年始のごあいさつ

皆様旧年中は大変お世話になりました。
この場を借りて深く御礼申し上げます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年再開したこのブログでしたが、なかなかまめに更新できなくて・・・。
と思いましたが、振り返ってみると結構書いているものですね(笑)。

年末にサリクスの方のブログを始めてからはすっかりそっちにかかりっきりで、なかなかこちらの更新もできなくなってしまいました。

サリクスカンマーコア公式ブログはコチラ!
特集記事も第8回まできました。

今年は両方まめに更新していければいいなあと思っておりますので、よろしければお付き合いください。

お知らせ!
サリクスのブログ「第4回 グレゴリオ聖歌からポリフォニーへ」でも紹介しました、ヴォーカル・アンサンブル カペラの演奏会が今週末の連休にあります。

久々のミサ形式の演奏会です。
ビクトリアのミサに、聖母ミサの固有唱を交えながら典礼形式で演奏いたします。
モテットも数曲演奏しますので、かなりおなか一杯になれるプログラムだと思いますので、ぜひいらしてください。
由比ヶ浜公演は、観光、鎌倉散策を兼ねて素敵な休日を過ごせると思います。
目黒公演は、アンセルモ教会の素晴らしい音響を体験する貴重な機会になると思います。
どちらの公演も、私から関係者割引にてお安くお求めいただくことができます。

公演詳細

2016年

1月10日(日)午後4時 カトリック由比ガ浜教会(地図)※鎌倉駅から徒歩10分

1月11日(月・祝)午後4時 聖アンセルモ・カトリック目黒教会(地図)

グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
聖母のミサ固有唱 Proprium missae de Beata Virgine Maria

トマス・ルイス・デ・ビクトリア Tomás Luis de Victoria (1548-1611)
ミサ《わたしは美しいものを見た》 Missa Vidi speciosam

「わたしは美しいものを見た」 “Vidi speciosam”

「わたしは黒い、しかし美しい」 “Nigra sum sed formosa”

ほか

ルネサンス音楽最後を飾るスペインの巨匠ビクトリアには 、聖母のための美しい作品がいくつもあります。

6声のモテット「わたしは美しいものを見た」 “Vidi speciosam” の歌詞は旧約聖書中の雅歌から取られています。

「わたしは鳩のように美しいものが水の流れの上を昇って いくのを見た。彼女を囲っているのは薔薇の花、そして谷 の百合」と、まさに聖母マリアをイメージさせる言葉で、 聖母の祝日に歌われます。

ビクトリアはこの自作の作品を元に、やはり6声の実に美 しいミサ曲を作曲しました。

これらの作品を、グレゴリオ聖歌を交えた聖母のミサとい う典礼の形式で演奏します。通常歌手8名のヴォーカル・ アンサンブル カペラは今回6声部の作品のため12名に拡大します。

後期ルネサンスの充実した壮麗な響きをお楽しみください 。 (音楽監督 花井哲郎)

superius 花井尚美 安邨尚美 鏑木綾 田村幸代

contratenor 青木洋也 望月裕央

tenor 及川豊 根岸一郎 富本泰成 渡辺研一郎

bassus 櫻井元希 花井哲郎 Maestro di Cappella=音楽監督

チケット料金: [全自由席]

※会員優先席あり※学生券は、学生証を提示のうえお求めください

由比ガ浜 前売:一般4,000円 ペア6,800円 当日:一般4,500円 学生:2,500円

目黒   前売:一般4,500円 ペア7,800円 当日:一般5,000円 学生:2,500円

前売券取扱:

東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650

(セブン-イレブン引取可 *10月26日販売開始)

東京古典楽器センター 03-3952-5515

サンパウロ(「四谷」駅前) 03-3357-8642)

島森書店 0467-22-0266(由比ガ浜公演のみ)

主催: フォンス・フローリス

助成:文化芸術振興費補助金(トップレベルの舞台芸術創造事業)

後援:ベルギー王国大使館

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櫻井元希へのお仕事のご依頼は以下のメールアドレスまで。

g.sakurai.office@gmail.com

発声・歌唱指導、合唱指導等承っています。

詳しくはコチラからご確認ください。

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主宰団体Salicus Kammerchorのホームページ

http://salicuskammerchor.wix.com/main

サリクス・カンマーコアのブログ!

