。あるいは余計な刺激が与えられることによって前より悪くなるということさえあるのだそうです。


この日私は実験台をやらせていただけまして、ちょろっと声を出して、施術を受けて、またちょろっと声を出してビフォーアフターをみるということをやらせていただきました。

施術自体はもう全く何をやってるのかわからないちょちょっと30秒くらい触っておしまいというもので、え?なにそれ?そんだけ?って感じなのですが、たしかに身体が変わってるんですよね。

面白かったのは、発声体感は変わってないのに音色が変わっていたというところです。だいたいなんかこう変化があるときって、声の出し心地が変わるのが普通なんですけど、普段から自分の身体の変化にかなり繊細になろうと努力している私からしても、体感の違いを感じられませんでした。

けど、声が変わってる。

これがどういうことなのか、またしばらく考えてみます。

セルフケアも教わってきたので、また朝のルーティーンが長くなります笑

新しい身体になるということはOSのアップデートにちょっと似てて、ほうほうなんか良さそう、きっといいんだろう、使いこなすには時間かかるけど、て感じなんですよね。

しばらく動かしてみて、じっくりまた観ていこうと思います。


今回なにより驚いたのは、本編とは関係ないんですけど、なぜか机の上にずっと口琴、それも山崎口琴が置いてあったことです。

講座で登場するのかと思いきや最後まで触れられなかったので、講座後に、「これ山崎口琴ですよね?」って聞いてみました。

するとなんと高橋先生のところに山崎さんが時々治療にいらっしゃるそうで、お知り合いなのだそうです。

そういえば山崎さんも山形だった。

なんと世間の狭いことか。

なんだか不思議な縁を感じた講習会でした。

またチャンスがあれば参加したいと思います。

講習会の詳細はこちらからご覧いただけます→http://tcacademy.jp/


第2回プレイバックサリクス

https://is.gd/SHnjTq

12月26日(土)20時より
Salicus KammerchorのYouTubeチャンネルにてライブ配信
https://youtube.com/channel/UCeWlQtnOnETy6Q2uZUVq4jA

出演:上田朝子 金成佳枝 櫻井元希 富本泰成

いよいよ今週末です。

出演者の紹介とコメントをSNSで始めました。

よろしければ御覧ください。

声の神秘に魅せられて|まとめ2

Facebookページでやっている企画のまとめです。


声の神秘に魅せられて6

トム・ウェイツです。歌手の中で一番好きかも。もう何も言えない。

好き。

好きすぎてカヴァーしてます笑


声の神秘に魅せられて7

これはもう声なんだかなんなんだかですけど、口から出てる音なので声としましょう。声です!

ノイズボイスカラオケという徳久さんが主催されてる企画の中でのパフォーマンスです。

これ終わった時、はははって言いながら徳久さんが上の方見上げてるもんで、なんだろうなあって見てみたらスピーカーから煙出てましてね笑伝説のスピーカー燃やしのパフォーマンスと呼ばれています。

実際はその後も音ちゃんと出てたので、スピーカーの中のホコリとかが焦げちゃったのかなっていう感じなんですけど。


声の神秘に見せられて8

Cephalic Carnageは私がcarcassやgorgorothの次に本格的にハマったバンドです。2002年のアルバムLucid interval と2005年のAnomaliesがオススメです。

私バンドを聴く時にどうしてもボーカルとドラムに耳がいくのですが(だからビートボックスにハマるのも無理はない)、このバンドはもうその2つが飛び抜けてヤバいです。

このボーカルLenzig Lealさんは、1人デスボイスオーケストラって個人的に呼んでるんですけど、音色の幅がえぐいです。

まあそれもねえ。かなり耳が慣れてこないとわからないことかもしれません。

デス声はデス声じゃんってことなんですが、一応界隈の人に言わせれば結構テクニックが細分化されてるんですよね。

この人は引き出しがほんとに多い。

あとなんでもそうですが、やはり再生環境にかなり影響されます。それなりの再生環境だとそもそもボーカルあんまり聴き取れないかもしれません。

これがほんとに難しいところで、要するに今の音楽業界って、iPhoneについてくるイヤホンで良さがわからないとダメなんですよね。

どうしたってぺったんこな音作りになっちゃう。

けど作り手に聴き手の再生環境を指定することはできない。

ライブに来てもらえればわかってもらえるものでも、そこにまず辿り着かないんですよね。iPhoneのイヤホンで良さがわからない音楽って。

悩ましいところです。


声の神秘に魅せられて9

Ensemble Organumこういうアプローチもあるよっていうことを凄いクオリティで示してくれている稀有なグループだと思います。

これはコルシカの聖歌だそうですが、オルガヌムとかグレゴリオ聖歌ドローン付きとか中世の写本のポリフォニーとか、いろいろやってます。

実際古ネウマの特に特殊ネウマを学べば学ぶほど、こういう声帯分厚い系の発声だったんじゃないかと思うようになってます。

そうじゃないと効果が薄い気がするんですよね、装飾が。

いつか実践してみようと思ってます。


声の神秘に魅せられて10

ビートボックス、ループステーションに般若心経が上乗せされてるコンセプト大渋滞な俺得動画です。

実際禅宗のお坊さんなんだそうです。

いいですよね。

喉ベースがチベット密教っぽくもあります。