サリクス・カンマーコアのブログ!

最近サリクスのホームページでブログの執筆頑張ってます。
おかげでこちらの更新が完全に滞ってますが(笑)

目標は平日毎日更新です。もうすでにその通りにはなってませんが・・・。
音楽のことを文章で書くってほんと難しいですね。

今のところ一つの記事を書くのに4-5時間かかってます。
慣れてきたらもっとスピードアップしたいな。
1時間くらいで書けるようになればいいなあ。

これまで書いた記事をご紹介します。

第1回 バッハはいかにしてバッハとなったか
サリクスのテーマ「バッハをバッハ足らしめたものは何か」を探るために、バッハの音楽学習歴からその音楽的背景を検討しています。

第2回 バッハの作曲した曲種、様式、技法
バッハが実際に作曲した作品から、その多様な曲種、様式、技法を検討し、多角的アプローチの必要性について考察しています。

第3回 ネウマとは
3・4・5回はセットです。
グレゴリオ聖歌→フランドルのポリフォニー→バッハ
という流れを追っています。
第3回は西洋音楽の根源であるネウマの紹介です。中世の歌心は、現代にもそのまま通用するほどの普遍性を示しています。

第4回 グレゴリオ聖歌からポリフォニーへ

第3回で示したグレゴリオ聖歌の歌い方が、ポリフォニーにどのように生きているかを示しています。

第3回、第4回で示したグレゴリオ聖歌の流れが、バッハにどのように影響を与えているか考察しています。

第6回 歌い手にとっての音律 (その1)
この回からは、音律の紹介です。サリクスが実際に用いている音律ですが、どういう考えのもと、どのような音律を用いているのか書いていきます。
(その1)としたこの回は、ピタゴラス音律についてです。

第7回 歌い手にとっての音律(その2)
音律の2回目です。
ピタゴラス音律と真逆の特徴を備えたミーントーンをご紹介しています。

フェイスブックで毎回シェアしているのですが、フェイスブックページにはインサイトという機能があって、各投稿がどのくらい反応があったのか見ることが出来ます。

それをみると、話題によってリーチ数が全然違って面白いです。
投稿したタイミングや、投稿してからの日数が違うので一概には言えませんが、
第3回 ネウマとは
(4500回)

第6回 歌い手にとっての音律 (その1)
(6800回)
は、ほんとびっくりするくらい伸びがいいです。みなさんが何に興味を持っているかが分かっておもしろいです。

逆に
第2回 バッハの作曲した曲種、様式、技法
は1600回なので(汗)、なかなか難しいなーと思ったりもします。自分では面白いと思うんですが・・・。

また、いろんな方からブログの感想をいただけて、励みになります。
この場を借りて御礼申し上げます。

サリクスは、4月にワークショップ、5月に定期演奏会、10月にLa Musica Collanaとのジョイントコンサートと、2016年は様々な企画が動いておりますので、ご期待ください!

――・――・――・――・――
櫻井元希へのお仕事のご依頼は以下のメールアドレスまで。
g.sakurai.office@gmail.com
発声・歌唱指導、合唱指導等承っています。
――・――・――・――・――
主宰団体Salicus Kammerchorのホームページ
http://salicuskammerchor.wix.com/main

これまでの自分

シグナスヴォーカルオクテット、大分公演終演致しました。

この公演は、先日広島で行ったレコーディングしたCDの発売記念演奏会だったわけですが、これを機会にこれまで自分が参加した録音について振り返りたいと思いました。
昔の録音を紹介するのはとっても恥ずかしいですが…。
{2D4206C2-980F-4B56-9590-F73D6DA48858:01}
1.『心に響くカトリックの聖歌 明治期から昭和初期まで』
広島で児童合唱をやっていた頃、実はCDの録音に参加したことがありました。
ほとんど記憶にないですが(笑)
エリザベト音楽大学付属音楽園プエリ・カンタンテスとして歌っています。
詳細
2.『Laulaula / Let there be singing』
時系列として次にくるのはラウラウラだと思います。
アカペラヴォーカルカルテットです。ラウはバスク語で4、ラウラはフィンランド語で歌を意味します。
このCDはミニアルバムで、ラッススや、ノルウェーの民謡、ノルドクヴィストのクリスマスソングなどを歌っています。
まだ在庫いくつかありますので、ご入用の方は私までご連絡ください。
1000円です。
らうらうらのフェイスブックページ
3.『高田三郎:混声合唱のための典礼聖歌 主の祈り』
次はきっと典礼聖歌ですね。
エリザベトシンガーズのメンバーとして歌っています。
これは第一弾の『主の祈り』です。
前半には女声合唱「雅楽の旋法による」も収録されています。この作品は年前にエリザベト音楽大学の女声合唱団によって初演されたそうで、そのような縁もあってのことだそうです。
髙田三郎の典礼聖歌は、素直ですっと心に入ってくる、それでいて細部まで非常に考え抜かれた作品でどの曲も内容が豊かで一人ひとりの祈りとして感じられます。

