Salicus Kammerchorについて

Salicus Kammerchorについて

この数年がサリクスにとって正念場になりそうなので、ここでこれまでの歩みとこれからについて整理しておこうかなと思います。

サリクスは2015年に芸大バッハカンタータクラブの仲間を中心に作ったのですが、現メンバーでその頃のメンバーは数人しかいません。

じゃあどういうメンバーなのかというと、本当に色々で、古楽科出身者が数名、人づてやヘッドハントなんかで構成されています。

2024年、カンタータ全曲プロジェクトのためもあって始めたサリクス研修所からは、昨年2人合格して、今年の定期でデビューしました。

サリクスでやっていることは、現状のクラシック界からするとかなり異常なことをやっているので、なかなか普通の歌手を雇ってそれが戦力になることはありません。

むしろ普段からわたしの団体に参加していたり、ワークショップに参加しているアマチュア歌手の方がやろうとしていることを汲んでくれることが多いです。

そんなわけでサリクスの歌メンバーの1/3くらいは兼業音楽家です。

この状態が良いとは思ってません。実力はあるのに音大を出てないがために音楽では食えない社会には問題があると思ってます。

彼らが音楽に集中できれば、日本の音楽界はもっとはるかに豊かになります。(彼らがそれを望むかどうかは別として)

逆に、音大を出ただけで実力も、音楽に対するモチベーションは大してないのに音楽で食えてるプロが日本の音楽界を貧しくしています。 

そしてそれに音楽ファンは加担しています。下手な演奏者の下手さがわからないので、肩書きをみて、よおわからんけどきっと上手いんやろうと判断するしかないのです。

今の音大は、少なくとも歌に関して言えば、そこにいればいるだけ下手になります。歌が下手になるだけならまだしも、声も出なくなります。

ほんと苦しんでる音大生みんなうちに来てほしい。

研修所でがんばってる研修生も、まず声ががんじがらめになってて、そこをクリアーすることに非常に苦労しています。

クラシックを学びさえしなければ、経験することのなかった苦しみです。他に学ばなければならないことは山ほどあるのに、まずそこに大きな壁があります。

全く。何を呪えばいいんでしょうか。音楽取調係ですか。ヨーハン・クリスティアン・バッハですか。

クラシックと古楽についてはこちら

その上現代日本で生きているとそれだけで声は出なくなります。専門的な教育を受けているから声が出なくなるということは大いにありますが、そうでなくても普通の人が声が出なくなる社会であるというこことは間違いないです。

これもとりあえずイギリス人呪っとけばいいですか。

そういう訳で特に現代日本において、特に西洋クラシックの界隈で、歌を上達させるのは本当に至難の業です。

とまあわたしは育成環境については日本の西洋クラシック業界しか知らないので、観測範囲内のことをお話ししていますが、世界的にみても、西洋クラシックの「演奏」は悲惨です。

西洋クラシックのジャンルで歌の上手い歌手が1人でもいるでしょうか。いるなら教えてください。

ニーチェは神を甦らせるつもりはさらさらなかったようですが、わたしは西洋クラシック音楽を甦らせようとしています。

「失伝した西洋の歌の再創造」と言っているのはその先駆けです。


「失伝した西洋の歌の再創造」の方法

具体的には失伝した古ネウマ(10世紀頃に記されたグレゴリオ聖歌の記譜)の歌いまわしを再創造し、それをその後の西洋音楽の演奏にも活かすということです。

そしてその古ネウマが言わんとするところを知るためには、旋法とヘクサコルドの理解がほとんど必須と言っても過言ではありません。

「ほとんど」と言ったのは、旋法とヘクサコルドという概念は、グレゴリオ聖歌を理解するために生まれた概念なので、それ以前の音楽家はそれなしにグレゴリオ聖歌を理解していたからです。

