引っ越しました

更新が滞っておりまして申し訳ありません。

先日のカペラの公演、お越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。

ビュノワのミサを全曲演奏するのは初めてのことで、大変素晴らしい経験をさせていただきました。

この曲の一部を今秋のEnsemble Salicusでも演奏する予定ですのでどうぞご期待ください。

ほんとに変わったミサで、この動画はクレドの最後の部分なのですが、リズムが拮抗しまくってもうカオスそのもの。しかも最後は定旋律のテノールが沈黙し3声のオクターブで終結します。5度もなしです。全くただのオクターブ。

前半がこれでおしまいだったのでとーっても拍手しづらそうでした笑

そもそも曲の最後でパートが欠けてるのってかなり斬新というか、滅多にお目(お耳)にかからないですよね。

フォンスのスタッフの方がなんとも素敵すぎるものを作ってくださいましてみんなで写真を撮りました。インスタ蝿〜


さて、カペラの公演翌日朝から引っ越しして、江戸川区民になりました。

最大の利点は自宅レッスンが可能になったこと!

これはデカイ!

ということで皆様こぞってうちにレッスンに来てください笑

あと寒くない!前の部屋は二階建ての二階だったので、冬寒く夏暑かったんですよね。

今の部屋はこの時期でもエアコン付けずに生きれます。

ゴイスー!

日当たりが良くて日のあるうちはほんとあったかいです。(夏が心配)


あとね、個人的にものすごい大ニュースなんですが、将棋がアマ二段になりました。

多分もう2年くらい初段で足踏みしてたので、昇段の瞬間は震えました。

やっぱり引っ越しで気が上向いてたんだと思います。


さて本業の方は次は2/10.11に本番があります。

フォンスフローリスの発表会なのですが、今回はアンサンブルグループと古楽院と2日に渡っての発表会です。

10日はヴォーカル・アンサンブル アラミレと、Coclicoというグループのエキストラで参加します。

アラミレはオケゲムの5声のモテット”Intemerata Dei mater”を演奏します。

もーオケゲム!まさにオケゲム!という曲です。すんごいオケゲムです。

今日もリハだったのですが、複雑なうねりに心躍ります。引っ越しの疲れが吹っ飛んで目がギンギンになります笑

Coclicoではラリューのモテット”Considera Israel”を演奏します。3部構成の壮大な作品です。昨年ラリューの没後500年で、古楽院でも集中して取り組んできました。

Coclicoは茨城のグループで、今度リハーサルで茨城まで伺います。楽しみです。

そして11日は古楽院の方の発表会。私はルネサンス音楽入門の皆さんと、ラリューの”Absalon fili mi”を演奏します。

この曲はまさに黒ラリュー筆頭の曲で、入門の講座で扱うにはなかなかハイレヴェルだと思いますが、皆さんがんばってます!

また今回ヴォーカル・アンサンブル カペラが11日の方に特別出演します。

ラリューのミサ「アヴェ・マリア」を歌います。こちらはいかにも白ラリュー、名曲です。

古楽院受講をお考えの方も、出演者のお知り合いの方も、カペラの演奏をお聴きになりたいという方も、皆さまこぞって足をお運びください。

お待ちしております。


おまけ

私の父が作った楽器「ポリゴノーラ」のウェブサイトoto-circleのメルマガに寄稿しました。

題して「櫻井家のおかしな人々」

今回は(序)ということで、私がいかにニッチな業界にいるかということを切々と語っております笑

よろしければご覧ください。

https://t.co/Jo15YJYsJX?amp=1

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

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サリクス通信

サリクスの最新情報や、ここでしか読めない特集記事を配信しています。

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

繁忙期

秋ですね。

ほんと忙しい笑

9月末でSalicus Kammerchorのサポート会員募集を締め切りまして、おかげさまで多数の皆さまにお申込みいただき、ほっとするのも束の間。

次々とイベント、演奏会が続きます。


先週末、土曜日はアラミレ、先日演奏会を終え、来期に向けて指導しました。

来期はオケゲムに取り組みます。

新シーズン初回練習では、渡辺くんが全体のグレゴリオ聖歌の練習をし、別の部屋で私がメンバー一人一人のボイトレを行いました。

20分ずつ7人を連続でボイトレするというのは初めてで、目が回りましたが、新しい試み、とても充実していたと思います。


日曜の午後はバッハカンタータアンサンブルのリハでした。

演奏会が近いのでオケと合唱と合同でのリハーサルが始まっています。

今回私また花井先生の代わりに振らせていただきますが、曲目がなかなかエモーショナル。

180番は私がカンタータクラブで初めて定期演奏会を振った時に演奏した曲、102番はその前年の定期で歌いました。

177番は今回初めてですが、アルトのコンティヌオアリア、オーボエダカッチャオブリガートのソプラノアリア、ヴァイオリンソロとファゴット(!)オブリガートのテノールアリアがあり、変わり種すぎて面白いです。

その上このカンタータはコラールの全節に付曲した、純粋コラールカンタータです。

これも実はバッハのカンタータではかなり珍しいです。

そしてさらに今回いつもと違うのは、管のエキストラにカンタータクラブの仲間を呼ぶことができたということです。

フルートは同級生のかっぴーこと岩崎花保、今回なんとリコーダーデビューもします!

