コエダイr合唱団演奏会

コエダイr合唱団演奏会

2024年も終わろうとしていますね。

9月から投稿が滞っておりました。

というのも9月から10月にかけて、ひと月にデュファイのミサを3曲演奏する(9/23グランデュファイ.10/14アラミレ.10/25カペラ)という多分人生でもう二度とないことがありまして(しかもそれぞれテノール、バス、コントラ(アルト)という別々のパートでした)。

そしてその翌週には叔母の新作能「雪の華」の公演がありまして。

その翌週にはグレゴリオ聖歌の録画と名古屋弾丸ワークショップなどありまして。

その翌週にはオケ合わせに入って、3日連続オケ合わせ、1日あけて2日連続公演、翌日ブルガリアンボイスのワークショップを受けて翌日京都でワークショップというわけのわからんスケジュールで、その後1週間位は呆けておりました。

それぞれを詳細に振り返っておりますと、年が明けてしまいますので、ほんの少しだけ。


グランデュファイ

この催し物は花井哲郎先生が指導する関東関西中部の3つのアマチュア団体が合同でミサ・スラファセパルを演奏するというもので、私は助っ人でテノールを歌いました。

総勢30人くらい?でデュファイを歌うというのも初めての経験でしたし、そもそも本番でテノールミサ(テノールが全ての楽章で定旋律を歌うミサ)のテノールを歌ったのも初めてでした。

長い音価で比較的高い音を歌い続けるので、まあ大変といえば大変なのですが、俯瞰でミサが観れる感じで、役得感もありました。とても面白かったです。

面白いといえばこのときに演奏したグレゴリオ聖歌も面白く、デュファイ作と言われる新作のグレゴリオ聖歌で、なかなかこれも演奏機会の少ないものですので、貴重な経験となりました。


<ヴォーカルアンサンブル アラミレ>第15回演奏会

アラミレも今年はデュファイで、ミサ・アヴェレジーナチェロールムを演奏しました。

これがまたとんでもない難曲で、まあそれはそれは四苦八苦しながら練習して、しかし本当にとんでもない名曲でした。

スラファセよりもこっちが有名になっても全然おかしくないと思います。

モテットの方もごっつい難易度高い曲で、音にするだけでも相当難しいですが、かなりいい演奏ができたのではないかと思います。

アレミレは来年は打って変わってパレストリーナ。

わけあって今デュファイも並行して練習しているのですが、アマゾンとアラスカくらいの体感の違いで、それを楽しみながら練習しています。


ヴォーカル・アンサンブル カペラ
デュファイのミサ《ロム・アルメ》

10月26日に半袖ですね。まだこの頃は夏だった。ほんともう季節が無茶苦茶。

ミサ・ロムアルメのコントラテノール(アルト)のパートを歌いました。

今回驚いたのは、配信の音の良さです笑

めっちゃくちゃ綺麗に入ってる。

カテドラルって残響が多すぎて会場で聴くと、それがいいといえばいいのですが、ディティールを聴き取るのが難しいんです。

もちろん会場でライブでしか体験できないものも大きいので、どちらが良いとは一概には言えませんが、オススメは会場で聴いたあとアーカイブ配信視聴です。

一度お試しください。(できるだけ良い視聴環境で)

それからロムアルメなのでミカエルの祝日のグレゴリオ聖歌を歌ったのですが、使った写本がカンブレー写本、グランデュファイで歌ったデュファイ作のグレゴリオ聖歌が収められている写本でした。