なので旋法とヘクサコルドの概念が生まれる以前の音楽家と同等の実力をお持ちの方であれば、これらの概念は必要ありません。ただそれは原理的にほとんど不可能と言って差し支えないと思います。生まれてこの方グレゴリオ聖歌以外の音楽(それも1000年以上前のヨーロッパの達人たちの演奏で)を聴いたことがないというような環境で育つというのはあり得ないし、多分現代ではその時点でコンプライアンス的にアウトです。

そして旋法とヘクサコルドという概念が生まれて以降の作品というのは、もはやそれに基づいて音楽が書かれていますので、これらは必須と言って差し支えないと思います。

「古ネウマ」については、これが書かれた時期というのは限られていて、割とすぐに譜線ありの記譜に変化していきます。ここで古ネウマは失伝します。


記譜と音楽の関係性について

ここで押さえておかなければならないのは、「音楽の全てを書き記す記譜法は存在しない」ということです。

音楽は書かれた時点で音楽ではなくなります。それは紙についたインクのシミです。

例えばポップスの歌が記譜されたものを見て、原曲とのズレに戸惑ったことのある人は多いと思います。合唱をやっている人はすぐにピンとくると思いますが、そうでなくてもすでに1970年代には中学の音楽の教科書にポップスは載っていたそうなので、そういうものを通して触れている人はかなり多いと思います。

ポップスを聴いて、自分で楽譜を作ってみるとよくわかりますが、例えばアゴーギク(音価の微調整)をどこまで記譜するか、装飾をどこまで記譜するか、12半音に収まらない音を記譜するか、など、あらかじめ記譜のコンセプトを決める必要があることに気づきます。

また、今我々がよく使っている五線譜は、「音高と音価」を示すことのできる記譜法なので、例えば「音色」に関することというのは記譜することはできません。(言葉で示すことはできます「最高に柔らかく」とか、「喉を締め付けられたような声で」とk)

最も単純な話で、この音は裏声なのか地声なのか、のようなことも、言葉ではかけますが五線譜のシステムでは表せません。そして言葉でも滅多に表しません。これは記譜のコンセプトを知らないとわからないことです。

つまり記譜した人が、音楽の中の様々な要素の中から、「書くことと書かないこと」を決めているのです。

古ネウマには音高と音価が(少なくとも五線譜のようには)書かれません。しかしだからといって、この頃のグレゴリオ聖歌には音高と音価が「無かった」と考える人はいないでしょう。それは無かったのではなく書かれなかっただけです。同様にして五線譜には古ネウマにあるような歌いまわしの指示はありませんが、その歌いまわしは、無かったのではなく書かれなかっただけです。(ところで歌いまわしのない歌はそもそも歌と呼べるのでしょうか)

西洋クラシック音楽の人たちが「音符を並べただけでは音楽にならないよ」と言いながら、音符を並べているのは一体どういう現象なのでしょうか。

その言葉だけが残って、その方法が失われてしまったのだとわたしは考えています。

古ネウマはそれを知るための鍵です。


ヘクサコルドとヘプタコルド

ヘクサコルドについて、これは産業革命を境に音楽の変化に伴って、我々のよく知る(本当に知ってる?)ドレミ階名(ヘプタコルド)にとって変わられました。

しかしヘプタコルドはヘクサコルドから生まれたので、その名残をかなり残しています。何しろ5つもシラブルを共有していますので。

ですから産業革命以後の西洋音楽をやる上でも、ヘクサコルドを知っていることはかなり役に立ちます。今の音楽を聴いてても、肝心なところでラの上のファが結構使われてたりします。

そういった意味でも、わたしのやっている活動は古楽の範疇にはとどまっていません。

わたしは西洋クラシック音楽全体を救おうとしています。誰に頼まれたわけでもなく。

今演奏されてるクラシックのレパートリーにしても、全然こんなもんじゃないと思うんですよね。ヘクサコルドやって、古ネウマやって、その上でヘプタコルドを用いて調性音楽をやれば、もうそれはそれは薔薇色の未来が待っているに違いないわ。


