インスタバエ
このところブログが滞っていて、書きたいことが溜まってます。
ちょっと前からインスタグラムのアカウントを作ったのですが、全く楽しみ方がわからず、とりあえずインスタバエ(凄く見た目のいい蝿のこと)ってこれやろがー!っていう写真を撮って載せることにハマってます。
インスタの楽しみ方がわからないのがオジサンの始まりらしいので、頑張ってます笑
インスタバエてますでしょうか・・・。
プロコフィエフ作曲オラトリオ〈イワン雷帝〉
昨日からイワン雷帝のマエストロ稽古が始まりました。
N響定期に乗るのも東京混声合唱団にトラで乗るのも初めてなので楽しみです。
昨日も初めてN響の稽古場に行ってきたのですがなんつーかもう、えー素晴らしくいきとどいた過ごしやすそうな建物でした。
先週は別会場での合唱稽古だったのですが、近くの早稲田奉仕園スコットホールで映画の撮影をしていて、わりと私たちはその話題で盛り上がりました。
どの映画で誰を見たかとか言っていいかわからないので言わないことにしますが(多分全然問題ないけどチキンなのでやめます)、主演女優の方を見かけました。
あー嘘です。わざわざ見に行きました。
お昼の休憩時間に、K池E子いるぞ!って軽く騒ぎになりまして、「マジか!見に行こう!」ってわざわざ見に行きました。
私KジーJニーのファンで、K池E子は見たいぞ!って思いもあったのですが、それより男子のノリに乗っかって男子同士仲良くなりたいっていう思いの方が大きかったり、そんな自分かわいいと思ったり、でもそういう打算的なところが嫌いだったり躁鬱忙しいですが。
K池E子さんが実際どういう感じだったか詳述は避けますが、とりあえずお陰様で1日元気に過ごせました( ・∇・)
あとは共演者の方が、コーヒーの移動販売車を車ごと差し入れしてたのには目が皿になりました。
えー。肝心のイワン雷帝について何にも言ってない笑
以前のブログにも書きましたが、この作品はプロコフィエフが同名映画のために作曲した音楽を、のちに別の方がオラトリオとしてまとめたものです。
いわゆる劇伴というやつですがこれがなかなか侮れません。
あらゆる名作は制約があるからこそ生まれるといいますが、この劇伴という制約の中でプロコフィエフの挑戦と工夫が随所で個性的な響きを作っています。
その上で失われることのないポピュラリティー。
名曲の条件、普遍性と独創性のバランスのとれた作品だと思います。
曲調も映画の内容から制約を受けていますので全体的に暗く辛いものが多いですが、故郷を失った私たちに、タタール人に祖国を奪われたルーシの人々に被らなくもなく、なかなかジーンときます。
私たちの故郷はどこに行ったのでしょうか。もう戻ってくることはないのでしょうか。
ともあれ100人の声楽家達による合唱はもんの凄い迫力です。
普段多くても10数人のアンサンブルでしか歌ってない私としてはもうカルチャーショックです笑
私今回トップテナーなんですが、終曲ではb音をa母音で30秒くらい伸ばします。バーバーショップか!Σ\(゚Д゚;)
もちろんオクターブ上ではソプラノが同じく絶叫してます。うーむ。楽しい。
普段こういうことしないのでやけにテンション上がっちゃいます笑
こちらの公演、私はチケット持たされていませんので、チケットをお求めの際は直接N響の方までお願いいたします。
http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=691
計歌会&FF古楽道場 合同発表会 イザークのミサ《いとも聡明なおとめ》
来週末はイワン雷帝ですが、再来週は2つ演奏会がございます。
一つは11月23日計道会の発表会
私にとってメモリアルイヤーのイザーク歌い納めです。
歌い手中心の若い勉強会のFFの古楽道場と、古楽界で活躍されている器楽の方々中心の計歌会が合同で発表会を行います。
ミサをグレゴリオ聖歌の固有唱とともに歌います。
勉強会という性質のため、グレゴリオ聖歌の先唱や朗読を交代で歌うのですが、私は通常唱の先唱と福音書、主の祈りを担当します。
いつもカペラやアラミレでは研一郎がやっている部分で、なかなか出来る機会がないので、これも楽しみです。
通常唱でグレゴリオ聖歌が必要な部分は、1511年に出版された聖歌集、Graduale Patavienseを使います。
これがその聖歌集です。このまま使ってもいいのですが、ちょーっとこのタイプのネウマは読みにくいので、普通の四角譜に書き直しました。
結構きれいでしょ笑
4線は普通に赤ボールペンで書きました。
こういう作業好きなんですよねえ。楽しい・・・。
で、このキリエをもとにイテミサも作りました。
あとアニュスも作んなきゃいけないんだけどまだ出来てません笑
バッハカンタータアンサンブル 第44回演奏会
それからもう一つは11月26日のバッハカンタータアンサンブルです。
これも以前のブログにマニフィカトについて特に詳しく書いたのでよろしければこちらもどうぞ。
この団体、普段は花井先生が振られているのですが、今回代役で振らせていただくことになりました。
もーーほんとに花井先生の凄さ、大変さをヒシヒシと感じております・・・。笑
今回マニフィカトとともに演奏するカンタータBWV190は、残された資料が不完全で、一部補筆の必要な作品です。
具体的には第1曲・第2曲の金管、ティンパニ、オーボエ、ヴィオラ、通奏低音と、第7曲のヴィオラです。
この欠けた部分を補筆するのですが、結構沢山欠けているので、補筆する人次第で全然別の曲になっちゃいます。
私たちが今回使用するのは、鈴木雅明、優人さん親子が補筆し、BCJが録音し、カールスから出版された楽譜なのですが、YouTubeには色んな方の補筆版が上がっていて、もうほんと別の曲です。大変興味深いです。
Koopman版
https://www.youtube.com/watch?v=HV9c7UVbXlY
Gardiner版
第1曲だけでも聴き比べてからお越しになると、結構面白いと思います。全然違います。
それで今回演奏するBCJ版ですが、発売されているCD音源と出版されているカールス版スコアでも、微妙に変更されている部分があるのですが、幸いカンタータクラブつながりで優人さんと面識があったため、メールで疑問点を聞くことが出来ました。
優人さんありがとうございます。
こういうのほんとにいいですよね。バッハにもメールで聞きたいこと山ほどある・・・笑
この他BWV98も演奏します。こちらは終結合唱のない短めのカンタータです。季節的にもちょうど今頃演奏された佳作です。
こちらの演奏会は毎回満員近いお客様にご来場いただいております。
お早めにご予約いただいたほうがよろしいかもしれません。
http://bachkantate.web.fc2.com/nr44.html
↑こちらのホームページ下部の連絡先よりご連絡ください。
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Salicus Kammerchor
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公演情報
次回公演は2018年5月の第4回定期演奏会です!
http://www.salicuskammerchor.com/concert
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DVD発売中!
第2回定期演奏会のDVDをウェブ販売しております!
http://www.salicuskammerchor.com/goods
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サリクス通信に古楽演奏家 花井哲郎とヴォイスパフォーマー 徳久ウィリアムが登場!
http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1
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