光岡英稔 |韓氏意拳講座9回目

光岡英稔 |韓氏意拳講座9回目

皆様あけましておめでとうございます。

私といえば年始早々飼い馬のラッキーくんに噛まれて傷心です。

こちらラッキーくん。

これは紐と棒を持った母と協力して乗ってるんですが、一人で乗れないかなあと思って挑戦したら負けました。

稽古の足らなさを実感できたので良い経験になりました。

来年は勝ちます。

ということで、今年初の光岡先生の講座に参加してきました。

明確な目標ができるとモチベが爆上がりですね!


【これまでのレポート】
BUGAKU講座|1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
BUGAKU講座|2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
BUGAKU講座|3回目 https://is.gd/Gm9C17
韓氏意拳講座|1回目 https://is.gd/D3RjiJ
BUGAKU講座|4回目 https://is.gd/37Oxg1
BUGAKU講座|5回目 https://ux.nu/AmsQM
韓氏意拳講座|2回目https://is.gd/G7l53a
BUGAKU講座|7回目 https://is.gd/xiBfFB
韓氏意拳講座|3回目 https://is.gd/rDRgMX
韓氏意拳講座|4回目 https://is.gd/8BX3eO
BUGAKU講座|8回目 https://is.gd/tbIYiI
韓氏意拳講座|5回目 https://is.gd/YmZ2Yc
BUGAKU講座|9回目https://is.gd/BnOQit
韓氏意拳講座|6回目https://is.gd/dlMQTX
BUGAKU講座|10回目https://is.gd/RczZH5
韓氏意拳講座|7回目https://is.gd/a1Yor1
韓氏意拳講座|8回目https://is.gd/ayTQMA
BUGAKU講座|11回目https://is.gd/ayTQMA


摔跤(シュアイジャオ)→韓氏意拳

今回の講座は韓氏意拳の講座でしたが、やはり光岡先生のクラスではその前提となる身体観についてをしっかりやります。

前回までの講座では四足から後足、二足へと進化していく流れを追いながら、二本足で立つということがどういうことかということを稽古していきました。

今回は中国の組技の武術である摔跤(シュアイジャオ)が韓氏意拳に与えた影響を紐解きながら、やはり「立つ」ということを稽古していきました。

シュアイジャオは韓家の男子はほとんど全員やっていたようで、このことが無自覚的に韓氏意拳に与えた影響は大きいそうです。

どちらの武術も「立つ」ということに対してものすごいプライドがあるようで、今回はシュアイジャオの「立つ」ための稽古から韓氏意拳の「立つ」の前提を探るという感じだったのかなと思います。

稽古の内容としては、両手で水平に棒を持って腰を落として棒を前後させるという超シンプルなものだったのですが、もうこれがめちゃくちゃ難しかったです。

棒を胸につけたところから前に出し始める段階、出している途中、出し切る段階、引き始め、引く途中、引き切る段階と、各段階にもう種々様々な課題が襲いかかってきてもう全然身体と集注がついていかない笑。

もうほんと笑えるくらいできませんでした!

ポイントは比較的シンプルで「立つが先、動くが後」

手が水平に動くことで、立つという垂直方向への気遣いが途切れないようにという感じです。

手を使うとどうしても手に気が取られて足への集注が薄まります。

それで上手くいかないと手のほうが余計なことをやり始めて、更に立つことが疎かになる。

何よりもまずは立つということ。

今回はこれと、手は同じような動きをしながら旋回して左右に重心を移動させるという二つをとにかく丁寧にみていただきました。

いやしかし難しい。なぜ人間は二足で立つという進化を選んでしまったのか。祖先が憎いです笑


さて本業(音楽家)の方では再来週今年初めての公演があります。

バッハカンタータアンサンブルは合唱もオケもアマチュアでJ. S. バッハのカンタータ全曲演奏を目指しているごんぶとの団体です。

確かもう120曲くらいは演奏しているはずです。

最近は花井哲郎先生と交互に指揮しています。楽器も歌もメンバー募集しているのでよろしければぜひ。

今回はカンタータ2曲とクリオラから2部抜粋してやります。

カンタータクラブの仲間、まるちゃんと唯子がオケを手伝ってくれていて、ソリストにはサリクスの3人が入ってくれています。

お申込み→http://bachkantate.web.fc2.com/yoyaku.html


今年はサリクスは2月にシャイト、5月にシュッツ、11月にカンタータを演奏します。

12月には叔母とまた声明とグレゴリオ聖歌のコラボ演奏会をします。

他にも今年中にできるかわからないけどいくつか企画中のものがあります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

