光岡英稔「BUGAKUスピンオフ」第3弾

光岡英稔「BUGAKUスピンオフ」第3弾

今月末に光岡先生の歌い手(および声の専門家)向けの講座の第3弾が開催されます。

その名も

光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業

ワークショップ「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第3弾

長いタイトルですが「声と身体」という、私が光岡先生のところに通い続けている動機のまさに核心部分に迫る企画なのです。

第1回はプロに限定していましたが、第2回からはアマチュアの歌い手の方にも開放しています。(またBUGAKUに参加経験のある一般の方も対象です)


古楽(一般に1750年以前の音楽)を専門とする私のような歌手からしますと、1000年前の人がどんな声で歌っていたのかというのは常に興味の中心にあります。

それを探るために、遺された資料からや、現在ある世界の伝統音楽の発声スタイルを研究したりしているわけですが、光岡先生のところに行っているのもその一環と言っても当たらずとも遠からず。

「1000年前の人間の身体観からその当時出されていた声をじかに知る」というのが私が光岡武学を通してやろうとしていることのひとつです。

そういうわけで私にとっては今の活動のど真ん中、これ以上核心的なことはない、と思っているのです。

そしてもうひとつ、重要なことは、私がやっている音楽がアンサンブルを前提としているということです。

一人でやるタイプの音楽をやるのであれば、私がただただ光岡先生の講座に通い続け、自分が納得できるように突き詰めていけばいいだけの話なのですが、私の場合はそうではないので、自分だけできればいいというわけではないのです。(ヘクサコルドの教本を作る動機も同じです)

だからこれを多くの声の専門家に広める必要があると考えています。

ただこれが一般に広がりにくいものであるということも重々承知しています。

浅いもののほうが広がる。深いものは広がりにくい。

光岡先生の講座は、頭で理解するのはかなり難しいです。それはそれまでの社会生活で身につけた思考の様式からかけ離れたところにあるからであって無理はなく、誰もが最初は「???」になります。

ただ頭で分からなくても身体は分かります。

そういう講座です。

頭は「???」だけど、身体はもう「白か黒か」っていうくらいはっきりとわかります。

そこからまた頭を働かせて「これを自分の活動に繋げていくにはどうしたらいいんだろう」と安直に考えてしまうのですが、そんな簡単には答えは出ません。(5年通ってる私が言うのだからそこは保証します)

音楽家って特に忙しいし金が無いし、とにかくお手頃な値段でぱっと効果の出ることの方にリソースを割きたくなるのは本当によくわかります。

ただそういうハウツーで身につくものというのはそれなりのものです。

音楽の役には立ちません。(ひょっとして商売の役には立つかもしれない)

音楽を忘れた私たちがこれから音楽に近づくにはもう、この道しかないと考えています。

どうか伝わって欲しい。かなり切実なお願い。

一緒に音楽しよう。


光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業
ワークショップ「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第3弾

開講日:2023年6月29日(木)
時間:12:00-17:30(18時より懇親会)
会場:江戸川区の施設(お申し込みの方にお知らせします)

11:45 受付開始
12:00 講座開始
17:00 講座終了
17:00 質疑応答
18:00 懇親会(希望者のみ)
(施設利用時間11:30-18:00)

講師:光岡英稔

参加費:25,000円

定員:15名

お申し込み・お問い合わせ:g.sakurai.office@gmail.com(櫻井)

講師からのメッセージ:
この度は、三回目となる声楽家、指揮者の櫻井元希氏に招かれ「声、声楽、音楽の身体観」に関わる講座を6/29(木)に開催することになりました。

人間が声を発することや、音楽を作ること、更には他の脊椎動物や哺乳類には見ない複雑な言葉、声、音を用いる人間特有の行動、これらの意味と訳に踏み込んで行きながら、他では絶対に経験できないことを稽古・学習して行きます。光岡武学・オリジナルのアプローチと稽古方法を通じて、そこを理解し感覚して行くための講話なども交えながら、講座を進めて行きます!

前ニ回は「人間の発声、発音」が、どのようにして人間の身体と動きに影響していて、また人間の「身体、形、動き」が、いかにして人間の声、発声、発音、音に影響を与えるかの一端に触れて行きました。

今回も引き続き其処に踏み込んで行きながら、さらに「異なる層位の身体(からだ)と私たちの声の関係性」を知って行くことなどに挑みながら、いかにして私たち人間が音、声と接して来たか、また現在・現代の人間が音、声と接して居るかを知って行くワークと稽古をして行きます。

これは、人類史における声と言う他者、身体と言う他者、生命と言う他者、音、身体(からだ)の本性、真性を知って行く会になることは間違いありません。

皆様の参加、お待ちしてます!!

