第2回リモートアンサリ|終演

第2回リモートアンサリ|終演

昨日、第2回 “Remote” Ensemble Salicus Live 〈40声のモテット大発表スペシャル!〉が終演いたしました。

ご視聴くださいました皆様、誠にありがとうございました。

そしてタリスのモテットにご参加くださいました皆様、本当にご苦労様でした。

やってみないとわからないんですが、宅録ってほんと大変なんですよね。

何が大変って自分の下手さに正面から向き合わざるを得ないというところが一番大きいかと思うのですが、そこを乗り越えなければ得られないものがあります。そしてそういったある種のリスクを冒してまで、「合唱したい」という皆さんの熱量を感じました。

30分レッスンを希望者の方は受けれるようにしていて、50名の方のレッスンをしたのですが、ほとんど全員が、近ごろ歌ってないので自分の声が今どうなってるかわからない、という状況でした。

はじめましての方もかなり多かったのが印象的で、一気に50人分の合唱人のレッスンをするという機会も初めてだったので、私自身大変学びが大きかったです。

この学びを後日「合唱発声の一般的傾向と対策」というブログにしたためようと思います。

昨日の配信、やはりタリスのインパクトが強かったようで、前半にお聞かせした2曲の印象が薄くなってしまったようです。

6人でのグレゴリオ聖歌、パレストリーナ、アンコールのジョヴァンニ・ガブリエーリのモテットの音源を販売しています。

どれも本当にちからいっぱい作り上げた作品ですので、こちらもどうぞよろしくお願いいたします。(Tシャツはおかげさまで売れ行き好調でございます)

ここで得た収益をもとに、次回以降の企画の発展を考えています。

次回は8人でお届けできればと思っています。メンバーの録音環境を経費で賄わなければならないため、先立つものが必要です。どうぞよろしくお願いいたします。

同時視聴者数が400人を超えていて本当に驚きました。前回確か200人くらいだったはずなので。

演奏会でも400人は入らないのに(笑)

アーカイブは1週間限定で公開しますので、見逃した方はぜひご覧ください。

https://youtu.be/REparwM6FQU

投げ銭も常時承っております。

ofuseの返信、欠かさずやってまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。(アカウント登録をされないと、返信はできないようです)

https://ofuse.me/users/salicuskammerchor


そして来週月曜日はカペラがカテドラルから無観客ライブを配信します。

今日もこれからリハーサルです。

こういう形の配信は初めてなので、とてもワクワクしています。

こちらもどうぞ応援よろしくお願いいたします。

https://www.facebook.com/events/743369583082081/

空前絶後のライブ配信

タリスのモテット、編集しています。

ようやく形が見えてきました。

本当に凄い作業でした。多分私が今までやった仕事の中で一番きつかった。

卒論よりも修論よりも大変でした。

参加者の録音をパソコン上で編集していくという作業、音程もタイミングもなんなら音色でさえ編集できるのですが、全部手作業なんですよね。結局耳で聞きながら一つ一つ修正していく作業。

AIにやらせれば似たようなことはできるんだろうけど、でも同じようにはできないと思うのは、価値観を数値化できないということと、やってるうちに価値観が変わっていくし、偶然起こった事故とかをうまく利用してみたり、時々見落としたり、そういうことが結局人間らしいものを作っていくのではないかと思います。

それで思い出すのは先日藤井聡太が棋聖戦だったっけ?AIが6億手読んだところで突如として最善手として弾きだす31銀という手を20分で指したという話。

これすごいのは藤井聡太は20分で6億手読んだわけじゃないってとこです。

AIが6億手読まなければわからないことが藤井聡太は6億手読まなくてもわかるんです。

直感精読という加藤一二三九段が揮毫に書かれる言葉がありまして、これただの直感でもない。こういう手もありそうだなって浮かんだ手を読んでいくわけですが、AIのようにしらみつぶしに読んでいくわけではなく、直感で浮かんだ手を中心に読んでいくんです。