師走のコンサート情報

Twitterの方に今月のコンサート情報を載せたのですが、あまりにも長くなってしまったので、こちらにも転載しておきます。

普段12月ってだいたい1年で一番暇な時期なのですが、今年はなぜか毎週本番があります。

それも4回ともなかなか弩級なコンサートです。


ICUクリスマスコンサート

https://salicuskammerchor.com/concert

日時:2021年12月11日(土)15時開演
会場:国際基督教大学礼拝堂

こちらオフラインチケットは完売していますが、オンラインはお求めいただけます。とてもお安くなっております。
定期と見まごうばかりの前半プログラムと、キャッチーな後半との対比がお楽しみいただけると思います。

今朝もリハでしたが、ヴィオローネの入ったラターとか最高ですよ!


徳久ウィリアム一門会

https://tiget.net/events/156661

日時:12月18日(土) 13:00開場
会場:公園通りクラシックス

こちらにはコエダイr合唱団としてと、ソロも少し歌います。
合唱団はテノーレスとオルティンドーで新曲を2曲やりますが、両方私が耳コピしました。

A una rosa

オルティンドーはこちら

あとソロの方は、このところ寺原太郎さんにインド古典声楽を習っておりまして、どのように習っているかというと、私がグレゴリオ聖歌を歌ってみて、近しいラーガを示していただいて、そのラーガを習うというやり方で習っています。

それで今回は第5旋法の入祭唱を
タンプーラ流しながら、
1.普通にネウマで
2.サレガマで(!)
3.インド風に(!)
3種類の歌い方で歌ってみようと思います。多分凄い面白いと思います。


emulsion 2nd concert

https://tiget.net/events/156346

日時:2021年12月23日(木)19:15開演
会場:スターツおおたかの森ホール

前回も凄かったですが、今回も凄まじいプログラムです。前半は佐藤拓さんプロデュースの世界の合唱。

1曲だけ私が採譜したサルデーニャの曲も混ぜてもらいました。


これCuncordu de Orosei がやってるのでCuncorduなのかと思いきや、内容が世俗だったのでCoroでした。気づかなかった…。

後半はスティーブさんプロデュースのバーバーショップ三昧。いやーどれももう凄すぎる編曲…笑
もうほんとバーバーショップってやつぁ…笑
掛け値なしに楽しめるプログラムです。


AcappelLabo Concert vol.1

https://tiget.net/events/156349

日時:2021年12月28日(火)19:15開演
会場:スターツおおたかの森ホール

アカペラボというのはトミーの主催する団体の総称?です。
歌譜喜と八重桜とemulsionの3団体の合同演奏会です。
emulsion単独ではバーバーショップ、合同では現代の混声合唱をやります。

