アラミレ合宿2018

アラミレ合宿2018

昨日まで、長野県諏訪郡原村に合宿に行っていました。

ヴォーカル・アンサンブル アラミレはいつもこの時期原村の教会にお世話になって、2泊3日で合宿させていただいています。

毎年このアングルで写真をアップしてる気がする笑

夢みたいなとこです。

外観はこんな感じです。

ペンションから教会へ通じる小径。

ペンション近くのまるやち湖。


今回のラ・リューのミサ「ロム・アルメ」はもう形容し難く凄い作品です。

一生の内で3回は再演するでしょう。

以前のブログでクレドとアニュスについてはその凄さを書きましたが(貼ってる音源ぜひ聞いてみてください)、その他も本当にスキがないというか、全ての楽章が複雑怪奇で脳の糖分持ってかれる感じです。

全楽章が全部違って音楽的にも全部物凄く充実しています。

それで全ての楽章で一貫してロム・アルメの旋律が流れているというのが本当に凄い。全ての楽章で同じ旋律を使っているのに全ての楽章が全然違うんです。そして違うだけでなくそれぞれに非常に魅力的であると。

これはもうただごとではない。天才です。この作品に出合えてよかった。

そのわりにあんまり有名じゃないですよね。不思議。黒ラ・リューだからかな。

演奏会の情報はコチラ


合宿最終日は午前で練習を終えて、山に行きました。入笠山(にゅうがさやま)、標高差700メートルのロープウェイに乗りました。うぇい。

この日は降水確率100%だったんですが、念の力によってわりと晴れ間が出てました笑

湿原です。

なんかしらの高山植物。

もう花火そのもの。

なんかしらの高山植物。

なんとかユリ。

ボロボロの木。

切り株に苔。


帰りのロープウェイが雷雲の影響でストップするという一瞬遭難体験もして、ルバーブのソフトクリームを食べて帰りました。

こんなんなってましたが、ものの8分くらいでこうなりました↓

山の天気ですねえ。


最後に、たてしな自由農園にあったポップ。

めちゃめちゃ高級なぶどう、ナガノパープルなのですが、どう見てもナカツパープルですね。


最後に、家に帰ったらベランダのマンゴーの葉っぱが、4枚から6枚になってました。

ちょっと茶色い葉っぱ。


最後に、全然関係ないですが、合宿行く前に秋葉原の万世橋から撮った写真。

水に見えないですよね。タールでも流したかのような。

東京・・・。


あ、そういえば来月も原村に行きます。

原村とってもいいところなので、よろしければお越しくださいませ。

 

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バッハカンタータアンサンブル第45回演奏会|明日

明日5/13はバッハカンタータアンサンブルの演奏会です。

前回10月の演奏会では私が代理で指揮させていただきましたが、今回は通常通り花井先生の指揮です。

いつもの早苗さんに加え、アルトソロは同級生の小巻、テノールはお馴染み金沢さん、そしてバスはいつもノヴァヴォーチェでお世話になっている藤井大輔さんです。

今回やる56番はバスのソロカンタータですので、大輔さん大活躍です。


そして実は明日の朝はサリクスのリハが入ってまして、いよいよ通奏低音と一緒になってのリハが始まります。

しつこいですがチラシ画像をまた貼っておきます。

と、言うわけでなんか毎年この時期恒例な感じですが、またあの13キロのローランドのキーボードを徒歩で運搬する苦行が始まります笑

うちのキーボードは普段旗の台に置かせて貰っていて、今日ちょうど旗の台でフォンスフローリス古楽院なので取りに行って、それを持ったまま夜は大森でアラミレのリハ、明日の朝浅草でサリクスのリハで使った後秋葉原まで運んで本番、打ち上げでベロベロになってフラフラで家まで持って帰るというなかなかの苦行をやります笑

救いは今日のアラミレが大森で、旗の台から近いというこですね。うちからも電車一本だし。これが田園調布とかだったらさらに僕の(内面の)世紀末感が増していたことでしょう。

嗚呼、車欲しい。それかもっとコンパクトなキーボード欲しい。

13キロという重さもそうなんですが、デカイんですよね。幅が1.5メートルくらいあるので運びにくいったらない。精密機械だから気も使いますしね。

ローランドさんお願いします。もっと軽くて小さくて音良くて調律も100種類くらいから選べる夢のマシンを開発してたも。できれば10万以内で、、、。無理か、、、。

僕が重そうな荷物持ってるの見かけたら、応援してください笑

汚ねえな笑

あ、そうそうこれとは別に、シグナスのCDも持ち歩いているのでそれも重いー。軽くしたいー。

買ってね(*゚▽゚*)

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ラ・リューのミサ《ロム・アルメ》がヤバすぎる件について

ラ・リューのミサ《ロム・アルメ》がヤバすぎる件について

※この記事における「ヤバい」はいわゆるポジティブな意味での「ヤバい」であり、伝統的正統的な意味においての「ヤバい」ではないことをお断りしておきます。


ヤバいです!!!!!