これまでのサリクスの歩み

そんなことを考えながらサリクスはの活動を続けてきてはや11年。

これまで本当にたくさんの演奏機会、教える機会に恵まれました。

活動記録をまとめましたのでささっと眺めてみてください。

2015年5月結成
2015年5月第1回定期演奏会 J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol.1開催
2016年4月第1回ワークショップ開催
2016年4月第2回定期演奏会 J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol.2開催
2016年5月Ensemble Salicus結成ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンに参加
2016年10月第2回ワークショップ開催
2016年10月La Musica Collanaとのジョイントコンサート開催
2017年4月第3回ワークショップ開催
2017年4月第3回定期演奏会 J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol.3開催
2017年9月第4回ワークショップ開催
2017年10月Ensemble Salicusレクチャーコンサート開催
2018年4月第5回ワークショップ開催
2018年5月第4回定期演奏会 J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol.4開催
2018年10月第6回ワークショップ開催
2018年11月Ensemble Salicus第1回演奏会開催
2019年3月メンバーオーディション開催(合格者2名)
2019年4月第7回ワークショップ開催
2019年3月 -5月J. S. バッハのモテット全曲録音CD制作クラウドファンディング
(支援者220人、支援金2,611,800円)
2019年5月第5回定期演奏会 J. S. バッハのモテット全曲演奏会開催
2019年8月J. S. バッハのモテット全曲録音セッション
2019年12月ワークショップ第8回開催
2019年12月Ensemble Salicus第2回演奏会
2020年4月J. S. バッハのモテット全曲録音CD発売
2020年5月リモートEnsemble Salicus1(youtubeライブ配信)
2020年7月リモートEnsemble Salicus2(youtubeライブ配信)
2020年9月リモートEnsemble Salicus3(youtubeライブ配信)
2020年10月ワークショップ第9回
2020年10月プレイバックサリクス1(youtubeライブ配信)
2020年11月J. S. バッハの教会カンタータ演奏会vol.1開催
2021年1月 -10月リモートワークショップ第1回開催
2021年2月プレイバックサリクス2(youtubeライブ配信)
2021年4月リモートEnsemble Salicus4(youtubeライブ配信)
2021年5月第6回定期演奏会 ハインリヒ・シュッツの音楽vol.1開催
2021年8月立教大学キリスト教学研究科主催のレクチャーコンサート(web配信)に出演
2021年10月フォンスフローリス主催ジョスカン・デ・プレ没後500年記念演奏会に参加
2021年12月国際基督教大学2021年クリスマス演奏会に出演
2022年3月立教大学キリスト教学研究科主催のレクチャーコンサート(web配信)に出演
2022年5月第7回定期演奏会 ハインリヒ・シュッツの音楽vol.2開催
2022年6月 -2023年3月リモートワークショップ第2回開催
2022年11月J. S. バッハの教会カンタータ演奏会vol.2開催
2023年5月第8回定期演奏会 ハインリヒ・シュッツの音楽vol.3開催
2023年10月Ensemble Salicus第3回演奏会開催
2024年3月立教大学キリスト教学研究科主催の公開ワークショップに出演
2024年5月第9回定期演奏会 ハインリヒ・シュッツの音楽vol.4開催
2024年3月 -5月J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol.1クラウドファンディング
(支援者146人、支援金2,273,500円)
2024年7月サリクス研修所第1期生オーディション開催(合格者5名)
2024年11月J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol.1演奏会開催
2024年7月国立西洋美術館レクチャーコンサートに出演
2024年11月国立西洋美術館制作の動画に出演
2025年1月サリクス研修所第2期生オーディション開催(合格者5名)
2025年4月J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol.1CD発売
2025年6月第10回定期演奏会「モノフォニー→ポリフォニー」vol.1開催
2025年7月サリクス研修所第3期生オーディション開催(合格者2名)
2025年7月メンバーオーディション開催(合格者2名)
2025年11月Ensemble Salicus第4回演奏会、ワークショップ開催
2026年1月サリクス研修所第4期生オーディション開催(合格者なし)
2026年3月立教大学キリスト教学研究科主催のレクチャーコンサートに出演
2026年3月 -5月J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol.2クラウドファンディング
(支援者162人、支援金2,459,111円)
2026年5月第11回定期演奏会「モノフォニー→ポリフォニー」vol.2開催

