カペラお正月公演2021

昨年末よりリハーサルが始まっております、カペラの公演、本番は1/15(金)でございます。

ジョスカンイヤーの一発目!なにしろ没後500年ですからね。盛り上がって行きましょう!

公演詳細↓
http://www.cappellajp.com/concert/index.html#cappella05

前回同様今回もコントラテノール(アルト)のパートを歌います。

私的見どころを紹介していきたいと思います。

トミーがソプラノを歌う

今回なんとSuperius(ソプラノ)3声、Altus1声という女声合唱みたいな曲がありまして、尚美さん、裕希恵さん、トミー、私、という編成で歌います。

結構笑える編成ですよね。そのまま混声4声の曲が歌えそう笑

メゾソプラノ記号に慣れない

この女声4部みたいな曲も含め、今回メゾソプラノ記号(五線の下から二番目の線にハ音記号)の曲が多くて、これがもう全然慣れません。しょっちゅう3度下歌っちゃう笑

普通はアルト記号(五線の真ん中の線にハ音記号)が多いのですが、それだけ音域高めの曲が多いということですね。

バスも歌うよ

なんと今回基本コントラなんですが、1曲だけバスを歌います。Praeter rerum seriemという曲で、SATTBBみたいな曲なのですが、なぜか私がバスを歌います笑

後半2曲コントラの曲歌ってからのバス(ソロ)、からの女声4声の一番下(ソロ)、という流れになってしまいました。

これ大丈夫かいな。

曲の冒頭部分を比べてみるとなかなかすごい。

これの次が

これなんですよ

クレフだけ比べても、バス記号からのメゾソプラノ記号ですからね。いやー楽しみですね笑

“Jesu, meine Freude”より長いモテットがあるよ

前半で演奏するVutum tuumという連作モテットは7部構成のモテットで、演奏時間がJ. S. バッハの”Jesu, meine Freude”より長いです笑

めくってもめくっても終わらない笑

Motetti Missalesといって、ミサの代わりにやるモテットなので、モテットのそれぞれの楽章がミサに対応している感じで、だから長いんですって。まあミサ1曲分と思ったら30分くらいはかかるか。固有唱も含んでるので。

で、ただでさえ長いのにそれに更にモテットを2曲挿入し、冒頭にグレゴを加え、最後にオマケのモテットまで加えてしまったので、前半めちゃめちゃ過酷です。

いつもは固有唱はグレゴリオ聖歌でやってるので、その分がポリフォニーになったということと、いつもはミサ1曲で演奏会1回分なのですが、今回はここまで歌ってようやく前半なんですよね笑

聴いてる方としては前半だけでもかなりお腹いっぱいになると思います。

が、一応演奏会タイトル的には後半のほう(Vultum tuumから)がメインディッシュなんですよね笑

なんて日だ!

メインのメインが一番暇

暇というのはですね、音楽的に退屈ということでは決してなくてですね、楽譜がこんな感じなんですよ。私のパート(テノール)

さーーーるべーー、、、、、、、さーーーるべーー、、、、、、、

こんな調子でSalveを24回言います。一貫して同じ音形、休符の数まで同じです。

はい。もう皆さんも暗譜できましたね!

(これが後半の後半、メイン中のメインであることに注目!)

年末に五体投地を108回やってきましたが、おんなじような気持ちです。

あるいはお百度参りとか。私はやったことないですが。こっちのほうが近いか。

音楽的にはこんなに同じ音形繰り返してても他の4声部の展開が凄くて超劇的に仕上がってます。

ジョスカンの凄さがある意味一番分かる曲かもしれません(他のパート楽しそうだなあ・・・涎)

おまけ

クワイヤブックの美しい譜面からちょっと笑える箇所を探すのがちょっとした趣味なのですが、今回こういうのを見つけました。

上から読んでも下から読んでも同じリガトゥーラ、ちょうど真ん中にあるので、ひっくり返しても音もおんなじ笑

ね。

今回の公演、Go to イベントの対象になってて、出演者から買うよりもそちらから買ったほうが安いそうなので、ぜひそちらからチケットご購入ください。


ヴォーカル・アンサンブル カペラ2020シーズン定期公演
ジョスカン・デ・プレ没後500年記念演奏会 1
サルヴェの祈り

2021年1月15日(金) 午後7時15分開演(午後6時15分開場)

東京カテドラル聖マリア大聖堂(カトリック関口教会)
東京メトロ「江戸川橋駅」より徒歩15分

開演20分前より音楽監督の花井哲郎による解説があります。

GoToイベント対象の割引価格 4,000円。学生券は通常の 2,500円でお求めいただけます

e+ ご購入ページはこちら https://eplus.jp/sf/detail/3363870001-P0030001

なお、事務局の一般券・当日券は 5,000円ですが、定期会員 8,000円をお申し込みのかたには1月と6月の前売券が付きます。事務局ではこちらのお申し込みも可能です。

