Ringmastersのコンサートに行ってきました

GWですね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は明日から広島です。

月曜のシグナス・ヴォーカル・オクテットのCD発売コンサートのために行ってきます。

お近くの方は是非!


昨日はサリクスのリハーサルでした。

3回目のリハで、徐々に深いところにまで入っていきます。メンバーとのせめぎあいが続きます。

Jesu, meine Freudeはやっぱりすごい曲です。リハやってても精神的な消耗が凄い。

この曲、5年前くらいにカンタータクラブで演奏しました。その時よりいい演奏をしたいということが自分に対するプレッシャーにもなっていて、いいです。


サリクスのリハの後はトミーとリングマスターズの演奏会に。

2012年のバーバーショップのチャンピオンです。

去年に引き続いての来日で、前回は聴きに行けなかったので、今回楽しみにしていました。

CDは聴いていたのですが、CDのちょうど5億倍良かったです。

あとバリトンの彼がイケメン過ぎました。ジャスティン・ビーバーの6倍くらいイケメンでした。

テノールとバスのメンバーが今回来れなかったようで、2人は代役だったのですが、全く遜色ないどころか、上述のようにCDのちょうと5億倍良かったので、オリジナルメンバーだったら何億倍良いのでしょうか。

彼らスウェーデンのグループで、今年は日本とスウェーデンの国交樹立150周年だそうで、その記念で大使館で演奏してきたそうです。

彼らはバーバーショップカルテットですが、もともとはクラシックの合唱をやっていたそうで、今でもスウェーデンの合唱音楽もレパートリーにしています。

今度出るシグナスのCDにも収録したKung liljekonvailjeも演奏してくれましたが、男声版のトップテノール絶望的に難しくて歌える気がしねーーーって思いました笑

それにしても、彼らほんとに声が柔らかくて軽い。特にバリトンの彼はマジで鼻歌です。超絶コントロールの行き届いた鼻歌を聴いているようでした。それがもう素敵すぎ。虚飾無く、気負いなく、さりげなくスッと入ってくる。

あの調子なら(リード以外は)一日中年中無休で歌ってもなんともないでしょう。

いや、リードは大変なんですよ。ほんと、とんでもないテクニックなんですよ。

なんか私今バスからアルトまで歌ってますが、やっぱりテノールが一番難しいし、消費カロリーが全然違います。

6月のカペラはバスを歌いますが、先日のリハーサルで久しぶりにバスを歌って、「あーーーらっくちーーん」って思いました。

いや、ほんと久しぶりにこんな力いっぱい拍手しました。

2時間弱のプログラムで(それも1時間位に感じましたが)アンサンブルが乱れたのって3秒以内だったと思います。

まさに異次元。

それで、精度が高いだけじゃない、ほんとに聴いてて楽しい、気持ちがいい、この瞬間が永遠に続いたらいいのにって思わせてくれる。

心から歌うことを楽しんでいて、それを隠さない。

「人生ってほんと素敵だよね、素晴らしいよね、そう思わない?」って言ってるみたいでした。

無邪気で、疑いがない。

歌ってそういうことなんだよな。

ほんとに今回行けてよかったです。

これがなんと2500円!!!!!!!激安っ!

マネージメントしてくれた東京バーバーズに本当に感謝です。素晴らしい活動をされています。本当に。

バーバーショップってなんとなく一世代前に流行った懐かしい音楽って思われがちだけど、お客さんにも若い人すごく沢山いました。羨ましい。

あまりこの業界のこと詳しくないけど、Twitterなんか見ててもよく学生のグループが動画あげてるのを見かけるし(しかも凄いクウォリティをもったグループをいくつも見かけます)、結構若い人にも人気のジャンルなのかなと思います。

声楽アンサンブルの精度という意味では世界で最もシビアなジャンルだと思うし、先日の八咫烏の演奏会でも思い知りましたが、物凄いバカテクです。おっそろしいほどのテクニックを要求される。

八咫烏でも歌い続けていきたいレパートリーだし、いわゆる普通の合唱をやってる人たちにももっと楽しんでもらいたいなあと思うジャンルです。あ、あと声楽科の学生さんとかほんと聴いた方がいいと思う笑。生で。

やっぱり録音が悪いと思うなあ。スタジオ録音って圧迫感あって嫌。もっと生に近い録音の方法とか編集のやり方にしたほうがいいと思うのだけど。

東京バーバーズは毎年チャンピオンカルテットを呼んでいるので、情報を仕入れて、演奏会に行きましょう!是非!

 

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