ホームページ作りました!

僕のではありません(笑)

先月デビューコンサートを終えた、サリクスカンマーコアのホームページができました!
今後はこちらからも情報を発信していきますので、チェックしてみてください!

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サリクスの今後

先日第一回演奏会を終えた、Salicus Kammerchorですが、次回公演は来年5月を予定しています。

今日は母校にてその選曲の下調べをしてきました。
なんだかんだ言って選曲超楽しいです(笑)。

今後の大まかな展開妄想ですが、
第一回でSinget dem Herrnを演奏しましたので、
次回はFuerchte dich nichtとKomm, Jesuを中心としたプログラム、
第三回はLobet dem HerrnとDer Geist hilft、
第四回でJesu meine Freudeを演奏し、
第五回でバッハのモテット、全曲演奏会をしようと思っています(あくまで妄想です)。

という訳で、今日はFuerchte dich nichtとKomm, Jesuを中心としたプログラムを考えるべく、資料集めをしてまいりました。
この2曲は追悼式で演奏されたのではないかと考えられているので(確証はありませんが)、それにちなんで、「死、葬儀、追悼式」にまつわるプログラムにしようかと思っています(まだ妄想段階です)。

前回の演奏会で打ち出したこの団体のコンセプト「グレゴリオ聖歌からバッハを捉えなおす」はそのままですが、曲のテーマが全然違いますので、前回の演奏会とはずいぶん趣の異なったものになると思います。ご期待ください。

死にまつわる音楽作品、という視点で選曲していると、ハインリヒ・シュッツという人にはこのテーマに即した作品が数多くあることに気づかされました。
まずはロイス=ゲーラ伯ハインリヒ2世の葬儀のために書かれた「音楽による葬儀 Musicalische Exequien」があります。これはブラームスのドイツレクイエムのさきがけとも言える大作で、全て演奏すると30分ほどかかります。
https://www.youtube.com/watch?v=_Gd1DqDUC2U

他に、彼の近しい人物の死に際して作曲されたモテットが複数残っています。その中にはヨハン・ヘルマン・シャインが死の間際にシュッツに依頼した、「それは確かな信頼Das ist je gewisslich wahr」も含まれています。

あまりネタバレしても後々つまらないので、今回はこのくらいにしておきます。

今後のサリクスにご期待ください!


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グラン・モテの系譜

いつもお世話になっている合唱団フォンス・フローリスが8月2日に演奏会を行います。

詳細は以下
http://www.fonsfloris.com/choeur/

曲目は、カンプラ、ドラランド、デュモン、モンドンヴィルのグラン・モテと、普段クラシックを生業としている人にとっても馴染みの薄い作曲家の作品ばかりですが、どの作品もほんとびっくりするくらい名曲です。

モンドンヴィルのDe profundisとかほんと凄いですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=gtXBqXCZXv4

今日は、この演奏会で使用する未出版の作品のパート譜づくりに一日を費やしました。

出版譜がないということは、手稿譜を見ながら練習しているという事です。アルトとテノールは音記号、バリトンはバリトン記号です。しかも歌詞は特に見づらい!

ほんと皆さん凄いです。
多分合唱はこのままこの楽譜で演奏しますが、ソリストの方と、器楽の方のために僕が楽譜を作ることになりました。

サリクスのために大枚はたいてフィナーレを購入したので、使う機会があることがあるのは嬉しいことなのですが、想像していた以上に楽譜の枚数が多い!曲が長い!流石グラン・モテ!
グランやわあ!

100ページ以上あるのですがまだ50ページくらいしか打ててません。
やべーブログ書いてる場合じゃねえ。。。。。

ということで、苦労して楽譜作ってますので、皆様是非演奏も聴きにいらしてください!