振り返ってみると、我ながらよくこれだけのことをやったよなあと思います。

特に、自主公演はさておき、立教大学や国際基督教大学や国立西洋美術館やフォンス・フローリスからの依頼によって行った演奏については、外からの評価によってやらせていただいたことなので、ありがたいと同時に誇らしく思います。


ワークショップ

そしてこの活動の中で結構重要なのは、ワークショップをいっぱいやってるということです。

なにしろ私たちがやろうとしていることは文化の再創造なので、自分たちが演奏をして済む話ではないのです。演奏を評価できる人が必要なのです。

2024年に「旋法とヘクサコルド」の教本を書いて、それに基づいたワークショップを始めたので、サリクスでのワークショップは減っていますが、わたし自身がワークショップで教える回数は飛躍的に増えています。

これまで延べ1000人以上は教えてます。

皆様にぜひお願いしたいのは、自分の歌が上達するのは当然として、これらのワークショップを通して学んだ音楽を聴く耳を持って、世の中の音楽を聴いてほしいということです。

まず皆様の音楽を聴く耳が変わるということが第一だと考えています。これは自分の歌の上達にも必要なことです。

とにかく今の西洋クラシック音楽界には目利きがいない。

皆様には目利きになっていただいたいのです。


サリクスが上手くなるために

旋法とヘクサコルドワークショップは、実は本ができる前からゲラを使って、サリクスメンバー対象に行なっていました。

そこで得られたフィードバックがこの教本には活かされています。

そして今も、メンバー対象のワークショップは続いています。

メンバーワークショップの他にも、インド音楽限定公開レッスンやグレゴリオ聖歌合宿を企画したり(これも本来サリクスが上手くなるために企画したものです)、わたしのレッスンを半額にしたり、one dayレッスンを企画したりととにかくなかばボランティアで、サリクスが上手くなるためなら何でもやってます。

(特に今手応えを感じているのはone dayレッスンで、1日で10時間レッスンしますので、それはそれは一撃で超上手になります)

しかしそれでも、こんなほぼ無料みたいな企画でも参加してくれないメンバーもいるので、もはやギャラを払ってレッスンさせていただこうかなとさえ思ってます。

これはしかし資本主義社会においてはかなりの禁じ手。自分が死ぬかもしれないので最後の手段だとは思ってます。が、そこまで考えています。自分が生きることよりもサリクスが上手くなることのほうが自分にとっては優先順位が高いからです。

ほんとにできることは全部やってるつもりなのですが、もっとできることがあればぜひ教えてください。


サリクスの今後

このボランティアのようなサリクス上達計画を、持続していくことがサリクスの今後の目標のひとつです。

正直言って結構きついので、物理的に不可能になっちゃうかもしれません。これはもうまさしく資本主義との戦いです。戦って勝つ見込みがあるのかい?負けると思って勝負する奴なんかいねえんだよ。

というのはわたしが勝手にやることなので、「知らんがな」と捨て置いてくださってまったく結構なのですが、皆様にお願いしたいのは、「演奏会来てー」「ワークショップ来てー」「エレウシス入ってー」「斉唱団入ってー」「覚悟ある人は研修所オーディション受けてー」でございます!!

サリクスは今後、年に1回の定期演奏会、2年に1回のカンタータ全曲、2年に1回のEnsemble Salicusの演奏会を軸に活動してまいりますが、来年のマタイ受難曲初演300周年演奏会を皮切りに、大曲にもチャレンジしていこうと思っております。

しかし何しろ大曲を演奏するにはコストがどぎつい!!

演奏者は2-3倍必要だしその演奏者が乗る舞台面を持ったホールはたっかい!!きっつい!

