第2回リモートアンサリ!

第2回リモートアンサリ!

皆様こんにちは。

サビのない曲収集家の櫻井です。

ここ1年位、朝録画したNHKのシャキーンという子ども番組を見るのが日課なのですが、その中のシャキーンミュージックというコーナーの中で最近流れている「野原の星」という曲がある意味サビがインストでした。

演奏がYou Tubeにあがってるかと思ったらあがってなかった。残念。

https://sakinkd.com/noharanohoshi/wakuseikazoku

シャキーン録画してください。

この曲は同番組でやっている「惑星兄弟」というシュール過ぎて鳥肌が立つアニメのジングルから生まれた曲で、このアニメを制作している土屋萌児さんが作詞作曲だそうです。

凄い人がいるよなあ本当に。アニメも曲も詩も凄いです。

曲の構成はAメロBメロサビが単純に3回繰り返されます。

1番のサビがラララララーで2番のサビがインスト、3番はまたラララララーで後奏なく終わります。

2番のサビはサビでありながら間奏でもあると。

味わい深いなあ。

シャキーンといえば、先日馬喰町バンドの曲が流れているときに、画面の左下に「演奏協力:あがさ」って出てたんですね。

でまさかと思って検索したらあのあがささんでした。

すげーー。

https://agatha2222.exblog.jp/28542929/


第2回 “Remote” Ensemble Salicus Live
〈40声のモテット大発表スペシャル!〉

https://is.gd/TZL2mI

第2回やります。7月9日の20時です。

この日も実はEnsemble Salicusの本番が予定されていた日でした。

今回は第1回演奏会に参加してくれていた拓さんと喜基を加えた6人編成でやります。

曲は↓の動画の続きにあたる、Offertorium “Viri Galilaei”とパレストリーナの教皇マルチェルスのミサよりサンクトゥスです。

この曲は私のルネサンス音楽原体験みたいな曲で、広島の合唱団そらでやってたんですね。そのころ私はどこのパートを歌っていただろう。

そらには最初アルトで入ってテノールも1年位やってその後バスを歌っていたので、メサイヤはその3パートで本番に乗ってると思います。

そのうちソプラノ歌う機会もあるかなあ。

芸大も卒業までバスで、それからテノールに声種変更したと言いつつも最近はバスからアルトまでほとんど同じくらいの割合歌ってるんじゃなかろうか。

声種なんてそんなもんだぜって言いたい。

はい。そして今回はEnsemble Salicusの演奏だけでなく、今総勢69名(アンサリの4人含む)で制作中のタリスの40声のモテットも発表します。

編集が間に合うかどうかドキドキでございますが、69人分の録音を私編集いたします。

初心者がいきなりこんな大規模な編集をすることになるなんて恐ろしいですが、こういう無茶なことをするのが私の通常営業です。

やりがいしかない。

ただただ締切までに皆さんの録音が送られてくるのを祈るのみ笑

あとこの企画30分オンラインレッスンをセットにしているのですが、60人くらいのレッスンを1ヶ月の間にやるというのも私初めてのことで、これもワクワクします。

意外と大半の方がはじめましてなので、初対面で短時間で効果的なレッスンをするというスキルが身につきそうです。

レッスン継続してくれる人がいると嬉しいなあ。

特に来週に集中していて、1日5・6人レッスンする感じなんですが、このくらい本業ボイトレの方は日常なんだろうなあと思うとほんと皆さん凄い。

7月9日の配信はSalicus KammerchorのYou Tubeチャンネルでやります。

まだの方はチャンネル登録お願いします!

https://www.youtube.com/channel/UCeWlQtnOnETy6Q2uZUVq4jA


イニツィウム・オーディトリウム

今月は忙しくなりそうです。先月も先々月も忙しかったけど。仕事があるということは有難いことだ。

ほんと世間は動き出しましたが、音楽家のお先は真っ暗なままですよ。特に歌の分野は。

僕も危機感持っていろいろ企画してますが、柳嶋さんがやられているinitium auditoriumもなんか凄いですよね。

新型コロナから若手音楽家を守るため、イニツィウム・オーディトリウムを立ちあげたい
https://camp-fire.jp/projects/view/277017

クラウドファンディングで現在128万円。

これの凄いところは、想像もつかないような新しいことをやろうとしているところです。

最初このクラウドファンディングの文章読んだときに、何をするのか全くわかりませんでした。

正直今も理解しきれてないですが、そのくらい新しいことをやろうとしているということなんですよね。


芸大のクラウドファンディング

クラウドファンディングといえば、芸大の始めたクラウドファンディングも注目です。

目標金額5千万円のクラウドファンディング。規模が凄い。

【東京藝術大学】若手芸術家支援基金、始動!#POWER TO THE ARTS
https://readyfor.jp/projects/power_to_the_arts

