「私の言ってること、わかりますか」

最近伊藤亜和さんのエッセイにハマってます。上記タイトルはエッセイ集のタイトルで、「言葉」というエッセイの中から取られています。

ツイッターでこれ読めるのすごない。

3月に御殿場行ったとき、ちょっとした待ち時間でツイッター見てたら流れてきて、その場で本買いました。

これだけさらけ出して、これだけ優しい言葉で、これだけ品のある文章書ける人がいるんだなあと衝撃を受けました。

このエッセイ集結構薄いのですが、ひとつひとつの読後の余韻が凄すぎて、まだ最後まで読めてません。


今週末は珍しく忙しくて、木曜に9-21時の10hレッスンをやったあと、金曜はBUGAKUスピンオフ、土日は朝昼夜6コマ稼働という感じでした。

10hレッスンについてはコチラに書いてます。

BUGAKUスピンオフは今回いつにもまして盛り沢山で、初めて参加された方は大変だったんじゃないかと思いますが、わたしは超楽しかったです。

その中で、「量子力学なんて低レベルなものがなんで流行るんだろうね」というお話があって、うん。むしろ低レベルだから流行るんだろうなと思いました。分かる人が大勢いないと流行りようがないですもんね。

わたしも音楽の領域で似たようなことを感じることがありますが、なかなかそうハッキリとは言えないのがわたしの未熟さでございます。

今回の講座で一番大きな収穫であり今後の課題だと感じたのは、「音声は感覚体から、文字は客体から生まれる」というところでした。そして感覚体から生まれた音声も、客体から生まれた文字も、生まれた後に、物理的身体や思惟的身体で理解されるようになると、物理化、思惟化する。

わたしの専門領域にあてはめますと、古ネウマは客体から生まれたが、譜線に乗せた瞬間に思惟化したのだと、そう言えるなと思いました。

階名がただの音程を測るものさしに成り下がるのも同じ仕組みかと思います。

線の世界の稽古をしていくモチベがまたぐっと上がりました。

こういうことを書いていても、「わたしの言ってること、わからないだろうな」と思ってます。


光岡先生のやっていることよりは、わたしが教えたり伝えたりしていることは余程低レベルなので、まだわかりやすい部類だと思いますが、それでも一般の人には難しすぎるのだということを、この週末思い知りまして、今反省しているところであります。

土曜日朝日本斉唱団、昼お呼ばれのWS、夜合唱団エレウシス

日曜朝サリクス会議、昼古楽院講座、夜ヘクサコルドWS上級

という週末で、斉唱団やエレウシスではほんとに地道にちょっとずつちょっとずつ稽古しているので、着実に実力がついていっているのを実感しているのですが、2時間でチプリアーノ・デ・ローレのマドリガーレをWSお願いしますというのはやっぱりなかなか難しかったです。

産業革命以前の西洋音楽に関しては、とにかくヘクサコルドをやらないと何も始まらないと思っているので、それをやるのですが、チプリアーノ・デ・ローレなんてもう例外だらけで、基本を知らないのにいきなり例外から入るというのが無茶でした。すごく特別なことをたくさんやってるんだけど、何が当たり前かわからないと何が特別なのかもわかりません。

そんなわけで2時間でやるなら別のアプローチをすべきだったのかとも思いますが、とは言えわたしに依頼してくださっているというのはそれを期待されているということでしょうし、やっぱりヘクサコルドを抜きに別のことをやったところでもうそれは付け焼き刃以外の何物でもないですし。いや、付け焼き刃の方がマシということもあるかもしれませんが、なかなかそれはもう性分が許さないかも。

日曜の古楽院は今年度3回目で、「リズムと抑揚」というテーマでした。古楽院講座はルネサンス音楽をやる上でわたしが教えてることを網羅的にやってますので、ヘクサコルドもやった上でリズムの話をしています。ヘクサコルドに比べれば抑揚の話は非常に単純で、なにしろ「抑」と「揚」しかありませんので実践が容易です。なので2時間WSでとりあえずなにか得たいという場合にはこっちのほうがよかったのかなあなどと考えていました。これやるとひとまずなんとなく生き生きとした感じにはなるので。