ヴォイストレーナー紹介

SNSで時々「ヴォイストレーナーを探してるけど誰がいいのかわからない。敷居が高い。どんなレッスンか不安。一度初めたらやめにくいんじゃないか。」等々の不安がある方の投稿をお見かけします。

まずヴォイストレーニングに関して、少なくとも私の信頼する方はみんな、自分を訪ねてくる方のことを第一に考えています。その人の声が良くなればいいな、その人がよりハッピーな人生を送れればいいなと思ってます。なので1回来て気に入らなければそれでいいし、自分のところで上手くいかないよりも、他の人のところで上手くいくなら絶対にそっち方がいいと思ってます。

だからまず敷居が高いということはないし、好きな頻度で通えばいいし(オススメの頻度はあるかもしれないけど)、やめたいときにはいつでもやめればいいです。

以下私の面識のある範囲内で、この人は信頼できる!という方をここに紹介したいと思います。

文責は私櫻井元希にあり、私から見たそれぞれの方の紹介です。あまり客観性を期待しないでください。

紹介順はあいうえお順とします。(敬称略)


櫻井の信頼するヴォイストレーナー


岩崎ひろき

HP:http://gospelvoicelab.com/
Twitter:https://twitter.com/Dirhirokiiwa

岩崎さんはTensegral Vocal Workと題して、歌唱におけるテンセグリティを研究されています。

https://note.com/dirhii1030/n/n11277b45134c?magazine_key=mc406334b75bb

科学的でありながら部分に囚われず繋がりをいかに大切にするか、ということを大きなテーマとされているのかなと思います。

バックボーンがゴスペルなので、ベルティングのような強くしっかりした声で高い音出したい!という人にはうってつけです。

阿佐ヶ谷のアットホームなスタジオでレッスンされていて、家に遊びに行ったかのような親近感があります。が、等身大の骨格標本とか置いてあったりするので、ぎょっとする人はぎょっとするかもしれません笑


小久保よしあき

HP:https://kokubovoicetraining.com/
Twitter:https://twitter.com/yoshiakikokubo
Youtube:https://www.youtube.com/@kokubovoicetraining

小久保先生は私が学校を卒業してから一番長くお世話になった先生です。

ミックスボイスといえばこの人!

ミックスボイス出してえ!という方はもうとりあえず門を叩きましょう。

高田馬場のオシャンなスタジオでレッスンしてくださいます。

上のyoutubeチャンネルはかなりガチのオタク向けな側面が強いですが、最近はBRIDGEというユニットでTik Tokやyoutubeでポップなショート動画をいっぱいアップしています。

https://www.youtube.com/@bridge-vocal

https://www.tiktok.com/@bridgevocal

チャンネル登録7万Tik Tokフォロワー16万人?!えぐ!


佐藤拓

HP:https://contakus.com/
Twitter:https://twitter.com/contakus

拓さんはもう18年一緒に歌ってる仲間です。

ここ3年位でしょうか、メソッド化されている十種発声の生みの親です。

これはほんとによくできていて、非常に低リスクな、自主練に最適なメソッドだと思います。

普通ボイトレって自主練が難しくて、だからこそレッスンに通うわけですが、このメソッドは自主練によって、あらぬ方向に声が迷走してしまうリスクが極めて少ないです。

拓さんとはコエダイr合唱団で共に講師をしているのですが、そこでのアドヴァイスがなんというか私には全く思いつかない角度からのものが多くて、え、それでそうなるのか!とよく驚いてます。

練馬の自宅スタジオで教われるようです。

十種発声についての動画↓


徳久ウィリアム

HP:https://www.reservestock.jp/page/index/29827
Twitter:https://twitter.com/tokuhisawilliam
Youtube:https://www.youtube.com/@SVCwilly/featured

上の動画にも出てますが、このお二人と私の三人でコエダイr合唱団の講師をしております。豪華ですね〜〜。

コエダイr合唱団のFBページはこちら↓
https://www.facebook.com/koedai.r.choir/?locale=ja_JP

徳久さんとも拓さんとほぼ同時期に知り合ってます(第1回Tokyo Death Metal Festivalにて)。その後しばらく空いて、私が大学院にいた頃に、死にそうになって助けを求めたのが徳久さんでした。

