神奈川県立音楽堂に聴きに行きました。
このホールは僕が初めて関東で演奏会に来たホールで、その時はうちの伯母、櫻井真樹子が、一柳慧や野村万作らと新作演劇を企画したもので、こんなアヴァンギャルドな企画でこれだけ人が入るのかー東京すげー(神奈川だけど)と思ったのでした。
神奈川県立音楽堂に聴きに行きました。
このホールは僕が初めて関東で演奏会に来たホールで、その時はうちの伯母、櫻井真樹子が、一柳慧や野村万作らと新作演劇を企画したもので、こんなアヴァンギャルドな企画でこれだけ人が入るのかー東京すげー(神奈川だけど)と思ったのでした。
カンタータクラブでは今年度の定期演奏会でなんとミサ曲ロ短調を全曲演奏する。
口にするだに恐ろしいが、決まってしまったものは仕方がない。 この、あらゆる音楽作品の中で最も偉大な遺産に挑むことができるのは、本当に有難いことなのだが、相応の危機感と覚悟を持って事に当たらなければならない。 だがしかし!メンバーが足りない!いるメンバーが来ない! ということで毎週の練習に頭を悩ませている。先週などは、オーボエ×2、ファゴット×2、ヴィオラ×1というナンジャソラー!な編成であった。 そんなわけで今朝こんな夢を見た。 練習に行ったらなんと弦が10人くらいいて(そもそもそんなに分母がいない)、ラッパも3人揃っていたのだ(そもそもそんなに分母がいない)。 意気揚々と楽譜を開いて練習を始めようとするのだが、どれだけ楽譜をめくっても、見覚えのないドイツ語テキストの曲ばかりで練習すべき曲が全く見つからない。 まさかと思って表紙を見るとそこには、 「聖霊降臨祭オラトリオ」 ……。 ナンジャソラーーーー! というわけで、夢に出るほどカンタータクラブでは部員を求めております! 芸大生諸君! やろうぜ!h-Moll!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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さて、ブログを再開するに当たって真っ先に書かなければならないことがある。
このブログには、下書き機能というのがあって、下書きを保存出来ます。それがいいのか悪いのか、考えがまとまらなかったりすると、保存してそのままになっちゃうんですよね。
ブログ再開します!
僕の所属している、ヴォーカル・アンサンブル カペラが、演奏動画を公開しました。
演奏しているのは、グレゴリオ聖歌のSalve Regeinaと、
それをもとにしたジョスカンの4声のSalve Reginaです。
どちらも、5/1の演奏会のリハーサル時間を利用してほぼ一発撮りで撮ったので、粗はありますが(僕も一カ所派手に間違えてます)カペラを一度も聴いたことのない方に、カペラの雰囲気を感じていただくには十分な動画になっていると思います。
ちなみにこれを撮影、編集してくれたのは、友人の新村氏が代表を務める、LEIBNIZ RECORDです。
今、世界には、ルネサンス音楽を演奏するにあたって大きく二つの潮流が存在するように思います。
ひとつは、「楽譜通りに演奏すれば、それだけで素晴らしい音楽になる」という立場、
もう一つは、「楽譜通りに演奏したって、それじゃあなんにもならない」という立場。
バロックの世界では、前者の立場は40年以上前に第一線から姿を消したように思います。
前者の立場とは、楽譜にフォルテもピアノも書いてないんだから、フォルテでもピアノでも演奏しないし、クレッシェンドもディミヌエンドも書いてないんだから、しない。という立場です。
バロック音楽ではそうですが、ルネサンス音楽ではどうでしょうか?
僕の認識する限り、前者の考え方が支配的だと思います。
多く合唱団がルネサンス音楽を演奏するのは、「基本だから」「粗が目立つから合唱団の基礎力を育成、披露するのに都合がいいから」だと思います。
だからコンクールの課題曲にもなるし、演奏会でも(大抵最初の方に)ちょろっと演奏します。
もとは音程を追求するグループであったイギリスのグループの影響が未だに大きく、音程とタイミング、つまり縦と横を揃えただけの演奏をよく聴きます。
グレゴリオ聖歌についても同じことが言えると思います。
誰でも、クラシック音楽をやっている人ならば、西洋音楽の基礎がグレゴリオ聖歌であることは知っていますが、なぜかそれを学ぼうとはしません。
まあこれに関してはグレゴリオ聖歌を教えられる人が少ないということに最も大きな原因があると思いますが。
そんな人にとって、カペラの活動が、何かきっかけになればいいなと思います。
「命の息吹としての歌=音楽」のようなものが感じられなければ、それは、もう音楽じゃないよ。
友人の合唱仲間が「音楽を聴いて感動したことが無い」と言っていたけれど、とても寂しいことだと思います。だけど僕自身もそうです。音楽を聴いて感動するようなことは、まあ滅多にないです。何年に1回とかいう頻度だと思います。
本当に音楽だけ見つめて、音楽の傍にいようと努力し続けている音楽家は少ないと思います。
「取り繕うような練習は、かえって遠回りだよ」
小林先生の言葉ですが、その通りだと思います。
本質を本質として捉え、枝葉を枝葉として扱うということ。
初心忘るべからずといいますが、音楽家にとっての初心とは、グレゴリオ聖歌に代表される、単旋律歌の精神だと思います。
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