夜のヘクサコルドWS上級では古ネウマをもとにしたグレゴリオ聖歌の歌いまわしと、デュファイの3声のモテットをやりましたが、これもちょっと上級過ぎたようです。

いつもこういう講座をやるとき、「この内容だと時間が余るかもしれない」と思ってます。この見立てがいつも外れていて、いつも時間が足りません。

いや、わかってるなら改善しろよという話なんですが、いつもメンバー違いますしね、なかなか読みが合わないんですよね。

というわけで今回のシリーズは1回で「レ旋法」の2つの旋法をやる、という予定でしたが、やはり1つずつ旋法を取り上げていこうと思います。順番通り第1旋法から。

そしてヘクサコルドWSについては、多分わたしの言ってる意味は伝わってると思います。ただそれを実践するのが難しいだけで。なので内容を少なめにしてひとつひとつにかける時間を増やせばいいのかなと思います。

実は先週先々週立教大学でゲストスピーカーとしてグレゴリオ聖歌とビチニウムを教えに行ったときも同じことを感じてまして、つまりわたしが教伝したいことは難しすぎるんですよね。

数時間で何かが得られるようなインスタントなことじゃなくて一生かけて稽古していくような類のことなので、なかなか入口の敷居を下げるのが難しい。

だからこそやりがいがあるとも言えるんですけどね。

なんかネガキャンにしかなってないような気がしてきましたが笑、難しいけどいい演奏するためにはやるしかないことだし、非常にやりがいもありますので、ぜひやりましょう。


気軽にボイトレ受けたいなら→オンライン・ショート・ボイトレ

グレゴリオ聖歌やるなら→日本斉唱団

産業革命以前の西洋音楽やるなら→合唱団エレウシス

ルネサンス音楽の基礎を網羅的に学ぶなら→古楽院講座

しっかりヘクサコルドに取り組むなら→ヘクサコルドWS

プロレベルを目指すなら→サリクス研修所

オンライン・ショート・ボイトレ

 コロナ禍、対面での合唱練習ができなくなり、オンラインでメンバー一人ひとり個人レッスンをしていくという指導をせざるを得ない時期がありました。そこでわかってしまったのは身も蓋もない事実。合唱練習をするより、短い時間でも個人レッスンをした方がグループとして成長するということでした。不可抗力でしかたなく行っていた個人レッスンによって、飛躍的に上手くなってしまったのです。
 今はもう対面での合唱練習も当たり前に行われるようになりましたが、そのことでかえって伸び悩んでいる方が多いように思います。そこでこの度、短時間でのオンライン個人レッスンを開講することといたしました。
 オンライン(Zoomを使用)で歌唱や声に関するお悩みをお聞きし、実際に声を聞かせていただいて、お悩みを解決するための稽古方法をお伝えいたします。短い時間でも、継続的に個人レッスンを受けることで、自らの課題を明確にし、確信を持って稽古に取り組めるようになると考えています。

●毎月4回、平日の夜に開催(18-21時)
●1人15分のオンラインレッスン
3時間で下記の9コマです。
18:00- / 18:20- / 18:40- / 19:00- / 19:20- / 19:40- / 20:00- / 20:20- / 20:40-
※皆様の希望を調査した上で決まったコマを講師より連絡いたします。

6月15日までサブスク会員(限定5名様)の先行募集をいたします。
単発会員は6月16日から7月分の募集を始めますのでお待ちください。
(以降毎月16日にサブスク会員は3ヶ月先まで、単発会員は翌月の予約を開始します)

料金:
 サブスク月額6,000円
(ただし、学生、櫻井の指導団体のメンバーは5,000円)
 単発2,000円
(ただし、学生、櫻井の指導団体のメンバーは1,500円)
※櫻井の指導団体:合唱団エレウシス、ヴォーカルアンサンブル アラミレ、日本斉唱団

支払い方法:銀行振込かPaypal

お申込み:https://forms.gle/UwPCfRJT2QkWAwdA9

開催日:

7/9(木)
7/16(木)
7/23(木)
7/30(木)
8/6(木)
8/14(金)
8/20(木)
8/27(木)
9/3(木)
9/10(木)
9/17(木)
9/24(木)
10/1(木)
10/5(月)
10/8(木)
10/26(月)
11/5(木)
11/12(木)
11/19(木)
11/26(木)
12/3(木)
12/10(木)
12/17(木)
12/21(月)