コスト的には普段の定期演奏会の3倍はかかります。なので必然的に客席数も3倍くらいあるところでやらなければなりません。

皆様の応援あってのサリクスでございます。吹けば飛ぶような私たちの活動の継続のために、どうぞ今後とも応援よろしくお願いいたします。

2023年大晦日

皆様年末いかがお過ごしでしょうか。

今年はヘクサコルド元年ということで教本が予想以上に爆売れしたりワークショップに100人を超える方が参加して頂けたりと、櫻井元希としては非常に充実した1年となりました。

一方私の主宰する団体Salicus Kammerchorといいますと、これがなかなか厳しい状況で、一時コロナの補助金で潤っていたのもつかの間、昨年のカンタータ公演で余剰金を使い果たし、今年は非常にヒヤヒヤする自転車操業でございました。

11月に行ったEnsemble Salicusの演奏会も、演奏はよかったと思うのですが、宣伝が遅れたり、開演時間が微妙だったりということがあったようでなかなか集客が上手くいかず、Ensemble Salicus史上初の赤字となりました。出演者がたったの3人で赤字というのはちょっとどうなってんの?と思われる方もいらっしゃるでしょうがこれはもう仕方がないです。

来年の定期演奏会はシュッツのシリーズの最終回という事で彼の最後の曲集、いわゆる「白鳥の歌」を全曲演奏いたします。

シュッツがその長い長い人生の最後に至った境地に迫りたいと思っています。

また、秋にはJ. S. バッハのカンタータvol.3を計画しております。

まだオープンになっていませんが3月あたりにはビッグなお知らせが控えてございます。

サリクスはほとんどその活動資金を定期会員の年会費によってまかなっておりまして、12月はその募集時期なのですけれど、毎年戦々恐々喧々諤々としながら過ごしております。

毎年目標を100名様と定めさせていただいておりますが、募集最終日の今日現在で62名様と、なかなか苦しんでおります。

皆様に最後のお願いでございます。

経済的バックグラウンドを持たない我々は本当に応援してくださる皆様のおかげで活動を継続できております。

来年再来年とますますSalicus Kammerchorの活動がさかんに行えますよう、どうぞご支援お願いいたします。

https://salicus.thebase.in/items/55552396

会員特典のライブ音源は下記の曲を収録してございます。

1.ジョスカン・デ・プレ「神よ、憐れみたまえ」
2.ハインリヒ・シュッツ「主よ、今下僕を去らせてください」SWV 432-33
3.ハインリヒ・シュッツ「これは確かに真実であり」SWV 277
4.ヨハン・ゼバスティアン・バッハ カンタータ第4番 BWV4 第2曲「キリストは死の縄に括られた」
5.ヨハン・ゼバスティアン・バッハ カンタータ第28番 BWV28 第2曲「わたしの魂よ、主を讃えなさい」
6.ヨハン・ゼバスティアン・バッハ カンタータ第167番 BWV167 第5曲「賛美と称賛と栄光を」

なかなか充実した音源になりました。こちらの音源は非売品でございます。

ぜひ会員になって、こちらの音源もお楽しみいただければと思います。


また、年末年始企画といたしまして、これまだツイキャスで配信してきましたSalicus KammerchorとEnsemble Salicusの演奏動画のアーカイブを公開いたしました。

時間のある時にごらんいただければ幸いでございます。

https://twitcasting.tv/shop.php?search=salicus%20kammerchor

動画がいっぱいあがるあがる

なんだか演奏動画がいっぺんにあがっております(あげてるの自分なんですけどね笑)。

その1

Salicus Kammerchor第4回定期演奏会リハーサルVR 2018.05.20

昨年もやりましたが、今回もリハーサルをVRで撮りました。

音質はちょっと悪いですが、音も動きますので、ぜひイヤホンでお楽しみください。

これ4Kなんですが、もうデータ量が重すぎて、ここ最近ずっと深夜パソコンつけっぱなしでダウンロード・アップロードを繰り返しておりました。

こういうときだけネット環境とパソコンのスペックが足らない・・・。サンタさんぼくにSSDをください。

昨年のリハ動画はコチラです。この日はめちゃめちゃ風邪ひいてまして恥ずかしながらマスクです・・・。

これ結構面白いと思うんですよね。こういうアングル、演者でも経験することないので、オルガンの手元とかめっちゃじっと見ちゃいます笑

Salicus Kammerchorの当日のリハーサルはサポート会員の皆様には公開しています。

来シーズンの募集も開始しておりますので、ぜひチェックしてください↓

http://www.salicuskammerchor.com/support


Veljo Tormis / 《Sügismaastikud》 7. “Kanarbik” ~English version~ (The Cygnus Vocal Octet, Japan)