最近サリクスのホームページでブログの執筆頑張ってます。
おかげでこちらの更新が完全に滞ってますが(笑)

目標は平日毎日更新です。もうすでにその通りにはなってませんが・・・。
音楽のことを文章で書くってほんと難しいですね。

今のところ一つの記事を書くのに4-5時間かかってます。
慣れてきたらもっとスピードアップしたいな。
1時間くらいで書けるようになればいいなあ。

これまで書いた記事をご紹介します。

第1回 バッハはいかにしてバッハとなったか
サリクスのテーマ「バッハをバッハ足らしめたものは何か」を探るために、バッハの音楽学習歴からその音楽的背景を検討しています。

第2回 バッハの作曲した曲種、様式、技法
バッハが実際に作曲した作品から、その多様な曲種、様式、技法を検討し、多角的アプローチの必要性について考察しています。

第3回 ネウマとは
3・4・5回はセットです。
グレゴリオ聖歌→フランドルのポリフォニー→バッハ
という流れを追っています。
第3回は西洋音楽の根源であるネウマの紹介です。中世の歌心は、現代にもそのまま通用するほどの普遍性を示しています。

第4回 グレゴリオ聖歌からポリフォニーへ

第3回で示したグレゴリオ聖歌の歌い方が、ポリフォニーにどのように生きているかを示しています。

第3回、第4回で示したグレゴリオ聖歌の流れが、バッハにどのように影響を与えているか考察しています。

第6回 歌い手にとっての音律 (その1)
この回からは、音律の紹介です。サリクスが実際に用いている音律ですが、どういう考えのもと、どのような音律を用いているのか書いていきます。
(その1)としたこの回は、ピタゴラス音律についてです。

第7回 歌い手にとっての音律(その2)
音律の2回目です。
ピタゴラス音律と真逆の特徴を備えたミーントーンをご紹介しています。

フェイスブックで毎回シェアしているのですが、フェイスブックページにはインサイトという機能があって、各投稿がどのくらい反応があったのか見ることが出来ます。

それをみると、話題によってリーチ数が全然違って面白いです。
投稿したタイミングや、投稿してからの日数が違うので一概には言えませんが、
第3回 ネウマとは
(4500回)

第6回 歌い手にとっての音律 (その1)
(6800回)
は、ほんとびっくりするくらい伸びがいいです。みなさんが何に興味を持っているかが分かっておもしろいです。

逆に
第2回 バッハの作曲した曲種、様式、技法
は1600回なので(汗)、なかなか難しいなーと思ったりもします。自分では面白いと思うんですが・・・。

また、いろんな方からブログの感想をいただけて、励みになります。
この場を借りて御礼申し上げます。

サリクスは、4月にワークショップ、5月に定期演奏会、10月にLa Musica Collanaとのジョイントコンサートと、2016年は様々な企画が動いておりますので、ご期待ください!

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櫻井元希へのお仕事のご依頼は以下のメールアドレスまで。
g.sakurai.office@gmail.com
発声・歌唱指導、合唱指導等承っています。
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主宰団体Salicus Kammerchorのホームページ
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御礼とお願い

フェイスブックで、サリクスのサポート会員募集のお知らせを投稿しましたところ、沢山の方にシェアいただき、未だかつてない数のアクセスを頂くことが出来ました。


なんと6800件!前後と比べていただくと凄さが分かると思います(笑)

沢山の方に私たちの活動を知っていただけて嬉しいです!