光岡英稔「BUGAKUスピンオフ」第3弾

光岡英稔「BUGAKUスピンオフ」第3弾

今月末に光岡先生の歌い手(および声の専門家)向けの講座の第3弾が開催されます。

その名も

光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業

ワークショップ「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第3弾

長いタイトルですが「声と身体」という、私が光岡先生のところに通い続けている動機のまさに核心部分に迫る企画なのです。

第1回はプロに限定していましたが、第2回からはアマチュアの歌い手の方にも開放しています。(またBUGAKUに参加経験のある一般の方も対象です)


古楽(一般に1750年以前の音楽)を専門とする私のような歌手からしますと、1000年前の人がどんな声で歌っていたのかというのは常に興味の中心にあります。

それを探るために、遺された資料からや、現在ある世界の伝統音楽の発声スタイルを研究したりしているわけですが、光岡先生のところに行っているのもその一環と言っても当たらずとも遠からず。

「1000年前の人間の身体観からその当時出されていた声をじかに知る」というのが私が光岡武学を通してやろうとしていることのひとつです。

そういうわけで私にとっては今の活動のど真ん中、これ以上核心的なことはない、と思っているのです。

そしてもうひとつ、重要なことは、私がやっている音楽がアンサンブルを前提としているということです。

一人でやるタイプの音楽をやるのであれば、私がただただ光岡先生の講座に通い続け、自分が納得できるように突き詰めていけばいいだけの話なのですが、私の場合はそうではないので、自分だけできればいいというわけではないのです。(ヘクサコルドの教本を作る動機も同じです)

だからこれを多くの声の専門家に広める必要があると考えています。

ただこれが一般に広がりにくいものであるということも重々承知しています。

浅いもののほうが広がる。深いものは広がりにくい。

光岡先生の講座は、頭で理解するのはかなり難しいです。それはそれまでの社会生活で身につけた思考の様式からかけ離れたところにあるからであって無理はなく、誰もが最初は「???」になります。

ただ頭で分からなくても身体は分かります。

そういう講座です。

頭は「???」だけど、身体はもう「白か黒か」っていうくらいはっきりとわかります。

そこからまた頭を働かせて「これを自分の活動に繋げていくにはどうしたらいいんだろう」と安直に考えてしまうのですが、そんな簡単には答えは出ません。(5年通ってる私が言うのだからそこは保証します)

音楽家って特に忙しいし金が無いし、とにかくお手頃な値段でぱっと効果の出ることの方にリソースを割きたくなるのは本当によくわかります。

ただそういうハウツーで身につくものというのはそれなりのものです。

音楽の役には立ちません。(ひょっとして商売の役には立つかもしれない)

音楽を忘れた私たちがこれから音楽に近づくにはもう、この道しかないと考えています。

どうか伝わって欲しい。かなり切実なお願い。

一緒に音楽しよう。


光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業
ワークショップ「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第3弾

開講日:2023年6月29日(木)
時間:12:00-17:30(18時より懇親会)
会場:江戸川区の施設(お申し込みの方にお知らせします)

11:45 受付開始
12:00 講座開始
17:00 講座終了
17:00 質疑応答
18:00 懇親会(希望者のみ)
(施設利用時間11:30-18:00)

講師:光岡英稔

参加費:25,000円

定員:15名

お申し込み・お問い合わせ:g.sakurai.office@gmail.com(櫻井)

講師からのメッセージ:
この度は、三回目となる声楽家、指揮者の櫻井元希氏に招かれ「声、声楽、音楽の身体観」に関わる講座を6/29(木)に開催することになりました。

人間が声を発することや、音楽を作ること、更には他の脊椎動物や哺乳類には見ない複雑な言葉、声、音を用いる人間特有の行動、これらの意味と訳に踏み込んで行きながら、他では絶対に経験できないことを稽古・学習して行きます。光岡武学・オリジナルのアプローチと稽古方法を通じて、そこを理解し感覚して行くための講話なども交えながら、講座を進めて行きます!

前ニ回は「人間の発声、発音」が、どのようにして人間の身体と動きに影響していて、また人間の「身体、形、動き」が、いかにして人間の声、発声、発音、音に影響を与えるかの一端に触れて行きました。

今回も引き続き其処に踏み込んで行きながら、さらに「異なる層位の身体(からだ)と私たちの声の関係性」を知って行くことなどに挑みながら、いかにして私たち人間が音、声と接して来たか、また現在・現代の人間が音、声と接して居るかを知って行くワークと稽古をして行きます。

これは、人類史における声と言う他者、身体と言う他者、生命と言う他者、音、身体(からだ)の本性、真性を知って行く会になることは間違いありません。

皆様の参加、お待ちしてます!!

