一昨日になりますが、Ensemble XENOS第1回演奏会”Vanitas”、満員のお客様に見守られて、終演いたしました。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。
大森福興教会満員になったことなかったので、響きの変わり方に驚きましたが、それよりそれに動じない共演者に驚きました。さすがです。百戦錬磨とはこのことよ。
コントラポントでヴェスプロをやったとき、櫻田先生がテノールで、同じテノールのトミーや金沢さんが影響を受けまくってレベルがぐっと引き上がったのを目の当たりにしましたが、今回美千子さんと共演できて、私たちみんな引き上げられたと思います。少なくとも私は。自分の持っている今できる限界まで出せたと思います。
狂気と理性の狭間といいますか、この2つ、どちらをとるかということではく、どちらもとりに行く。貪欲に、妥協なく、実直に。
しかし久しぶりに味わいました、このプレッシャー。なんとも形容しがたい、無理してる感じ。
運営もほとんど自分でやってたので、チケット管理とか、お客さんとのやり取りとか、当日の会計とか、慣れたこととはいえ、今回の歌の方のシビアさとの合わせ技でかなりこたえました。
それで昨日も今日も朝からだったので、ブログの更新が遅れてしまったのでした。まだキャリーケース片付いてないです笑
けどほんとに沢山お客様に来ていただけてよかった。
満員なんていつぶりだろう。
多分サリクスの第2回定期演奏会のルーテル市ヶ谷公演以来じゃなかな。
やっぱり興行として成立しないと続けられないので。
今回沢山のお客様に来ていただけたので、次回の計画も進められそうです。皆様のおかげです。本当にありがとうございます!一回きりになっちゃったらやだなあと思ってたんですよね。凄く。
やっぱりアンサンブルなので、続けないとできないことってのがほんとにあるんですよね。
今回美千子さんにも言われましたが、僕とトミーってもう10年位一緒に歌ってるんですね。学部の頃から数えると。しかもかなり頻繁に一緒に歌ってる。
そうするともう合わせる必要がないんです。せえのってのが要らない。お互いノーモーションでファって出たらそれで合う。そりゃ合わないこともありますが、合わなくてもストレスにならないんですよね。あ、合わなかったなってだけで。
なかなかそれって難しいことだと思うんです。合わなかったら、やべ、合わなかった。どうしよ。自分が悪かったかな。って通常は思うんですよね。
それで今回私とトミーが両端で歌うことになったんです。
でも今回自分テクニック的にも音楽的にもまだまだだなってことがいっぱいありました。いっぱい気づかせてもらいました。
いやね。ほんとテクニックなんてクソどうでもいいですってふうに歌うのには、クソほどテクニックがいるんですよ。
呆れるほどの精度を持ってないと、できないんです。それ。
自分はまだリスクを犯せるレベルにまで達してない。
そう思いました。
ということで、少しでも他のところで貢献しようというところがあって、解説も今回私が書かせてもらいましたが、なかなか好評だったようで良かったです。
アンサンブルの本番はあと9月にアラミレ、10月カペラ、11月もカペラ、12月頭に中世音楽のアンサンブル、12月末にはEnsemble Salicus、来年1月カペラ、2月にはemulsionが決まっています。
ガツガツレベルアップしていきます。
明日はemulsionのリハだ!譜読みします!
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Salicus Kammerchor
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演奏会情報
次回演奏会は
12月19日のEnsemble Salicus第2回演奏会です!
https://www.salicuskammerchor.com/concert
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CD・DVD発売中!
第3回定期演奏会のライブDVD
をウェブ販売開始しました!
http://www.salicuskammerchor.com/goods
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