今日はアンサンブル・アラミレのリハーサルでした。
来年のアラミレは、イザーク没後500年を記念して、イザークのミサを取り上げます。
取り上げるミサは、Missa “Comme femme”というバンショワのシャンソンを元にしたミサ曲です。
例によって典礼形式で、「聖母マリアの七つの御苦しみの祝日」のミサ固有唱をグレゴリオ聖歌で歌います。
この祝日には有名なセクエンツィア、Stabat materが歌われますが、それを今回はジョスカンのポリフォニーで歌います。このジョスカンの作品には、ミサの定旋律と同一のComme femmeのシャンソンが定旋律として使われています。
今日初めて音出ししましたが、凄い曲です。もう、天才!笑
そして最後にイザークのAngeli Archangeliを歌いますが、この6声の大規模なモテットも、定旋律はComme femmeです。イザークと言うと、どっちかというと地味っていうか、滋味っていうか、じんわり系?スルメ系?な作風を想像しますが、この曲は全然違います。ものごっつい壮麗で、躍動的です。
あ、上の画像がそのComme femmeです。
今回の演奏会はこのシャンソンで統一された演奏会になりそうです。
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演奏動画公開中!
Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor
Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”
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Salicus Kammerchorホームページはコチラ
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