キリスト教徒でなくとも、祈る対象が様々であっても、「祈る」ってことはこういうことだよなぁと感じさせてくれます。

詳細
4『高田三郎:混声合唱のための典礼聖歌II 聖週間の典礼』
3番の続編、今度は聖週間の典礼聖歌です。
厳しい内容の続くCDですが、録音もかなりシビアでした。特に田尻さんお疲れ様でした(笑)
とではソロも歌っています。
詳細
5.『コントラポント/ああ、大いなる神秘』
最近何かとお騒がせ?なコントラポントです。これは昨年作成したクリスマスのミニアルバムです。グレゴリオ聖歌とパレストリーナで、”O magnum mysterium”と”Hodie Christus natus est”を歌っています。
こちらもミニアルバムで1000円です。6.『コントラポントのヴェスプロ』
10周年を記念してモンテヴェルディのヴェスプロを、東京カテドラル聖マリア大聖堂で演奏しました。このアルバムはその演奏会のライブ録音、抜粋版です。
詳細
完全版のハイレゾ版はコチラからダウンロードできます。ハイレゾってデータが重すぎてCDにはできないんですね。演奏者にはデータでハイレゾ版が配られたのですがメディアはDVDでした(非売品です)。

7.『聖母賛歌~祈りの系譜』
そしてこちらが先日録音したシグナスヴォーカルオクテットのデビューCDです!

世代と国境をまたいだ聖母賛歌を集めたアルバムです。

◆H. Isaac(ca.1450-1517)/ Introitus “De Nativitate Mariae”
 ハインリヒ・イザーク:〈聖母の御誕生の祝日のための入祭唱〉
◆T. L. de Victoria(1548 – 1611)/ Kyrie et Gloria (Missa “Ave Regina caelorum”)
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:ミサ「めでたし天の女王」より〈キリエとグローリア〉
◆Anton B.H.Verheij(1874-1924)/ Salve Regina
 アントン B.H.ヴェルヘイ:〈元后あわれみの母〉
◆Damijan Močnik(1967- )/ Regina caeli
 ダミヤン・モチュニク:〈天の元后〉
◆Jurijus Kalcas(1956- )/ Alma redemptoris mater
 ユリユス・カルツァス:〈救い主のうるわしき母〉
◆Charles V.Stanford(1852-1924)/ Magnificat Op.164

 チャールズ V.スタンフォード:〈マニフィカト〉

私にご連絡いただければ手売りもできますが、年内であれば、以下の注文フォームから送料無料にて受付できます!
注文フォーム

8.
そして番外編!
私のカペラ初参加CDが、きっともうすぐ!できるはずです!
楽しみだな――。
過去のカペラのCDはコチラからご覧になれます。

買ってね!

――・――・――・――・――
櫻井元希へのお仕事のご依頼は以下のメールアドレスまで。
g.sakurai.office@gmail.com
発声・歌唱指導、合唱指導等承っています。
――・――・――・――・――
主宰団体Salicus Kammerchorのホームページ
http://salicuskammerchor.wix.com/main

御礼とお願い

フェイスブックで、サリクスのサポート会員募集のお知らせを投稿しましたところ、沢山の方にシェアいただき、未だかつてない数のアクセスを頂くことが出来ました。


なんと6800件!前後と比べていただくと凄さが分かると思います(笑)

沢山の方に私たちの活動を知っていただけて嬉しいです!

まだまだ投稿を拡散していきたいので、是非よろしくお願いいたします。

また、ホームページからもご覧いただくことが出来ます。
動画や次回の公演情報なども載っていますのでぜひこちらもご覧ください!
サリクスカンマーコアホームページ

フェイスブックページはこちらです。
サリクスカンマーコアフェイスブックページ
情報一番早いのはフェイスブックです。
いいね!してください!

