ドン・ジョヴァンニ 千秋楽!

ドン・ジョヴァンニ 千秋楽!

北とぴあ国際音楽祭《ドン・ジョヴァンニ》公演、終わりました。

着替えてちょっと舞台出て、着替えてちょっと舞台出て、着替えてちょっと舞台出て、というモデルみたいな生活が終わりました笑

買ったっきり一度も着なかったこのNOIDとLOADEDのコラボシャツ↓が着れて良かったです笑


いやーいつか着るだろうと思ってセールで買って以来3年くらい経ってやっと陽の目を見ました。

派手過ぎですよねどう考えても。でも舞台上だと普通だったそうです笑

さて、明日からはカペラのリハが始まります。毎年恒例の成人の日の本番です。

今回は、来年没後500年を迎えるイザーク!イザーク超好き!来年はイザーク祭りですよ!みなさん!


詳細はコチラ

――・――・――・――・――

演奏動画公開中!

Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor

Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchorホームページはコチラ

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

来年のアンサンブル・アラミレ

来年のアンサンブル・アラミレ

今日はアンサンブル・アラミレのリハーサルでした。

来年のアラミレは、イザーク没後500年を記念して、イザークのミサを取り上げます。

取り上げるミサは、Missa “Comme femme”というバンショワのシャンソンを元にしたミサ曲です。

例によって典礼形式で、「聖母マリアの七つの御苦しみの祝日」のミサ固有唱をグレゴリオ聖歌で歌います。

この祝日には有名なセクエンツィア、Stabat materが歌われますが、それを今回はジョスカンのポリフォニーで歌います。このジョスカンの作品には、ミサの定旋律と同一のComme femmeのシャンソンが定旋律として使われています。

今日初めて音出ししましたが、凄い曲です。もう、天才!笑

そして最後にイザークのAngeli Archangeliを歌いますが、この6声の大規模なモテットも、定旋律はComme femmeです。イザークと言うと、どっちかというと地味っていうか、滋味っていうか、じんわり系?スルメ系?な作風を想像しますが、この曲は全然違います。ものごっつい壮麗で、躍動的です。

あ、上の画像がそのComme femmeです。

今回の演奏会はこのシャンソンで統一された演奏会になりそうです。

――・――・――・――・――

演奏動画公開中!

Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor

Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchorホームページはコチラ

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

ワークショップ「ネウマ的にバッハを歌うとはvol.2」終了

ワークショップ「ネウマ的にバッハを歌うとはvol.2」終了

昨日はサリクス主催のワークショップ「ネウマ的にバッハを歌うとは〜グレゴリオ聖歌からフランドル・ポリフォニーを経てJ.S.バッハまで〜vol.2」でした。

ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

今年4月に開催した第一回ワークショップの続編で、よりわかりやすく、平易にそして身につきやすいように工夫したつもりでしたがいかがだったでしょうか。

題材を切り詰めて、グレゴリオ聖歌とイザークのポリフォニーを短いコムニオとしたのがよかったかなぁと思います。前回はイントロイトゥスを選曲したので、長くてなかなか大変だったので。

グレゴリオ聖歌が記譜された900年代終盤からイザークの活躍した1400年代終盤まで500年の隔たりがありますが、ここの音楽の隔たりよりも、イザークからバッハへの約200年の隔たりの方がはるかに大きいと感じられたと思います。

グレゴリオ聖歌からイザークは、もうほんと、「一歩」ぐらいでいける感じなんですが、イザークからバッハは、「千里」くらいあるイメージでしょうか笑


午前中はみっちりグレゴリオ聖歌を2時間半!


午後はイザーク1時間半とバッハを2時間!


合計6時間のワークショップでしたが、アンケートには、これでも短いという回答が結構ありました。

確かに内容的には3日間合宿するくらいの内容かもしれません笑

今回は導入ということでそれを1日に凝縮しましたが、次回あたりからそれぞれのセクション(グレゴリオ聖歌、フランドルポリフォニー、バッハ)についてじっくりと時間をかけていくワークショップへと切り替えていこうかなぁと考えています。

やって欲しいワークショップのリクエストがありましたら教えていただけると嬉しいです。

以下のリンクに午後の部のイザークの通しを動画で上げていますのでよろしければご覧ください。


今日は午後からいよいよジョイントコンサートの合同リハ。

今日から3日間13-21時まで、26日と29日の演奏会に向け、カンタータ漬けです!