ヴォイストレーナー紹介

SNSで時々「ヴォイストレーナーを探してるけど誰がいいのかわからない。敷居が高い。どんなレッスンか不安。一度初めたらやめにくいんじゃないか。」等々の不安がある方の投稿をお見かけします。

まずヴォイストレーニングに関して、少なくとも私の信頼する方はみんな、自分を訪ねてくる方のことを第一に考えています。その人の声が良くなればいいな、その人がよりハッピーな人生を送れればいいなと思ってます。なので1回来て気に入らなければそれでいいし、自分のところで上手くいかないよりも、他の人のところで上手くいくなら絶対にそっち方がいいと思ってます。

だからまず敷居が高いということはないし、好きな頻度で通えばいいし(オススメの頻度はあるかもしれないけど)、やめたいときにはいつでもやめればいいです。

以下私の面識のある範囲内で、この人は信頼できる!という方をここに紹介したいと思います。

文責は私櫻井元希にあり、私から見たそれぞれの方の紹介です。あまり客観性を期待しないでください。

紹介順はあいうえお順とします。(敬称略)


櫻井の信頼するヴォイストレーナー


岩崎ひろき

HP:http://gospelvoicelab.com/
Twitter:https://twitter.com/Dirhirokiiwa

岩崎さんはTensegral Vocal Workと題して、歌唱におけるテンセグリティを研究されています。

https://note.com/dirhii1030/n/n11277b45134c?magazine_key=mc406334b75bb

科学的でありながら部分に囚われず繋がりをいかに大切にするか、ということを大きなテーマとされているのかなと思います。

バックボーンがゴスペルなので、ベルティングのような強くしっかりした声で高い音出したい!という人にはうってつけです。

阿佐ヶ谷のアットホームなスタジオでレッスンされていて、家に遊びに行ったかのような親近感があります。が、等身大の骨格標本とか置いてあったりするので、ぎょっとする人はぎょっとするかもしれません笑


小久保よしあき

HP:https://kokubovoicetraining.com/
Twitter:https://twitter.com/yoshiakikokubo
Youtube:https://www.youtube.com/@kokubovoicetraining

小久保先生は私が学校を卒業してから一番長くお世話になった先生です。

ミックスボイスといえばこの人!

ミックスボイス出してえ!という方はもうとりあえず門を叩きましょう。

高田馬場のオシャンなスタジオでレッスンしてくださいます。

上のyoutubeチャンネルはかなりガチのオタク向けな側面が強いですが、最近はBRIDGEというユニットでTik Tokやyoutubeでポップなショート動画をいっぱいアップしています。

https://www.youtube.com/@bridge-vocal

https://www.tiktok.com/@bridgevocal

チャンネル登録7万Tik Tokフォロワー16万人?!えぐ!


佐藤拓

HP:https://contakus.com/
Twitter:https://twitter.com/contakus

拓さんはもう18年一緒に歌ってる仲間です。

ここ3年位でしょうか、メソッド化されている十種発声の生みの親です。

これはほんとによくできていて、非常に低リスクな、自主練に最適なメソッドだと思います。

普通ボイトレって自主練が難しくて、だからこそレッスンに通うわけですが、このメソッドは自主練によって、あらぬ方向に声が迷走してしまうリスクが極めて少ないです。

拓さんとはコエダイr合唱団で共に講師をしているのですが、そこでのアドヴァイスがなんというか私には全く思いつかない角度からのものが多くて、え、それでそうなるのか!とよく驚いてます。

練馬の自宅スタジオで教われるようです。

十種発声についての動画↓


徳久ウィリアム

HP:https://www.reservestock.jp/page/index/29827
Twitter:https://twitter.com/tokuhisawilliam
Youtube:https://www.youtube.com/@SVCwilly/featured

上の動画にも出てますが、このお二人と私の三人でコエダイr合唱団の講師をしております。豪華ですね〜〜。

コエダイr合唱団のFBページはこちら↓
https://www.facebook.com/koedai.r.choir/?locale=ja_JP

徳久さんとも拓さんとほぼ同時期に知り合ってます(第1回Tokyo Death Metal Festivalにて)。その後しばらく空いて、私が大学院にいた頃に、死にそうになって助けを求めたのが徳久さんでした。