シグナスのネタ動画です笑

トルミスの秋の風景の英語版の詩がかっこよすぎて、これで演奏する人おるんかいなって感じなのでやってました。

悪ふざけです。わざとらしい表情とジェスチャーですね笑

Burning!!

アルトでシャウトしてます。

この曲のちゃんとエストニア語バージョンはシグナスの2nd Albumに収録されています。

私も在庫沢山持ってますので、ご入用の方はぜひ以下のリンクからではなく!私の方までご連絡ください。

http://cygnus-octet.com/shop/


ジョスカン・デ・プレ ミサ《フェラーラ公エルコレ》 Josquin des Prez (1450/55?-1521), Missa Hercules dux Ferrariae より キリエ

こちらは花井先生と若手歌手とで撮影したジョスカンのミサです。

今年全日本のコンクール課題曲がこの曲ということで、この機会にジョスカンの魅力を世に広めるべし!ということで撮影しました。

これもコントラテノールです。

いやーコントラ楽しいですね。めっちゃ難しいですけど。

動きがうるさいのはご容赦ください。これでも動きの少ないカットを選んでもらいました笑

ジョスカンは今月末のカペラでも演奏します。

こちらは私からチケットを買っていただくと少しお安くなりますのでぜひご連絡ください。

http://www.cappellajp.com/concert/index.html#cappella03


さて同じ時期に3つも動画が上がるのは、私としては凄い珍しいと思うのですが、これらの動画、なんとすべてLEIBNIZ RECORDの撮影・編集です。

撮影時期はそれぞれ昨年8月(シグナス)、今年4月(ジョスカン)、5月(サリクス)とバラバラですが、なぜか公開時期が重なりました。

それぞれ撮影の手法も内容も様々ですが、どれも面白い動画になっていると思いますのでぜひ御覧ください。

 

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回はEnsemble Salicusの演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売しております!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信に加藤拓未、渡辺研一郎が登場!

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

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ご回答をありがとうございました。 ✨

料金表改定

料金表改定

このホームページに掲載しております、お仕事の料金表を改定させていただきました。

Work & Price

主な変更としては、レッスンや指導の1時間の単価を1000円だけ上げさせていただいたというところです。

理由は2つあります。

一つはわたしを取り巻く環境の変化です。あまり多くは語れませんが、これまでの料金設定ではやっていけなくなったという世知辛い理由です。

もう一つは、今までの料金設定は約1年半前に決めたもので、その頃に比べて私のレッスンの内容が変わってきているということです。

この1年半の勉強と技術の鍛錬によって、当時と比べてレッスンで教えることの出来ることが増えています。レッスン自体の価値も上がっていますので、その分を上乗せさせていただいたというイメージです。

逆に値段がいつまでもこのままだと、この1年半私のレッスンの価値がまるで上がっていないということにもなりかねないと思いますので、ご理解頂けるとうれしいです。


歌唱指導ということで言えば、教え子の一人がカンタータクラブのソリストオーディションに合格したりと、目に見える成果が上がってきていて大変嬉しいです。

また昨年11月には初めてオケも合唱もアマチュアという団体でバッハのカンタータとマニフィカトを演奏しまして、合唱やオケの指導という意味でも大きく成長できたと思っています。

主宰しているSalicus Kammerchorも今年4年目を迎えます。この3年地道にやってきたことが実を結び始めています。目指すところをメンバーと共有できて、今までにない演奏団体になってきていると思います。