オーボエには倉澤唯子。私が院一年生の時に学部一年生で入ってきて、長く成長を涙ぐみながら見守ってきました笑

2人とも今回カンタータクラブ関係以外では初共演です(多分)

そしてソリストには輿石まりあ、富本泰成、小池優介、もちろんヴァイオリンには丸山韶。

いつものメンバーです。それぞれ日進月歩で毎回驚かされます。そしてほんとうに私にとって励みになります。

本番は11/3です。

詳細はこちら


書くことが多すぎるので今回は一度ここで締めます。

今晩にでも続きを書ければ、、、。

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Salicus Kammerchor

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第6回ワークショップ

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残り9枠です。お急ぎください!

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アラミレ及び原村オルガンコンサート終演

アラミレ及び原村オルガンコンサート終演

先週土曜日、アラミレの演奏会が終演しました。

お越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。

今回アラミレは非常に複雑なラ・リューのミサに挑戦しました。

大変やりがいある素晴らしい作品でした。

4声のメンスーラカノンも、なかなか音楽的に歌えたのではないかと思います。

来年はオケゲムになりそうなので、こちらも楽しみです。


日曜日に市川でバッハカンタータアンサンブルのリハをした後、その足で原村に向かいました。

花井先生の車で、トミーとゆきえさんと一緒です。

米沢陽子さんのオルガンレクチャーコンサートの助演のためです。

演奏会は昨日終了しましたが、なかなか聞くことのできない、ファエンツァ写本のキリエや、ラリューのSalve reginaをアルテルナティム(オルガンと交互に演奏)で演奏できたことは非常に貴重な体験でした。

またコラールVater unserを様々な作曲家で1節ずつアルテルナティム風に演奏したのも、サリクスの第1回定期でNun lob, mein Seel den Herrenを様々な作曲家で演奏したことを思い出し、楽しかったです。


それで今日は車山に4人で登ってきました。

花井先生がトンボを指にとまらさせて、それをトミーが撮ってるのを撮ったやつ。

トミーの新しい宣材写真

岩と同じ顔。

ヤッホーのやつ。


そして山小屋でボルシチをいただいていると、急に私のメガネがポキっと折れました。

この悲しそうな顔、、、

しかし転んでもタダでは起きないのが櫻井の櫻井たる所以。

ボイトレ用のストローと製本用のサージカルテープを駆使してくっつけました。

ほら!前よりオシャレ!

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Salicus Kammerchor

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2018-19年シーズンサポート会員募集中!

バッハのモテット全曲演奏会、全曲録音に向けてご支援どうぞよろしくお願いいたします!

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ラインベルガー校訂『ミュンヘン写本』第1集 4−5声のドイツ語モテット

ラインベルガー校訂『ミュンヘン写本』第1集 4−5声のドイツ語モテット

今日は少し冷えますね。

まいどまいど宣伝すみません。宣伝が増えるのは私ががんばってる証でもあるので、暖かく見守っていただけると嬉しいです。

今日紹介するのは、

ラインベルガー校訂『ミュンヘン写本』第1集 4−5声のドイツ語モテット

という楽譜です。

なんとわたくしの名前が、「監修」ということで載っております。

ラインベルガーの楽譜で櫻井が監修?!

ちょっと説明が必要かと思います。

この「ミュンヘン写本」というのは、ラインベルガーが、先人の作曲家の声楽作品を書き写し、その際移調したり、デュナーミクを追加したり、ラテン語の作品にドイツ語の訳を(おそらく自作して)付記した手稿譜集です。

この手稿譜集には、35の作曲家の49の作品がラインベルガーによって「校訂」され、収められています。

ラインベルガーが先人たちの声楽作品をどのように捉えていたのか、歴史的に非常に興味深いのですが、これまで出版されたことがなかったのだそうです。

そこで今回これを出版する運びとなったのですが、何しろ49曲もあって、一度にそれを出版するのも難しいということで、これを数曲ずつ、合唱団による実用について考えながら、一つのステージとして演奏会で取り上げやすように選曲する、この作業を私が担当しました。

ということで、「監修」というのはいささか大げさなのですが、ここに含まれる作曲家の多くがルネサンス期、バロック期の作品ということで私が選曲作業をさせていただきました。

第1集となる今回、選曲したのは以下の6曲、

Gallus Dressler / Ach Herr in deine Hände

Leonhard Lechner / Allein zu dir

Christoph Thomas Walliser / Der erste Psalm (Beatus vir)

Andreas Hammerschmidt / Zion spricht der Herr hat mich verlassen

Antonio Scandello / Lasset die Kindelein zu mir kommen

Giovanni Pierluigi da Palestrina / Das Wiederfinden

このうち最後のパレストリーナはラテン語のモテット “Veni, dilecte mi”のドイツ語訳で、ラインベルガーの物凄い走り書きの読みにくい字を解読するというのも私が担当しました。