でまあ何が言いたいかというと、録音の編集もこれに似ているなということです。

聴いて、直感的にああこうしたほうがいいなってことを中心に検討していくんですね。

直感だけでもないし、何から何まで修正してしまうわけでわない。

非常に総合力の問われる作業です。

まあ一番問われるのは精神力と忍耐と根気なんですけどね(笑)

7月9日どうぞお楽しみに。

きっとすごいものができます。

第2回 “Remote” Ensemble Salicus Live
〈40声のモテット大発表スペシャル!〉

日時:7月9日(木)20時-21時

曲目:
●グレゴリオ聖歌「主の昇天の祝日のミサ固有唱」より奉納唱「ガリラヤの人々よ」
●ジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ「教皇マルチェルスのミサ」より「サンクトゥス」
●トマス・タリス「あなた以外に希望を持ちません」

出演:Ensemble Salicus

鏑木綾 渡辺研一郎 佐藤拓 富本泰成 櫻井元希 谷本喜基

Salicus KammerchorのYou Tubeチャンネルでのライブ配信です。
この機会にぜひチャンネル登録を!!
https://www.youtube.com/channel/UCeWlQtnOnETy6Q2uZUVq4jA


今日はカテドラルに行ってました。

7月13日、カペラがカテドラルで無観客ライブ配信を行います。

今日はそのリハだったのですが、いつものようにクワイヤブックで歌えるはずもなく、ソシアルなディス箪笥を保ったまま歌います。

今まで考えたこともなかったような新しい演奏スタイル。

楽しみです。

ところで今回演奏するミサ〈パンジェ・リングワ〉はもととなった聖歌の影響で全曲にわたってミ・ファが強調されるミサです。

今日ふとこのミ・ファというシラブル、実によくできているなあと思いました。

階名で出てくるシ(ティ)や半音上昇の変化音もこのミに倣ってディとかフィのように母音がイ母音なんですね。

ヘクサコルドが使われていた時代はこの6音の音階組織ドレミファソラの中に半音は1か所しかなく、しかも母音がイなのがミだけなので、非常にわかりやすいんですね。

ミは固い音、ファは柔らかい音というような言い方をしますが、これはもうシラブルそのものに現れている。

前舌狭母音の緊張感のある倍音構成の母音と鼻音の組み合わせ。

そこからfaという広母音と無声摩擦子音という母音自体が薄くなりやすい子音を組み合わせる完ぺきさ。

ミの緊張感というのは、蝉の鳴き声を思い浮かべていただくとわかりやすいかと思います。

ミーンミンミンミンミン、ミーンミンミンミンミン、ミーンミンミンミンミン

もう勘弁してくれえって思いますよね。

これが、

ミーンミンミンミンふぁ~~~

とかだったらなんと見事な緊張と緩和!とか思うのでしょうか。

ほんとこのシラブルを考えた人凄い。天才。

というミファの印象的なミサです。

皆様ぜひ配信ご覧になってくださいね。

https://www.facebook.com/events/743369583082081/

第2回リモートアンサリ!

第2回リモートアンサリ!

皆様こんにちは。

サビのない曲収集家の櫻井です。

ここ1年位、朝録画したNHKのシャキーンという子ども番組を見るのが日課なのですが、その中のシャキーンミュージックというコーナーの中で最近流れている「野原の星」という曲がある意味サビがインストでした。