クラウドファンディングで5千万円というと凄い規模のようですが、やろうとしていることから考えるとそれでも少ないくらいですよね。

うおー100万円の寄附者が2人もいる。すげえ。

芸大って他にも山のようにクラウドファンディングやってたんですね。知らなかった。数百万円規模のをボンボン成立させてて凄い。

中には1千万規模のものも。

https://readyfor.jp/lp/tokyogeidai/


対面リハーサルの再開

対面リハーサル、少しずつ始まっています。いずれも細心の注意を払いながら。

カペラは6月公演は中止になってしまいましたが、7月に配信をやろうということになって準備を進めています。

実現できますように。

ジョスカンのミサ〈パンジェ・リングワ〉。私はコントラテノールを歌います。

エレウシスでも来週から人数を制限して(パート練・セクション練)始める予定です。

参加できない方にはライブ配信・・・できればいいんですけど、ネット環境の問題でそこまでできるかどうか・・・。5Gが待ち遠しい。


櫻井元希へのお仕事・レッスンのご依頼ご相談、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

新型コロナウィルス感染拡大を受けて

新型コロナウィルス感染拡大を受けて

皆様いかがお過ごしでしょうか。

頑なに外出を控えている皆様。命がけで満員電車に乗り、家族のために働いている皆様。仕事がなくなって家で仕事ができないかともがく音楽家の皆様。お疲れ様です。

多くのフリーの音楽家は、この状況がもう2・3か月続けば生活は立ち行かなくなるでしょう。

理想を言えば、政府が全国民の生活を保障したうえで戒厳令を出すというのがいいのでしょうが、日本ではそこまでの人権の制約が難しいのでしょうか。

そもそも今の政府に何かを期待するということ自体が得策とは言えないと思いますので、この先が見えない状況で、自分が何をすべきか、何ができるのか、試行錯誤の日々でございます。

まず一番心配なのは、サリクスのメンバーをはじめとする仲間の音楽家の生活です。

こんな時のためのキャンセル料金の規定があるような契約をして、仕事をしている音楽家は極めて限られていると思います。多くは口約束で、日程と報酬と仕事内容を決めているだけです(それされもあいまいな、特に報酬が提示されない状態で日程だけおさえられる仕事もあるということはひとまず置いておいて)。

このような全く予想できなかった状況下で、仕事が全滅したとしても、キャンセル料を音楽家の方から請求するのは相当難しいです。

ありがたいことに先方から、こちらを心配してくださってキャンセル料を提示してくださる団体もございます。ただこちらから請求するのはかなり難しいと思います。そんな約束はしていないからです。

ですからこういうことも想定したうえで契約を結ぶ必要があると思うので、今後はそうしていけばいいと思うのですが、当座どうやりすごすか。

3・4月の演奏会が全滅して収入がゼロという仲間も珍しくありません。私は演奏以外にも、グループ指導や個人レッスンもやっていますので、ゼロにはなっていませんが収入はかなり減っています。

融資を申し込みに行った仲間もいます。


オンライン合唱の取り組み

話題のZoomですが、私も取り入れようと思います。

個人レッスンは試してみて、できることはかなりあるなと感じました。

問題は合唱団やアンサンブルです。

村山さんのフェイスブック投稿、柳嶋さんの実験他、様々な方が情報を共有してくださって、とても参考になりました。この場を借りてお礼申し上げます。

ラグがあるので一緒に声を出すということができません。その中でも、できることを探しながら当座つなぎの練習をすることはできるかもしれませんが、合唱としての練習とは言い難いものになると思います。

エレウシスでも今週の練習時間にテストとしてやってみます。

それからエレウシスではサークルスクエアというクラウドサービスを使っていて、その中のブログ機能を利用して、この機会に団体としてのコンセプトの共有、自主練のメニューをアップしていっています。

これはイチかバチかで、こういう傾向の人はこういう練習をということを書いていますが、自分でそれが判断できないと悪化する可能性すらあります。

Zoomでの練習も歌い手側をミュートしなければならないようなので、フィードバックができません。自分の声を自分で聞きながら修正していく習慣をつけるという意味ではいいのかもしれませんが。

もう一つの取り組みとして、私が多重録音した音源もアップしています。 本来であれば、まだ曲の譜読みの段階で、読譜力の向上も兼ねて練習を進めていたのですが、背に腹は代えられず。