というわけで徳久さんは私の命の恩人です。

専門としては特殊発声ですが、それを用いながら普通の声も指導してくれます。

というか身体と、声を出すこと、とを繋いでくれるって感じでしょうか。

いわゆるボイトレとは一味違った体験ができます。


富本泰成

HP:https://acappellabo.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/tomimotomomito
Youtube:https://www.youtube.com/@user-vq8wt5dm4k/videos

同級生です。信じられないくらいあちこちで一緒に歌ってます。

かなりアンサンブルに特化した歌手なので、アンサンブルで使える声を作りたい!という人にはうってつけです。

これだけアンサンブルに特化した歌手で、かつボイトレ業をちゃんとやってるクラシック出身の歌手というのはなかなかいないと思います。

ボイトレだけじゃなくイントネーション(音程のとりかた)その他アンサンブルに必要な技術を学べます。

流山市の自宅スタジオでレッスンしてるようです。


Mahone

HP:https://mahone.jp/
Twitter:https://twitter.com/mahomaho_MAHONE
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCB6lggFSZ1lTpHJe87GE9Rw

Mahoneさんはスクリーム系の発声を専門としたヴォイストレーナーです。

ヴォイストレーナーなんですけど、実際こんなバカテクのエクストリーム・ヴォーカル他にいます?っていうくらいすんごい歌手です。

youtubeの動画見てもらったらわかると思いますが、マジで変態的なバカテクヴォーカルです。

ちょっと人智を超えてる。

教える方も凄くて、これだけ繊細に、理路整然とスクリームを教えられる人は多分他にいないです。

耳が信じられないくらい良くて、自分ではとても聞き分けることのできないような微妙なノイズの変化を察知して導いてくれます。

クラシック歌う人に特におすすめです。特に女性。「ホイッスル教えて下さい」って言えば良いことが起こります笑。男性はガナリを習うのがおすすめかな。

新宿のスタイリッシュなスタジオで教えてくれます。


番外編


寺原太郎

HP:https://srgmtaro.jimdofree.com/class/
Twitter:https://twitter.com/srgmtaro
Youtube:https://www.youtube.com/@srgmpure

以上がヴォイストレーナーですが、歌をやっている人全てにおすすめしたいのがインド古典声楽を教えてくださる寺原太郎さんです。寺原さんはバーンスリー奏者ですが、誰よりも歌がうまいです。

「あ、歌ってこういうことだったんだ」って思います。

西荻窪のライブハウスか、佐倉のご自宅でも教えて下さいます。


光岡英稔

HP:http://bugakutokyo.blogspot.com/2012/10/blog-post_9.html
Twitter:https://twitter.com/McLaird44

「うーむ。歌の練習する前に身体をなんとかした方が良いな。」

そういう方に激奨なのが光岡先生です。

韓氏意拳という中国武術の正統継承者であり日本のトップでもあります。

他に、BUGAKUという講座を主催されて、全国津々浦々で教えておられます。

武術の目的は生き延びること。

生と死の狭間で、生きるとはどういうことなのかということが学べます。

そんなに大げさじゃなくても、まあ確実に生きやすくなります。

全人類におすすめです。


番外編の番外編

櫻井元希

HP:https://genkisakurai.com/
Twitter:https://twitter.com/g_sakurai1031
Youtube:https://www.youtube.com/@carcassgorgoroth/videos

最後に恥ずかしながら不肖わたくし櫻井元希の紹介もさせてください。

今回ご紹介させていただきました、岩崎さん、小久保先生、徳久さん、Mahoneさん、寺原さん、光岡先生に師事し、歌と指揮の活動をしております。

声という分野では、300年から1000年前のヨーロッパの人が一体どんな声でどんな歌を歌っとったのだということを妄想し、日々試行錯誤しております。

そんなわけで以上の様に幅広く様々なジャンルの先生方に教えを請い、稽古鍛錬に勤しんでおるところでございます。

私も江戸川区の自宅スタジオでレッスンやっておりますので、ご興味ありましたらご連絡ください。

光岡英稔 BUGAKU講座|26-27回目

光岡英稔 BUGAKU講座|26-27回目

今月は韓氏意拳3コマ、BUGAKU2コマ参加したのでレポートも大変です。

しかし自分のためにもまとめておきたいと思います。

今回も八卦掌と剣術に参加してきました。


これまでのレポート
1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
3回目 https://is.gd/Gm9C17
4回目 https://is.gd/37Oxg1
5回目 https://bit.ly/3D63JVq
7回目 https://is.gd/xiBfFB
8回目 https://is.gd/tbIYiI
9回目 https://is.gd/BnOQit
10回目 https://is.gd/RczZH5
11回目 https://is.gd/ayTQMA
12回目 https://is.gd/zHtNYL
13-14回目 https://is.gd/YXuCSM
15-17回目 https://bit.ly/3PEGYgt
18-19回目 https://bit.ly/3NRSUKy
20-23回目 https://bit.ly/3p63TWg
24-25回目https://bit.ly/3Qs4RqV


