10万円の使い道

緊急事態宣言が段階的に解除されていくようですね。

まだまだ特に首都圏はどうなるかわからない状況ですが、合唱はこれからどういった道筋で再開していくこととになるでしょうか。

広い会場、人数の制限、フェイスガード等の利用という感じで徐々に再開していく感じでしょうか。

しばらくは全体練習はZoomとsoundtrapを使用した練習を継続することになるのではないかと思っています。

プロの演奏家の演奏活動はどういう形で再開していくでしょうか。

まずは無観客、演奏者の距離を離した上でのライブ配信などから始まっていくのでしょうか。

リハーサルはどうなるでしょうか。クワイヤブックを使用しての演奏は社会からの批判を浴びるのでしょうか。

品川駅構内の様子がテレビなどでよく話題になりますが、家族のため、また自分が生きるために働くオフィスワーカーの皆さんを、批判できる人がいるでしょうか。

私はあの様子を、少し羨ましく見ています。

いいなあ。仕事に行けるんだなあ。


さて、先日ドイツの友人が電話をくれまして、お互い近況をしゃべったのですが、彼が行ったことでとても印象的なことがありました。

彼毎月床屋に行くそうなんですが(彼はドイツ人ですが美容院のことを床屋と言います)、この2か月くらい行けていないと。

それで、いつもだったら確実にその床屋で使うはずのお金を持ってるのが嫌なんですって。それだったらいつも通り床屋に行ったと思ってそのお金を寄付したい。と。

なる。ほどなあ。と思いました。というか全くその発想は、なかった。

そういう考え方があるんだと、カルチャーショックを受けました。

私だったら使わなくてすんだお金は自分のためにとっておこうとか、浮いたお金で別のもの買おうとか、そいういうことしか考えないな。それって日本人的はっそうなのでしょうか。

確かにこの自粛期間中、稼ぐお金も減ってますが、使うお金も減ってます。

酒を飲む量は増えましたが笑、なにしろ家で飲んでるので多少量が増えたところでお店で飲む金額には遠く及びません。(つまみはMきなちゃんから買った駄菓子だし)

家でのQOLを上げようと思ってVoxのミニラジオを買ったりしましたが、それも4000円とかだしなあ。

それよりこの2週間くらい1回も電車に乗ってない。毎月の交通費、私だけで大体2-3万円なんですけど、多分今月は2000円くらいなんじゃないかな。

家から出なければ外でペットボトルの水とか買うこともないですしね。

お昼も外で食べるってことがほぼないし。

そうした小さな積み重ねを考えると、使うお金相当減ってると思います。

多分みんなそうですよね。普段だったら使うはずのお金を持ったままにしてる。

いつも通りお給料もらえてる方はむしろお金貯まったんじゃないでしょうか。

それで来月特別定額給付金10万円給付されますよね。

皆さん何に使います?

もちろんいつも通り仕事できてない人はヤバイ。廃業、廃業目前、廃業秒読み、廃業待ったなし。そういう方も多いと思います。

音楽家は言わずもがな、飲食、服飾の小さなお店も厳しいと思います。

今服買っても着ていくところがないですからね。

外出と言えばスーパーに行くかパン屋に行くかというところなので、最近は最強におしゃれしてスーパーに行くことにしています。まっかっかのシャツとか着て笑

あとはZoomでミーティングやレッスンをするときも、なるべくちゃんとした格好しようと心がけてます。シャツの皴なんか見えないでしょってその通りなんですけど、そういうことじゃない。

あ、ちょっと話がそれましたね。それてもないんですけど。

私、10万円もらったらそれ握りしめてblues dressに行きます。渋谷の洋服屋です。

渋谷の店舗の固定費とか悲鳴が上がりそうな値段だろうから、私が10万使ったとしても大したたしにはならないだろうけど、塵も積もれば山となるって、あれほんとなんですよ。

「そんな小さなことって言いますが、そんな小さなこともできない人に何ができるんですか?」

って小学生の時に言われて衝撃的だったんで今でもよく思い出すんですが、ほんと、小さいことが大事なんですよね。神は細部に宿る。

ちょっとしたことなんです。いつも。人生観を根底から覆すような衝撃をもたらすことがらは。

あの、全然関係ないですけど、Deep purpleのBurnって曲あるじゃないですか。あれの最初のリフ、ほんのちょっとですけど、遅れ気味なんですよね。

もたれ気味というか、そんでドラムがオカズから入ってくるんですが、これもまたちょーっと遅いんですよ。我慢して我慢してぎりっぎりのところで入ってくる。

カラヤンが確かホルン奏者かなんかに、「それでマエストロ、私はどこで音を出せばいいんでしょうか」って言われて、我慢できなくなったら入ってきなさいとかって言ったらしいですが、そんな感じですね。理性の許すぎりぎりのところ。

で歌が入ってきたところでちょっと速くなるんですよね。ドラム。

こういうほんのちょっとの、気づかれないくらいほんのちょっとのことが、もうとてつもなく偉大。尊い。

はーーーーーーkkkkっこれだよねーーーーってなるわけですね。

ところでこの曲、このリフがサビですね。ひえーー。でたーーサビインストーー!気づかなかっただけど結構あるんですね。

サビ始まりでAメロ入って、Burn!って言ってるところはブリッジでサビに戻る。しかも戻ってきたサビはギター一本丸裸。なんっって曲だ。

は。また話がそれました。

そういうわけで私はblues dressにつぶれてほしくないので、blues dressに10万円ぶっこみに行くぜっていう話でした。

それでもう一つ、そのドイツの友人の言っていたことで印象的だったことがありまして、「両親にももう2か月も会えてない」って言ってたことで、私今年のお正月母がインフルエンザにかかって帰れなくて、父には3月の叔母とのコンサートの時に会いましたが、母とは1年半くらい会ってないんですよね。

特になんとも思っていませんでしたが、人の行き来がしやすくなったら、広島に帰ろうと、思いました。

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