加藤登紀子「ピアフ物語」千秋楽

終わりました。

自分の音楽に対する向き合い方を考えさせられる舞台でした。
ほんと、登紀子さんの音楽に対する姿勢、素晴らしいです。
オーチャード初日が全体のツアーの4公演目で、今日が5公演目だったんですが、良いものを作るために本当に貪欲で、今日もガッツリ全体通しながら更に返し稽古もしてました。
13時開演で、バンドメンバーは10時には音出しを開始してました。
登紀子さんがいらっしゃったのが10:30くらい、そこから12時前までリハしてました。
そして、昨日のリハ、昨日の本番、今日のリハ、今日の本番と、確実に良くなっていってる。
驚異的です。
本番は気迫が凄まじくて、袖で涙を堪えるのに必死でした。というか泣いてました。
バンドメンバーとの一体感も今日の本番は格別で、1つの大きな生き物のようでした。
その一端を担えたかどうか。
まだまだ私たちは精進が足りません。
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打ち上げにはアコーディオンの桑山哲也さんの奥様、藤田朋子さんもいらっしゃってました。

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こちらは登紀子さんと八咫烏のショット。大津でけえ(笑)

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加藤登紀子「ピアフ物語」初日終演

1日目終わりました。

カーテンコールが一番緊張しました。慣れてないもので(笑)
オーチャードホールを1人で満員にするの凄いなぁ。
まさかオーチャードホールでマイク持って歌うとは思いもよりませんでした。
本番の加藤さんの気迫凄かったです。
胸がいっぱいで歌い出せないかと思いました。歌い出しましたが。
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お花も沢山来ていて、有名人からのものもいっぱいありました。
そして休み時間にとった写真でfacebookが謎のスライドショーを作ってくれました(笑)
今日の午後に撮った写真と動画をミックスしてくれているようですが、、、(笑)
そしてこの動画はtwitterにあげました。
素晴らしい才能(笑)脱帽です。
あしたも頑張ります!
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明日はおときさん

明日は加藤登紀子さんの「ピアフ物語」東京公演初日です。

八咫烏としてほんのちょっと歌わせていただきます。
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今までの地方公演は、5月に録音した音源での参加(?)でしたが、明日明後日はライブで歌います!
オーチャードホールでマイク付きで歌います。なんかソワソワするー!
僕らクラシックの歌手は、マイクで歌うことに慣れてません。
マイクを持つなんて、MCの時か、カラオケに行った時くらいです。
ほんと、素人同然です。
だからこの公演のためのレコーディングの時なんて、マイク持つの忘れちゃう人がいるくらいで、、、(笑)
角度とか、距離とか、正直よくわかりません。左手で持つのか右手で持つのかも迷います。
その点百戦錬磨のおときさんは凄かった。
歌も勿論凄いんですが、マイクの扱いもピカイチでした。
あ、先日の記者発表の際にそう思ったんですね。
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ブレスを吸うときどのくらいの距離感で、子音はこの位の距離でも入って、歌い終わりはこの位動かして、とかいうことが何から何まで完璧に見えました。
明日は短いリハーサルの中ですが、そこんところのコツも掴みたいなぁと思います。
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古東哲明「ハイデガー=存在神秘の哲学」

気まぐれ本の紹介第2弾です。

またしても古東先生の本です。
またかよって思わないで下さい(笑)
あなたが今まで強く影響を受けた書籍を5冊紹介しなさいといわれたら、5冊全部古東先生の本になっちゃう。そのくらい好きなんです。
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古東哲明「ハイデガー=存在神秘の哲学」
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ハイデガーってなんか超難解って感じしますよね。
煙に巻かれるっていうか、わかるやらわからないやらーんーやっぱわかんねー、って感じですよね。
私は古東先生を通じてハイデガーを知ったので、そうは思わなかったんですが、それじゃあいっちょ原典にあたってみますか、と思ってハイデガー読んだ印象はそんな感じでした。
また、古東先生以外のハイデガーについて書かれた本も、ちんぷんかんぷんでした。
ちんぷんかんぷんというか、まぁわかるけど、ツマラン、みたいな感じでした。
それが古東先生にかかると不思議なんですよね。ハイデガーが踊りだすみたいな感じで、水を得た魚のように生き生きと実感を持って迫ってくるっていうか。
書き出しからしてこうです。
  どれだけの時間、ぼくたちは今日、この世の光景をみつめたろうか。
  ぬけるような青空に、どれだけ深くみほれたか。地べたの存在を、どれだけ感じとっただろう。他者がそこにいる。その〈いる〉というそのことを、どれほど身近に感じたか。のみならず、こうしていま地球上に生きているご自身の存在を、どれだけ間近に感じたろうか。三日月の切っ先に視線を飛ばしたか。セミしぐれに身を浸したか。ビルが路上に落とす影の存在に、目をひらいたろうか。
ね?面白そうでしょ?この本。
難しそうな感じが全くしないでしょ?
古東先生の言葉って、実感のない言葉がひとつもないんです。
なんかこう、知的な遊びしてる酔いみたいなのとか、説明のために骨抜きになった虚しい言葉、みたいなのがないんです。
ひとりよがりがないんです。
意思と情熱に満ちてるんです。(当たり前だけど、心から出た声しか、心には届かないんです)
猿でもわかるように書いてくれてるんです。
しかもいろんな猿に伝わるように書いてくれてるんです。
ある思想を理解するためには、理解する側の変容が必要だって、言ってるけど、実はその変容のために、伝える側が変容して語ってくれているんです。
こう言ったらわかる?いや、こう言った方がわかる人もいるよね。あるいはこれならどう?この例だったらピンとくる?
って。
伝えたいことはいたってシンプル。いつも同じ。
生きてる意味なんてネー。
むしろだからこそスゲー。
です。
もちろんそこから派生する素敵なことも多少ありますけど。ほとんどこれに尽きると思います。
生を実感して生きる、存在に目を開いて在る。
そのためのレシピのような、そんな本です。
800円ですって、やっす!
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目次紹介
プロローグ この世と出会い直すために
第1章 生の実感
(存在を問うとはどういうことか/この世の旅人/門をぬけて)
第2章 道ー存在解読のメチエ
(道としての哲学/変容回路の構造/深きねむりから深きめざめへ)
第3章 世界劇場
(世界に夢中/ダブルなわたし/舞台はめぐる/時の秘密)
第4章 存在神秘の証明
(在りて無き世/底は底なし/滅びの中の生成/世界無常/反転のロジック)
第5章 惑星帝国の歩き方
(遠くばかり見ていた/治せない病/ニヒリズムの解剖学/ほほえみのファシズム/近さを生きる技法)
エピローグ  最期の光景
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カペラとヴォクスマーナ、ボイトレ

