最近人並に食欲があります。
この間ドン・ジョヴァンニの稽古中に人生で初めてシメのラーメンを食べました。
信じられません。
その上なんと、ドン・ジョヴァンニの打ち上げの日にもシメのラーメンを食ってしまったのです。
なんということでしょう。どうした俺。あまりに食が細く、何かを食べてる姿が稀なものだから、「あの人は霞を食べて生きているのよ」という噂でもちきりだった俺が。
人並に食欲があると、世の中にある食べ物がなんでも美味そうに見えるんですね。こういう体験も初めてで新鮮です。
さて、来年4月のサリクス第3回定期演奏会に向けて、楽譜を集めています。
まずあたるのは芸大図書館、母校ですから、近いし使い勝手が分かっているので。
楽譜類は大体3階の書庫に入っていて、請求すると司書さんが持ってきてくれます。
修士在籍中は書庫への立ち入りを許可されていましたので、ズカズカと入っていって、床にあぐらをかきつつ日がな一日全集を端からペラペラ捲る、という超贅沢なことができたのですが今や昔。
それだけでも授業料払う価値あると思います。マジで。
使い勝手はいいものの、もちろん芸大にも無い楽譜はあります。
その時は国立音楽大学に行きます。
昨日久しぶりに行ったのですが、先月リニューアルしたらしくめっちゃ綺麗になっててぶったまげました。ブッタマゲー!
そしてなんと先日ドン・ジョヴァンニでご一緒したメゾの実川さんとばったり出くわしました。オッタマゲー!
国立の図書館はOpacは使いづらい(私が慣れてないだけ?)ですが、全集の表紙と目次がファイリングされているものがあって、それは凄い便利です。これは芸大でも採用してほしいな。
ただその全集はOpacに登録されていないので、行ってみないとあるかどうかわからない、というのが不便です。ナントカシテー
はい。これでまぁ大体のことはなんとかなるのですが、それでも無いものがあります。
今回の場合はゼンフルのLaudate dominumがありませんでした(この曲はやるかどうかわかりません)
どうやら1903年に出された古ーい全集には入っているのですが、それがどちらの図書館にもないのです。
ここから先は、お金か、時間か、あるいはその両方がかかることになります。
普通、もうちょっとこうまとまったプログラムというか、誰々のミサやりまーすメインプログラムどん!みたいな感じだと、その曲だけ見つけ出してその資料にあたればいいんですが、サリクスのように様々な作曲家の様々な曲集から選び出してプログラムを構成する場合は、その作業が×曲数になるのでもうほんと大変。
誰だこんな選曲方法思いついたのは?!
俺だ俺だ俺だ俺だ!
なんでこんな、手間のかかる方、難しい方ばかり選んでしまうのでしょうね。自分でも不思議です。
まぁでも凄い一生懸命ネット探せば、もう大体のものは見つかる、というのが今の時代なので、それは恵まれててありがたいです。
逆に言うと、だから言い訳ができないし、諦めがつかない、と言うことにもなりますが。
一応まだ内緒にしときますが、次次回の定期演奏会のプログラムもほぼ決まっています。
その曲も探しているのですが、これはほんと時間のかかるやつです笑
あと半年以内に見つかるといいなぁ。
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演奏動画公開中!
Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor
Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”
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主宰団体Salicus Kammerchorホームページはコチラ
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