メディチ版のようにずいぶんともとのグレゴリオ聖歌からすると簡潔になっているのですが、そのセンスがメディチ版と違って、めっちゃ面白いです。

一つのグレゴリオ聖歌をいろんなバージョンで歌うのごっつい楽しい。

そういうイベント企画したい。

ちなみにミカエルの祝日のグレゴリオ聖歌は来年のアラミレでも歌うのですが、こちらはメディチ版を用います(パレストリーナなので)。

今練習中なのですがまあほんと面白いです。

詳しく書いていると年が明けるので続きはまた別の機会に。


新作薪能 ハイパー能「雪の華」

ジャニー喜多川をテーマにした新作能でした。屋根はあるけど野外、という環境で、この季節には普通ありえない大雨&風&雷で、凄まじいコンディションでした。

よく薪に火がついたなと思います。

早々に楽譜が飛んで舞台上でパルプになってるし。

私は地謡とグレゴリオ聖歌風の歌、唱歌との二重唱などを歌いました。


Salicus Kammerchor
J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol.1

100年計画の第1回の録音が終了しました。

音源化前提の寒い演奏とは程遠い、かなり録音してることも忘れるような熱演担ったと思います。

打ち上げでコンマスが「世界一美しいコラールだった」と言っていたことが非常に印象的でした。

うちのコンマス厳しいんですよ。同級生でもう10年くらい一緒にカンタータやってるので遠慮がないし。

めったに褒めないというか初めて褒められた気すらするんですが笑、嬉しかったです。

クラウドファンディングもお陰様で目標金額を達成しまして、なんとかやっていけてはいるのですが、それでもお客さんもう少し呼べるようになりたいです。

倍は来てほしい。。

広報頑張ります。

来年は6月に第10回定期演奏会で、グレゴリオ聖歌だけの演奏会を行います。

定期会員の募集を開始しましたので、どうぞよろしくお願いいたします。。

https://www.salicuskammerchor.com/support


コエダイr合唱団演奏会

振り返り終わりましていよいよ本題です。

今月の私の出演する唯一の演奏会です。

ヨーデル、ジョージア、ブルアリア、ホーメイ、オルティンドー、テノーレス、台湾の合唱をやります。

いやあ列挙してみるとなかなかイカツイ。イカツイプログラムです。

これらをただその曲を普通の声で歌うのではなく、それぞれの芸能の価値観に見合った声で歌うというのがコエダイr合唱団の凄いところです。

全部ではありませんが、ホーメイやヨーデルやブルガリアや台湾に関しては、その道の専門家を呼んで定期的に指導を受けています。

テノーレスは実際イタリアのサルデーニャ島まで出向いて直接現地のテノーレスから教わっています。

いやあイカツイ活動してますわ。

演奏会お申し込みはこちら↓
https://www.reservestock.jp/events/948824

さらに、特殊発声は聴くのも楽しいけど出すのはもっと楽しいということで、体験会もあります。↓

https://www.reservestock.jp/events/976243

同じアホなら歌わにゃ損ということで、皆様のご参加お待ちしております。

J. S. バッハの教会カンタータ全曲録音CD制作vol.1

Screenshot

Salicus Kammerchorでクラウドファンディングに挑戦中です。

https://camp-fire.jp/projects/view/743051

締切は本日23:59でございます。

昨日目標の200万円に到達しました!

誠にありがとうございます!

買っておいたワインで祝杯を上げました。

しかし今朝クラウドファンディングサイトキャンプファイヤーの運営から来たメールに、最終日に数十万数百万を集めたプロジェクトも数多いというのがありまして、そう言われると期待しちゃいますよね。

最後まで告知頑張ります。

5年前2019年にもSalicus Kammerchorはクラウドファンディングに挑戦しておりまして、そのときは目標120万円だったのですが、なんと260万円も集めてしまいました。

なので次なる目標は過去の自分達ということで、260万円でしょうか。

引き続き応援どうぞよろしくお願いいたします。

https://camp-fire.jp/projects/view/743051


リターンの表はこちら↓

こちらの動画では今回のプロジェクトについて短く説明しております↓

「これまでにないバッハ演奏を」ということでずっとやっておりますが、これまでにないものの良さを説明するのって難しいなと思っております。

あるものの良さを説明するのは簡単ですよね。これこれ。これ。いいでしょ?って言えるので。

今「これです」と言えるものがまだないので難しいんです。

ただやりたいことというのは一貫していて「ネウマ的にJ. S. バッハを歌う」ということです。

サリクス立ち上げ当初から言っておることでございます。

もちろん当時よりその解像度は爆上がりしておりまして、同時にその難しさもひしひしと感じているところなのですが、これができれば本当に目の醒めるような、聴いたこともないような衝撃的なバッハ演奏になると確信しております。