演奏がYou Tubeにあがってるかと思ったらあがってなかった。残念。

https://sakinkd.com/noharanohoshi/wakuseikazoku

シャキーン録画してください。

この曲は同番組でやっている「惑星兄弟」というシュール過ぎて鳥肌が立つアニメのジングルから生まれた曲で、このアニメを制作している土屋萌児さんが作詞作曲だそうです。

凄い人がいるよなあ本当に。アニメも曲も詩も凄いです。

曲の構成はAメロBメロサビが単純に3回繰り返されます。

1番のサビがラララララーで2番のサビがインスト、3番はまたラララララーで後奏なく終わります。

2番のサビはサビでありながら間奏でもあると。

味わい深いなあ。

シャキーンといえば、先日馬喰町バンドの曲が流れているときに、画面の左下に「演奏協力:あがさ」って出てたんですね。

でまさかと思って検索したらあのあがささんでした。

すげーー。

https://agatha2222.exblog.jp/28542929/


第2回 “Remote” Ensemble Salicus Live
〈40声のモテット大発表スペシャル!〉

https://is.gd/TZL2mI

第2回やります。7月9日の20時です。

この日も実はEnsemble Salicusの本番が予定されていた日でした。

今回は第1回演奏会に参加してくれていた拓さんと喜基を加えた6人編成でやります。

曲は↓の動画の続きにあたる、Offertorium “Viri Galilaei”とパレストリーナの教皇マルチェルスのミサよりサンクトゥスです。

この曲は私のルネサンス音楽原体験みたいな曲で、広島の合唱団そらでやってたんですね。そのころ私はどこのパートを歌っていただろう。

そらには最初アルトで入ってテノールも1年位やってその後バスを歌っていたので、メサイヤはその3パートで本番に乗ってると思います。

そのうちソプラノ歌う機会もあるかなあ。

芸大も卒業までバスで、それからテノールに声種変更したと言いつつも最近はバスからアルトまでほとんど同じくらいの割合歌ってるんじゃなかろうか。

声種なんてそんなもんだぜって言いたい。

はい。そして今回はEnsemble Salicusの演奏だけでなく、今総勢69名(アンサリの4人含む)で制作中のタリスの40声のモテットも発表します。

編集が間に合うかどうかドキドキでございますが、69人分の録音を私編集いたします。

初心者がいきなりこんな大規模な編集をすることになるなんて恐ろしいですが、こういう無茶なことをするのが私の通常営業です。

やりがいしかない。

ただただ締切までに皆さんの録音が送られてくるのを祈るのみ笑

あとこの企画30分オンラインレッスンをセットにしているのですが、60人くらいのレッスンを1ヶ月の間にやるというのも私初めてのことで、これもワクワクします。

意外と大半の方がはじめましてなので、初対面で短時間で効果的なレッスンをするというスキルが身につきそうです。

レッスン継続してくれる人がいると嬉しいなあ。

特に来週に集中していて、1日5・6人レッスンする感じなんですが、このくらい本業ボイトレの方は日常なんだろうなあと思うとほんと皆さん凄い。

7月9日の配信はSalicus KammerchorのYou Tubeチャンネルでやります。

まだの方はチャンネル登録お願いします!

https://www.youtube.com/channel/UCeWlQtnOnETy6Q2uZUVq4jA


イニツィウム・オーディトリウム

今月は忙しくなりそうです。先月も先々月も忙しかったけど。仕事があるということは有難いことだ。

ほんと世間は動き出しましたが、音楽家のお先は真っ暗なままですよ。特に歌の分野は。

僕も危機感持っていろいろ企画してますが、柳嶋さんがやられているinitium auditoriumもなんか凄いですよね。

新型コロナから若手音楽家を守るため、イニツィウム・オーディトリウムを立ちあげたい
https://camp-fire.jp/projects/view/277017

クラウドファンディングで現在128万円。

これの凄いところは、想像もつかないような新しいことをやろうとしているところです。

最初このクラウドファンディングの文章読んだときに、何をするのか全くわかりませんでした。

正直今も理解しきれてないですが、そのくらい新しいことをやろうとしているということなんですよね。


芸大のクラウドファンディング

クラウドファンディングといえば、芸大の始めたクラウドファンディングも注目です。

目標金額5千万円のクラウドファンディング。規模が凄い。

【東京藝術大学】若手芸術家支援基金、始動!#POWER TO THE ARTS
https://readyfor.jp/projects/power_to_the_arts

