今日は初めて合唱全パートが集まってのリハーサルでした。
パート練、トップ練、セクション練の効果が出てます。
今日はグレゴリオ聖歌、イザーク、パレストリーナを練習しました。
グレゴリオ聖歌はようやく今回、ネウマのその先に行けそうです。
ネウマを歌っているうちはネウマは邪魔でしかないので。
言葉の表現のためにネウマが生かせるという段階まで今回はいけるかもしれません。
メンバーが今回は各パート3人ずつ(いつもは4人ずつ)なので、より緻密に音楽が捉えられそうです。
そして今回は器楽のステージがある分、曲数は少なめです。1曲にかける時間が多くなる分、今まで出来なかったことができると思います。
明日はまた女声練、木曜は合唱tuttiです。いよいよ本番が近づいてきたという感じがします。
イザークの入祭唱、よく出来てます。バスとソプラノで定旋律を歌い継ぐ珍しいパターンで、なんと詩編唱部分はバスがずっと定旋律です。それも、アルト、ソプラノと、定旋律の冒頭モチーフを提示した末にバスの登場なので、意外性抜群です。
はっネタバレしてしまった!
パレストリーナ作曲、バッハ編曲のミサ「シネノミネ」は6声で、チェンバロとオルガンの通奏低音付き、更にバスパートにはヴィオローネが重ねられています。ライプツィヒ時代にはバッハは16フィート、つまり書いてある音のオクターブ下を弾くヴィオローネを使っていたと考えられているので、私達がパレストリーナと聞いて想像するサウンドとはかなり違った響きになることでしょう。
そしてヴィオローネは角谷朋紀さん。激アツ必至です。
Salicus Kammerchor × La Musica Collanaジョイントコンサート
Concerto × Concerto!!!
〜教会カンタータとその背景〜
J. S. バッハとそれ以前の声楽曲を専門とする室内合唱団Salicus Kammercorと、イタリアバロックのコンチェルトを主たるレパートリーとする室内オーケストラLa Musica Collanaがこのたびジョイントコンサートを催すこととなりました。
メインプログラムはJ. S. バッハの教会カンタータです。前半のそれぞれの単独ステージでは、バッハ以前の大家の作品を取り上げ、声楽と器楽の両面から、バッハのカンタータが生まれた背景を体験していただけるようなプログラムを構成いたしました。
演奏会タイトルにある“Concerto”は、一般的に知られている器楽の「協奏曲」という意味の他に、バロック期には、対比の原理を特徴とした声楽曲という意味にも用いられました。また現在バッハの教会カンタータと呼び慣わされている作品群も、今回演奏する2曲がそうであったように、バッハ自身は通常“Concerto”とタイトルを付しました。
今回声楽団体、器楽団体が共演するにあたって、この「器楽曲としてのコンチェルト」、「声楽曲としてのコンチェルト」、そしてそれらがまさに協奏する「教会カンタータとしてのコンチェルト」という3つの顔を持つコンチェルトを表現して、演奏会タイトルを“Concerto×Concerto!!!”と致しました。 瑞々しく、美しくも激しいConcertoの世界をご期待ください!
【東京公演】
日時:2016年10月26日(水)
19:00開演(18:30開場)
会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール
【神奈川公演】
日時:2016年10月29日(土)
13:00開演(12:30開場)
会場:カトリック由比ガ浜教会
【チケット料金】
全席自由:一般3,500円/学生2,500円(当日:一般4,000円/学生2,000円)
Salicus Kammerchor2016-17年シーズン定期会員の方はそれぞれ500円引きでお求め頂けます。
Salicus Kammerchor、La Musica Collana、両方の会員の方は1,000円引きとさせていただきます。
【曲目】
Salicus Kammerchor
グレゴリオ聖歌:聖霊降臨祭後第15主日のための入祭唱《主よ、我に御耳を傾けたまえ》
H. イザーク(ca. 1450-1517):聖霊降臨祭後第15主日のための入祭唱《主よ、我に御耳を傾けたまえ》
G. P. da パレストリーナ(ca.1525-1594)作曲/J. S. バッハ(1685-1750)編曲:
ミサ《シネ・ノミネ》より「キリエ・グローリア」
J. H. シャイン(1586-1630):《なぜ悲しむのか、我が心よ》
H. L. ハスラー(1562-1612):《なぜ悲しむのか、我が心よ》
La Musica Collana
A. ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲集《調和の霊感》 Op.3より第7番 『合奏協奏曲 ヘ長調』 RV 567
J. S. バッハ :『ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調』 BWV 1060a
Salicus Kammerchor & La Musica Collana
J. S. バッハ:カンタータ第47番《高ぶるものは低くされ》 BWV 47
J. S. Bach : Kantate Nr. 47 “Wer sich selbst erhöhet, der soll erniedriget werden” BWV 47
J. S. バッハ:カンタータ第138番《なぜ悲しむのか、我が心よ》 BWV 138
J. S. Bach : Kantate Nr. 138 “Warum betrübst du dich, mein Herz?” BWV138
【演奏】
Salicus Kammerchor
[ソプラノ]
金成佳枝*
鏑木 綾
高橋 慶
[アルト]
岩渕絵里
輿石まりあ*
富本泰成
[テノール]
金沢青児*
佐藤 拓
沼田臣矢
[バス]
青木海斗*
小池優介*
谷本喜基
[オルガン]
村尾芽衣
La Musica Collana
[ヴァイオリン]
丸山韶*
吉田爽子
天野寿彦
佐々木梨花
[ヴィオラ]
佐藤駿太
[チェロ]
島根朋史
[ヴィオローネ]
角谷朋紀
[オーボエ]
小花恭佳*
小野智子
[チェンバロ]
鎌田茉帆
(*ソリスト)
【指揮】
櫻井元希
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