まだまだ投稿を拡散していきたいので、是非よろしくお願いいたします。

また、ホームページからもご覧いただくことが出来ます。
動画や次回の公演情報なども載っていますのでぜひこちらもご覧ください!
サリクスカンマーコアホームページ

フェイスブックページはこちらです。
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情報一番早いのはフェイスブックです。
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ツイッターもやってます!
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募集チラシは以下です!

イベント目白押し

演奏会シーズンが始まりましたねーー恐怖!

今週末は二つの本番があります。

10/9金曜日はヴォーカルアンサンブルカペラの定期公演です。

カペラは現在1月(成人の日)7月(海の日)10月(中旬)と3回定期公演を行っていますが、10月公演はジョスカンのモテット連続演奏をしており、今回はその2回目です。

カペラはジョスカンを中心レパートリーとし、すでにミサ曲は全曲演奏、全曲録音を終了しています。これ結構すごいことだと思うんですけどあんまり話題になってませんね(笑)。

録音は終わったもののリリースがまだだからですかね。はやくでないかなーー次のCDから僕も歌っています。

ミサを終えたカペラは次はモテットだということで始めたのが、ジョスカンのモテット連続演奏会です。
この演奏企画では、モテットだけでなく、世俗曲、シャンソンも演奏します。
どの曲もジョスカンの天才っぷりをこれでもかと見せつけるような逸品ばかりです。
ほんと、ジョスカンって天才ですよ。ほんと。素晴らしすぎ、感動的に天才。

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さて、カペラの定期公演の翌日、10月10日は、アガリアム合唱団主催のワークショップ&ライブに、講師として参加致します。

アガリアム合唱団とは、シンガーソングライターのアガサさんと、ヴォイスパフォーマーの徳久ウィリアムさんの作った合唱団で、世にも珍しい特殊発声を使った合唱をやっている団体です。

ウィリアムさんは僕の発声の師匠でもあるのですが、実は出会いは10年前に遡ります。
僕の伯母さんは実は音楽家で、そもそもは作曲家なのですが、現在は白拍子や声明や竜笛を活動の中心にしています。
櫻井真樹子ホームページ

その伯母が、私が広島大学に入学した時に、入学祝いに連れて行ってくれたのが、なんと、第1回東京デスメタルフェスティバル(笑)、そのイベントを伯母に紹介したのがウィリアムさんで、そこでウィリアムさんとは初めて会いました。

その時は自分が東京で音楽やることすら考えていなかったので、まさかウィリアムさんに発声を習うことになろうとは夢にも思いませんでした。

そんな縁でこの度、西洋のクラシックの合唱とはなんぞや、というワークショップの講師のお話をいただきまして、演奏もやってほしいということでしたので、その部分は、5月に立ち上げた合唱団「サリクスカンマーコア」で参加することとなりました。

前半は合唱の歴史ということで、時系列にそって、解説を交えながら演奏します。
後半はワークショップで、合唱の導入として、フォーブルドンやカノンを実践します。

こちらの企画は定員がありますので、興味のある方はお早めにご連絡ください。

――・――・――・――・――・――・――

ところでこのアガリアム合唱団主催のワークショップ、11月の講師は伯母の櫻井真樹子です。
11/14(土)

『平安の歌謡入門 ~声明、白拍子』ライブ&ワークショップ

特別講師・出演:櫻井真樹子

イベントページ

そしてその伯母が作曲家として参加するイベントがコチラ

おや、もう一人櫻井という人がいますね。そう、うちの親父です。
ほんと、変な家族ですよね。
ただ手前味噌ですが、これは面白いですよ。
ほんとに素晴らしい楽器になりました。
この動画の灰野敬二さんの演奏は本当に素晴らしい!感動的!トリハダたちます!
ポリゴノーラの動画(演奏:灰野敬二)

このイベントはシンポジウムですので、非常に複雑なこの音階の理論を、がっちり説明してくれることでしょう。
音楽史が別の次元に進むかもしれない。

そんな予感をさせてくれる音階、楽器です。

バリアフリー!!