ここ最近、カペラとヴォクスマーナの時期が重なります。

振り幅が大きくて、生きてるなぁって感じします。
今朝は9時からヴォクスマーナ、13時からカペラでした。
そして夜は今日初めてのボイトレの方が2人!
どんな方をレッスンしても、1人として同じ声の人はいなくて、当たり前だけど、人体の神秘!感じます。
だからこそ合唱団でのボイトレは難しいんですが、、、。
それぞれ抱えている問題が違うのに、最大公約数的なことしか言えないのが辛い。
そしていろんな人がいるからいろんなことをやるけれど、そのどれに自分が当てはまるか、多分自分ではわからない方の方が多い。
だからほんとに声のことちゃんとやろうと思ったら、一人一人みるしかないです。
例え15分でもやる価値あると思う。
自分にどういう傾向があって、どういうエクササイズが必要か、だけでも伝えることができたらかなり合唱団自体のレベル向上になると思うんだけどなぁ。
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ヴォクスマーナは今回テノールとして初めての本番です。
テノール沢山いるから声種変更したら呼ばれなくるかなぁと思っていましたが、ありがたいことに、テノールとして使っていただけることになりました。
ありがたやありがたや。
今回私は2曲にオンステします。
山根明季子(b.1982)
お名前コレクション No.02
小出稚子(b.1982)
春宵感懐 (2013委嘱作品・再演)
の2曲です。
金沢さんや初谷さんと同じパートというのがまだ全然慣れませんが、がんばります!
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ヴォクスマーナ第35回定期演奏
創団20周年シリーズVol.1 未来を担う女性作曲家

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2016年7月29日(金)19:00開演 東京文化会館小ホー

渋谷由香(b.1981)
「黒い森から」 12声のための(委嘱新作・初演)  詩:佐峰 存

山根明季子(b.1982)
お名前コレクション No.02 (委嘱新作・初演)

小出稚子(b.1982)
春宵感懐 (2013委嘱作品・再演)  詩:中原中也

大熊夏織(b.1987)
空を泳ぐ(2015委嘱作品・再演)

指揮:西川竜太

チケット(全席自由)
一般:3,000円(当日3,500円)
学生:1,500円
高校生以下:1,000円

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カペラは今度デュファイのスラファセやります。
言わずと知れた超名曲。
世俗曲を定旋律としたミサの最古のものとして、音楽史の授業で先生が1年に一度の口にする曲です。
デュファイが確立したとされる循環ミサの代表曲とも言われています。
相変わらずテノールと上2声の格差が凄いです。
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みよ!この声部間格差!

上のパート(superius)が7段なのに対し、テノールは3段!しかもスッカスカ!スペリウスのギッチギチの音符が不憫に思えてくる、、、
しかもテノールの定旋律は全曲通じてずっとこれなので、ここさえ譜読みすれば、全曲の譜読み終了です。
テノールはこれを9回、いろんな速さでひたすら繰り返します。
それでこれだけ多様な音楽が生まれるわけですから、凄いですよね。
グロリア、クレドの上2声による長大なデュエットも聴きごたえ凄いです。
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「スラファセパル」~デュファイの名作ミサ曲
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7月17日(日)午後4時 カトリック由比ガ浜教会
7月18日(月・祝)午後4時 小原記念聖堂(淀橋教会)【完売しました】
7月19日(火)午後7時 小原記念聖堂(淀橋教会)
superius 花井尚美 安邨尚美
contratenor 青木洋也 望月裕央
tenor 及川豊 渡辺研一郎
bassus 櫻井元希 花井哲郎 Maestro di Cappella=音楽監督チケット料金:4月22日発売[全自由席]
※会員優先席あり※学生券は、学生証を提示のうえお求めください
17日 前売:一般4,000円 ペア6,800円 当日:一般4,500円 学生:2,500円
19日 前売:一般4,500円 ペア7,800円 当日:一般5,000円 学生:2,500円

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