それからEnsemble Salicusや八咫烏、シグナスやカペラでやらせていただいている、少人数でのアンサンブルということでも様々なテクニックを身につけながら成長できていると思います。それで実は私、Ensemble Salicusと八咫烏ではテノール、シグナスではアルト、カペラではバスを歌っています。このこともアンサンブルを学ぶ上で結構大きくて、私の特徴の一つになっているなあと思います。けっこう大変なんですよ笑、こうした少人数アンサンブルの中で色んな音域を歌っていくということは。

それでそのことを可能にしているのはやっぱり発声のテクニックで、そこには櫻田亮先生や、徳久ウィリアムさんや、トミーに紹介してもらって最近通っている小久保先生に教わったことがフルに生きています。

特にSLS(Speech Level Singing)というマイケル・ジャクソンも習ってたというメソッドを中心とした指導を小久保先生から受けることで、今まで疑問に思っていたこと、あるいは無意識にやっていたことがクリアーに分析できるようになったことは大きいと思っています。

SLS自体は主にポップスのジャンルから生まれた発声メソッドですが、それを取り入れながら櫻田先生のレッスンを受けることで、クラシック音楽にその考え方を活かしていくということができてきているように思います。

そしてそれらを可能にする土台、身体と心の扱い方を教えてくれたのは徳久ウィリアムさんです。徳久さんのメソッドは歌に限らず、生きていく上で切り離すことの出来ない自分の身体という大いなる未知に対して、どう対峙して、つきあっていくかということを教えてくれます。

これらはこの数年、「歌」という意味で影響を受けたことで、もちろんそれ以前に数多くの先生に様々なことを教わりました。

こうして蓄積された技術や知識を、自分のレッスンの中で還元していくというのは本当に喜ばしいことです。

自分の中に今まで沢山の先生から教わったことが積み重なっていて、それを自分が伝える側にまわるというのは、以前書いた「知のバトン」まさにそのことですが、とてもやりがいのあることです。

今年はこうした教える方の活動にもより力を入れていこうと思っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

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ご回答をありがとうございました。 ✨

秋になれば

秋になれば

木の葉こ落ちて
どじょっこだの ふなっこだの
船っこ来たなと思うべな


秋ですね。

今日妻は広島から来た友達とミニーマウス風赤白水玉模様のスカート(友人作)をはいてディズニーランドに行きました。5時起きで。

楽しそうで大変良いですねえ。

温かい眼差しで送り出しました。笑


9月末はサポート会員募集で、10月はEnsemble Salicusレクチャーコンサートで忙しくしておりましたが、秋といえばもう一つ、そう助成金のシーズンなんですね。

未だ一円ももらえておりませんが、今年も不屈の精神で申請を出します!

それで助成金を出すのに過去の実績というのをまとめていたのですが、これがなかなか感慨深い・・・。

2015度(助成金は年度区切っているため私たちの設けているシーズンとはずれています。これがまたややこしい笑)は第1回定期演奏会のみで赤字、サポート会員募集を開始。

2016年度は第2回定期演奏会とジョイントコンサートもやってしまったためかなりの赤字、しかしサポート会員さまの応援のお陰で年度としては赤字回避。

2017年度つまり今年は第3回定期演奏会とEnsemble Salicusですが、なんと先日のEnsemble Salicusの演奏会がサリクス史上初の黒字を叩き出した為、その分録音準備金に回せそう。

3年で、赤字→トントン→黒字となりました。皆様のおかげです。本当に感謝感激でございます。

サポート会員収入も2015年529,000円→2016年610,000円→2017年816,000円と本当に順調に増えていっています。ありがたい限りです。

もちろんまだこれだけで録音が出来るわけではないのですが、来年度と再来年度の助成金が取れればかなり可能性は高くなります。おそらくそれだけで録音経費まかなえます。

なので今年は是が非でも助成金獲得したいところなのです・・・。

もちろん取らぬ狸のなんとやらですので、取れなかった場合ももちろん考えなくてはなりません。その場合は録音のためのクラウドファンディングをやることになります。

ともあれ、皆様のお力添えのお陰で徐々にSalicus Kammerchorの活動が軌道に乗りつつあります。本当に有難うございます!