というわけで徳久さんは私の命の恩人です。

専門としては特殊発声ですが、それを用いながら普通の声も指導してくれます。

というか身体と、声を出すこと、とを繋いでくれるって感じでしょうか。

いわゆるボイトレとは一味違った体験ができます。


富本泰成

HP:https://acappellabo.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/tomimotomomito
Youtube:https://www.youtube.com/@user-vq8wt5dm4k/videos

同級生です。信じられないくらいあちこちで一緒に歌ってます。

かなりアンサンブルに特化した歌手なので、アンサンブルで使える声を作りたい!という人にはうってつけです。

これだけアンサンブルに特化した歌手で、かつボイトレ業をちゃんとやってるクラシック出身の歌手というのはなかなかいないと思います。

ボイトレだけじゃなくイントネーション(音程のとりかた)その他アンサンブルに必要な技術を学べます。

流山市の自宅スタジオでレッスンしてるようです。


Mahone

HP:https://mahone.jp/
Twitter:https://twitter.com/mahomaho_MAHONE
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCB6lggFSZ1lTpHJe87GE9Rw

Mahoneさんはスクリーム系の発声を専門としたヴォイストレーナーです。

ヴォイストレーナーなんですけど、実際こんなバカテクのエクストリーム・ヴォーカル他にいます?っていうくらいすんごい歌手です。

youtubeの動画見てもらったらわかると思いますが、マジで変態的なバカテクヴォーカルです。

ちょっと人智を超えてる。

教える方も凄くて、これだけ繊細に、理路整然とスクリームを教えられる人は多分他にいないです。

耳が信じられないくらい良くて、自分ではとても聞き分けることのできないような微妙なノイズの変化を察知して導いてくれます。

クラシック歌う人に特におすすめです。特に女性。「ホイッスル教えて下さい」って言えば良いことが起こります笑。男性はガナリを習うのがおすすめかな。

新宿のスタイリッシュなスタジオで教えてくれます。


番外編


寺原太郎

HP:https://srgmtaro.jimdofree.com/class/
Twitter:https://twitter.com/srgmtaro
Youtube:https://www.youtube.com/@srgmpure

以上がヴォイストレーナーですが、歌をやっている人全てにおすすめしたいのがインド古典声楽を教えてくださる寺原太郎さんです。寺原さんはバーンスリー奏者ですが、誰よりも歌がうまいです。

「あ、歌ってこういうことだったんだ」って思います。

西荻窪のライブハウスか、佐倉のご自宅でも教えて下さいます。


光岡英稔

HP:http://bugakutokyo.blogspot.com/2012/10/blog-post_9.html
Twitter:https://twitter.com/McLaird44

「うーむ。歌の練習する前に身体をなんとかした方が良いな。」

そういう方に激奨なのが光岡先生です。

韓氏意拳という中国武術の正統継承者であり日本のトップでもあります。

他に、BUGAKUという講座を主催されて、全国津々浦々で教えておられます。

武術の目的は生き延びること。

生と死の狭間で、生きるとはどういうことなのかということが学べます。

そんなに大げさじゃなくても、まあ確実に生きやすくなります。

全人類におすすめです。


番外編の番外編

櫻井元希

HP:https://genkisakurai.com/
Twitter:https://twitter.com/g_sakurai1031
Youtube:https://www.youtube.com/@carcassgorgoroth/videos

