今年のお正月に家族で、義理の兄の実家から頂いた松葉ガニを食べていまして、唐突にこれ吹けそうだなと思って吹いたら吹けました。
昨年か一昨年か、ウード奏者の常味さんとご一緒した時にネイを吹かせてもらって、それ以来筒なら何でも笛になるんだという知見を得ていたからというのもありますが、結構あっさり音が出ました。
その時の動画がこちら
あ、そうそう、その前にフジツボ吹く知り合いがいまして、その影響もありました。
フジツボは小さいし閉管だし、それでピッチコントロールするのゲキムズだと思うのですが、私にとっては蟹笛のほうがはるかに簡単です。(が、バーンスリー奏者の寺原太郎さんいわく閉管のほうが一般には簡単なのだそうです)
ラッキーくんにも聞かせました。
明らかに反応しててかわいい。
ネイと同じように吹いているつもりなのですが、ネイだとこれほどピッチの自由度はなくて、ピッチは鳴っている管の長さに依存します。
蟹笛は短いからか、かなりピッチが自由で、口笛のようにコントロールできますが、口笛ほどの音域は出ません。
穴を開けても口でピッチをコントロールするので関係ないと思っていたのですが、鳴っている管が短いと高い方の音域が出るということがわかりました。
ピッチは口でコントロールしますが、穴で音域をコントロールします。
そんな笛あります・・・?
謎笛・・・。
そんな訳で私は蟹笛YouTuberになりました。
最初に投稿したのがこれ、渋い顔してますねえ。
実際ちゃんと曲吹こうと思うと結構大変なんですよ。
湿ると音でなくなるし笑
スラムダンク世代なので。。
ここまでは松葉ガニの4つ穴タイプで吹いてます。
B’z世代でもあるので。。
稲葉さんの声が高いので最後のsoul!のところを出すためにより細い1つ穴ので吹いてます。
ずーっと穴は塞いでいてsoulのところだけ離しています。
自分で歌えない曲を蟹笛で吹くというのはなかなか楽しくてadoをやってみましたが、それにしたところで難しすぎでした。
一番短い穴なしのタイプです。
ちなみにタイトルも【蟹笛吹いてみた】に変えてます。
ここまで日本の曲ばかりやってきましたが、ここでエド・シーランをやってみました。
なのでタイトルも(Crab Whistle cover)です。
やっててなんとなく思ったことなのですが、洋楽って邦楽に比べて旋律自体が単純な気がします。そのぶん歌いまわしが豊富で歌の上手さが求められるというか、下手に歌うと凄いつまんなく聞こえるなあと思いました。
ここで登場した笛はふるさと納税の返礼品で紋別から届いた紅ズワイガニです。
紅ズワイはズワイに比べて殻が薄く、食べやすいけど割れやすいので注意が必要です。
音色も違いますよね。歌口が蟹の関節のとこの膜みたいなとこを使っているので、音は出しやすいです。
あとここらへんでようやく気づいたんですが、蟹笛はタンギングができません。
舌でピッチをとってるので舌を発音に使えないんです。
なので喉でアーティキュレーションしてます。
それも口笛と同じですね。
要するに声帯の開閉で息を区切ってるわけですが、これってグロッタルという発音の手法とニアリーイコールで、つまり蟹笛を吹くとグロッタルの練習になります。
こちら現状の最新ですが、最初に使ったズワイの4つ穴タイプを使っています。
音域も音色も個体差が大きくて、かつ吹き方によっても音色がすごく変る変な楽器ですが、そこが魅力でもあります。
ノイズ成分が多くて渋い音なので、こういう曲がよく合います。
次はブリキノダンスとOfficial髭男dismのSubtitleをやろうと思っています。
蟹笛の仕事承ります!世界に私だけ!蟹笛のパイオニア!!
あ、あと蟹笛余ってるので欲しい方いらっしゃったら差し上げます。
送るのは無理(割れる)なのでお会いする機会のある方限定になりますが。欲しい方はご連絡ください。