日本語の曲もあるのですが、多分舞台上で日本語の曲を歌うのは4年ぶりくらいです。ちょっとソワソワする笑


流石に世界広しと言えどこれだけ豊富な内容のプログラムを一月の間に歌ってる人間はいないと思います笑。

それぞれ毛色が違うコンサートですが、どれもめっちゃ面白いと思います。

来てね♡

光岡英稔 BUGAKU講座11回目|韓氏意拳講座7回目

先週末金曜日にまた光岡先生の講座に行ってきました。

午後にBUGAKUのプライベート講座、夜間に韓氏意拳の講座だったので、タイトルが長くなってしまいました。。

前回の講座参加から約2ヶ月あいてしまって、ちょっと不安がありましたが、今回もがっつり学んできましたので、私の理解している範囲でレポートしていきたいと思います。


【これまでのレポート】
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止観法

今回のBUGAKUの講座はまず観法から始まりました。

観法というのは自分の身体を観ていくというもので、シンプルだけど奥が深い、BUGAKUにおける基本にして奥義、みたいなものです。

観ていくことで身体の状態を変える。

その観法の新バージョン「止観法」。

とめるという字ですが、ここでは「やめる」という意味なのだそうで、

「右手が、右手であろうとしていることを、止める」

と言われた瞬間総毛立ちました。

わお。わしの右手は、右手であろうとしとったんか。ご苦労じゃったなあ。

と思いました。

こんな調子で、全身の各部分を観法で観ながら「〜であろうとしていること」を止めていきます。

家帰ってから何度もやってみましたが、私の場合、目と脳がなかなか止めれないようでした。

しょうみな話、右手が右手であろうとしていることを止めても、右手は在るんですよね。無くなったりしない。ということは右手であろうとしていることは余計なことなので、止める。余分を無くすことで、ポテンシャルを活かす。

そういうことなのだと思います。

私たち、父であったり、母であったり、子であったり、教師であったり、自衛隊員であったり、ビートボックスラバーであったりしますけど、過度にそうあろうとすることは負担になりますよね。ときどき息苦しくなる。

身体にもそういう思いをさせていたのかもしれないなと思いました。

わたくしこの2年ほど毎朝稽古やってるんですけどその中で最近四足で家を歩き回るというのやっていまして、この止観法で手が手であろうとすることを止めたら、四足で歩くのが楽になりました。手であろうとしたまま前足として運用するのはやっぱり無理があったんだろうなと思います。

多分こういうことがしょっちゅう起こってる。日々の生活のなかでみつめていきたいと思います。


受け入れて、結んで、ほどく

後半はフィリピン武術の組み手?のようなことをしました。

なんとなく周りから見ていると一見アルプス一万尺の一種かなと思うようなリズミカルな動き。歌でも合わせてやると良さそう。

ナイフでの攻防を前提としてもので、もうそういうシチュエーションになったらそういう動きが出ちゃうっている「手癖」をつけるということでしたが、ガチで丁寧で、正確にしかもリラックスして、というのが本当に難しかったです。

雑談しながらぱっぱっぱっと何時間でもできるような感じで、実際雑談しながらやってみたのですが、その中でいいかげんにならずに正確に動くというのはこれ日々やってないとできるようにならないのではないかと思いました。

終盤で、実際に練習用のナイフを持っての稽古も行いましたが、デモンストレーションで2回ほど死にました。

腰をぶすっと刺されたのと首をスパッと切られたのですが、首は私が持ってるナイフで切られたんですね。

ほんとアニメかCGみたいでした。自分の手がどういう軌道で、どのように自分の首を切ったのか、全く認識できなかった。

速さと正確さが尋常じゃない。

きれいに、切れましたね。と言うと、いや、動脈は外してる。とのこと。練習用のナイフですが、一応外してくださったみたいです。。。

このレベルの使い手に暗殺依頼されたらひとたまりもないですね。暗殺者に狙われないような生活を送ろっと(向上心はどこに)


黄帝内経

ここからは韓氏意拳の講座の内容です。

中国文化の背景から韓氏意拳を考えるというのがテーマになっていて、四足の身体観から進化の過程を追いながらのアプローチは、黄帝内経の考え方がベースになっているそうです。

四足から後足歩行、道具の経験を経て二足歩行へと進化していくという過程を追うように試し稽古を行うと、人間の身体が持っている特徴を発見することができます。

いつも書いてるような気がしますが、これは経験してみるとなるほどそういうことかとわかるんですけど、経験してみないと絶対わからないと思います。多分。経験なしに理解しようと思ったことがないのでわかりませんが。。

これらの稽古をやっている間、光岡先生に「最近五体投地はやってる?」と聞かれまして、やってますよと答えると「伸びる方はやってる?」と更に聞かれまして、伸びる方、、やってないですけど、伸びる方もやったほうがいいんですか?と聞くと、「いや、聞いてみただけ」とのこと。