サリクスのために大枚はたいて購入したローランドのc200、電子オルガンですが、活躍しております。

{A0BA7CA5-7BB9-41F3-AC74-D5CA0467C418:01}

うちの狭い玄関が占領されているぜ。

靴が入らないぜ。
明日まで、4日連続でリハーサルで使います。
一昨日、昨日、そして明日はコントラポントで、そして今日はカンタータクラブで使用しました。c200についてはこちら
http://www.roland.co.jp/products/c-200/これのいいところは、ピッチが変えられて、音律が変えられて、結構いい音がするところです。

悪いところは・・・・重いところと値段が高いところですね(笑)

ちなみにこれの先代を花井先生がお持ちなのですが、それからさらに重量が1キロ増えて、一回り大きくなりました。
先代からの変更点は、僕にとって大きいのは使える音律が変わったという事です。

先代は、
平均律
ピタゴラス
ミーントーン
キルンベルガー
ヴェルクマイスター
の5種類が使えました。

それが、c200ではそれが、
平均律
ミーントーン
キルンベルガー
ヴェルクマイスター
ヴァロッティ
が使えるのです。

お気づきでしょうか・・・

1つ減って、1つ増えていることに・・・。

なんということでしょう!増やしてくれりゃあいいのに!

まあ鍵盤でピタゴラスなんて使いませんもんねえ。

しかしサリクスなどでは、使うんです。ピタゴラス・・・。
もちろん鍵盤と一緒に演奏するわけではないですが、練習時のガイドとして凄く役にたったろうになあ。

あ。音律についてはここに少し書きました。
http://salicuskammerchor.wix.com/main#!音律について/c177u/55704ca20cf24a19837c7a85

逆にキルンベルガーとかヴェルクマイスターとか使わねえんだよなあ。
鍵盤音楽では使われることもあるようですが、アンサンブルでは使わないんですよね。

もし5つ僕が使える音律を選ぶとしたら、
ピタゴラス
ミーントーン
純正律(多少問題あり)
ヤング
ヴァロッティ

でしょうか。あ。平均律ねえや。うん。いらないね。6つ目を挙げるとしたら、1/8とかかなあ。

そう!このブログのタイトルは、「バリアフリー!!」でした!
この13キロある楽器を毎日カートに載せて、雨の中を歩いていると、街のちょっとした段差なんかがほんと気になります。

逆にコンビニとかの入り口が段差がなかったりすると、「ビバ!バリアフリー!!」ってなります。

また、これは半分以上想像ですが、ベビーカーを押しているお母さんの気持ちもこんな感じかなあと思ったりします。

そう思うと、ベビーカーに自然と目が行くようになって、それに対する通行人の視線にも注意が向くようになりました。
そうすると、今まで気づかなかったのですが、結構多くの人が、ベビーカーを凝視してます。それも迷惑そうな目で・・・。
おばちゃんなんかもよく見てますが、それはベビーカーではなくて、乗っているお子さんを見ています。
迷惑そうに睨んでいるのはサラリーマン風の男性に多いと思います。

ああ、都会で子育てするというのはこういうことなのかあ、と思うと同時に、都会で五体満足で息してる人間なんてそうはいないのだなあということを考えます。

みんな裂けた脇腹から飛び出た内臓を引き摺りながら歩いているようです。
あ、そういう風に見えるという事です。

そういうことを忘れさせてくれるのは音楽しかありませんね。
生きているうちは生きていることなんか忘れていますものね。
生きながらにして生きていることを思い出させてくれるのが藝術の素晴らしい力ですね。

みんなコントラポント聴きに来ればいいんだ・・・。そうだそうだ・・・。
http://ameblo.jp/carcass1031/entry-12039717298.html


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演奏動画はコチラ

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