演奏会詳細はコチラ

ーーーーーーーーーーーーーーーー

Salicus Kammerchorからうまれた声楽アンサンブル、Ensemble Salicusのグレゴリオ聖歌動画配信中

ーーーーーーーーーーーーーーーー

Salicus Kammerchorホームページはコチラ

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

サリクスtutti練

サリクスtutti練

今日は初めて合唱全パートが集まってのリハーサルでした。

パート練、トップ練、セクション練の効果が出てます。

今日はグレゴリオ聖歌、イザーク、パレストリーナを練習しました。


グレゴリオ聖歌はようやく今回、ネウマのその先に行けそうです。

ネウマを歌っているうちはネウマは邪魔でしかないので。

言葉の表現のためにネウマが生かせるという段階まで今回はいけるかもしれません。

メンバーが今回は各パート3人ずつ(いつもは4人ずつ)なので、より緻密に音楽が捉えられそうです。

そして今回は器楽のステージがある分、曲数は少なめです。1曲にかける時間が多くなる分、今まで出来なかったことができると思います。

明日はまた女声練、木曜は合唱tuttiです。いよいよ本番が近づいてきたという感じがします。


イザークの入祭唱、よく出来てます。バスとソプラノで定旋律を歌い継ぐ珍しいパターンで、なんと詩編唱部分はバスがずっと定旋律です。それも、アルト、ソプラノと、定旋律の冒頭モチーフを提示した末にバスの登場なので、意外性抜群です。

はっネタバレしてしまった!


パレストリーナ作曲、バッハ編曲のミサ「シネノミネ」は6声で、チェンバロとオルガンの通奏低音付き、更にバスパートにはヴィオローネが重ねられています。ライプツィヒ時代にはバッハは16フィート、つまり書いてある音のオクターブ下を弾くヴィオローネを使っていたと考えられているので、私達がパレストリーナと聞いて想像するサウンドとはかなり違った響きになることでしょう。

そしてヴィオローネは角谷朋紀さん。激アツ必至です。

Salicus Kammerchor × La Musica Collanaジョイントコンサート

Concerto × Concerto!!!

〜教会カンタータとその背景〜

J. S. バッハとそれ以前の声楽曲を専門とする室内合唱団Salicus Kammercorと、イタリアバロックのコンチェルトを主たるレパートリーとする室内オーケストラLa Musica Collanaがこのたびジョイントコンサートを催すこととなりました。

メインプログラムはJ. S. バッハの教会カンタータです。前半のそれぞれの単独ステージでは、バッハ以前の大家の作品を取り上げ、声楽と器楽の両面から、バッハのカンタータが生まれた背景を体験していただけるようなプログラムを構成いたしました。

演奏会タイトルにある“Concerto”は、一般的に知られている器楽の「協奏曲」という意味の他に、バロック期には、対比の原理を特徴とした声楽曲という意味にも用いられました。また現在バッハの教会カンタータと呼び慣わされている作品群も、今回演奏する2曲がそうであったように、バッハ自身は通常“Concerto”とタイトルを付しました。

今回声楽団体、器楽団体が共演するにあたって、この「器楽曲としてのコンチェルト」、「声楽曲としてのコンチェルト」、そしてそれらがまさに協奏する「教会カンタータとしてのコンチェルト」という3つの顔を持つコンチェルトを表現して、演奏会タイトルを“Concerto×Concerto!!!”と致しました。  瑞々しく、美しくも激しいConcertoの世界をご期待ください!

【東京公演】

日時:2016年10月26日(水)

19:00開演(18:30開場)

会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール

【神奈川公演】

日時:2016年10月29日(土)

13:00開演(12:30開場)

会場:カトリック由比ガ浜教会

【チケット料金】

全席自由:一般3,500円/学生2,500円(当日:一般4,000円/学生2,000円)

Salicus Kammerchor2016-17年シーズン定期会員の方はそれぞれ500円引きでお求め頂けます。

Salicus Kammerchor、La Musica Collana、両方の会員の方は1,000円引きとさせていただきます。

【曲目】

Salicus Kammerchor

グレゴリオ聖歌:聖霊降臨祭後第15主日のための入祭唱《主よ、我に御耳を傾けたまえ》

H. イザーク(ca. 1450-1517):聖霊降臨祭後第15主日のための入祭唱《主よ、我に御耳を傾けたまえ》

G. P. da パレストリーナ(ca.1525-1594)作曲/J. S. バッハ(1685-1750)編曲:

ミサ《シネ・ノミネ》より「キリエ・グローリア」

J. H. シャイン(1586-1630):《なぜ悲しむのか、我が心よ》

H. L. ハスラー(1562-1612):《なぜ悲しむのか、我が心よ》

La Musica Collana

A. ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲集《調和の霊感》 Op.3より第7番 『合奏協奏曲 ヘ長調』 RV 567

J. S. バッハ :『ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調』 BWV 1060a

Salicus Kammerchor & La Musica Collana

J. S. バッハ:カンタータ第47番《高ぶるものは低くされ》 BWV 47

J. S. Bach : Kantate Nr. 47 “Wer sich selbst erhöhet, der soll erniedriget werden” BWV 47

J. S. バッハ:カンタータ第138番《なぜ悲しむのか、我が心よ》 BWV 138

J. S. Bach : Kantate Nr. 138 “Warum betrübst du dich, mein Herz?” BWV138

【演奏】

Salicus Kammerchor

[ソプラノ]

金成佳枝*

鏑木 綾

高橋 慶

 

[アルト]

岩渕絵里

輿石まりあ*

富本泰成

 

[テノール]

金沢青児*

佐藤 拓

沼田臣矢

 

[バス]

青木海斗*

小池優介*

谷本喜基

 

[オルガン]

村尾芽衣

La Musica Collana

[ヴァイオリン]

丸山韶*

吉田爽子

天野寿彦

佐々木梨花

 