最後に恥ずかしながら不肖わたくし櫻井元希の紹介もさせてください。

今回ご紹介させていただきました、岩崎さん、小久保先生、徳久さん、Mahoneさん、寺原さん、光岡先生に師事し、歌と指揮の活動をしております。

声という分野では、300年から1000年前のヨーロッパの人が一体どんな声でどんな歌を歌っとったのだということを妄想し、日々試行錯誤しております。

そんなわけで以上の様に幅広く様々なジャンルの先生方に教えを請い、稽古鍛錬に勤しんでおるところでございます。

私も江戸川区の自宅スタジオでレッスンやっておりますので、ご興味ありましたらご連絡ください。

光岡英稔 BUGAKU講座|24-25回目

先月はほんといろんなことがありまして、BUGAKUの講座に参加できませんでした。

やっぱり2か月空くとちょっと体調に影響します笑

今月は2コマ、剣術とハワイアン八卦掌に参加できました。

シラットと韓氏意拳の方にしばらく行けてないのが気がかりなのですが、金曜日は予定入りやすいんですよねえ。。

今回も私が理解している範囲で書きまとめていきたいと思います。


これまでのレポート
1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
3回目 https://is.gd/Gm9C17
4回目 https://is.gd/37Oxg1
5回目 https://ux.nu/AmsQM
7回目 https://is.gd/xiBfFB
8回目 https://is.gd/tbIYiI
9回目https://is.gd/BnOQit
10回目https://is.gd/RczZH5
11回目https://is.gd/ayTQMA
12回目https://is.gd/zHtNYL
13-14回目https://is.gd/YXuCSM
15-17回目https://bit.ly/3PEGYgt
18-19回目https://bit.ly/3NRSUKy
20-23回目https://bit.ly/3p63TWg


剣術

これを書くにあたって質問しようと思っていたことを質問し忘れてしまいました笑

また曖昧な記述が多くなることをお許しください。

この日は観法から。別のタイミングで光岡先生が「基本にして奥義」ということを仰っていたのですが、観法ってまさにそうだよなあと思ったのは私の見解です。

導観法もいろんなやり方があって、その日のテーマに沿った観方を教わるのですが、これなかなか一人稽古でできないんですよね。「身体を観る」というただそれだけのことなのですが、場の力なのか、光岡先生に導かれると、一人稽古の時では行けない深ーい世界に入っていけます。

陳腐な言い方ですが、身体の解像度が全然違います。眼鏡かけてる時とかけてない時くらい違います。


この日は板書的なことはほとんどなく、ひたすら動く稽古でした。これもなかなか不思議で、ひとまず頭で理解してからやりましょうか、という時と、まあとにかく身体を動かそうぜっていう時と、あるんですよね。これも私の勝手な理解ですが、両方の要素が必要なんだろうなと思います。

わからないことをやろうとしても難しいし、ともかく身体を動かしてわかることもある。


後で気づいたのですが、この日は刀を振るという動きが全くありませんでした。

思い起こせば前回もそうだったような。。。。

剣術の講座としては多分普通の事ではないですよね笑

今回教わったのは「ある構えから別の構えに丁寧に移る」という文字にしたら、マジでそんだけのことですか・・・!っていう内容なんですけど、それはそれはディティールが凄い。

物理的な形のディティールと、観法のディティールとこれ両方丁寧にひとつひとつ行っていくのはなかなか至難の業です。

刀身と自分の身を揃えるというのが剣術の観法の基本なのですが、これだけとってもまあそんなぱっぱっぱっとはいきません。時間がかかります。焦れてここが雑になると稽古が形骸化します。

加えて、私が中学時代に剣道として習っていた剣術は「一刀流」がベース、光岡先生の剣術は「新陰流」がベース(不正確でしたらご指摘ください)ということらしく、複雑さが段違いです。

中学レベルの剣道で私が習ったのは中段の構えだけで、一応上段と下段、八双とかこういうのあるよ、というのは知識としては教わりましたが、実戦で使うことはありませんでした。

中段の構えは、左足が常に後ろで刀を正中で構える。これ1個だけ。

だからそもそも構えから構えへ移るということ自体がなかったわけです。

それに対してこの日光岡剣術で習ったのはセイガン、ジョカクセイ、左右の上段の四つ(構えの名前についてはいろいろあるそうです)で、それぞれ右足前の時と左足前の時があるので×2で8種類。

歩を進めつつ(とはいってもこの日はたったの一歩)8つの構えを丁寧に移っていく。

それぞれの構えの際に刀身と身を揃え、揃ったら移行し、次の構えでまた揃え、一歩進んで8回構えるだけで結構ヘトヘトです。

形自体、あと動くときに踵から動くのかつま先から動くかなど、物理の段取り自体も実に精妙でディティールが超厳しい。しかしそれに全て理由がある。

やっぱり広めようとすると単純な方がいいに決まってるけど、人間も自然もそんな単純にはできてないんですよね。

そんなことを感じた回でした。

ちょうど、頭のいい人は難しいことを易しく伝えられるみたいなテンプレートをまた言ってた人がボコボコにされてまいたが、そういう言い訳ほんとに見苦しいですよね。

頭が良かろうが悪かろうがカオスはカオスなのよ。


ハワイアン八卦掌

この頃顕著だなあと思うのは、グループプライベートクラスの各クラスのメンバーの違いです。

多分今回の剣術と八卦掌でかぶってたのは私だけじゃないかな・・・?