クラウドファンディングで5千万円というと凄い規模のようですが、やろうとしていることから考えるとそれでも少ないくらいですよね。

うおー100万円の寄附者が2人もいる。すげえ。

芸大って他にも山のようにクラウドファンディングやってたんですね。知らなかった。数百万円規模のをボンボン成立させてて凄い。

中には1千万規模のものも。

https://readyfor.jp/lp/tokyogeidai/


対面リハーサルの再開

対面リハーサル、少しずつ始まっています。いずれも細心の注意を払いながら。

カペラは6月公演は中止になってしまいましたが、7月に配信をやろうということになって準備を進めています。

実現できますように。

ジョスカンのミサ〈パンジェ・リングワ〉。私はコントラテノールを歌います。

エレウシスでも来週から人数を制限して(パート練・セクション練)始める予定です。

参加できない方にはライブ配信・・・できればいいんですけど、ネット環境の問題でそこまでできるかどうか・・・。5Gが待ち遠しい。


櫻井元希へのお仕事・レッスンのご依頼ご相談、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

第1回 “Remote” Ensemble Salicus Live|終演

終演と言っていいのかどうかわかりませんが、昨日Ensemble Salicusのライブ配信が終わりました。

この写真いいですよね。みんないい顔で笑ってる。

10年後の自分はこの写真を見てどう思うだろう。

このブログ、始めてから、だいたいイベントがあるごとに記事を書いてて、この2ヶ月位はそのイベントがことごとく無くなってしまって、書くことといえばこの状況で自分が何をしてるかってことで。

なにかのイベントの終了報告をこのブログでするのは、3月20日のノイズのライブに行ってきましたっていう記事ぶりなんですね。

あのイベント本当に素晴らしかったな。密の極みみたいなライブでした。

ところで三密って仏教用語だったんですね。

走ってて通りかかったお寺の石柱に書いてあってビビりました。

はい。すぐ脱線するーー。

自分の本番の終了報告はその前の叔母との声明とグレゴリオ聖歌の演奏会が最後です。

いや、イベントができるっていいなあ。と思いました。

なんかやって、やりきって、疲れたーっていうの。久しぶりでした。

配信後そのままZoomで打ち上げして。前はあんなによく飲んでたのに、酔っ払った友達の姿を見るのが久しぶりすぎてもはや懐かしかったです。


〈転んでもただでは起きない者たち〉

配信そのものについてですが、何しろなにもかも初めてのことで、最初っからまだ配信始まってないのに話し始めちゃってたりして。

歌いも指揮もしない、本番?というのも初めてでした。しかもお客さんの顔が見えない。

え、これしゃべっていいの?みたいな感じでした。これ1人でやってる人ってほんとすごいですね。延々独り言言ってるみたいなもんだもんなあ。

だけど音流してる間、コメントが流れてくのを見る、というのが新鮮で。演奏会だとお客さんがリアルタイムで感想言い合うって無理じゃないですか。

そういう意味で視聴者同士が一体感を得たり、出演者もリアルタイムでフィードバックを得ながらトークを進めていくっていう体験は、今まで経験したことのないものでした。うん。これ、楽しいですね笑

もう僕はめちゃくちゃ緊張しちゃって、サリクスのことサリプスって言うし笑、団体名で噛むって多分初めてじゃないかと思うけど、もうありとあらゆる単語を噛み倒しました笑

内容は結構面白くなったんじゃないかと思います。先週同じ台本でゲネプロをやったんですけど、その時とは違う話もたくさん出て。

準備もギリギリまでやってて、当日音源の最終チェックしてたら、パニング逆にしたほうがいいとか急に思いついちゃって、よく見たらリバーブの設定も間違えてたりして、あ、ついでに音量バランスも変えちゃったりして、午後になってそれをかぶちゃんに投げて、動画の編集をしてもらったので、ほんとに直前まで迷惑かけました。申し訳ない。

最後に出したご案内の図も、直前15分前とかに、お知らせが多いから画像にまとまってたほうが良くない?ってことになってトミーが急遽作ってくれて、そしたらofuseが「お布施」って漢字になっててそれリアルお布施やんってなったりしてほんとバタバタで申し訳なかった。

第1回ということでお許し頂きたいm(_ _)m

このofuseというサービス、すごく素敵なサービスで、投げ銭と同時に、メッセージをもらえるんです。でofuseにログインした方には、そのメッセージに返信できるんですね。

なんてハートウォーミングなんでしょう!