今はまだないですが私の中にはもうずっとあるので。それはお約束します。

マジで凄いです。マジで。

100年計画という果てしない試みですが、音楽に挑むということはそもそも果てしない試みなのです。

いつまでたっても思うように演奏はできないし、できるようになるのを待っていたらあっという間に寿命が尽きてしまいます。

なので今始めます。まだ未熟でも、その未熟さと向き合い、それを曝し、挑む我々の姿を御覧ください。

https://camp-fire.jp/projects/view/743051

光岡英稔 韓氏意拳講座|12-13回目

先月末から今月末にかけて、BUGAKUと韓氏意拳の講座を受講しました。

まずは韓氏意拳の方からレポートしていきたいと思います。

BUGAKUの方は25回受講してるようなんですが、韓氏意拳はまだ13回なんですね。

開講頻度と金土日にやってることが多いということでそうなってるようですが、前回から少し間があいてしまいました。


これまでのレポートはこちら↓
韓氏意拳講座|1回目 https://is.gd/D3RjiJ
韓氏意拳講座|2回目https://is.gd/G7l53a
韓氏意拳講座|3回目 https://is.gd/rDRgMX
韓氏意拳講座|4回目 https://is.gd/8BX3eO
韓氏意拳講座|5回目 https://is.gd/YmZ2Yc
韓氏意拳講座|6回目https://is.gd/dlMQTX
韓氏意拳講座|7回目https://is.gd/a1Yor1
韓氏意拳講座|8回目https://is.gd/ayTQMA
韓氏意拳講座|9回目https://is.gd/NCZKxY
韓氏意拳講座|10回目https://is.gd/YXuCSM
韓氏意拳講座|11回目https://bit.ly/3PEGYgt


9/30初級講座

王向斉の意拳→韓星僑の意拳→韓競辰の韓氏意拳という流れの中で、先代から何を受け継ぎ、何を新たに生み出していったのかという解説を受ける中で、これからの韓氏意拳はどうなっていくのだろうかと考えていました。

シンプルイズベスト的な王向斉、そこに多様性をもたらした韓星僑、多様な体系を統合しようとした韓競辰、それを受けて光岡英稔が試みていること、そこから私たちは何を学ぼうとしているのか。

そして結構衝撃的だったのは、韓氏意拳を学ぶとき、韓氏意拳だけをやっても使えなくて、形意拳と意拳をやって初めて意味を為すというもの。

まず、それって大変すぎませんか( ´∀` )

そして、それってもはや韓氏意拳と呼べるのでしょうか、私たちが学ぼうとしているのは形意拳と意拳と韓氏意拳が総合された何か別の体系なのではないでしょうかということ。

そもそも王向斉と韓星僑は結構全然違うことをやりながら、同じ意拳という武術の名前だったのに対し、韓競辰は同じ名前を使わずに韓氏意拳としたのはなんでなんだろうとか、光岡先生の教える韓氏意拳は形意拳と意拳と韓氏意拳を総合した光岡氏意拳なのではないかとか考えてました。

が、これっておのれを振り返ると、グレゴリオ聖歌とルネサンスポリフォニーやらずにバッハやったって意味ないぜって結構同じこと言ってませんか?笑

これって私の中では自明なことで、しかも韓氏意拳が韓氏意拳であるように、バッハはバッハなんですよね。

そして私が「それって大変すぎません?」って思ったように私に指導される人たちは思ってるんだろうな。。。

気持ちがすっごいわかりました笑

前半の講義はそんな感じで「うむー」と考えていましたが、後半の実技(?)の内容はなんというか豪快というかシンプルというか、「挙式」ってバックドロップだぜっていう内容でした笑。

やっぱり韓氏意拳って抽象的に感じてしまうところがどうしてもあって、難解だなあと多分みんな感じてるのではないかと思いますが、今回の講座はなんというか明解極まりないというか、こんなに「わかりやすい」と感じた韓氏意拳の講座は初めてでした。

様々な武術家の実践の経験が抽出されたものとして型や式があって、その実践の経験が無い者がその体系に取り組むときにその型の意味を汲みとるのはやっぱり難しくて、どうしても抽象的になるのではと思います。