さて、秋といえば普通に演奏会シーズンでもありますね。

私も例に漏れずいろいろやります。


その1

旧閑谷学校ライトアップイベント

シグナス・ヴォーカル・オクテット ミニコンサート

日時:11月4日(土)18:30

会場:旧閑谷学校(岡山県)国宝の講堂前

詳細リンク:https://goo.gl/hKDyXq

うわ。

これもう来週なのか!笑

準備しないと!

シグナスは来年春あたり2ndアルバムが出ます。

現代北欧の作品を集めたアルバムです。

買ってねー。


その2

NHK交響楽団 第1871回 定期公演 Cプログラム
プロコフィエフ(スタセヴィチ編)
オラトリオ「イワン雷帝」作品116

 日時:11月17日(金) 19時開演

     11月18日(土)15時開演
会場:NHKホール 

詳細リンク:

http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=691

ジャパンユースクワイヤの先輩 にお誘いいただいて、東京混声合唱団のエキストラとして初めて乗らせて頂きます。
芸大時代何故か2年も履修していたロシア語がようやく役に立つ時が来ました。(今までほぼ役に立ってない、なんでとったんだか・・・)

 ところがですね、楽譜が届いてびっくり。

 こういう状態なんですね。これ貸し譜なのですが、前の方の書込みが入ってるわけです。カタカナで頑張ってる!

上から、ロシア語で1番2番、カタカナで1番2番、英語で(!)1番2番とあるのですが、ロシア語の原語が印刷潰れちゃって見にくいのでその下に自分で大きく書き直したものが一番下です。

貸し譜じゃなければ英語を修正ペンで全消ししてそこに自分で大きくペンで書き込むのですが貸し譜なので書込みは鉛筆のみ。

そして次の人が必要かもしれないから前の人が書いたカタカナも消すのが忍びないためそのまま。

結果上のような大混乱に笑。段が変わるたびに目が泳ぐ泳ぐ!!笑

幸いもともと映画音楽ということもあってそれほど曲として難しくないしそれほど分量もないのでなんとかなりそうです。


その3

計歌会&FF古楽道場 合同発表会
イザークのミサ《いとも聡明なおとめ》

 

日時:
2017年11月23日(木祝)16:00開演(15:30開場)

会場:
大森福興教会

曲目:
グレゴリオ聖歌 聖母被昇天のミサ固有唱
Gregorian chant, Proprium missae de Assumptione Beatae Mariae Virginis

ハインリヒ・イザーク ミサ《いとも聡明なおとめ》
Heinrich Isaac (1450/55?-1517), Missa Virgo prudentissima

詳細リンク:https://www.facebook.com/events/1702450366474237

器楽のそうそうたるメンバーが歌います!それだけでも面白い!

そして入場無料です!おトク!でもカンパしてね!

私はこれでイザークイヤー今年、イザーク歌い納めです。6声のすんばらしいミサです。おすすめです!


その4

バッハカンタータアンサンブル第44回演奏会

 

日時:11月26日(日)

会場:神田キリスト教会

曲目:

J. S. バッハ

カンタータ第98番・第190番

マニフィカト(初稿)BWV243a

詳細リンク:

http://bachkantate.web.fc2.com/nr44.html

花井先生の代打で振らせていただくことになりました。

オケも合唱もアマチュアでカンタータ全曲演奏を遂行中の気合いの入った団体です。

マニフィカト手強いですが頑張ってます!

満員になる可能性があるので、チケットはお早めに!


11月までの演奏会をご紹介させていただきました。

我ながらバラエティーに富んでいるな。うむ。

また詳しくは追ってご紹介させていただこうと思いますが、皆様芸術の秋、演奏会へどうぞ足をお運びください!

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回公演は2018年5月の第4回定期演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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DVD発売中!

第2回定期演奏会のDVDをウェブ販売しております!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信に古楽演奏家 花井哲郎とヴォイスパフォーマー 徳久ウィリアムが登場!

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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