この交流、胸アツですわ。

ofuseのリンクは以下です。いつでも利用できるみたいなのでぜひよろしくお願いいたします。

https://ofuse.me/users/salicuskammerchor

リモートで多重録音。売れるものを作ろうと思ったのは、この状況がこの先ずっと続いたとして、それでも音楽家として生きていける、そういう仕組を作らないといけないと思ったからで、そりゃ、コロナ禍が収束して、元通り活動ができるようになればそれに越したことはないけど、そうならなかったとき、ただ待ってるだけでは音楽家は絶滅するぞと思ったのです。

今回の試みは結構いい線いったんじゃないかなと思います。

これから規模を拡大して、Salicus Kammerchorとしてライブ配信で収益を上げていけるようにまた工夫していきたいです。

多重録音そのものも、もっとうまくできるし、多重録音ならではの工夫の仕方があると思います。

もっと生き生きとした、ため息の出るほど美しく、胸が一杯になるような作品を作っていきたいです。

今回の作品は、以下のサイトから買うことができます。

https://salicus.thebase.in/categories/2466900

また配信自体も1週間限定でアーカイブを残しておくので、よかったらまた覗いてください。

https://www.youtube.com/watch?v=bjbA3RPRr8k

いやー面白かったなあ。


多重録音の可能性

さて、最近いろんなところでリモートアンサンブル、リモート合唱の試みがなされていますが、私の周りで一番イカれてるプロジェクトはこれです。

100人喉歌チャレンジ。この時点でまだ37人分ですが、既に超面白い笑

今はもっと凄いことになってます。

これはコエダイr合唱団のバージョンですが、一般参加バージョンもあって、こちらはどなたでも参加できるのでよろしければ入れてみてください。

それで、結構これにひけをとらないくらいイカれたプロジェクトだと思ってるのが、タリスの40声モテットの企画で、只今47名様に応募いただいています。希望者全員に30分ずつレッスンすることになっているので、6月の私の予定は既にパンクしそうです笑

https://is.gd/6NEVy7

女声は定員に達しましたが、男声のお申込みはまだまだ大募集しております。

ぜひこの壮大な作品を一緒に作り上げましょう!