多分私の人生でバックドロップをやったこともやられたこともなかったと思うので(多分)

そういえば私もボイトレでインワードボーカルフライとか、カルグラとかヨーデルとかよく使いますが、so-so聴いたことない人がインワードボーカルフライやってもよくわかんないだろうと思います。

今回私たちがバックドロップを経験したように、インワードボーカルフライを取り入れるならやはりso-soを経験しないとあかんですね。

ところで光岡先生に落とす直前までバックドロップかけていただいたのですが、もうなんというかキレが凄くて(何がどうなってるのかわからないのでそのくらいの事しか言えない)スバッてこう持ち上げられたのですが、多分5年前の自分だったら肋骨いってたと思います。

その瞬間自分でも何かやったつもりはないのですが、こう、肋骨がきゅっとして無傷で済んだんですね。

バックドロップを受けて知る、自分の身体の成長よ。


10/2初級講座(1コマ目)

この日の講座は・・・・メモが5ページもある・・・。

それだけ内容が濃かったということで。いやあまとめるの大変そ。

午前のコマはお話がかなり沢山で、脳味噌爆発しました。

武術の講座で脳味噌爆発するのも光岡先生ならではですよねえ。

「形と感覚」

というお話で、形意拳、意拳、韓氏意拳の

流派としての形→稽古方法としての形→その中の動き・行いとしての形→止まるポイントとしての一つ一つの形

という4段階におけるそれぞれの形の捉え方(?)というお話でした。

形にこだわるという点がこれらの体系の共通項、世にあるいわゆるボディワークは動きには注目する傾向にあるとのこと。

そしてその形がどうなっているかを判断するのは「感覚」

その感覚を問うことのできる感性

その問いの答えを頭に求めるのか、身体に求めるのか。

そこのところをおさえつつ、形体訓練の稽古をしました。

横向(ハンシャン)をやりながら、いろんなアドバイスを受けるのですが、印象に残ったのは、力みに対する指導で、

「固まってるところを固めないようにしようとして、ただボーっとしてる。固まったままボーっとしてるだけだ」

というので、確かに恣意的身体に入ってしまっていると、頭がボーっとしてれば身体も緩んでるような気がするのですが、それ頭の中の身体が緩んでるだけなんですよね( ´∀` )

あとは、「故意に操作していることを習慣化していることを頭が「自然」だと錯覚している」

とかも実に身に覚えがあることでございました。

あえてそうやろうと思わなくてもできるようになってしまった事柄について、自然にできていると思ってても、過去の自分が不自然を習慣化しただけだったという。

つまり(頭にとって)自然に、(身体にとって)不自然をやっている。

世の中で言う「自然」って大概これなんじゃなかろうか。

身体の自然と頭の自然を区別するというのが(めっちゃ難しいけど)必須なんだと思います。

あとやりながら自分で思ってたのは、力むのって楽だなあということ、力むと辛そうな気がするけど、力むのってほんと簡単で手っ取り早くて、その場をしのげる可能性はあるけど、使い物にならない。

あと問いの答えを身体に求めようということはわかるけれど、多分ここにもトラップがあって、「問いの答えを身体に求めるということを頭でしかわかってない」という状態があるなあと思いました。

これだから韓氏意拳は難しい・・。一昨日とどえらい違いだぜ。


10/2初級講座(2コマ目)

内容が濃すぎてもう長くなっちゃってもう仕方ないですね。。

この午後のコマはもう更に輪をかけてディープな世界でした。

多様性に対する人間の分別感と分別心、それらを捨てた(放下した)先にある無分別心。

多様性つまり自然はカオスだということを分別を通り超えて認めるということだとあたくし理解いたしましたが、もうなにしろ難しい。。

自然に立つ、自然に動く、というのは自然を認めることなしにはありえん。なぜなら自分自身がカオスである自然なのだから。

みたいなことです多分。

そしてこれ午前の話にもつながるんですけど、この「放下」というのが、受動的にボーっとしてるのとは違うということ。

動物だったらそれでも大丈夫かもしれないけど、人間には分別があるから、分別を超えないと無分別に至れない。つまり「放下」は受動ではできない。

なにがなんだかわからないことをわかる。(但し身体で)