五体投地から站樁

きいてみただけかーい!というツッコミを心に秘めながらおりましたら、なんと五体投地から站樁への入り方という全く想定外の流れになりました。

私がいつもやっている、仏教系の五体投地には、王向斉の站樁と親和性があるのだそうです。

そうなるとやはり気になるのは、韓氏意拳の站樁にはどうやって入ればいいのかということ。

質問すると「それは明日やろうと思ってたんだけど・・・今日もやるか」

いや質問してよかったー翌日の講座には行けなかったので。来月まで悶々としながら生きるところでした。

そこで出てきたのが伸びる方の五体投地、それは密教系の五体投地なのだそうです。

徳久さんがよくやってるトゥバ式の五体投地にかなり近かったです。

確かに言われてみれば、地面に両手をびたーっと伸ばすこの形、挙式に近い。。

これなんですよね。言われてみて、やってみて初めてなるほどとわかる。これを自分の感性(と観性)でみずから発見するというのは一体どういう仕組なんだろうと思うのですが、自分の身体との深い対話によって導かれるものなのでしょう。やはり観法。これを深めないといけないんでしょうね。

楽譜と対話しながら、そこに隠されたことわりを発見するのに似てるのかもしれない。ただ楽譜は見えるけど身体は見えない。身体を観る目を養わないとあかんのです。

目に見えてる世界は世界の1%なんだろうな。

ということで今まで私は意拳と相性のいい五体投地と韓氏意拳の站樁や形体訓練を組み合わせて練習してしまっていたんですがこれはチャンポンだったようです。

うーむ。

これまでとにかく習ったことで一人でできることは全部やろうと思ってやってましたが、練習メニューをもっと精査しなければならなかったです。

これ合唱のボイトレではいつも言ってることで、ここではいくつかの練習方法を提示するので、自分に合うものを選んでやってくださいってことなんですね。

ひとにはいつも言ってるのに自分のことになるとただがむしゃらにやれること全部やろうとしてた。

まあ一つにはだんだん習ったことが蓄積されてきて、一人稽古でできるものが選択できるくらい増えてきたということもあるんだと思います。

ちょっと一回書き出して整理してみよう。

それでその日に合った稽古方法を選べるようにしよう。と心に決めた一日でした。


パパド忘れてますよ

BUGAKUの講習会の終わりに、受講生の方からGENKI専用ドリンクをいただきました。

めっちゃいいですよね笑

そこでハッとしたのです。今日パパド持ってねえ。

最近パパド配りおじさんというのをやっていまして、ことあるごとにパパドを布教しています。

パパドって豆でできたうすーいせんべいみたいなもんで、油で5秒揚げるだけで二度とポテチ買わなくていい体になるっていう悪魔の食べ物なんですけど、この日に限って在庫を切らしていました。

私としたことが。。油断した。。

今度の講座には忘れず持っていこうと思います!

ジョスカンフェスティバル終演 他

この数日は本当にいろんなことがあって、もう情緒が大変なことになっていますので、変なこと言ってたらすみません。それは多分いつも通りです。

ジョスカンフェスティバル終演

まず先週金曜日、ヴォーカルアンサンブルカペラの演奏会、また土曜日のフリンジコンサート、Ensemble Salicusの演奏会にお越しくださいました皆様、誠にありがとうございます。また配信をご覧くださいました皆様もありがとうございます。

配信の方のアーカイブは1週間ほど観れるそうです。まだの方は是非ご覧ください。

カペラ配信アーカイブ→https://www.woomo.jp/products/detail/622

Ensemble Salicus配信アーカイブ→https://www.woomo.jp/products/detail/624

500年に一度と思って二日連続別プログラムでの本番というのをやりましたが。次にやるのは500年後でいいです。没後1000年記念でまたやりましょう笑

もうとにかくいろんなトラブルがありましたが、まあそういうこともあるよね、という程度のことだったので、何があったのか気になる方はぜひアーカイブをご視聴ください。間違えたところも何度も繰り返し観ることができます笑


GBB2021終了

もうジョスカンフェスだけでも私の情緒はおなかいっぱいなのですけど、もう今週末は全然そんなことでは収まらないイベントが目白押しでした。

まずはもうGBB(グランド・ビートボックス・バトル)ですね。日本からソロ1人、タッグが3組、ソロループが1人、タッグループが1組、クルーが1組出てました。

これだけ見ると15人くらい参加してんのかなと思いますけど、実際には6人です。RofuというタッグとSARUKANIという4人組のクルーに集約されます。SARUKANIの4人はso-soが4部門、RusyとKoheyが3部門、Kajiが2部門と掛け持ちしまくりでもう忙しすぎて心配です。