ヤバすぎます!!!!

これはもう!ヤバいです!!!!

アラミレ で9月に演奏するラリューのミサロムアルメ、練習すればするほどヤバいです!!!


まずはわかりやすいところから。

ラリューといえばカノンなのですが、第2アニュスはなんと4声のメンスーラカノンです。

メンスーラカノンとは、複数のパートが同じ1つの楽譜を見ながら、それぞれ違うメンスーラで歌う、つまりは違うスピードで歌うということで成立してしまうスタイルのことです。

ミサロムアルメの第2アニュスの楽譜は以下の通り。

楽譜は1つしかありませんが、4声の曲です。ソプラノは上から3番目のCに棒、アルトは一番上の◯、テノールは一番下のCに棒に3、バスは上から二番目のCのメンスーラで歌います。

ソプラノのパートを基準にすると、バスは1/2、アルトは1/3、テノールは3/2のスピードとなります。

それで、クレフ(音部記号)ですが、書いてないですが、♭の位置が(ヘクサコルドで言うと)ファなので、それをもとに推理すると、ソプラノはテノール記号のオクターブ上、アルトは低バス記号(ヘ音記号が一番上の線になります)のオクターブ上、テノールはテノール記号、バスは低バス記号となります。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9F%B3%E9%83%A8%E8%A8%98%E5%8F%B7

それだけ聞くと、まあなんかそれなりになんとかなりそうな気がするじゃないですか。

僕もそう思ってました。

ところがラリューはそれほど甘くなかった、、。

これを現代譜に起こしたものが以下です。

テノールのパート、エグい。

現代譜だととにかく全部3連符で書くことになるのですがこのシンコペーション、付点の複雑さよ、、。

特にソプラノとの関係がすんごいシビアです。

でね。まあでもこのくらいだったら現代音楽に慣れている人にとってはお茶の子さいさいで初見で歌うでしょう。

ところがですよ。これクワイヤブックで歌うんですよ。しかもフランドルの様式の中でうねうね歌うんですよね。

パキパキのリズムでは歌えない。

これはね。ヤバい。

最高にヤバい。

どれだけヤバいかっていうと、ヤバすぎてミディ作っちゃうくらいヤバい。

こちら↓

ぜひ聴いてみて下さい。ゾクゾクします。


で、ここまでがわかりやすい方。

もっとヤバいのはクレドです。クレドはヤバいです。もうただの傑作です。凄すぎます。

メンスーラカノンはないですが、同じような2連符と3連符が拮抗するような箇所が随所に散りばめられていて(まとまってではなく所々にあるのがミソ!)、これが意外とテキストを際立たせる効果もあるのです。

普通は2分割のセクションと3分割のセクションというのははっきり分かれていて、4声が揃って切り替わるのですが、この曲の場合、まずソプラノのが3分割になって、2拍遅れてバス、4拍遅れてテノール、アルトは変わらないとかそういうことが起こってもう最高に複雑。

このリズムのヒリヒリ感がたまりません。

全体としてはテノールに定旋律のロムアルメが来ることが多いのですが、この定旋律もリズム的に相当工夫されていて、拡大縮小自由自在でテノールだけ見ると5拍子になっちゃってるとことかあります↓

こちら↓はリガトゥーラで3拍子っぽくなっているところ。

白眉は最後のセクション。預言者についてテキストが及ぶ部分では突然tuttiで同じリズムでホモフォニックに喋り、死者の復活の場面では3声の一拍遅れのカノン(カノンの技法の中ではカノンのスパンが短ければ短いほど高度とされています)からのフォーブルドン(3声が4度と3度の関係で平行進行する技法)!からの3分割に流れ込んで4声のポリフォニーでアーメン!

