この一週間

先週から火水木金土日月と、金沢さん、松井さん、谷本くんの4人は毎日会っていました笑

2つの案件がたまたま重なって、毎日リハや本番や録音があったためです。


一つ目は、いつもお世話になっているY生田さんの結婚20周年記念パーティでした。ご招待いただき、お祝いの演奏をさせていただきました。

(写真を出してしまうならイニシャルトークの意味はないというツッコミは甘んじて受け入れます。さあ、つっこみなさい!)

Y生田さんはこの1年ほどボイトレを受講していただいてるのですが、メキメキ上達して、立派にオペラのアリアや重唱を8曲も歌い切りました。

エネルギーがすんごいです。ボイトレも通常1回1時間なのですが、毎回2時間ぶっ続けで、その上GWには集中して2時間を3回もレッスン受講されて、ほんと凄いです。

結婚30周年記念ではぜひオペラを1本やりましょうという話がありましたが、ほんと、やりかねないなと思いました笑。


そしてもう一つはとあるCDの録音(まだ情報を公にできないため詳細は伏せます)でした。

先週リハーサルをつめて行って、今日録音してきました。会場に到着するまで気づかなかったのですが、5年前くらいにジャパンチェンバークワイヤで録音をした会場と同じところでした笑。

その時は真冬で大雪が降っていたので、道すがら気づかなかったのも無理はないということにしておきましょう。

年末あたり発売が開始されるそうなので、お楽しみに!

情報公開出来るようになり次第またお知らせいたします。


さて、今週はこれで一息つける感じなのですが来週からは合宿ラッシュです。

来週2泊3日のアラミレ合宿で長野県へ、再来週は広島でシグナス・ヴォーカルオクテットのセカンドCDの録音、からの続けて静岡県下田で小林道夫先生のサマーアカデミーです。

毎年のことですが、埼玉の一番暑い時期を避けられてラッキー・・・

 

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Salicus Kammerchor

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合唱団フォンスフローリス公演終了

昨日、合唱団フォンスフローリスの公演が終演いたしました。

ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

訳あって物凄くタイトなスケジュールだったため、あまりにバタバタしていて写真を一枚もおれませんでした。

それにしても打ち上げの写真くらい撮ればよかったな。反省。

しかしほんとにぐったりしていてそういうことも思いつかなかったですね。

打ち上げはホール近くのスポーツバーを貸切で、お店の方がサービスで演奏会お疲れ様ケーキをサプライズで用意してくださるという凄い展開に。

ケーキの写真、なおみさんが撮られたものを拝借いたしました。

そしてなんと!使って良いか聞いてみたところ、これも使ってよいよと他にも写真を送ってくださいました!なんとお優しい!


前日にも書きましたが、今回合唱がかつてなく良くって(昨年は私が本番乗れてないのでわかりませんが)どうしちゃったんだろうって感じだったんですが、曲が合ってたんでしょうか。それとも指導者が素晴らしいからでしょうか。そうか!それですね!そうに違いない!笑

当日の発声指導をやったのですが、私としては力不足をヒシヒシと感じてしまいました。もっとわかりやすく、効率よく出来たはず、、。

本番は合唱エキストラとして歌ったのですが、私の歌ったパート、バスタイユは私含めて4人しかいなくて(全体は53人)、多勢に無勢でこちらも力不足をヒシヒシヒシヒシ、、。

でも合唱団全体としては出色の出来だったと思います。

私の他にエキストラに入った、さっちょ、田尻さん、村上さん、西久保さんの力もかなり大きかったと思います。ほんとに素晴らしいメンバーでした。

贅沢なメンバーでした。

今回合唱団フォンスフローリスは10回目のコンセールスピリテュエルで、次の10回へと向かう来年の公演ではシャルパンティエをやるそうです。楽しみです!

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合唱団フォンスフローリス | コンセールスピリテュエル明日

昨日から集中リハが始まり、いよいよ本番が明日となりました。


午後両国でリハのあと、夜本番の会場、大和田さくらホールでゲネプロを行いました。

今回かなり合唱の仕上がりがいいと思います。

皆さんモチベーションが非常に高くて(関西から青春18切符や深夜バスでリハに通う方も)向上心が凄いです。

ギラギラしてます。

オケもいつものメンバーに、弦には若いメンバーが加わりエネルギッシュ!

