カリグラフィーのGloria Patri

カリグラフィーのGloria Patri

借りぐらしのアリエッティをもじってみました。

今日はアラミレで歌うIntroitusに貼っつけるGloria Patriの楽譜を作ってみました。

元の写本の雰囲気がこういう感じなので↓

字体はゴシックにしてみました。

しかしまあ、全然違いますね!笑

似せるならもうちょい似せればよかった。イニシャルとかも工夫すればよかったな。

ただまあ今回ゴシック初挑戦だったので、それにしてはよく出来た方でしょう!

ちなみにいつもはこういう感じ↓

わかりやす画像探してて見つけたのですが、これやったのもう2年前なんですねえ。

下に書いてあるのは、「テノールよ、フォーブルドンしたまえ」(意訳)です。

これもアラミレの演奏会で使ったのですが、今度のもアラミレです。

演奏会は9月24日ですが、チケットはもう発売開始しています。

詳細→http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html

それで、より似てるカリグラフィーのフォントないかなあと思ってネットを見てみると、こんなサイトを見つけてしまいました。

http://free-style.mkstyle.net/web/free-font/black-letter-free-font-collection.html

おおういええ!!!!!もう手書きする必要ないぜえええ!

ワードで打ち込んでプリントアウトして貼っ付ければしまいだぜええ!

ウソウソ。手書きにこそ意味があるんですよ。

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Salicus Kammerchor

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胸熱のグレゴリオ聖歌

胸熱のグレゴリオ聖歌

今日はアラミレのリハーサルでした。

今度のコンサートでは聖母の七つ御悲しみの祝日のミサ固有唱を歌うのですが、今回歌うのはLiber Usualisなどに載っているものではなく、1496-1534年に成立したとされる写本に載っているものです。花井先生が見つけてくださいました。

この写本以外にこのグレゴリオ聖歌が載っているのを見つけられていないのですが、ほんとに変わったグレゴリオ聖歌です。

上の写真がそれなのですが、うっつくしいですよねえ。カラーで。

この写本、前半はポリフォニーがずーっと掲載されていて、最後にちょろっと、この祝日の聖務日課とミサ固有唱のグレゴリオ聖歌が載ってるんです。

以下はこの写本の冒頭、ラリューの同祝日のためのミサです。KyrieのKをかたどった絵が物凄いですね(下のはTenorのT)。

この写本、さらに同じ祝日のためのミサ曲が1曲(作者不詳)、Matheus Pipelareという人のモテットが1曲、そしてジョスカンのStabat Materが収められ、その後にグレゴリオ聖歌が掲載されています。

どうやらこの祝日に特化した写本のようです。

(上の赤字の署名はPipe (La) (Re)となってますね)

ジョスカンのスタバトは2月の古楽院発表会で演奏しましたが今度の演奏会でも演奏します。

この曲の定旋律は今度の演奏会のメインプログラムであるイザークのミサの定旋律と同一です(同写本より↓)。

話をグレゴリオ聖歌に戻しましょう。

この聖歌、テキストも旋律も普通とは違うのですが、それだけでなくかなりトリッキーです。

グレゴリオ聖歌っぽくないと言えると思います。

まず音域が異常です。入祭唱は低いラの音から始まるのですがこれが全体の最低音です。それが最後の拝領唱では1オクターブと7度上の高いソまで到達します。

これはヤヴァイです。もちろん前後のミサ通常文との関係でピッチはいろいろなのですが、それにしても記譜上これだけ音域が広いのはすんごい。

音域の変化はテキストに依拠しているようで、入祭唱、昇階唱、アレルヤ、奉献唱、まではこの祝日のテーマ、聖母の悲しみを表現して比較的沈んだ音域で歌われるのですが、最後の拝領唱に至って、テキストがキリストの復活に触れるところでこの異常な高音域が用いられるのです。

全体の旋律もキャッチーでありながら、意外性に富みまくっていてエキサイティングです。歌ってて途中で、この曲何旋法だっけ!?ってこんがらがります笑。そのくらい変化が激しいです。

文章で表現するのはほんとに難しくてもどかしいですが、もう、聴きに来て!としか言えないです笑

ほんとに面白いです。ワクワクとニヤニヤが止まりません!