激ヤバです。このあたりは楽譜の見た目でも言葉でも伝わりきらないと思うのでぜひ演奏を聴いてほしいです。

演奏会詳細はコチラ→http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html

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花の写真がたまったので

春が来ましたね。

というかもう桜も散りますね。

あちこちで撮った写真がたまったのでこちらにも貼っていこうと思います。

これ雪の降った日です。

結構前ですね。

うちの前ですが、雪と桜と同時に撮れました。


先週妻と二人で草津に行ってきました。ほんとに純粋なただの旅行です。

二人でただの旅行にいくのは10年ぶりくらい。結婚してから初めてのことです。

だから新婚旅行ということになるのかも。

花の写真じゃないですが、きっとこの写真には湯の花が写っていることでしょう。

西の河原露天風呂が最高でした。温泉の川が流れてて、川底の石に湯の花がびっしり。


こちらは某旗の台の某えびらホールで某リハーサルを行った際の某桜です。

何のリハーサルかは今月末にはきっと明らかになることでしょう。


アラミレの窪田さんのご子息がチェリストで、自由学園明日館でコンサートがあるということで伺ってきました。

もうロケーションが最高過ぎました。

会場に入った途端息が止まりました。窓の外にライトアップされた桜がどーん!

いいなあこの季節にここで演奏会するのはお得だなあ。

終演後超美味しい紅茶と超美味しいお茶菓子まで頂いてしまって、贅沢な時間でした。


こちらは上野公園です。

芸大に調べ物をしに行った時に撮りました。

芸大の図書館は昨年建て替えて、書庫に自分で入れるようになったのですが、2.5階にたどり着く難易度が高いです。何回行ってもエレベーターどっちの扉が開くのかわからないし笑

あとこれはただのクレームですが、ニューグローブ音楽辞典だけは一階に置いてくれ。あのクソ重い辞典を何冊も持って1階と2階を往復するのはつらいです。学生の向学心を奪います。

きっと本館?のほうがオープンしたら改善されるに違いない。


こちらはアラミレのリハで行った大森です。

貝塚のところは公演みたいになってて、物凄い大きな画角に入りきらない桜がありました。

アラミレは今年はラ・リューのミサ「ロム・アルメ」をやってるのですが、第2アニュスのメンスーラカノンの難易度が想像以上でした。

多分私が取り組んできたフランドルのポリフォニーの中で一番難しいです。

オケゲムより難しい。

並の現代音楽の方がマシですね。

うーむ。本番は9月ですが、この曲だけは楽譜通り音を出せるかさえ怪しい。対策を考えねば。ねばねば。


 

動画ってワードプレスに上手く貼れなかったので、Facebookの投稿を貼り付けてみました。

こちらは昨日合唱団フォンスフローリスの練習で訪れた都立大学駅付近です。

菜の花が電車の風圧で揺れるのをスローモーションで撮ってみました。

フォンスフローリスは今年はシャルパンティエ祭りですが、1曲6声の曲があって、今までになく声部が多いので苦労しています。ソプラノが3声に分かれるんですよね。声部の名前が面白い。

上からHauts-dessus / Dessus / Bas-dessus / Haute-contre / Taille / Basseです笑

合唱指導しながら、えーではおーとどぅすゅとばすどぅすゅとおーとこんとるでやってみましょうとかってもう舌噛みそうというか笑っちゃいそうです。ばすどぅすゅて笑

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黒シャツ黒染

黒シャツってほんと本番でよく使う、というか僕の出る本番ってほとんど衣装黒シャツなのですが、使ってるとすぐ色が褪せて白っぽくなっちゃうんですよね。

それで先日のカペラの3連チャンのように、本番が連続すると、その白ーくなっちゃって着なくなった黒シャツを出動させなければならなくなってくるんです。

初日は一軍の黒シャツなのですが、二日目三日目は二軍三軍の黒シャツになってしまうのです。

ちょっとみすぼらしいので、こりゃあいかんなあと思ってググってみました。

「黒シャツ 白っぽく 対策」

すると、まず洗う時に塩を混ぜるというのがでてきてナルホド。やりましょう。しかし既に白っぽくなっちゃったシャツはもう救えないのか?

もうひとつのページを見ると、「染め直せ」とな。うん。その発想はなかったよ。

というわけでLOFTで染め粉を買ってきました。

それで染め粉をお湯に溶かしてシャツを突っ込めばいいのかと思いきや、なんと塩が250gも必要なんですって!