ソロも金沢さん大活躍です!

キラッキラのグランモテ。ベルニエなんてなかなか聴けないのでこの機会に是非!


●第10回コンセール・スピリテュエル ヴェルサイユのグラン・モテ

2017年7月30日(日)午後7時15分(午後6時45分開場

渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール

曲目

□ニコラ・ベルニエ Nicolas Bernier (1665-1734)

「主に向かって新しい歌を歌え

“Cantate Domino canticum novum“

「わたしをあわれんでください、神よ」

“Miserere mei Deus“

□アンドレ・カンプラ Andrè Campra

「天の元后、喜んでください」

“Regina coeli laetare”

チケット料金 前売 3,500円 当日 4,000円 学生2,500円

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アラミレ | Agnus問題

アラミレ | Agnus問題

今日はアラミレのリハでした。

イザークのミサcomme femmeをやっているのですが、アニュスにちょっとした問題が起こりました。

このミサが収録されている写本で、主なものとしては3つあります。

そのうち今回アラミレではバチカンのカペラシスティーナにある写本を使っているのですが、その写本と、他の2つの写本、バルセロナの図書館にある写本、ペトルッチ(1506年の出版譜)との間に大きな差があるのです。

まずアニュスのテキストは3つの部分に分かれていて、Agnus dei qui tollis peccata mundiという上の句は3つとも共通、下の句が第1・第2アニュスではmiserere nobis、第3アニュスではdona nobis pacemとなっています。

それがペトルッチでは

第1アニュスーー4声

第2アニュスーー3声

第3アニュスーー5声

という構成になっています。真ん中の部分で声部を減らして、最後は声部数を増やすというのはよくあるやり方でしっくりきます。

それに対し、アラミレで使っている写本、カペラシスティーナでは、

第1アニュスーー4声(ペトルッチにはない)

第2アニュスーー4声(ペトルッチの第1アニュス)

第3アニュスーー3声(ペトルッチの第2アニュス)

となっています。

ずっと4声できていて、ミサの最後で3声になってそれで終わりなんてことあるでしょうか?!

ちなみにバルセロナの方は、第1第2はペトルッチと共通で、第3は欠如しています。

ものの本によると、カペラシスティーナの方を、信用ならんと切り捨て、カペラシスティーナの第1アニュスは別人による作ではないかと結論づけています。

3声でミサを終えるというのもあまりに斬新すぎるので、今回アラミレではペトルッチの構成を採用しました。

そう!勘の良い方はお気づきでしょう!ペトルッチ↓ってパートブックなので、演奏するにはクワイヤブックにしなければならないのです!

 

それも参照できる画像は相当粗く、拡大してクワイヤブックにできるほどのクウォリティではありません。

どうしよう、と考えた挙句、全部手書きすることにしました。

いえーい初めてのクワイヤブック全手書き!

とはいえ一番面倒なのは五線です。当時はラストラールという5つの股に分かれたペンがあったので簡単に書けましたが、今はそういうものが手に入らないので、一本ずつ書かなくてはなりません。

これは相当面倒です。

そこで、適当な写本を見繕って、空の五線のあるページを探しました。

それがこれ↓


微妙な歪み具合とか最高ですよね。

これにまず音符を書き入れていくのですが、5声なので、左ページにはソプラノとテノール2声、右ページにはアルトとバスを入れなければなりません。

そして、明らかに1ページには収まらないので、どこの瞬間にページをめくるかということも考えなければなりません。(パート譜とちがってクワイヤブックでは全員同時にページをめくるので、そこが一致していないといけないのです)

まずペトルッチの各パートが全長何センチなのかを計りました。

それぞれを大体半分に割ってこの辺かなってところでめくりをいれることにして、1パートにかけられる段数を計算します。

その段数で、何センチのソプラノを収めるためには音符1つがこのくらいで、、、非常に綿密な計画のもと音符を書き始めます。


音符だけ書き入れた状態がこちら。メモによるとバスは50センチ、アルトは75センチだったようですね。


ソプラノは4段、テノール1は2段、テノール2は3段という塩梅になりました。

これに今度はイニシャルを入れていきます↓

こう見えてAgnusの”A”です。

別の写本をお手本に書きました。

こちらはBass、ソプラノ以外はイニシャルの部分にパート名が入ります。

そして最後に歌詞を書き入れて。

完成!