ということなのだと思います。

それで、挙式の稽古をしたわけですか、これらのことが、「はいわかりました!」という具合にはできません当たり前ですが。

これらのことを目標に日々稽古に励む他ないのであります。

結局稽古の指針、目標を与えるということが指導の目当てであって、その場でパッとできるようなことはあんまりないんですよね。

ボイトレも合唱指導もそうですが、とにかく自分が稽古しないことには何もできん。

超当たり前で恐縮ですが、しかし稽古もせずに自分のできなさを先生のせいにしてること多くないですか?(自戒で自壊)

というわけで今朝も稽古に励みます。

毎朝稽古を始めてからもうすぐ3年、見た目も変わりましたが中身はもっと変わってます。

出張先でも、合宿先でも、旅行先でも毎朝1時間稽古しています。

稽古すれば上達します。上達すると楽しいです。楽しいから稽古します。

やろうぜ!稽古!


声明とグレゴリオ聖歌がポリフォニーする PARTⅡ
「菩薩のラメント・キュロスの哀愍」

少し先ですが、12月17日(土)昼公演@えびらホールです。

叔母との企画第2弾です。

グレゴリオ聖歌と声明を交互に演奏する企画は普通ですが、グレゴリオ聖歌風や、声明風を新作してしかも同時に歌うというのは無いと思います。多分。

私はラテン語で5曲新作、叔母は中国語、日本古語、アッカド語4曲新作です。やば。

叔母が仏教徒、私がクリスチャンだったらできません。多分。

東西の単旋律聖歌のアウトロー叔母甥だからこそできる無二の企画だと思っています。

櫻井家のイカレた血筋をご堪能ください。

https://www.facebook.com/events/1482411928891613


Salicus Kammerchorカンタータ公演vol.2

こちらも第2弾の企画で、カンタータを4曲とモテットを1曲やります。

全てツィンクとサクバット入りの豪華編成です!

モテット風冒頭合唱を金管と一緒にぬるぬる歌うサリクスをお楽しみに!

11/25ルーテル公演
11/29豊洲公演

演奏会詳細はこちら↓ https://salicuskammerchor.com/concert

光岡英稔 |韓氏意拳講座9回目

光岡英稔 |韓氏意拳講座9回目

皆様あけましておめでとうございます。

私といえば年始早々飼い馬のラッキーくんに噛まれて傷心です。

こちらラッキーくん。

これは紐と棒を持った母と協力して乗ってるんですが、一人で乗れないかなあと思って挑戦したら負けました。

稽古の足らなさを実感できたので良い経験になりました。

来年は勝ちます。

ということで、今年初の光岡先生の講座に参加してきました。

明確な目標ができるとモチベが爆上がりですね!


【これまでのレポート】
BUGAKU講座|1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
BUGAKU講座|2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
BUGAKU講座|3回目 https://is.gd/Gm9C17
韓氏意拳講座|1回目 https://is.gd/D3RjiJ
BUGAKU講座|4回目 https://is.gd/37Oxg1
BUGAKU講座|5回目 https://ux.nu/AmsQM
韓氏意拳講座|2回目https://is.gd/G7l53a
BUGAKU講座|7回目 https://is.gd/xiBfFB
韓氏意拳講座|3回目 https://is.gd/rDRgMX
韓氏意拳講座|4回目 https://is.gd/8BX3eO
BUGAKU講座|8回目 https://is.gd/tbIYiI
韓氏意拳講座|5回目 https://is.gd/YmZ2Yc
BUGAKU講座|9回目https://is.gd/BnOQit
韓氏意拳講座|6回目https://is.gd/dlMQTX
BUGAKU講座|10回目https://is.gd/RczZH5
韓氏意拳講座|7回目https://is.gd/a1Yor1
韓氏意拳講座|8回目https://is.gd/ayTQMA
BUGAKU講座|11回目https://is.gd/ayTQMA