光岡先生も2-3個に絞った方がいいと仰るのですが、私の場合仕事の都合で出れないことも多いので、とにかく出れる時に出るというスタンスなのです。

私は比較哲学や比較音楽学が好きで、光岡先生がやってることも私の目には「比較武学」に見えてるので、そういうところも合ってるのかなあと思います。

なので私はしばらくこのスタンスで続けようと思ってます。

八卦掌はこの日も観法から入ったのですが、この日の観法は一段と凄かった。

あまりに芸術すぎて集注できないくらい感動してました笑

私がこんなこと言うのもなんですが、コンサート行くより稽古に来た方がいいですよ。その方が芸術に出会えます。


八卦掌では「際と端から中心を知る」ということを教わっていて、最初はちんぷんかんぷんだったのですが、何回か通ってるうちに、少しずつわかってきました。

「物理としての中心」も、「観念としての中心」も、私にとってはかなりわかりにくいなあと思っていたのですが、「経験としての中心」というワードが今回出てきまして、あーそれならわかるかも、と思いました。

多分普通に生きてると、観念としての中心と、経験としての中心の何が違うのかわからないかもしれません。この区別は結構難しいと思いますが、「中心」という経験が私の身体にあるなあ、と、私は思いました。

稽古としてはこの日はopen palmとclose palmの形で外力をかけてもらうということをやりました。後足に外力を受けられると形を保てるのですが、他のところで受けてしまうとそこに力みが出ます。

そのまた違った形の稽古として、肘を水平に出して、両手で押してもらうという稽古も教わったのですが、これがまた非常ーーによくできた稽古で笑、もうこれどう考えても受け止められんだろっていう形してるんですよね。

やっぱりまだ頭で「どうやったらこれを受け止められる形にできるだろうか」とか考えちゃうんですけど、全然そんなのは屁のツッパリにもならんのですね。ただ後ろ足で受けるってそれだけのことだという発想の転換というかもう発想ですらないと思うんですけど、ともかくそのくらいのエウレカがないと絶対無理笑。

それで思ったのは、これってうまくいっても別に楽ではないんです。足にはくる。普通。足が足らければ足がきつい。

脱線しますがこれってボイトレにも同じことが言えて、楽だから正解というわけではないんですよね。

きっついしめっちゃ声枯れるっていう場合でも、それはそこが足らないだけってことかもしれない。

ただ八卦掌の稽古では肩じゃなくて足にきてればオッケーなんですけど、歌の場合そんなにはっきりわかんないんですよね。

だからこのきつさが正解なのかどうか判断が難しい。

特に最近はリスクを避けすぎてるというか、きついのも汚いのも危険なのもやりたくないってそりゃあわかるけど、そうしないと身につかないものってあるよなあと。


この日、終わった後ネパール料理屋で夕飯をご一緒したのですが、この時光岡先生が、

「思ったことそのまま直接言ってくる人は信頼できる」

的なことを仰ってまして、私目から鱗が落ちました。

完全に自分の発想の外でした。

私言いたいことが言えないのが自分にとって一番ストレスだという自覚があるのですが、振り返ってみると誰にも言いたいことなんか言ってないですね笑。

私が言いたいことを言ってしまうと社会生活を営めないので。

しかしまあそれって誰も信頼してないってことなのかもしれない。その上私に言いたいことを言ってくる人もいないので、誰からも信頼されてないということなんだなあと。

何かあったら黙って去るのが常だもんなあ。

どうしようかなあ。困ったなあ。

まあゆっくり考えようと思います。


9月は来週からコンサートが毎週あります。

まずこちら。

私emulsionとしては最後の舞台です。

合同ステージではソロもやります。

https://tiget.net/events/170962


つぎはこちら。しかしこちらはもう完売してしまっております。。。

一応キャンセル待ちは受け付けております。

http://www.ne.jp/asahi/vocal.ensemble/alamirejp/concert.html


そしてこちら。

https://www.facebook.com/events/598619378487030

おばさんの企画に乗せてもらいます。

私はレクイエムを歌います。Gradualeまでですが。