どうです?結構上手でしょう?(自画自賛)

今日始めてこの楽譜で音出ししましたが、間違いが山ほどありました(爆)


Vocal Ensemble Alamire 第10回演奏会

日時:2017年9月24日(日)開場16:00/ 開演16:30

会場:大森福興教会

 

入場料:2,500円 (当日はプラス500円になります) 全席自由

曲目:
グレゴリオ聖歌
聖母の七つの御悲しみの祝日ミサ固有唱
Gregorian chant
Proprium missae in Festo Septem Dolorum Beatae Mariae Virginis
ハインリヒ・イザーク
ミサ《うちひしがれた女のように》/「天使、大天使」
Heinrich Isaac (ca. 1450/55-1517)
Missa Comme femme desconfortee / “Angeli, archangeli”
ジョスカン・デ・プレ
「スターバト・マーテル (悲しみの聖母)」
Josquin des Prez (1450/55?-1521)
“Stabat mater”

詳細はコチラ→http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html

 

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ヴォクスマーナ第38回定期演奏会終演

ヴォクスマーナ第38回定期演奏会終演

昨日、ヴォクスマーナの定期終演致しました。

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

(↑ゲネプロ直前、なぜかオンステしてないはずの松井さんがいます笑)

(↑Lightroomというアプリで撮影、編集したのですが、やはり大変暗かったのでガサガサした感じになっちゃいますね)

個人的に感慨深い演奏会でしたが、作品はどれもそれぞれの難しさのある難易度の高い曲でした。

特に私は近藤譲さんの作品が飛び抜けて好きでした。プログラムノートにある近藤譲さんのコメントを見てまた好きになりました。

「そう意識して作曲したわけではないのだが、この音楽は、多分ドビュッシーとヨハネス・オケヘムの音楽に対する私の敬意を何らかの形で反映しているのではないかと想う」

ドビュッシーはよくわかりませんが、旋律に対して旋律を合わせていく繊細さ、あやうさ、規則的に、また絶妙に予想を外しながら旋律をずらして重ねていく作法など、オケゲムっぽさは凄く感じました。

でも、やっぱりとくに現代音楽については、どこがどうとかって言うのは難しくて、出てきた音の作る空間と、時間との関わりの中にその人が表れて、そこに求道心というか、やっぱり気合いって言ったほうがわかりやすいと思うけど、それがあるかどうかってことなんだと思うんですね。

それで、やっぱりそれはその時その場にいないと感じることの出来ないものだと思うんです。

録音にそれを閉じ込めることができるんだろうかと、思います。空間、までも。


打ち上げの模様です↑

この写真だと何の演奏会かわかりませんね。左の二人は、受付をやってくれたカンタータクラブの後輩です。こういうとき積極的にちょけるのは先輩の役目ですね笑


さて、来週は合唱団フォンスフローリスの演奏会です。

最近ルネサンスと現代音楽ばかりやっていたので、なんだかバロックが久しぶりです。合唱団の皆さんと一緒に歌わせていただきます。

ヴェルサイユのグラン・モテ

2017年7月30日(日)午後7時15分(午後6時45分開場
渋谷区文化総合センター大和田 4階 さくらホール

演奏曲目
□ニコラ・ベルニエ Nicolas Bernier (1665-1734)
「主に向かって新しい歌を歌え
“Cantate Domino canticum novum“
「わたしをあわれんでください、神よ」
“Miserere mei Deus“
□アンドレ・カンプラ Andrè Campra (744-1660)
「天の元后、喜んでください」
“Regina coeli laetare”

チケット料金
前売 3,500円 当日 4,000円 学生2,500円

詳細はコチラ↓

http://www.fonsfloris.com/choeur/

過去の演奏動画も聴けます。↑

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