ツイッターもやってます!
サリクスカンマーコアツイッター

募集チラシは以下です!

秋は好きだけど苦手

わたくし秋生まれで、秋凄く好きなんです。

果物も好きだし、さんまも好きだし。

でも何年か前から11月頃体調が悪くなることが続きまして、秋は苦手な季節になってしまいました。

秋は演奏会シーズンの始まりでもありますね。
忙しくしていると苦手な秋も過ぎ去るのが早いように思います。

―-・――・――・――・――
今週末は日曜日にバッハの演奏会があります。
バッハカンタータアンサンブルは、合唱もオーケストラもアマチュアで、バッハのカンタータ全曲演奏を進めている団体で、もうすでに120曲近く演奏しています。
骨太な団体です。

詳しくはコチラ

―-・――・――・――・――
翌週11/3の文化の日は、オケゲムのレクイエムを歌います。

古楽道場は、声楽家、器楽演奏家などが、花井哲郎氏のもとに集まって、グレゴリオ聖歌やルネサンスポリフォニーを勉強している集まりで、僕は学部の1年からいるので、今年で7年目になります。
私、かぶちゃん、とみー、けんぼーなんかは、この集まりからカペラの演奏会に出るようになりました。
またコントラポント合唱隊も、この中から多数選ばれています。

今年はオケゲムに挑戦中なのですが、これがまた難しい!
どのくらい難しいかといえば、大抵の現代曲より難しいです。

何が難しいか。

まずはこのメンスーラ地獄をご覧いただこう・・・。

{7C048A00-E9FF-4884-8BED-6A8489BE75C4:01}

お分かりいただけただろうか。

いやーわかんないですよね。普通。

あ、凄くわかりやすくいうと、あのトミーが、あのトミーが笑っちゃって歌えなくなるくらい、2時間のリハ後には真っ白な灰になるくらい難しいです。

このセミミニマにしかみえない音符がミニマのコロルだと初見で判別つく人がいるだろうか・・・。
いや、未だかつていただろうか・・・。

まさに地獄。

この練習番号2番からのコントラはほんとに超絶かっこいいのでこれだけでも聴く価値ありです。

この度はまた、オケゲムの前に、グレゴリオ聖歌でもレクイエムを歌います。一通り最初から最後まで全部歌います。

つまり、まさかのレクイエム二回し!さぞかし安らかに眠っていただけることでしょう!

―ー・――・――・――・――

来週日曜日はシグナスで大分に行きます。
先日広島で録音したデビューCDをひっさげての公演です。
CDは10/31に納品予定ですので、是非買ってください!
他では聞けないサウンドになってると思います。

新しい音階と礼拝の中のバッハ

今週末は二つのイベントがあります。

ひとつは土曜日、以前のブログでもお知らせいたしました、うちのおやじのイベントです。

image
将来音楽史の教科書に載るかもしれない画期的な試みです。
調性が崩壊したあとしばらく何も崩壊しませんでしたが、ここへ来てオクターブを12に分ける音階そのものが崩壊するかもしれません。

微分音のことを言っているのではありません。微分音は半音を何等分かにするというものですので、結局はこの12音からできた音階を離れるものではありません。

12音の音階を崩壊させるものとは何か?

それは、スイカだ!!!!

というわけで、これ以上は超難解なので、ぜひこのイベントに足を運んで、それはそれは詳細にレクチャーを受けてください(笑)。

―-・――・――・――・――・――・――

翌日曜日には、カンタータクラブの下谷夕礼拝公演があります。

これは毎年この時期に、上野の下谷教会で、夕礼拝の一部としてカンタータを一曲演奏させていただいているもので、今年はカンタータではなく、ミサ曲ロ短調よりグローリアを演奏いたします。

ご存じのとおり、バッハの作曲した教会カンタータは、毎日曜日の礼拝のために書かれ、演奏された音楽です。そして実は、ミサ曲ロ短調も、クリストフヴォルフによると、カンタータの代わりに(抜粋で)礼拝で使われた可能性があるそうで、そういった意味でも非常に興味深い試みと言えると思います。

無料の公演(演奏会ではないので公演というのもはばかれますが・・・)ですので、是非お気軽に足をお運びください!