事務局 フォンス・フローリス
070-4123-0871(平日10時-17時)
contact@fonsfloris.com
下記のお申し込みができます

■ チケットのみ
一般券・当日券 5,000円
学生券 2,500円

■ 会員(1月と6月の前売券付き)
定期会員 8,000円
賛助会員 一口 20,000円
*会員特典は後日ご案内

チケット料金 [全自由席・180席限定]
一般席 5,000円 学生席 2,500円(予定)
* 会員優先席あり 
* 学生券は、学生証を提示のうえお求めください
ご予約・お問い合わせ:フォンス・フローリス
070-4123-0871(平日10時-17時)
contact@fonsfloris.com

主催 株式会社フォンス・フローリス
助成 文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)

ジョスカン・デ・プレ Josquin des Prez (1450/55?-1521)
「あなたの御顔を慕い求め」(連作モテット)“Vultum tuum deprecabuntur”
「思い起こしてください、おとめである御母」“Recordare, virgo mater”
「自然の摂理に逆らって」“Praeter rerum seriem”
「主よ、あなたの怒りのうちに」“Domine, ne in furore tuo”
「めでたし 元后(サルヴェ・レジーナ)」(5声)“Salve regina” a 5
グレゴリオ聖歌 Gregorian chant
ほか

ヴォーカル・アンサンブル カペラ
Superius:佐藤裕希恵 花井尚美
Altus:櫻井元希 渡辺研一郎
Tenor:及川豊 富本泰成
Bassus:谷本喜基 花井哲郎(音楽監督)

ヴォーカル・アンサンブル カペラ…ついに達成!
20余年におよんだジョスカン真作モテット全曲演奏会
ジョスカン没後500年記念の幕開けです!
 ヴォーカル・アンサンブル カペラは、この演奏会をもってジョスカン・デ・プレが作曲したモテットをすべて演奏したことになります。「すべて」とは、近年完結した「新ジョスカン全集(New Josquin Edition)」にて真作として認定・収録されたすべてのモテット作品です。真贋論争には諸説あり終わることがありませんが、これをひとつの区切りといたしました。
 1997年のアンサンブル結成時に最初に取り組んだのがジョスカンのモテットでした。それから20余年をかけ少しずつ演奏を重ねていきました。
 今回は主に聖母のモテットを歌います。プログラムの一部には典礼形式の「サルヴェの祈り」を組み込み、名曲「5声のサルヴェ・レジーナ」も演奏します。カペラの集大成ともいえる演奏会です。どうぞお楽しみに!

声の神秘に魅せられて|まとめ6

Facebookページでやっている企画のまとめです。


声の神秘に魅せられて26

IN THIS MOMENT – Daddy’s Falling Angel

不思議と女性ボーカルって今まで興味がわかなかったのですが、この2年位積極的に聴くようにしてます。

このバンドも、「女性ボーカル メタル」とかで笑検索して、一番いいなと思ったバンドです。

テクニック素晴らしいしめちゃくちゃうまい。特にフライスクリームはほんとにお手本のような美しさ。しかしMVとかライブの演出がどうにも趣味に合わなくて、もっぱら音源だけ聴いていたいバンドなんですよね笑

しかし売れてるバンドなので、YoutubeはMVばっかり出てくるもので、この動画見つけるのに苦労しました。

ここには貼らないことにしますが、もし興味あったらMV見てみてください。

フライスクリームといえば、男性の場合は私はエアロスミスのBack in the saddleをお手本にしてます。惚れ惚れする美しいフライスクリーム。こちらもどうぞご賞味あれ。


声の神秘に魅せられて27

【完コピ】デスボイス講師が DEVILOOF – 拷訊惨獄 歌ってみた

これマジで凄い。本家も聞いてみましたが、遜色ないレベルでうまい。

いや、なんでこの人ボイストレーナーなん?ってぐらいうますぎる。ボイストレーナーが歌ってみたのレベルではない。普通にアーティスト活動しなはれやって感じなんですが。。呆れるほどのクオリティ。

勘弁してくれ。

ちなみに年明けにこの人のところへレッスン受けに行ってきます!


声の神秘に魅せられて28

Linkin Park – Numb (Throat singing cover)

リンキン・パークのNumbをトゥヴァの人(多分)がカバーしたものです。

最高に笑えます。もちろんポジティブに良すぎて笑うって方のやつですね。

口琴とイギル?のイントロから始まって、Aメロ普通に歌うんかーいからのサビはそうなるんんかーい!っていうもう最高に面白い。

そして良い!最高です。


声の神秘に魅せられて29

Can children sing throat singing? Then and now.

