今日から7/20のヴォクスマーナ第38回定期演奏会のためのリハが始まりました。
カペラの本番が7/16.18ですので、リハがかぶるかぶる。
なんだかカペラとヴォクスマーナは同じような時期に演奏会をやることが多く、この時代を股に掛けたリハの連続はもはや風物詩と化しております。(私の中で)
ヴォクスマーナのリハは午前中の事が多く、今日からはなんと3日連続9-12時です。
いつも眠くて憂鬱だったんですが、最近起きる時間を固定して、眠かったら昼寝する、という健康法?をやっていて朝は何も無い日もいつも7時に起きているので、今日は午前のリハでも平気でした。
効果でた!
しかし久々の満員電車でお煎餅になりました。上野で日比谷線に乗り換えたのですが、みっちみちで乗り込めず、3本やり過ごしました。
何でですかね。先頭に並んでても乗れないなんて。
お勤めの皆様、ご苦労さまですm(_ _)m
新作のうち一つは近藤譲さんの作品。まだ譜面が頂けていないのですが、超楽しみです。
私がこれまでヴォクスマーナで歌わせていただいた近藤作品は、「薔薇の下のモテット」1曲ですが、この作品はヴォクスマーナで私が演奏した作品のなかで個人的ベスト3に入る作品です。(1位はクセナキスの「夜」だよ♡)
今度はどんな作品か、楽しみだあ。
そしてもう一つの新曲は大胡恵さんの作品で、まず楽譜がB4で、送って貰えなくて手渡しで受け取りました笑
何しろ今日初めて音を出したので、まだなんとも言えませんが、大変シンプルな曲で、耳に心地よい曲でした。
あとの2作品は再演で、昨年も丁度同じ時期に演奏させていただいた、山根明季子さんの「水玉コレクション No.15」と、横島浩さんの「泣いてみたくなった」です。
どちらも初演の時私は乗っていなかったので、私にとっては初演です!笑
両曲とも大変難しい。山根さんの作品は横に見ていくとその音程関係は大変複雑なのですが、縦に同時に鳴っていると音としては綺麗な三和音が鳴っているということが多いので、しくじれないシビアな作品です。
横島さんの作品は動きがついていたり、音程のグリッサンドと母音の変化が組み合わされてこれまた大変複雑で頭こんがらがります。
どれも面白い作品です。
公演詳細はこちらからどうぞ→http://vox-humana.wixsite.com/vox-humana/concerts
午後はカペラのリハーサルでした。こちらの本番は7/16.18の2公演です。
今回演奏するジョスカンの聖母ミサは、カペラの最初の演奏会で演奏したそうです。20年の節目に再演するということでそういった意味でも記念の演奏会になります。
最近イザークばかり歌っていたので、ジョスカンを久しぶりに歌うと、彼の天才っぷりに痺れます。
これはまさにジョスカンにしか書きえない音楽だと、そう思います。
ルネサンス音楽は地味だと思われがちですが、決してそんなことはありません。燃え立つ生命の息吹、メラメラメラ!ぶほーぶほー!です。
心臓鷲掴みにされて引っこ抜かれた上に握りつぶされるような、そういう激しい感動があります。
地味に思えるところもあるかもしれませんが、それは地味なんじゃなくて滋味があると思ってください。
「地味だなあ」を「滋味だなあ」に転換!
ほんとに、味わい深いです。
そしてこの演奏会ではイザークもやります。
モテット”Virgo prudentissima”、これも大変偉大な作品です。Gigantischです。
白亜の大伽藍ガランガラン!です。
そして最後の最後にイザークキタ━(゚∀゚)━!なフレーズがありました。
このモテットの最後の歌詞は、electa es ut solなのですが、この最後のut solは、ソルミゼーションで「ド」と「ソ」なんですね。
それを利用して、というかそれにかけて、というか、イザークはこんな旋律をつけちゃいました笑
しかもこれバス2声で一拍遅れのカノンです笑
もう最高ですよね。その上練習番号27番からテノール(定旋律)とソプラノ2番は最後の音に入って、以降ロングトーンです。
最高。まさにイザーク。これぞイザーク。超面白い。
演奏会詳細はこちらです→http://cappellajp.com/concert/index.html
――・――・――・――・――
Salicus Kammerchor
――・――・――・――・――
公演情報更新しました!
次回公演は10月18日、Ensemble Salicusのデビューコンサートです!
http://www.salicuskammerchor.com/concert
――・――・――・――・――
DVD発売中!
第2回定期演奏会のDVDをウェブ販売しております!
http://www.salicuskammerchor.com/goods
――・――・――・――・――
メルマガ会員募集中!
新企画始まります!
サリクス通信に古楽演奏家 花井哲郎とヴォイスパフォーマー 徳久ウィリアムが登場!
http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1
――・――・――・――・――
櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。