今日はこういう仕事もしてますよ!という紹介でした。


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サリクス

さて、ブログを再開するに当たって真っ先に書かなければならないことがある。

先日5/25に、僕が主催するSalicus Kammerchorの旗揚げ公演があった。
{FA4AEBDA-D34C-4F8F-8EEC-1F6818A2D946:01}
{6CE830E9-A583-4D8F-8254-8047B46E9768:01}
グレゴリオ聖歌の歌唱法をバッハの演奏に活かそうという大それたコンセプトで始めた団体だ。
どういうことかという具体的説明はサリクスのFacebookページに、演奏会当日プログラムの一部をアップしているのでそちらをご覧になっていただきたい。
何しろ主催公演というものが初めてだったものだから、予算をたてるところから、会場をとることから、メンバー集めからプログラム構成やら楽譜の準備やらなんやらかんやらで、本当にすんごい大変だった。
生来の忘れっぽさを発揮して何一つタスクを覚えていられない僕を助けてくれたスタッフのH野さんには感謝が尽きない。
ほんとに僕は抜けまくってるポンコツなので、メンバーにも沢山迷惑を掛けた。
曲も差し替えがあったし、リハが始まってから楽譜が使い物にならないことが発覚したり、なんか中途半端な終わり方だなーと思ってた曲にSecunda parsがあったりもうしっちゃかめっちゃか。
だから今回何より自分を信用しないということを学んだと思う。
予算の見立ても甘く、大赤字を出して、妻にも多大なる心の負担をかけた。
こういう活動は食えないってことはわかってるつもりだったが、それでもこれ程までとは思わなかった。また、赤字を出すことで主催者がどういう精神状態になるのかということもわかった。
使う者と使われる者、両者の気持ちがわかることで、きっとこれから仕事の仕方が変わってくるだろう。
親の心子知らず
閑話休題
僕はこの団体の試みが世界初の試みだと思っているし、この団体は世界で唯一のコンセプトを持った団体だと思っている。違ったら教えてください。
だから赤字を出しても続けなきゃいけないのだけれど、毎年この赤字ではどうにもならない。その為に今真面目にバイトを探そうと思っている。何かいいバイトをご存知の方は教えてください。
さて、演奏に関してだが、それはそれは惨憺たるものだった。何しろ事故が多すぎる。縦も横もメッタメタにズレまくっていたし、本当に聞き苦しい限りであったと思う。
それは僕の指揮とリハーサルが悪かったからで、メンバーには何の責任もない。
でも、僕はそれでもいい演奏会だったと心から思っている。
{C45254F0-DAB8-4838-8F6C-0CC414599741:01}
いい演奏とは何か。
僕はこの世に善悪が存在しないように、はっきり言って音楽にいいも悪いもないと思っている。
あるのは、「音楽か、音」だと思う。だから音楽があればいい演奏だし、それがなければただの音を聞いたなぁというそれだけの感想になるのだと思う。
音は道具になりうる、でも音楽はそうじゃない。モノが所有モードに属するのに対し、モノの存在が所有モードに属さないように。つまり音と音楽の関係は、オンティッシュとオントロギッシュの関係に似ている。
そういう意味で、オンティッシュな発想から言えば僕たちの演奏はズタズタだったが、オントロギッシュな発想から言えば、捨てたもんじゃなかったと思う。
理屈っぽくなってしまったが、早い話が「音程も何もかもグチャグチャでも、最高に感動的な演奏もあるし、音程も何もかも完璧でもなんにも感じない演奏もある」ということだ。
「綺麗だった」は音楽家に対する最大級の侮蔑の言葉だ。
小林道夫の名言に、
「崩壊寸前で楽しみましょう」
というものがある。
僕はそれをリハーサルで引用してみんなをステージに送り出したら、みんなはまるでその通りの演奏をしてくれた。
笑い話のようだが、こんな誇らしいことはない。
コンサートに関わって下さった全ての皆様に御礼が言いたい。
御礼はこちらにも書いたので、こちらもご覧になっていただきたい。
終演後、お客様に「感動して涙が出た」と言われた。
これって実は宗教音楽の演奏会ではあまり耳にしない言葉ではないだろうか。
僕は本当に嬉しい。
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終演後の楽屋にて


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