いや、これいい動画だな。Alashのメンバーが子供の頃の映像そのものは知ってたんですが、最近の動画との比較動画は非常に興味深い。

変わってないといえば変わってない。すくすく育っていらっしゃる。

コエダイにも現在9歳になるメンバーがいますが、ちゃんと記録を残しておいて、おとなになってからこのような比較動画が作れれば面白いですね。


声の神秘に魅せられて30

Fantastic Inuit throat singing on TV show (Veronica Usholik)

リンキンのカバーをやってるトゥヴァの人のチャンネルを見てたら素晴らしい動画がいっぱいありますね。

これも凄い。

今年のベスト・オブ寒いか暑いかわからん着こなし部門はこの人に決まり!

2021年新年のご挨拶

皆様あけましておめでとうございます。

旧年中は誠にお世話になりました。

本年もよろしくお願いいたします。

昨年このサイトではブログを44記事書いていたようで、アクセス数も前年よりかなり増えたようでした。

5000ほどviewが増えてて、それはひとえに「リモート合唱の試み」という記事によるところが大きく、この記事だけで6000view近くですので、いかにこの状況下で合唱できるかということに皆様の関心が高かったのかということがわかります。

声の神秘に魅せられて

ちなみに投稿した44の記事のうちviewが最低なのは、12/30に投稿した「声の神秘に魅せられて|まとめ5」で、5回しか見られてません笑

いやーこの企画失敗だったなあ笑

もうほんと反応が薄くて薄くて笑えちゃう。

何しろ声ということでしばりは作っているにせよ、自分の興味の範囲が広すぎて、ターゲットが定まらないんですよねえ。

でももうしばらく続けてみます。自分の興味、それから持ってる情報の整理にもなるし、これがモチベーションになって動画漁りに身が入ってる感じもするので。

ひとつわかったのは、私が声に関して持ってる情報というのは、「クラシック」「民族音楽」「デスメタル」「ビートボックス」の4ジャンルに分かれていて、その中で「クラシック」の情報が一番少ない、ということです。

というのも、不遜ながら、クラシックのジャンルの中での「声」というものに疑問があって、どうもしっくりこない、もっと違う方法があるのではないだろうかと感じているところがあって、あまり調査の対象にならないというところがあるのです。

私のライフワークとして「どういう声で歌っていたかわからない音楽を、これぞという声で歌いたい」というのがありまして、それを探求していくためにいろんな「声」にアンテナを張ってるんですね。

まあそれ以前に声の極限を追求してる人(ジャンル)に興味がある、ということもあるのですが。

そういうわけでそれが実を結ぶように今年も精進していきます。


インプットとアウトプット

昨年末某I崎さんのところへレッスンに行って、全く新しい世界がひらけたような感覚があって、学ぶことの楽しさを再確認しているところですが、明後日にもまた別の方のところにレッスンに行ってきます。

デスボとビートボックスを教えてる先生です。超楽しみ。

貪欲に取り入れて、何かを生み出していきたいです。

これまではかなりインプットに重きを置いていた感じがあるので、これからはそれらを形にしていくということに重心を移していこうと思います。


五体投地イベント

さてこの年末年始は広島に帰れなかったので、大晦日、五体投地を108回やるという徳久さんのパンクなイベントに参加してきました。

ただ五体投地するだけじゃなくて、ホーメイをうなりながら口琴を弾きながらやるという結構ハードコアな体験だったのですが、沢山の発見がありました。

意外とあっという間

30分かからなかったです。今回はいつもよりペースが早かったらしいのですが、それでも4-50分で終わるそうです。

暑い

もう10回くらいで暑くなって、セーター脱ぎました。予め脱いでおけばよかった。。

腹が減る

終わったあと凄い空腹に襲われました。昼飯もっと食っとくべきだった。

酒に酔いにくくなる

終了直後会場で35度くらいのイェーガーマイスターをロックで頂いていたのですが、不思議と全く酔わず、その後行った居酒屋で結構沢山お酒を飲んだのですが、あんまり酔わなかったです。

うつ伏せで声を出すのは難しい

五体投地をやりながらカルグラとかやるので、うつ伏せになりながら声を出さざるを得ないのですが、よだれが垂れそうで危なかったです。

声が出しやすくなる

トランス気味でコミュニケーションもなくなるので、気が外よりも内に向いて、結果声が出しやすくなりました。これは暗闇のボイトレで経験したことに近かったです。

一夜明けて

いつもの朝のルーティンをやってると形体訓練の最後の2つをやるのが難しくなってました。筋肉痛で笑

あと塵手水の手触りが劇的に変化しましたね。より肚が座った感じがしました。

というわけで、皆様も五体投地108回やるときの参考になれば幸いです笑


今年はひとまず1月のカペラとコエダイ、2月のEnsemble XENOS、5月のSalicus Kammerchorが決まっています。秋にはEnsemble Salicusでジョスカンを演る予定です。

今年はジョスカン没後500年ですからね。盛り上げていきましょう。