摔跤(シュアイジャオ)→韓氏意拳

今回の講座は韓氏意拳の講座でしたが、やはり光岡先生のクラスではその前提となる身体観についてをしっかりやります。

前回までの講座では四足から後足、二足へと進化していく流れを追いながら、二本足で立つということがどういうことかということを稽古していきました。

今回は中国の組技の武術である摔跤(シュアイジャオ)が韓氏意拳に与えた影響を紐解きながら、やはり「立つ」ということを稽古していきました。

シュアイジャオは韓家の男子はほとんど全員やっていたようで、このことが無自覚的に韓氏意拳に与えた影響は大きいそうです。

どちらの武術も「立つ」ということに対してものすごいプライドがあるようで、今回はシュアイジャオの「立つ」ための稽古から韓氏意拳の「立つ」の前提を探るという感じだったのかなと思います。

稽古の内容としては、両手で水平に棒を持って腰を落として棒を前後させるという超シンプルなものだったのですが、もうこれがめちゃくちゃ難しかったです。

棒を胸につけたところから前に出し始める段階、出している途中、出し切る段階、引き始め、引く途中、引き切る段階と、各段階にもう種々様々な課題が襲いかかってきてもう全然身体と集注がついていかない笑。

もうほんと笑えるくらいできませんでした!

ポイントは比較的シンプルで「立つが先、動くが後」

手が水平に動くことで、立つという垂直方向への気遣いが途切れないようにという感じです。

手を使うとどうしても手に気が取られて足への集注が薄まります。

それで上手くいかないと手のほうが余計なことをやり始めて、更に立つことが疎かになる。

何よりもまずは立つということ。

今回はこれと、手は同じような動きをしながら旋回して左右に重心を移動させるという二つをとにかく丁寧にみていただきました。

いやしかし難しい。なぜ人間は二足で立つという進化を選んでしまったのか。祖先が憎いです笑


さて本業(音楽家)の方では再来週今年初めての公演があります。

バッハカンタータアンサンブルは合唱もオケもアマチュアでJ. S. バッハのカンタータ全曲演奏を目指しているごんぶとの団体です。

確かもう120曲くらいは演奏しているはずです。

最近は花井哲郎先生と交互に指揮しています。楽器も歌もメンバー募集しているのでよろしければぜひ。

今回はカンタータ2曲とクリオラから2部抜粋してやります。

カンタータクラブの仲間、まるちゃんと唯子がオケを手伝ってくれていて、ソリストにはサリクスの3人が入ってくれています。

お申込み→http://bachkantate.web.fc2.com/yoyaku.html


今年はサリクスは2月にシャイト、5月にシュッツ、11月にカンタータを演奏します。

12月には叔母とまた声明とグレゴリオ聖歌のコラボ演奏会をします。

他にも今年中にできるかわからないけどいくつか企画中のものがあります。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

Salicus Kammerchor演奏会 J. S. バッハの教会カンタータ|終演

去る13日の金曜日、カンタータ公演が終演いたしました。

ご来場くださいました皆様、またライブ配信でご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。

コロナ禍の合唱とオケの演奏会ということで、様々な事柄に神経をすり減らしました。

例えばリハーサル会場なども、いつもより広い会場を取らなければならないので、5倍位の予算がかかり、また交通の便の悪いところにならざるを得ませんでした。

地味なところでは、コロナ対策でスリッパの貸し出しをしていなくて、持参しなくてはならない、とか、毎回の検温、消毒ジェルの持ち込みなどちょっとしたことですが、手間がかかりました。


今回本番は10日のほうが武蔵野市民文化会館でした。この会場は9月の段階で合唱使用が認められておらず、間際になって規制が緩和されたということで、利用できることになりましたが、その日に演奏会が重なっていたこともあって集客に苦労しました。

楽屋割りなども、借りれるところは全て借りたのですが、それでも狭めだったので、何人かは廊下で過ごしたりしてました。

400席以上の会場ですが、半分を潰し、200名定員とさせていただきましたが、潰した200席分の「お隣にお座りください」の紙を貼るという作業も、私はやっていませんが、大変だったと思います。