そんな中土曜日に、月一のマドリガーレを歌う集まりが開催されて、ドクターが参加されていました。

徹底した感染対策が施されていましたが、ドクターが参加されるとは正直思っておらず、意外でした。

曰く「この状況下でいかに文化的な生活が送れるか実験したい」ということでした。

かなり心強かったです。

状況は厳しいけれど、それでも文化的な生活を諦めないでいてくれる人がいる。

死んだも同然の気と心で、それでも体だけ生きているということは、生きていると言えるでしょうか。

気と心を生かすことが体を生かす。そしてその逆はあり得ない。

心気体とはそういうことなのだと思います。

生きていれば、生きてさえいれば、そう思うからこそ、気と心を生かさなければなりません。

そして私たちにはそれができます。


フェイスガードを使った合唱練習

そうそう。マドリガーレの会(schola IDEという名前になりました)で話題になったのですが、ドクター中松の作ったマスク、合唱練習にいいのではないかということ。
http://drnakamats.shop-pro.jp/?pid=148719805

あといきなりステーキのマスクもいいのではという話になりました。
https://item.rakuten.co.jp/ikinaristeak/13/

と思って調べてみたらいろいろありますね。
https://is.gd/NQoTk7

喋ったり歌ったりする時に発生する飛沫の飛散を防止するのに良いという話でした。

これを装着して人と人との間隔を開ければかなりリスクを軽減できるのではないでしょうか。


オンラインレッスン開始に伴う料金改定について

うちは対面のレッスンもまだやっています。

心配な方にはオンラインレッスンをおすすめします。

オンラインはコマを短く設定して、30分4000円(初回3000円)としました。

もともとも対面レッスンがギリギリの価格設定をしているため、どうしてもそれより安くということが難しく、整合性がとれなくなってしまいました。

そこで大変心苦しいですが、対面のレッスン料を改定して、以下とさせていただきます。

【対面指導】初回1時間:5,000円
2回目以降1時間:8,000円
2時間:13,000円

【オンラインレッスン】
初回30分:3,000円
2回目以降30分:4,000円
1時間:7,000円

※学生料金は各1,000円引き

現在ご予約いただいているレッスンについては旧料金で、本日4月6日以降予約分を新料金とさせていただきます。

ご理解いただければ幸いです。

詳しい料金設定はこちら→https://genkisakurai.com/work-price/

演奏会も合唱練習も中止になって、歌から離れてしまっている方、声を出す機会を作りましょう。

声を出すことを通じて、身体と心と気を観ましょう。

声を出すことで体と心と気を養いましょう。

声の養生功だと思って。

コミュニケーションをとることを、文化的な生活を送ることを、学び続けることを、どうか諦めないでください。


Salicus Kammerchorについて

サリクスは5月2日に第9回ワークショップ、5月16・22日に第6回定期演奏会を予定しています。

まずワークショップについてですが、今の所以下の対策を実施しての開催を目指しています。

情勢は刻一刻と変化しております。こちらは現段階の方針です。これからの情勢の変化によっては中止の可能性もございますのでご了承ください。

1. 感染症対策を徹底
手洗い、手指の消毒、うがい、マスク着用、30分ごとの換気、受講者どうしの空間的距離を1メートル以上とる、といったことを徹底します。

2. 受講者定員の見直し
会場内で受講者どうしが一定の空間的距離をとることができるように、受講者定員を当初予定していた20名から、12名に減らします。

3. 時間の短縮
感染のリスクを減らすため、当初の6時間から4時間に短縮します。

4. 資料と解説動画の事前配布
受講時間を短縮するために、予め資料を配布し動画で解説できることについては動画でお送りします。

5. 受講料の振り込みについて
直前まで状況が読めないため、今回に限って受講料の当日支払いもお受けすることとします。

6. キャンセルポリシーについて
今回状況を鑑みて、通常のキャンセルポリシーは適用しないものとします。
直前のキャンセルであっても、キャンセル料はいただきません。

現在9名様にお申し込みいただいております。受講定員まで残り3名様です。
皆様のお申込みを心よりお持ち申し上げております。


そして第6回定期演奏会についてですが、少なくと通常通りの開催は厳しいと考えています。

定期会員の方限定の演奏会にし、お越しになれない会員の方には動画を配信、あるいは録画をお送りし、その他のお客様には録画を販売、という方法もあるかと思います。

まず練習が開催できるかどうかもわからないので、はっきりしたことが何も申し上げられなくて心苦しいですが、なんとかして、どんな形であれ開催することを目指して足掻いています。

今しばらくお待ちいただければと思います。


あのときはドクター中松のフェイスガード使って練習したよねあははって、いつか笑える日が来るさと、でもあれのおかげで設備が整ったり、知識が深まったり、技術が革新したり、活動の幅が広がったよね、って言える日が来るように。

今、やれることを全部やる。