10/3ハワイアン八卦掌

この日も観法ののち、座学がありました。

韓氏意拳もそうなのですが、ハワイアン八卦掌の時の座学もなかなか難解です。

やはり「中心とは何か」というのがメインテーマなのですが、抽象的、思想的でなく、形として、運動の中での中心を身体通して経験するということをいかに学んでいくか。

話を聞きながら、思想的中心の中には、権威的中心とでも言うべきか、「俺がこれを中心ということにする!」というパターンもあるなと思いました。まったくの無根拠、恣意的中心とも言えると思います。

感覚経験は完全に自分のものでしかないので、それでもって中心性を捉えることさえできればいいのですが、これはもう自分で感性を磨いていくしかないんだと思います。

身体経験は教わることができない。自分が自分で経験するしかない。

座学の後、open palm change / close palm changeでくるくる回りました。

最近の朝稽古では、韓氏意拳は毎日やっていて、剣術、ハワイアン八卦掌、シラットをそれぞれローテーションでやってます。全部やると2時間くらいかかっちゃうので。

なのでこのくるくる回る稽古も3日に1回はやってるのですが、一人稽古と対人稽古の違いを凄く感じました。

やっぱり相手がいるとどうしても反応の世界に入ってしまって、自分の形や動きから気が逸れてしまうんですよね。

やりながら「どうしてうまくいかないんだろう」とか考えだしたらもうダメです。笑

この日新たに教わったのは、止まった時、またchangeした後の足の形で、これがないとうまく止まれない、またうまく歩き出せない。

歩型、歩法、むちゃ大事ですね。。


10/6剣術

この日はなんかこういつもと違って(週末レクリエーション感があるというか)軽いスパーみたいなことを沢山やってめっちゃ楽しかったです。

テーマは、なぜ日本の刀剣は両手持ちの武器で、なぜ盾を使わないのか。

これを学ぶために、実際に「袋竹刀と盾」の人と「両手持ちの袋竹刀」で戦ってみました。

まずすっごいおっきいフィリピンのカリンガ族の盾。これはもう相手の姿がほとんどすっかり隠れるくらいでかい。

光岡先生のこちらのツイートに画像が出ております。

これはもうすっごい邪魔、すっごい邪魔。

続いてキャプテン・アメリカが持ってるような丸い盾。

これは肘を固定しているのでタックルしていく感じになりやすいです。

カリンガ族の盾に比べればかなり相手の身体が見えます。

お互い素人なので、盾の使い方もよくわかってなくて、それも含め探り探りのスパーだったのですが、それぞれのバックグラウンドから、個性が出て面白かったです。

最後はバックラーという鍋蓋大の盾。

これはもう持ってる方からするとかなり心もとない。盾という感じもしない。けどまあ軽いから動かしやすいです。

大中小の盾で攻防してみてわかったのは、それぞれ邪魔だなあという感じがあるのだけど、それはお互い様で、盾持ってる方からしても、盾があるから相手に攻撃しづらい。

それならむしろ両手持ちで剣を持ってるほうがまだ有利なんじゃないかということ。

だんだんわかってきました。なぜ日本の剣術が盾を使わないのか。

もう一つは、日本の剣術は刀剣を「刀」のようにも使うし「槍」のようにも使うし「盾」のようにも使うことが出来るということ。

もちろん素人にはそのどれも不可能ですが、熟練するとそういう可能性があるということ。

そして斜の構えは「盾」として刀剣を使う「後の先」の構えであることを教わりました。

そう思うと、盾を持って攻防してみた経験が役に立つ感じがしました。

あーあの感じかー。

っていうのを得るためには一回経験しないと無理なんですよね。

この構えは盾の構えです。と言われても、盾で攻防したことがないとさっぱりわからん笑。

すんごいよくできた稽古手順だなあと思いました。いつもそうなんですけど。

こういう手順で身体がこれとこれとこれを経験していくと、それで初めてああそうかと、身体でもって分かることがある。

この「感じ」は「頭でわかる」とは全然違います。

私たち、頭でわかったような気になって何も身についてないってそういうこと、よくありますよね。

なんか講座とか受けるとそれで満足して自分上達した気になってるんですけど、何にもなってない。

武術も音楽も。


Salicus Kammerchor カンタータ公演 vo.2
チケット発売中!