ライブ配信は日本時間では深夜に行われていて、事前の話ではアーカイブはすぐ消えちゃうということでしたが、コロナ禍だからか、あるいは世界的な人気の高まりによるものか、時差を配慮してくれたのだと思うのですが、まだアーカイブ残っています。

二日連続本番の日に夜なべしてライブを観るのは無理なので、アーカイブ残しててくれてほんとにほんとにほんとにありがとうSwissbeatbox。ありがとうペポーニ。

so-soは4部門も出て大丈夫かしらと思っていましたが、フォーカスを絞って臨んできたんだろうなと思いました。ソロループに全力で取り組めてたらかなり違う結果になったのではないかと思います。

タッグループは前評判通りというか、so-soとRusyのタッグsorryが優勝しました。日本人初の世界チャンピオンです。

SARUKANIは優勝しても全くおかしくなかったですが、個人的にはやはりMOMのパフォーマンスの方が腰が入ってた感じはしました。でも十分すぎるくらいチャンスはあった。

ビートボックスの評価基準は、オリジナリティ、音楽性、ステージングなんだそうです。そういう意味でステージでの腰の入り方としてはMOMの方がよかったと思いました。

けどなにしろSARUKANIのメンバーは若いので、特にKoheyはソロでも今後滅茶苦茶化けそうだなと思いました。今でももちろん世界最高レベルのテクニックを持っているけど。

それでRofuですが、もう3位決定戦が泣けましたね。お互いに対するリスペクトを感じながらもちゃんとバトルしてた。

マイクのケーブル抜けて何の音も入らなくなってブレイクダンスするFuga、最高。完全にパフォーマンスが円熟してました。Hiroも全く動じない。想定済みですよって感じ。

それで見過ごされそうなんだけど二人がバチバチにビートボックスしてるドロップはちゃんとやばい。ちゃんと二人でしかできないことをやってる。今までにない音も使ってる。ちゃんと進化してる。

ステージングだけじゃない。オリジナリティと音楽性がちゃんとある。

だからあの鬼の巣みたいな予選を抜けれる。普通に実力。ステージングが飛びぬけてるから見過ごされがちだと思うけど。

あれだけのインパクトを残せるアーティストはそうはいない。どこ見渡しても。

というわけで、タッグループでSorryが1位、クルーでSARUKANIが2位、タッグでRofuが3位という結果でした。本当に凄い。これは本当に凄いんですよ。ほんともうGBBに出てる人たちは、人間やめました、っていう人たちばっかりなので。人間やめた人たち同士で戦って、そこで抜きんでることができる。本当に尊敬します。本当に心強い。生きててよかったって思う。


竜王戦第2局

大体タイトル戦はいつも少しは見れるんですが、今回はさすがに全く見れませんでした。が、これもAbemaのアーカイブで見れるんですねえ。アーカイブっていいよね。

たった70手で豊島竜王を藤井三冠が下しました。後手番でいいところなく時の竜王を攻めつぶすってもうね。鬼の強さ。

あいがかりから豊島竜王の角ひょっこりに対して藤井三冠銀にょきにょき、伸びきった銀を負担にできずに盤面を制圧されて攻めつぶされました。

藤井一強時代も目の前ですね。


Adoアルバム出すってよ

もうすでに私の情緒は崩壊していますが、更に24日はAdoの誕生日で、デビュー1周年で、アルバム出すって!

