Chor Eleusis 合唱団エレウシス

すでにSNSの方では告知させていただきましたが、私櫻井元希、アマチュア合唱団を作ります。
ゼロから自分のこれまで学んできたことを活かせる団体を作りたいと思うようになりました。

古楽とは・・・

自虐ですけど、私って完全にクラシックのメインストリームからは落ちこぼれた存在だと思うんです。

なんていうか。まっとうな道を進んでないことは明らかですよね笑

もちろん私の仲間(だと思ってる)のハードコアとかノイズや前衛系のミュージシャンからすればクラシックという枠の中にいるだけですでに直球ど真ん中やんけって言われそうですが、こういう世界の中にいて、それをちょっと遠くから見てるってことが自分の強みなんだろうと思います。

私の専門はバロック以前の音楽、いわゆる「古楽」と言われるジャンルですが、このジャンルも少し前までは、いわゆる「モダン」の人から見ればひとつの流行りというか、あまり価値を置かれないジャンルだったと思うんです。

今でもそう思ってる「モダン」の人も大勢いると思いますが、ですが最近では無視できないひとつの「ジャンル」としてくらいは認識されているでしょうか。

でもそもそも「古楽」って「ジャンル」なんですかね。

単純な話、今より古い音楽という意味ではほとんど全ての音楽が「古楽」になってしまうと思うので。そういう意味で、古楽はジャンルにはなりえないと思うんです。

特定の時代や地域、ジャンルに縛られないものだと思うんですね。

じゃあ何かって言うと、その人が、その音楽に向かう姿勢のひとつが「古楽」だと思うんです。

いわゆる「古楽的アプローチ」っていう言い方がありますが、これ、「真摯に音楽をやる」って読み替えてはどうでしょう。そういう意味じゃないでしょうか。
そのために必要な努力をする。それだけ。

だからみんな「古楽」なんです。なにか特別なことをやってるんじゃなくて、ごくごくふつうのことなんです。


比較音楽学的実践

しかしまあ一般的には今でも「古楽」ってのはクラシックの中でも辺縁のいちジャンルくらいに捉えられていますよね。

それで自身はどうあれ、一般に古楽だと思われているジャンルの人たちってのがいて、私ってその中でもこうなんというか染まりきれてないっていうか、価値観を共有しているようでしてないっていうか。微妙な立ち位置にいると思うんです。

までもそれが私のひとつの特徴かなと思うんです。

深く掘るためには広く掘らなければならない。

っていう言葉があるんですけど、手で掘るならですね、ある程度掘ってしまったら広く掘らないと、掘った土を地上に運べなくなっちゃう。

あの、綺麗事だけで人間は語れないと言うか、綺麗事は綺麗事でいいんですけど、私はもうちょっと深いところにタッチしたいなあって思うんですよね。

デスメタルとかノイズボイスとか、そういう綺麗事じゃない人間の一面って、バッハの中にもあるんです。

バッハだって人間なんですから。

というわけで、なるべく多面的に物事を捉えたいなというのが最近の私で、その中で見えてくる普遍性ですよね、ああ、やっぱり同じ人間なんやなっていう共感を感じたい。

ここのところ音楽以外のことも含めいろいろ学ぶ機会があって、そこで考えたのは、私のやってることって比較音楽学なのかもしれないということ。

私の大好きな古東哲明という哲学の先生は専門が比較哲学なんだそうです。
確かに彼のやっていることっていうのは一つのことを、本当に幅広い角度から観るんです。それで誰にでもではないかもしれないけど誰かには絶対にわかる言い方で、もうローラー作戦ばりに数打つんですよね。
100人いたら100通りの言い方をする。そういうやり方で伝えようとする。
でも言い方が違うだけで、言いたいことはたったひとつ。

世界の音楽を見て回って結局日本の声明に行き当たった叔母がいるので、まあこれもDNAかしらとも思うんですが。

音楽って哲学であり人間なので、最終的には人間って何だ、これが人間だ。人間だ人間だって言うのが芸術なんだと思うんです。

Hermann PreyとかFrits Wunderlichとか聴いてるとそう思います。そう思いません?

それで、いろんなところで学んできたことがここのところおぼろげに形になりつつあって、そういうことをゼロから一緒にやっていく仲間がほしいなあと思ったんです。

集まってくれるかほんとに不安ですけど、期待してます。


「エレウシス」

団体名の「エレウシス」について。

ちょっと一言で説明するのが難しくて、なんで一言で説明できる団体名にしなかったんだろうとすでに後悔し始めていますが、ものすごく簡単に言うと、「災い転じて福となす」みたいな意味です笑

ギリシャの都市の名前なんですけど、そこで行われていた密儀にあやかりました。仏教の行にも近いと思います。死の限界まで身体を追い込むことによって、生の至福の輝きを見出すというようなものであったそうです。(だからといって本番のために練習でしごきまくるということではないです笑。むしろ逆です。練習が楽しくないのに本番が楽しいわけないですから。)
そういう意味ではサリクスの第2回定期演奏会のテーマ「Melete Thanatou〜死が照らし出す生の輝き〜」と同じようなことです。

生きているうちは生きていることを忘れてる。生きながらにして生きていることを思い出させてくれるのが芸術じゃんね。
そう思いません?

昔「歌え!フィッシャーマン」っていう映画があって、そのラストシーンで、髭もまつげも眉毛も凍らせながらおじさん達(おじいさん達)が歌うってのがあったんです。

もうそれはそれは感動的で。ああ、こういう歌が歌いたいなあと。思いました。かならずしも、めちゃくちゃうまいというわけではないんですけどね。


練習日時:毎週水曜日18:30-21:00
練習会場:江戸川区の公共施設
指導:櫻井元希

初回練習曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「イエス、我が喜び」 BWV 227
Johann Sebastian Bach “Jesu, meine Freude” BWV 227

団費:4,000円/月(学生:3,000円、夫婦割:お二人で7,000円)

お申込み:
以下のメールアドレスに、①お名前 ②パート ③電話番号 ④メールアドレス ⑤ご住所
をご記入の上お申し込みください。 g.sakurai.office@gmail.com

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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クラウドファンディングやってます!

J. S. バッハのモテット全曲演奏会に向けて皆様よりご支援を募ることとなりました。応援どうぞよろしくお願いいたします!

https://camp-fire.jp/projects/view/106446

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CD・DVD発売中!

Ensemble SalicusのレクチャーコンサートライブCD

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売しております!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信

サリクスの最新情報や、ここでしか読めない特集記事を配信しています。

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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