今回合唱とソリストとの間に立てた飛沫防止シールドはAmazonで8000円くらいで買いました。いつもの演奏会の荷物(パンフ等)をスーツケースに入れ、シールドを台車?に乗せて両手で引きながら三鷹まで行きました。(写真はルーテル公演)

苦労して持っていったんですが、やはり音に影響が結構あって、不評でした笑

しかしこの人数でやるなら歌は2列にならざるを得ず、前の人を飛沫から守るためには必要だったと思います。


13日のルーテル公演は、更にライブ配信をやったので心配事は2倍でした。

リアルのお客さんの心配と、配信の心配と。

有料の配信はこれが初めてで、ツイキャスのアカウントを作るところからのスタートで、わからないことだらけでした。

教会のLANを使わせていただけたのがめちゃくちゃ大きくて、良質なライブ配信になったと思います。

いつもの師匠が配信のすべてをやってくれたのですが、カメラマン3人、ディレクター、スイッチャー、スコアリーダー少なくとも6人でやる仕事をたった一人でやってくれました。八面六臂とはこのことです。(その上本番中写真まで撮ってくれました)

ライブ配信に絶対はないので、本当に無事にできてほっとしました。ほんとに恐ろしかった。

こちらのライブ配信のアーカイブは20日までご視聴いただけます。

今からでもご購入いただけますのでよろしければぜひ!

https://twitcasting.tv/salicus_kc/shopcart/28574

ロビー挨拶とか、打ち上げとか、今回できなかったのですが、これは思ったより大きかったです。

なんというか、手応えという意味で笑

アンケートも今回オンラインでやったので、やはり回収率はいまひとつでした。

どんな演奏会だったのか、頼りになるのはTwitterばかりなり笑


今回わかったのは、マスクは体力を奪うということで、リハーサルがめちゃめちゃ疲れました。体感3倍位。

最初は久しぶりの対面リハーサルで体力落ちたのかなとか思いましたが、リハーサルを重ねていっても体感全然変わらなかったのでマスクのせいだと思います。

マスクしたままバッハ歌えるってマジでみんなすげえなと思いました。しかも結構みんな普通のマスクでやってたからなあ。最近買った剣道用具やさんが作ったマスクはかなり良かったけど、それでもコラールを振るのは相当きつかったです。振るだけでも。歌うのは一層きついと思います。

あとサリクスには対人距離の短い人が多いので、密接しないように心がけるのは結構ストレスだったと思います。

私も意外と(?)結構触っちゃったりするタイプなので、ちょっとしたボディタッチなんかも気をつけなきゃいけないのはそこそこストレスでした。

終演後、ハグとかせめて握手くらいしたいけど、それもできない。

こういう状況でなければ、舞台上でコンマスと握手くらいはしてたと思います。

こうした小さなストレスは積み重なってきます。気づかないうちに。

代わりになるものを探して、埋め合わさないと、危ないです。

皆さんもどうぞお気をつけて。なにしろ自分の心身の健康を最優先に考えてくださいね。ワガママに、まずは自分を。その上で時には助け合いましょう。

それで、助けることで、自分を助けましょう。

昨日も一昨日も結構がっつり仕事だったので、全然疲れがとれてなくて、いまいち思考がまとまりませんが、今回こういう状況でも、演奏会ができて本当によかったです。

こういう状況で、苦労は絶えないけど、それでもカンタータを演奏したいという想いのほうが強い。

それを確認することができました。

「こんな思いしてまでお前はカンタータをやりたいのか?」っていう問いに対しては、即答で「それはもう。ぶっちぎりで」でしたね。

カンタータって、ガーディナーもコープマンもBCJも全曲録音が終わって、もうやり尽くされたってムードが漂ってるような気がするんですけど、全然そんなことないぜって演奏をしたいんですよね。不遜ですけど。

サリクスはカンタータ全曲録音をやります。

いつから開始できるかわからないですけど、少なくともこの10年のうちには始めます。

あとこれも10年後くらいにモテットの再録音をします。今度は楽器付きで。

さしあたりこの6年はシュッツに取り組みますが、並行して、楽器とのプロジェクトを前進させます。

どうぞこれからも皆様応援よろしくお願いいたします。