これ、マニュスクリプトなんですが、縦長すぎて笑えますよね。

タリスって控えめな人だったらしいですが、どういう人がなんのためにこれ発注したんですかね。

謎です。それに応えられるタリスの技量もとてつもない。

そして多重録音は合唱団の練習にも取り入れてますが、最近J. S. バッハのコラールを録音しました。

もう大好きなんですよねこのコラール。

オルガン入れると結構ごまかせます笑

うちのローランドちゃんが少し活躍しました。

私鍵盤ほんと弾けないので宝の持ち腐れなんですよね。

サリクスのリハーサルで通低弾いてもらうために買ったので、まさか自分がこんなに弾くことになるとは、蕨にいた頃を考えられませんでした笑

今回あげた動画はこれ1曲ですが、こんな感じで作った多重録音が、エレウシスの方では今12曲あがっています。

もう1曲、音源だけあげちゃおう。

それぞれ好きなバランスで聴けて、一緒にカラオケできて、録音できます。

団員募集中ですので、やってみたい方はご連絡くださいませ。

g.sakurai.office@gmail.com

多重録音のススメ

多重録音のススメ

こんにちは

今日わたし、久しぶりに歩きました。

ほんと家から出なくて、出るときは走りに行くか、自転車でスーパーに行くかだったので、気づいたら多分2週間くらい歩いてなかった気がします。

今、歩いてみたら足の関節という関節がバラバラになってて笑いました。

で試しに走ってみたんですけど、そうするとバチィって身体がまとまるんですよね。

走ることと歩くことってこんなに違うんですね。

まあまあそこそこ運動はしてると思ってましたが、走るだけじゃなく歩くこともしなきゃならないと思いました。

驚きました。ほんと。


さて、前回のブログで書きましたドイツの友達の話なのですが、もう一つ印象的だったことがあったのですが前回書くのを忘れていました。

電話で彼、「こういう状況になって何かポジティブに捉えられることあった?」て聞いて、私「うん。ないね。」ってその時わりと即答したんですね。

でその言葉が心の片隅にあって、翌日か翌々日か、あったんですよ。ポジティブに捉えられることが。

その時のツイートがこれです。

いやあ。これが引き寄せってやつなんでしょうか。

実際驚きましたね。こんなに多重録音の練習効果が高いとは。

やっぱり他人よりも自分の耳が自分に一番厳しいんですよね。

他人は感じたままを言わないけど、自分は自分に罵詈雑言浴びせられますしね。

これまでもたいていのリハーサルは録音して後で聞きなおすようにはしてたんですが、自分の声だけにこんなに長時間向き合うってことはなかったですからね。

リハーサル録音の場合はある程度時間がたってから、たいていは電車の中で聞いてて、その場では声出せないですけど、多重録音やってると、歌った直後にすぐ聴いて、発声体感と実際の音響の誤差を確認してその場でその誤差を埋めるということができるんですね。

でそれを何度も何度も繰り返す。そりゃあ上手くもなるわと思います。

自分の足りない部分がわかって、そこを埋めればまあまあ聴けるくらいのことはできるということがわかってきたし。これは小さな光かもしれない。

自分の下手さに打ちのめされて、けどそれをリカバーするチャンスがある。

ある意味理想的な練習なのではないだろうか。

あとは編集ですね。

歌った後ズレとかなんかを編集で手直ししたり、音響効果を加えていろんな音響で聞いたりできるんですけど、その過程にまた学びが大きい。

視覚的に波形が見えたり、何セント音が高い低いというのがわかるし、どういう倍音が出てるかもわかる。

そうすると自分の声の特性とか歌い癖、音程の取り方なんかが見えてくる。

それもすべてのパートを自分でやってるので、音域ごとにできること、できないこと、特徴ってのが実践を通してわかってくる。

実はそういう機会ってないですよね。僕も普段いろんなパートを歌ってますが、今日はアルト、今日はバス、とか、午前はテノールで午後はバスとかそういうことはあっても、バス歌って10秒後テノールでまた10秒後アルトでまた10秒後ソプラノでまた10秒後バスとかそういうことはないですもんね。笑

発声練習ではかなり広い音域を練習しますが、やはりこれは型であって実戦ではない。

他にもいろんなことがわかりました。今タリスの40声のモテットを多重録音してるんですが、私の担当はバリトン7・8とバス1-8の10声なんです。

これ音域がほぼ同じでそれが10声分それぞれ10分あるので、ほんとに1日中おんなじ音域をずーっと歌ってる感じになるんです。

これね。発声のバランスを崩しました。ちょっと高いほう練習してからまたバスに戻るというようなことをやった方がうまくいく。

つまりソプラノからバスまで全部歌ってる時の方がうまく歌えていて、ずーっとバス歌ってる時の方がうまくいかない。

そういうこともわかってきました。

以上自分自分の多重録音の実践を通して得たことですが、これはこういう状況が生んだポジティブと捉えられることです。


更に、ここまでは自分の練習としての多重録音ですが、もう一つ、合唱団の練習としての多重録音も、以上のことに加えてメリットがあると思います。

今合唱団で使ってるのはsoundtrapというサービスなのですが、これ作った人に僕は一生足を向けて寝れないくらいお世話になってます。笑

もうほんとに素晴らしい。ありがとう。超ありがとう。感謝。超感謝。

それで合唱団としてのメリットなのですが、これ自主練がはかどるみたいです。

普段対面練習だけ行っている状況だと、なかなか自主練ってやらないですよね。もちろんやってる人もいると思います。でもお仕事されてる方の多くはかなり難しいですよね。週に30分でも合唱の練習の時間作るの。

それも一人でそもそも練習できるという人とそうでない人がいますし、やっぱり合唱の個人練習にモチベーションがわかないという人も多いと思います。(これは指導者の大きな課題でもあります。いかにしてメンバーの個人練のモチベーションを上げるか)

soundtrapに私が仮歌を入れておけば、読譜力に難ありの方でも一緒に歌うことができます。いわゆる耳コピですが、ある意味グレゴリオ聖歌の練習としてはオーセンティック!(しかし読譜力向上の課題は未解決のまま。。。)

あとsoundtrapって参加者が更新するとメールが飛ぶんですね。それで、あ、今○○さんやってんだなーというのがわかる。

こっちとしてはヨシヨシって安心するし、メンバー同士だと、あ、私もやんなきゃな、とか、ちょっとした焦りを感じることもあると思います。

鬼のようにsoundtrapで自主練してる人と、全然やってない人とで実力差が開いていけば、soundtrapで自主練すれば、うまくなるんだということの証明にもなる。

そう。だから今私が思っているのは、私が上手くなることが、多重録音の練習効果を証明することになるんだということ。

それもモチベーションになってます。絶対うまくなってやるんだと。私が上手くなれば、みんな多重録音で練習しようという気になるでしょう?