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ジョスカンとイザーク

今日はカペラのリハでした。


今日初めて音を出した曲があったのですがこれがなかなか面白かったです。

Ave virgo sanctissimaという短めのモテットなのですが、楽譜はペラっと1枚。

1パートしか書かれていません。そう、カノンです。

それも同度の、5声のカノンです。同度なので男声5人、1人1パートで演奏することになりました。(落ちたら2度と復帰できなそう…)

ほとんど2ブレビスおきにドミソのカデンツがくる単純な曲なのですが、やはり5声ということで所々にほころびが…笑

それが面白いし味わいあるなあという感じです。

ジョスカンの作品ということになっていますが信ぴょう性は微妙みたいです。

この頃の作品にはそういうことが結構あって、今度発売になるカペラの新CD(やっと私の参加したCDが発売になります)の曲も最近真偽が問題になっているそうです。

まぁ誰の作品であってもそのことでその作品自体の価値が減じられる訳ではないのでよいのです。

受け取る側の印象が変わるだけですからね。

むしろ有名な作曲家の名前がつくことで、その作品を演奏する機会が与えられるということもあるので、偽作というのもあながち悪くありません。


今回演奏するもう一つのモテットはイザークのVirgi prudentissimaです。

これは6声なのですが、先日カペラで演奏したモンテヴェルディのミサのように、6声がずっと同時に声を出すわけではなく、デュエットになったり4声になったり、非常に変化に富んでいます。後半部分で、定旋律以外のパートが全員休符となり、定旋律が突如として裸になる箇所などはトリハダものです。

今回定旋律は1人で演奏する(予定な)ので、なおさら緊張感があります。

そして今日歌っていてふと思ったのは、「この曲、生まれる前から知ってた…」ということ。

前世で歌ったんですかねえ。スピリチュアルですねえ。輪廻転生とか全く信じてないですけど。不思議な体験でした。


そしてこの演奏会のメインプログラムはジョスカンの聖母ミサです。

いつもカペラは4声を8人で歌っているのですが、今回11人いるので、4声のときは3声が3人ずつになります。

未だかつて無い組み合わせになっているのでそれも聴き所だと思います。新しい響き☆彡.。

楽しみです。


オマケ↓(目にペットボトルが突き刺さったかぶちゃん)

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充実の一日

今日はリハーサル等外に出る予定がなかったので、家(とカラオケ)で過ごしました。

朝はSalicus Kammerchorの第4回定期の楽譜探しをしました。

大体見つかりましたが、ちょっと問い合わせないと入手できない資料があって、それだけはおあずけ(返事待ち)です。

今は大概のものはネットで見つけられるのでほんとに助かります。

例えばこれはJohann Michael Bachの“Halt was du hast”というモテットですが、これはBach digitalにリンクされているので、ものの1分で見つかります。

いやーべんりだなあ。

第4回定期演奏会についてはこちらをご覧ください↓

http://www.salicuskammerchor.com/concert


午後はカラオケに行って練習しました。うたひろば蕨店はドリンクバーの周りの床がベタベタしている以外は最高の練習場所です笑

それから近所の文房具屋(私にとってもっとも落ち着ける場所のひとつ)でファイルやなんかを調達して帰宅し、先程までアラミレで演奏するイザークのMissa “Comme femme deconfortee”のSanctusの楽譜づくりをしていました。

クワイヤブックの作り方についてはこちらを是非どうぞ!いかにめんどくさいかわかります笑

この時よりいろいろレベルアップしてると思います。今回できた楽譜はこちら↓

うーむ。見やすい!笑


そして今ビールを飲みながらブログを書いています。

充実の一日でした!

あ、そうそう、みなさんこれご覧になりました?

YouTubeにも上げましたが、Facebookの方が拡大縮小できて見やすいです。

YouTubeはこちら↓

その上YouTubeだとiPhoneでは音が動きませんが、FacebookではiPhoneからでも音が動きます(つまり向いた方向の音が聞こえます)。

未来ですねえ。すごい技術ですねえ。

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メンデルスゾーン→モンテヴェルディ→イザーク

昨日のメンデルスゾーンからうってかわって、今日は午後にコントラポントでモンテヴェルディ、夜はアラミレでイザークを歌いました。


コントラポントのヴェスプロはもうほんとに櫻田先生が神がかりすぎてヤバイです。

櫻田先生の乗るヴェスプロにはいくら払ってでも聴きに行くべきだと思いました。もうほんと凄い。凄まじい。

このプロジェクトにのせていただいて光栄ですが、少しでも近づけるように精進いたす所存です。

演奏会詳細はこちらから↓

http://www.fonsfloris.com/c/

凄いページができました!見応えあります!↑



夜のアラミレは、イザークのミサとモテットを歌いましたが、このミサのクレドはなかなかへんてこです。

しかしいい曲です。イザークブシ炸裂です。

ほんと面白いよイザーク。

ちなみに今日7-11時まで歌詞付け、フィクタ等作業してましたが、消しゴムがけで中指がつりました笑

こちらの演奏会は9月24日です。

ミサに加え、イザークの6声の壮大なモテット”Angeli, archangeli”、ジョスカンの珠玉のモテット、”Stabat mater”も歌います。

詳細はこちら↓

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