[ヴィオラ]

佐藤駿太
[チェロ]

島根朋史
[ヴィオローネ]

角谷朋紀

 

[オーボエ]

小花恭佳*

小野智子

 

[チェンバロ]

鎌田茉帆

 

(*ソリスト)

【指揮】

櫻井元希

チケットのお求めはこちらからどうぞ↓

salicus.office@gmail.com

飢える

飢える

前も同じことを言ったことがあるような気がしますが、ここのところ深刻に音楽に飢えています。

何言ってんだと思われるでしょうが、音楽を生業としていても、音楽に出会えることは本当に稀です。

毎日いろんな現場でいろんな歌を歌って、音楽に溺れたような生活を送っているようにみえるでしょうが、私たちは渇いています。

よく年配の方々に

「昔は音楽といえばラジオくらいしかなかった、私たちは音楽に飢えていた、今は音楽が溢れている、恵まれた時代だ」

というようなことを言われますが、それは違うと思います。

溢れているのは音です。そこに音楽なんかありゃしません。

僕たちこそ、音楽に飢えています。

しかもそうと気付かずに。
恐ろしいですよね。悪夢のようです。

 

もうね、はっきり言って、本気で、全力で音楽に近づこうという気さえない人とは一緒に仕事したくないんですよね。


今週からサリクスの練習が始まります。

いい感じに超ハングリー期に突入したので、ぶつけてこようと思います。

当り散らさないように気をつけます笑


サリクスのコンサートは10/26と29、La Musica Collanaとのジョイントコンサートです。

バッハのカンタータ47番と138番をメインに、前半は、バッハのカンタータの背景となったような作品を集めてプログラムを構成しました。

こんな面白いプログラム他にないと思います。

前半のサリクス単独ステージは、バッハの時代のライプツィヒの礼拝の流れを模した(しかしそのままではない)プログラムになっています。

入祭唱モテット→キリエ・グローリア→コラール→説教→カンタータ

というのが礼拝の流れなのですが、説教以外はだいたいこの流れに沿っています。

入祭唱モテットはイザークのコラーリスコンスタンティヌスから三位一体節後第15主日のためのものを選びました。この主日はカンタータ138番が演奏された主日と同一です。

サリクスはグレゴリオ聖歌からバッハまでの流れを追うという選曲コンセプトがありますので、イザークが元にしたグレゴリオ聖歌も歌うことにしました(これはバッハの時代にはなされなかったことですが)。

そして前半の目玉はパレストリーナ作曲、バッハ編曲のミサ《シネ・ノミネ》です。この曲はバッハが演奏時に使ったであろうパート譜が残っていて、それによるとなんと通奏低音にチェンバロとオルガンとコントラバスが指定されています。

まずパレストリーナに通奏低音をつけるというのが驚きですが、それがバロック時代の習慣でした。

既にビクトリアの作品にも通奏低音を入れた形跡(バスに数字が振ってある)があるものもあるので、それ自体は不思議なことではありません。

しかしチェンバロとコントラバスが入っているというのはなかなか衝撃的です。

まぁせいぜいオルガンとチェロ、あるいはサクバットくらいのもんかと思っていたらその斜め上をいく楽器指定でした。

チェンバロとコントラバス入りのパレストリーナ、必聴です。

キリエ・グローリアのあとは4声体のコラールが歌われたそうなのですが、それだけだとつまらないので、シャインの宗教コンチェルトも加えました。

3人のソロと通奏低音という編成で、鮮やかに装飾されたコラール旋律が印象的です。

サリクス単独ステージの最後はハスラーの単純なコラールで締めます。

この2曲は、後半で演奏するカンタータ2曲に使用されたコラール「なぜ悲しむのか、我が心よ」です。

前半の後半はLa Musica Collanaの単独ステージです。ヴァイマール時代にバッハに多大なる影響を与えたヴィヴァルディのコンチェルト、そしてバッハのコンチェルトを演奏してもらいます。

バッハが作曲に使ったパレットの一つ一つの色について、その出自を明らかにするような演奏会になると思います。

ぜひぜひ演奏会に足をお運びください。

演奏会詳細はこちら↓

http://www.salicuskammerchor.com/#!concert/c2516


それから来シーズンのサリクスのサポート会員の締め切りが近づいてまいりました。

今月末が締め切りです。

まだ目標まで遠く及びません。

目標は定期会員様50名ですが、現段階で25名様のお申込みをいただいております。

この活動は本当になんとしてでも続けていきたいのです。しかし演奏会を満員にしたとしても赤字、というのが今の演奏会チケットの相場です。(5月の第2回定期演奏会も、東京公演は満員を超えるお客様においでいただきましたが、ン十万の赤字でした)

本当に皆様のお力無しには活動を継続することは不可能です。

(そこのところはこちらの記事もご参照いただけると嬉しいです→再びサポート会員募集のお願い!

皆様のご支援心よりお待ちしております。

会員になってくださった方には大変お得な特典もございます。

詳しくは以下のリンクをご覧ください。

http://www.salicuskammerchor.com/#!support/n8wnx

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼は以下のフォームよりお問い合わせください。