11/25ルーテル公演
11/29豊洲公演

いよいよ今月末!チケットお申し込みはお早めに!

演奏会詳細はこちら↓
https://salicuskammerchor.com/concert


声明とグレゴリオ聖歌がポリフォニーする PARTⅡ
「菩薩のラメント・キュロスの哀愍」

2022年12月17日(土)
14:00 開場
14:30 開演

会場:えびらホール

料金:4,000円
チケット予約・お問い合わせ:g.sakurai.office@gmail.com


Salicus Kammerchor
演奏動画続々公開中!

第7回定期演奏会から4本動画を公開しております!


謎のお役立ち動画

突然思い立って撮ってみました。

誰の役に立つのかわかりませんが笑

光岡英稔 BUGAKU講座|24-25回目

先月はほんといろんなことがありまして、BUGAKUの講座に参加できませんでした。

やっぱり2か月空くとちょっと体調に影響します笑

今月は2コマ、剣術とハワイアン八卦掌に参加できました。

シラットと韓氏意拳の方にしばらく行けてないのが気がかりなのですが、金曜日は予定入りやすいんですよねえ。。

今回も私が理解している範囲で書きまとめていきたいと思います。


これまでのレポート
1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
3回目 https://is.gd/Gm9C17
4回目 https://is.gd/37Oxg1
5回目 https://ux.nu/AmsQM
7回目 https://is.gd/xiBfFB
8回目 https://is.gd/tbIYiI
9回目https://is.gd/BnOQit
10回目https://is.gd/RczZH5
11回目https://is.gd/ayTQMA
12回目https://is.gd/zHtNYL
13-14回目https://is.gd/YXuCSM
15-17回目https://bit.ly/3PEGYgt
18-19回目https://bit.ly/3NRSUKy
20-23回目https://bit.ly/3p63TWg


剣術

これを書くにあたって質問しようと思っていたことを質問し忘れてしまいました笑

また曖昧な記述が多くなることをお許しください。

この日は観法から。別のタイミングで光岡先生が「基本にして奥義」ということを仰っていたのですが、観法ってまさにそうだよなあと思ったのは私の見解です。

導観法もいろんなやり方があって、その日のテーマに沿った観方を教わるのですが、これなかなか一人稽古でできないんですよね。「身体を観る」というただそれだけのことなのですが、場の力なのか、光岡先生に導かれると、一人稽古の時では行けない深ーい世界に入っていけます。

陳腐な言い方ですが、身体の解像度が全然違います。眼鏡かけてる時とかけてない時くらい違います。


この日は板書的なことはほとんどなく、ひたすら動く稽古でした。これもなかなか不思議で、ひとまず頭で理解してからやりましょうか、という時と、まあとにかく身体を動かそうぜっていう時と、あるんですよね。これも私の勝手な理解ですが、両方の要素が必要なんだろうなと思います。

わからないことをやろうとしても難しいし、ともかく身体を動かしてわかることもある。


後で気づいたのですが、この日は刀を振るという動きが全くありませんでした。

思い起こせば前回もそうだったような。。。。

剣術の講座としては多分普通の事ではないですよね笑

今回教わったのは「ある構えから別の構えに丁寧に移る」という文字にしたら、マジでそんだけのことですか・・・!っていう内容なんですけど、それはそれはディティールが凄い。

物理的な形のディティールと、観法のディティールとこれ両方丁寧にひとつひとつ行っていくのはなかなか至難の業です。

刀身と自分の身を揃えるというのが剣術の観法の基本なのですが、これだけとってもまあそんなぱっぱっぱっとはいきません。時間がかかります。焦れてここが雑になると稽古が形骸化します。

加えて、私が中学時代に剣道として習っていた剣術は「一刀流」がベース、光岡先生の剣術は「新陰流」がベース(不正確でしたらご指摘ください)ということらしく、複雑さが段違いです。

中学レベルの剣道で私が習ったのは中段の構えだけで、一応上段と下段、八双とかこういうのあるよ、というのは知識としては教わりましたが、実戦で使うことはありませんでした。

中段の構えは、左足が常に後ろで刀を正中で構える。これ1個だけ。

だからそもそも構えから構えへ移るということ自体がなかったわけです。

それに対してこの日光岡剣術で習ったのはセイガン、ジョカクセイ、左右の上段の四つ(構えの名前についてはいろいろあるそうです)で、それぞれ右足前の時と左足前の時があるので×2で8種類。