あの糞みてえな歌しか歌ってなかった櫻井が最近結構聞けるらしいよ。どうやら多重録音をやってるそうな。え?多重録音ってそんなにいいの?私も試してみようかしら。みたいな笑

それで、ここ2か月くらいの自分の成長の証を残すために一つ、コラールを歌ってみました。1パート2人ずつのオレ。オルガン8フィートのオレ、16フィートのオレ、コラール旋律をオルガンで弾くオレ。です。

https://youtu.be/BQgPZ9j3UwA

まだソプラノは糞下手くそだし、バスも全然ダメなんですけど笑、それでも2か月前のオレからは飛躍的に上手くなってます。

また1か月後くらいに、メルクマールとして残していけたらいいなと思います。多重録音の練習効果を知るためのビフォーアフターですね。

この曲は今合唱団エレウシスでやってる曲で、この録音はそのままsoundtrapにアップして練習に使います。


それで最後に、この多重録音を使った企画を二つ、紹介したいと思います。

一つは今週末、サリクスの第6回定期演奏会をやる予定だった5/22に行うEnsemble Salicusのライブ配信です。

多重録音で作った作品を発表し、4人でzoomでトークします。

トーク&ライブみたいな雰囲気になれば。

録音はなかなかの出来になったと思います。この状況でしか生まれない作品を、残しておく必要があると思うんですよね。

というのはこの方法ということではなくて、この状況の私たちの心気体の状態でしかできないことがあるということです。

必ずしも、順風満帆の時の演奏が、いい演奏とは限らないですよね。

詳細こちらです↓

https://www.salicuskammerchor.com/post/%E7%AC%AC1%E5%9B%9E-remote-ensemble-salicus-live-%E8%BB%A2%E3%82%93%E3%81%A7%E3%82%82%E3%81%9F%E3%81%A0%E3%81%A7%E3%81%AF%E8%B5%B7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%84%E8%80%85%E3%81%9F%E3%81%A1


もう一つ。多重録音を利用したアマチュア参加企画を立てました。

タリスの40声のモテットSpem in alium、なかなか演奏機会がなくて、私もいつかやりたいなあと思っていたのですが、多重録音なら可能だし、僕みたいにこの曲にあこがれを持ってるアマチュアの方にも参加してもらえれば、この時期にしかできない面白い録音作品が出来上がるのではないかと思いました。

この楽譜笑えますよね。縦長すぎだろ笑

募集3日ですでにソプラノは当初の予定の1.5倍の12人の方にお申込みいただいておりまして、驚いておりますが、ひとまずソプラノも含め募集を継続し、ほかのパートの集まり具合も見ながらどういう編成で作品作りをするか検討したいと思います。

パートバランスなんかも、結構どうにでもできるというところもまた多重録音の強み。フレキシブルに対応していきたいと思います。

まだ男声の方のお申し込みが少ないですが、この曲男声のパートの方が多いので(女声16パート、男声24パート)、奮ってご参加いただければと思います。

リアルで演奏することがますます難しい40声のモテット。これは千載一遇のチャンスかもしれません。

曲としては非常に壮大ですが、一つ一つのパートそれぞれはそんなに難しいことはありません。音域的にも、音の動きにしても。

全く臆することはないです。ぜひ一緒に作り上げましょう!

詳細こちらです↓

https://www.salicuskammerchor.com/post/%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AB%E3%82%AF%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%A4-ensemble-salicus%E3%81%A8%E6%AD%8C%E3%81%8640%E5%A3%B0%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%86%E3%83%83%E3%83%88