まだかなあまだかなあとは思ってたんですよね。もうほんと楽しみ。

Adoと藤井聡太は同い年で19歳。

藤井聡太は人類史上最強の将棋指しだし、Adoは人類史上最高の歌手だと思います。

マジで、adoまったく見たことも聞いたこともないレベルの歌手です。

もうお手上げ。完全に。手も足も出ない。

7-8種類の声を使ってそれぞれのクオリティがずば抜けてて下手したら1音ずつ違う声使ってそれで必然性のある歌が成立するなんてほんとにもう異常としか言えない。奇跡。

いやあ楽しみだなあ。


というわけでいろいろありすぎてぐったり疲れていますが、意外とぐったりしてる暇もありませんでした。

12月にはICUのクリスマスコンサートにSalicus Kammerchorが出演します。

またひさびさemulsionのコンサート(12/23)に、トミーの主催する団体の合同演奏会(12/28)。

そしてコエダイr合唱団として出演する徳久一門会(12/18)もあります。

やべえ。これは忙しい。とりあえずクリコンの対訳作らな。。

マスクでの歌唱について

プロとしてのパフォーマンスが保証できないので、今後マスクありでの本番のお仕事はお断りします。

プロとしてのパフォーマンスが求められない場合はこの限りでないこととします。

毎回お仕事の依頼があった時に確認すればいいので、ここにわざわざ書くことでもないのですが、そういうお仕事は依頼しないでくださいという表明にもなるので、ちょっと迷いましたが公にすることにしました。

歌を歌わない方には(中には歌を歌う人でも)そんな大したこと?って思われていると思うんですが、大したことです。歌い手としての尊厳に関わる話だと思います。

音響

フェイスマスクをすることで、声の「通り」を生むシンガーズフォルマントと呼ばれる3000Hz帯の倍音がカットされることが明らかになっています。

私たちはこのシンガーズフォルマントを増減させることで音色の調節を行い、抑揚や表情をつけています。この帯域がカットされてしまうと、迫力のある表現も、繊細な抑揚もできません。

呼吸

呼気の方でそんな一瞬で大量に吐くということは殆どありませんが、吸気の方はそうはいきません。瞬間的に息を吸わなければならないところではマスクによってかなり吸気量が制限されます。

アンサンブル

私たちはアンサンブルするとき、表情や口の動きを見ながら、それらによってお互いに影響を与え合いながら演奏しています。表情は特に重要で、リハーサルにない表現が降りてきてしまった時など、音響が伝わる前に表情によってそれを察するということもよくあります。

また口の動きについてですが、特に昨今ソーシャルディスタンスを保って演奏しなければならないため、口の動きによってタイミングを合わせざるを得ないことも以前に増して頻繁にあります。

表情

表情はアンサンブルとしてお互いに影響を与えるということもありますが、聴いている方にとっても重要なファクターとなります。目は口ほどに物を言うのです。

胸の経験が消える

これは実際に経験してみないとにわかには信じられないかもしれません。私の受講している武術の講座で、マスクをした時としてない時で正座で向かい合った状態で胸を押してみる。という試し稽古をやりました。するとマスクをしている時では明らかに踏ん張りが効かず、形状を維持できなくなりました。ぜひみなさん身近な方と実験してみてください。これを武学では「胸の経験が消える」と表現しています。これによって、他人に共感することが難しくなるということもあるようです。

気になる

なにしろこれが一番大きいのですが、以上のようなことが気になって、演奏に集中するのがものすごく難しいんです。どのくらい音響が変化しているか、誰がどのタイミングで発音しているか、自分の発音のタイミングは伝わっているか、誰がどういう表情で歌おうとしているのか、自分の表情は伝わっているか、それらにお互いにどのくらい共感できているか。これらのことをマスクを計算に入れながら演奏を組み立て直さなければなりません。そんなこと考えながら、いい演奏ができるわけありません。


もしかしたら以上のようなことをすべて計算し尽くした上でプロフェッショナルとしての演奏を保証できるほどの実力の人というのもいるのかもしれません。

が、それでも間違いなく言えるのは、ベストな演奏はできません。

私もそれなりの演奏ならできるかもしれません。でも私は音楽家として、ベストな演奏ができないとわかっていて本番を迎えるのは耐えられません。

例えばプロスポーツの世界で、マスクありで競技を行っていることってあるんでしょうか。

近所をジョギングするならともかく、マスクをした状態でフルマラソンを走って、自己ベストが出るでしょうか。

マラソンと音楽は違う?だとしたら私とあなたでは「音楽」の定義が違うんだと思います。

私たちはいつだって自己ベストな演奏をしようと思ってステージに立っています。

そうでない演奏家はいないと思います。

今日から飲食店での酒類提供、営業時間短縮の制限が解除されるそうですね。

どうか音楽家に対しても、もう少し理解のある対応をしていただけないでしょうか。

櫻井元希