歩を進めつつ(とはいってもこの日はたったの一歩)8つの構えを丁寧に移っていく。

それぞれの構えの際に刀身と身を揃え、揃ったら移行し、次の構えでまた揃え、一歩進んで8回構えるだけで結構ヘトヘトです。

形自体、あと動くときに踵から動くのかつま先から動くかなど、物理の段取り自体も実に精妙でディティールが超厳しい。しかしそれに全て理由がある。

やっぱり広めようとすると単純な方がいいに決まってるけど、人間も自然もそんな単純にはできてないんですよね。

そんなことを感じた回でした。

ちょうど、頭のいい人は難しいことを易しく伝えられるみたいなテンプレートをまた言ってた人がボコボコにされてまいたが、そういう言い訳ほんとに見苦しいですよね。

頭が良かろうが悪かろうがカオスはカオスなのよ。


ハワイアン八卦掌

この頃顕著だなあと思うのは、グループプライベートクラスの各クラスのメンバーの違いです。

多分今回の剣術と八卦掌でかぶってたのは私だけじゃないかな・・・?

光岡先生も2-3個に絞った方がいいと仰るのですが、私の場合仕事の都合で出れないことも多いので、とにかく出れる時に出るというスタンスなのです。

私は比較哲学や比較音楽学が好きで、光岡先生がやってることも私の目には「比較武学」に見えてるので、そういうところも合ってるのかなあと思います。

なので私はしばらくこのスタンスで続けようと思ってます。

八卦掌はこの日も観法から入ったのですが、この日の観法は一段と凄かった。

あまりに芸術すぎて集注できないくらい感動してました笑

私がこんなこと言うのもなんですが、コンサート行くより稽古に来た方がいいですよ。その方が芸術に出会えます。


八卦掌では「際と端から中心を知る」ということを教わっていて、最初はちんぷんかんぷんだったのですが、何回か通ってるうちに、少しずつわかってきました。

「物理としての中心」も、「観念としての中心」も、私にとってはかなりわかりにくいなあと思っていたのですが、「経験としての中心」というワードが今回出てきまして、あーそれならわかるかも、と思いました。

多分普通に生きてると、観念としての中心と、経験としての中心の何が違うのかわからないかもしれません。この区別は結構難しいと思いますが、「中心」という経験が私の身体にあるなあ、と、私は思いました。

稽古としてはこの日はopen palmとclose palmの形で外力をかけてもらうということをやりました。後足に外力を受けられると形を保てるのですが、他のところで受けてしまうとそこに力みが出ます。

そのまた違った形の稽古として、肘を水平に出して、両手で押してもらうという稽古も教わったのですが、これがまた非常ーーによくできた稽古で笑、もうこれどう考えても受け止められんだろっていう形してるんですよね。

やっぱりまだ頭で「どうやったらこれを受け止められる形にできるだろうか」とか考えちゃうんですけど、全然そんなのは屁のツッパリにもならんのですね。ただ後ろ足で受けるってそれだけのことだという発想の転換というかもう発想ですらないと思うんですけど、ともかくそのくらいのエウレカがないと絶対無理笑。