家にそんなに塩がなかったので慌ててコンビニで食卓塩を購入し、風呂場で染め直しを始めました。

こういうのって初めに手順の説明を全部読んでから袋を開けるべきだといつも思うんだけど、せっかちなのでついつい袋を開けてから説明を読んじゃうんですよね。

ふむふむ。1リットルのお湯に染め粉を溶かし、別の容器に6リットルのお湯に250gの塩を溶かしたものとあわせると。

既にめんどくさい。

ふむふむ。衣類をぶち込んで15分混ぜ続けると。

めんどくさい。

ふむふむ。45分漬けてそのあいだ時々混ぜると。

マジか、1時間もかかるのか。

しかも混ぜる時はゴム手袋しなきゃいけないので、手袋つけては混ぜて、手袋洗って、手袋外してって作業を4回くらいやったかな。

そうして1時間で1枚できるのですが、2枚あったので2時間もかかりました。

そして更に大変なのはここから。

色が出なくなるまで染めたシャツを洗って、真っ黒なお風呂場を掃除しなければなりません。

激落ちくんでがんばりましたが、流し台に若干黒いシミが残ってしまいました(✽´ཫ`✽)今度漂白してみようかな。

もー超めんどくさかったですが、シャツは黒くなりましたよ!

ほれ!黒い!右のが最近買った新しい黒シャツです。比較のためにかけてみました。

それでね。みんな騙されちゃダメだぞ。こんな写真ちよっと加工すれば黒くも白くもなるんだからな。

ちょちょっと黒レベルをいじれば、

ね。白い。

ま、そんなに驚くほど真っ黒にはなりませんでしたが、みすぼらしく見えない程度には黒くなりましたよ。

これでもう本番三連チャンも怖くない!

衣装がイマイチなだけで気分ちょっと下がっちゃいますからねえ。あと、本番後のお客さんとの挨拶の時に恥ずかしい。

あーこの人こんな色褪せたシャツ着てるーって思われてないかしらと思うだけで顔から火が出そうです(自意識過剰)

それで、面白いなあと思ったのは、黒染めしたんですが、タグとかブランドのロゴとかは黒くなってないんですよね。さらに驚いたのは、左のシャツ。腕のところに金の刺繍でハチが描かれているのですが、そこは黒くなんなかったんです。

どうなってるんですかねー。不思議。


さて、全然音楽の話しないのもアレなので、最後に少し。

この週末は土曜にフォンスフローリス古楽院の講座、日曜にアラミレでしたが、この2団体の出る発表会が来月ございます。

演奏者総勢何名なんでしょうか。

花井先生の指導団体も、茨城、名古屋、長野、大阪と各地で増えていて、その団体が一堂に会します。

なんと総演奏時間は3時間になる見込みです。

マタイか!

入場無料なのでぜひお気軽に聞きにいらして下さいね。

そして来年度はぜひ講座を受講してください!


そして講座といえば、4/14のSalicus Kammerchor主催のワークショップの募集を開始しました。

こちらは定員がありますので、ご希望の方はお早めにお申込み下さいね。

Salicus Kammerchor主催ワークショップ第5回

グレゴリオ聖歌とJ. S. バッハのモテット vol. 2

〜ネウマ的にバッハを歌うために〜

Salicus Kammerchorのワークショップでは、これまでグレゴリオ聖歌の歌唱法をいかに後の時代の多声音楽に活かしていくかということをお伝えしてきました。今回のワークショップでは、このテーマはそのままに、更に具体的に声楽的テクニックにまで掘り下げていきます。その為に、これまでの櫻井、渡辺両講師に加え、発声指導の担当として、サリクスメンバーの富本泰成を講師として迎え、更なる内容の充実を図ります。

講師:櫻井元希(Salicus Kammerchor主宰)

渡辺研一郎

富本泰成

サポート歌手:鏑木綾、金成佳枝

日時:2018年4月14日(土)10-17時

会場:えびらホール

定員:20名

対象:通常の五線譜で最低限の譜読みが出来る方。

料金:

一般ーー9,000円

チケット付き(第4回定期演奏会5/20 or 23)ーー12,000円

サポート会員(2017-18シーズン)ーー7,000円

学生(大学生以下)ーー7,000円

スケジュール概要:

10-11時 『グレゴリオ聖歌と古ネウマの概要』(担当:渡辺)

11-12時 『ネウマ的に歌うための発声理論』(担当:富本)

12-13時 『実践編 “Alleluia : Benedictus es”を題材に』(担当:渡辺・富本)

13-14時 ―お昼休憩―

14-17時 『J. S. バッハのモテットを歌う』(担当:櫻井)

曲目:

グレゴリオ聖歌 三位一体のミサ固有唱より「アレルヤ:祝されよ」

Gregorian chant / “Alleluia : Benedictus es” in Proprio Missae de Sanctissima Trinitatis

J. S. バッハ作曲 モテット「イエス、我が喜び」BWV 227より第10曲「今イエスを死から甦らせた霊が」

J. S. Bach : Motette “Jesu, meine Freude” BWV 227

Nr. 10 “So nun der Geist des, der Jesum von den Toten auferwekket hat”

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詳細・お申込みはこちら↓

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

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