今週末に迫りました叔母との企画について、お話したいと思います。
この企画は2020年に開催した「ダヴィデの声明×如来のイムヌス」の続編で、「声明とグレゴリオ聖歌のポリフォニー」をテーマにしています。
前回は「カタカナの漢字×漢字のカタカナ」、今回は「漢字のカタカナ×カタカナの漢字」ということで入れ子になってるんですね。一応考えてるんですねそういうところ笑
そもそも私たち叔母甥は、というか櫻井家というのがちょっと変わってて、叔母が声明パフォーマーで、甥がグレゴリオ聖歌歌いなんですよね。
それで叔母は仏教徒ではないし、甥はクリスチャンではないというのがミソなのです。
いわゆる声明とグレゴリオ聖歌の企画というのは結構いっぱいありまして、珍しくもなんともないのですが、仏教徒でもクリスチャンでもない人がやるからこそできることというのがあるんですね。
それが「新作」です。
仏教徒が声明新作したり、クリスチャンがグレゴリオ聖歌新作したりしたら怒られますよね。普通。そうじゃなくても怒られそうだけど笑
だから一応声明「風」新作、グレゴリオ聖歌「風」新作としているのです。
それでなんのために新作するかというところですが、それはポリフォニーするためです。
つまり声明とグレゴリオ聖歌を同時に歌って、アンサンブルするのです。
既存の声明と既存のグレゴリオ聖歌を同時に歌ってももうそれはただのパラレルワールドなのですが、新作であればピッタリいい感じにアンサンブルできるわけです。(だから普通はせいぜい声明とグレゴリオ聖歌を交互に歌うくらいしかできないんです)
前回のはこんな感じ。
こんなほうぼうから袋叩きにあいそうなイカれた企画はアングラ声明パフォーマーとハードコアグレゴリオ聖歌歌いにしかできません笑
類まれな企画であるということだけは保証します!
今回のテーマは前半は「エレミアの哀歌」、後半は「キュロスの円筒碑文」です。
エレミアの哀歌は旧約聖書に含まれる、預言者エレミアがエルサレムの陥落を嘆いた歌で、キュロスの円筒碑文については下記ウィキペディアをご参照ください笑
上記ウィキにも触れられておりますが、キュロスについてはイザヤ書44章にも記述があり、私の歌唱部分はその部分と、関連するエレミア書第25章からとられています。
というわけで今回のテキストはほぼ旧約聖書から取られています(キュロスの円筒碑文そのもの以外)。
(だんだん何をやるかわかってきましたよね?ほんと説明するの大変なんだから!)
ここから各曲の説明に入ろうと思いましたが、あまりに長くなってしまうため、その2につづく!ということにしたいと思います。
皆様ぜひともこの空前絶後のライブにお越しください!
お申し込みはこちらのメールアドレスまで→g.sakurai.office@gmail.com