それで思ったのは、これってうまくいっても別に楽ではないんです。足にはくる。普通。足が足らければ足がきつい。

脱線しますがこれってボイトレにも同じことが言えて、楽だから正解というわけではないんですよね。

きっついしめっちゃ声枯れるっていう場合でも、それはそこが足らないだけってことかもしれない。

ただ八卦掌の稽古では肩じゃなくて足にきてればオッケーなんですけど、歌の場合そんなにはっきりわかんないんですよね。

だからこのきつさが正解なのかどうか判断が難しい。

特に最近はリスクを避けすぎてるというか、きついのも汚いのも危険なのもやりたくないってそりゃあわかるけど、そうしないと身につかないものってあるよなあと。


この日、終わった後ネパール料理屋で夕飯をご一緒したのですが、この時光岡先生が、

「思ったことそのまま直接言ってくる人は信頼できる」

的なことを仰ってまして、私目から鱗が落ちました。

完全に自分の発想の外でした。

私言いたいことが言えないのが自分にとって一番ストレスだという自覚があるのですが、振り返ってみると誰にも言いたいことなんか言ってないですね笑。

私が言いたいことを言ってしまうと社会生活を営めないので。

しかしまあそれって誰も信頼してないってことなのかもしれない。その上私に言いたいことを言ってくる人もいないので、誰からも信頼されてないということなんだなあと。

何かあったら黙って去るのが常だもんなあ。

どうしようかなあ。困ったなあ。

まあゆっくり考えようと思います。


9月は来週からコンサートが毎週あります。

まずこちら。

私emulsionとしては最後の舞台です。

合同ステージではソロもやります。

https://tiget.net/events/170962


つぎはこちら。しかしこちらはもう完売してしまっております。。。

一応キャンセル待ちは受け付けております。

http://www.ne.jp/asahi/vocal.ensemble/alamirejp/concert.html


そしてこちら。

https://www.facebook.com/events/598619378487030

おばさんの企画に乗せてもらいます。

私はレクイエムを歌います。Gradualeまでですが。

光岡英稔 BUGAKU講座|20-23回目

また少し時間が経ってしまいましたが、BUGAKU講座のレポートをしていきたいと思います。

最近小忙しくてなかなかブログを書いている時間がなくもどかしいところです。

音楽家あるあるだと思いますが、暇な時期と忙しい時期が極端でしかも予測がつかないというのどうにかなりませんかね笑

昨日久しぶりにカレーを作ってて思ったのは、週1カレー作る余裕もない暮らしをしていてはいけない。

あと昨日作ったカレーがうますぎました。時々自分の才能が恐ろしくなります。


これまでのレポート
1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
3回目 https://is.gd/Gm9C17
4回目 https://is.gd/37Oxg1
5回目 https://ux.nu/AmsQM
7回目 https://is.gd/xiBfFB
8回目 https://is.gd/tbIYiI
9回目https://is.gd/BnOQit
10回目https://is.gd/RczZH5
11回目https://is.gd/ayTQMA
12回目https://is.gd/zHtNYL
13.14回目https://is.gd/YXuCSM
15-17回目https://bit.ly/3PEGYgt
18-19回目https://bit.ly/3NRSUKy


今回はハワイアン八卦掌と剣術のグループプライベートクラス(GPC)と、多分1年以上ぶりにBUGAKUの本体、土日の方のクラスに3コマ参加できました。

先月は1回も予定合わず残念でしたが今回はなんと5コマも!特に土日の方に参加できたのはとてもありがたかったです。


ハワイアン八卦掌GPC

回る回る八卦掌の稽古、今回2回目でしたが、前回より目が回らなくなってました笑

前回はもう結構グロッキーになってましたからね。

その時のレポートはこちらhttps://is.gd/zHtNYL

読み返してみると結構面白い。「もしかして私たち・・・テンセグってる?!」で笑いました。笑いのツボがこの人とは近い気がする( ´∀` )

それで、この時と基本的には同じことをしているのですが、やはり半年前の私と今の私は違うぜっていうところをもう遺憾なく発揮するわけですよね。

いや自画自賛というわけではなくて、この半年間に受けたハワイアン八卦掌の練功法とか、毎朝やってる稽古とかがこうつながって、な、なるほどそういうことだったのか!という発見がね、あるわけですね。

こうやって自分の身体を通して新たに気づいたり、発見したり、つながったり、こういうのが楽しくてやってるところあります。ドーパミンどばどばですわ。

そもそも武術の稽古って一人でできることとできないこととがあって、いくら家で一人で練習してても一生気づけないことってあるんですよね。

そういう意味ではアンサンブルの練習に近いですね。家で一人でできることもあるけど、アンサンブルの場でしかできないこともある。そんで家でやってないと現場に行っても何もできない。(自戒自戒、次回磁界自壊)

ハワイアン八卦掌では「自己中心性」「他者中心性」「自他中心性」という三つの中心性について扱うのですが、これがなんなのか、実はまだよくわかってません。

ですが、今回の講座で、それを探っていくためのきっかけが与えられた気がします。

中心をしるためにはキワをしること、キワとキワを結んだちょうどまんなかに中心がある。

キワをしる、あそびをとる、ということもこれまでの講座で教わってきて、キワの経験というのは積み重なってきていると思います。そのキワを手掛かりに中心をみていくということなのかと。


剣術GPC

今回の剣術は刀身と自分の身を揃えるということをかなりしっかり行いました。

正座で木刀を持って観法しているとき、自分史上最大の苦が到来しましたが、過ぎ去っていきました。

苦というものはほんとに捉えがたい。不思議。

向こうから勝手にやってきて、勝手にいなくなる。

しかし一人稽古でこうなることはないんですよね。光岡先生の導観法でしかやってこない苦。

この日の稽古は、二つの構えを行き来しながら何歩か進む、という非常に地味な稽古でしたが、そんなこともできないんだから面白い笑

基本光岡先生から教わる稽古法は地味なものがほとんどで、はたから見てると武術の稽古にすら見えないものが多いです。

なんというかこう、一般に想像されるような派手でかっこいい動きみたいなもんがほぼ全くありません笑

「基礎」ってそういうものなんだと思います。

この日は改めて、観の目と「意識」の違いについて伺いました。

仏教でいう六識のひとつとしての意識と、外来語consciousnessの翻訳としての「意識」の違い。

現代日本人が普通に使うのは後者だけど、それが何なのかわからないまま使ってる。

六識の意識とは、「意を用いて物事を識る」こと。

後者の意味が私にもさっぱりわからなかったので、wikipedia先生に聞いてみました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%8F%E8%AD%98

だいぶ混乱してますね。よほど注意深く使わなきゃいけない単語だということがわかります。

ほんとみんな意識って言葉を無意識に使うよねーー( ´∀` )

前から気になっていたことを質問しました。

意識と観の目を同時に働かせることはできないのか。

できないそうです。

意識が働くと気が抜ける。意識を働かせて気を張ることはできない。

気之体と恣意的身体という別の層に同時にいることができないからだそうです。

長年の疑問がとけてよかった。

意識を働かせずに歌を歌うのって限りなく難しいんですよね。うん。気の抜けた演奏しないようにしようね。(耳介次会)

BUGAKU

ひさしぶりのBUGAKU本体の稽古は相変わらず凄いところに突っ込んでってました。

もう脳の置いてけぼり感が凄い。

メモ見てもなんのことだかわかんないんですよね。

その時は「今はなんのことだかわかんないけど後から見たらわかるかもしれないからとりあえず書いとこう」とか思って書くんですけど、後から見ても案の定わかんないんですよね笑

しかしこういう断片的な「とりあえず触れておいたこと」がほんとにのちのち繋がってきて、あああ、あれはそういうことだったのか、、、ってなるんですよね。その日を首を長くして待つことにします。

地球を回転させる宇宙の風の話がロマンチックで好きでした。

地球は回転してるもんだ、というところから思考がスタートするのが普通な気がしますが、そもそも地球を回転させているのは何だ、という問いから逃げちゃだめですよね。

もうそんなもん気としか言いようがないやろって、確かにそうだなと思います。

だから僕が時々めんどくさくなって「気のせいですね・・・。」とか言ってるときは勘弁してください。もうほんとにつまるところ、なんでも「気」のせいなのじゃ・・・。

とか言ってるだけではなんにも始まらないのでガチで稽古し続けるしかないのですが、この日行った稽古は「サンチン(三戦)」!

実は私初サンチンでした。

空手の有名な型で、ネットで検索しても沢山動画が出てきたりしますが、やはり形同実異だなあと感じます。

光岡先生に教わるサンチンは、未だ嘗てなく足が爆発しました。

足の最大爆発を結構毎回更新してるような気がするんですが、もうサンチンは群を抜いてました。モウダメダ・・・の境界線を何度越えたことか。最後まで立っていた自分を褒めてあげたい。

試し稽古を交えながら、型の意味、なぜそうなっているのかを丁寧に観ながら型を行うと、その型が本気出してくる感じがします。

ただその動きをやるだけならなんてことはない。別に10回でも20回でもできる。

けどガチで丁寧にその型と向き合うと、型のほうも本領発揮してくるんだと思います。

いやあマジで効いた。

しかし私膝にめっちゃキテたのですが、それはまだ甘いそうです。(ガチ勢は足首にくるんですって)


翌日のBUGAKUは、観法から入って、「気」と「もの」と「こと」の関係についてのお話がありました。

いやこれまとめようがない。

いやがんばれ俺。

ものというのはいわゆる物(物質、実体)ではなくて、ことに気が入った結果生じた「まとまり」のようなもので、ことに気が入るとものになるのだそうです。

だめだ笑

つまりこういうことですって全然言えない。やば。脳が敗北してる。

手も足も出ない。

では手と足を出しましょう。ということでこの日もサンチン。前日より更に丁寧に。

同じサンチンでもその場にいる人と、会場の感じとで、その場限りのものになった気がします。

私は夜のコマに出れなかったのでここで失礼しましたが、道すがら足がガックガックに震えてました。

サンチン。続けたいと思います。


今回はいつにも増してまとまらなかったなあ。

理解が全然追いついてない。まあでもそれはそれとして、稽古をするのです。