なんだかタイトルが不統一なのですが、ラインベルガーの書いたそのままを採用しています。

あちこちでお買い求めいただけるようですが、私のところにもあと2冊だけ在庫がありますので、ご入用の方はぜひ私にお問い合わせください。


さて直近の演奏会ですが、今週末、アラミレの演奏会がございます。

昨年一昨年の録音がアップされていますので、よろしければご覧ください。

Heinrich Isaac (1450/55-1517), Kyrie from “Missa Comme femme desconfortee”

Josquin des Prez (1450/55?-1521), “Stabat Mater dolorosa”

Adam Rener (ca.1485-ca.1520), Credo from “Missa de Beata Virgine”

Facebookのイベントページはコチラです。
https://www.facebook.com/events/421379221680984/

公式ホームページはコチラ。
http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html

この演奏会に関して以前に書いたブログを再掲しておきます。

特に一つ目の記事は私の書いた記事の中で最もアクセス数の多い記事です。

ラ・リューのミサ《ロム・アルメ》がヤバすぎる件について
https://goo.gl/CnDWX4

アラミレ合宿2018
https://goo.gl/wMUQd8


そしてアラミレの演奏会の2日後、17日の月曜祝日には長野県は原村で演奏会がございます。

今年の3月にオルガン研究会例会でお世話になった、米沢さんのレクチャーコンサートにお邪魔させていただきます。

グレゴリオ聖歌のキリエ、ラ・リューのSalve regina、コラールの”Vater unser”などをオルガンと交互に演奏いたします。

米沢さんによるレクチャーも楽しみです。

避暑にいかがでしょうか(最近涼しいけれど)


Salicus Kammerchor2018-19年シーズンサポート会員ですが、只今33名の方に定期会員にお申し込みいただいております。お申し込みくださいました皆様、誠にありがとうございます。

目標の定期会員100名様まであと67名様!まだまだまだまだでございます。

拡散にご協力いただけると本当に嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします!

https://www.salicuskammerchor.com/support


ワークショップの受講生も募集中です。こちらは10/14です。

腰を据えてネウマと自分の声とに向き合う良い機会になると思います。

定員がありますのでぜひお早めにお申し込みくださいませ。

https://www.salicuskammerchor.com/workshop

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夏の終わり

夏の終わり

もう8月が終わりますね。

今年は猛暑とタイフーンが交互にやってきて、もう疲れましたね。

もう、夏ってほんと、息してるだけで疲れますよね。

疲れるくらいならいいんですが、暑いと人が死にますからね。ほんと恐ろしい。

皆さま引き続き猛暑とタイフーンにお気をつけてお過ごしください。


8月が終わりますと、Salicus Kammerchorにとっては勝負の月、9月がやってまいります。

なぜ勝負かと申しますと、サリクスは年度の区切りを10月始まりにしておりまして、9月は来シーズンのサポート会員締切があるのです。

というわけでSNSのタイムラインが騒がしくなるかと思いますがどうぞご容赦ください。

2017-18シーズンは、おかげさまで68名の方に定期会員にお申込みいただき、ご寄付も42口賜りまして、無事シーズンを終えることができました。

皆さま応援誠にありがとうございました。

来シーズンは念願のバッハのモテット全曲演奏会、全曲録音を控えております。

目標を定期会員100名様に定めまして、より一層のご支援を賜れますよう努めてまいりたいと思います。

定期会員特典のCDを目下製作中ですが、なかなか豪華な内容になりそうです。

非売品ですので、こちら入手されたい方は是非定期会員にお申込みください。

詳細はこちら→https://www.salicuskammerchor.com/support


さて、わたくし櫻井はといえば、先週毎年恒例の、サマーアカデミーに行ってまいりました。

どうしても外せない仕事が複数重なりました関係で初日と二日目のみの参加となり、特別演奏会には参加できませんでしたが、客席よりリハーサルを見学させていただきました。

舞台上からはわからない小林先生の挙動、ステージを覆う音楽の全体像を垣間見た気がいたしまして、特に二日目のリハーサルでの45番のコラールは本っ当に素晴らしく、先生の音楽の真髄を見た思いでありました。

本質をしかと見据え、枝葉を枝葉として扱うという、基本的な姿勢を貫くことの大切さを改めて実感いたしました。


全然関係ない話ですが、先日私のTwitter投稿がプチバズりました(私にしては)

これです↑

このブログ記事自体は半年くらい前の記事なのですが、ちょっとキャッチコピーを思いついたので、Twitterにコピーとともに投稿してみました。

私のブログ更新のお知らせなんて、いつもはリツイート多くて5、とかなんですが、ほんとキャッチコピーって凄いですね。

コピーライターという仕事が存在する意義を実感しました。

アクセス数も、それまでトップだった「魅惑のカルグラ地獄」をあっという間に抜いてしまいました。

やってることには自信があっても、それをどう伝えるかということにもっと注力していかなければと思いました。


お知らせ

重ね重ねで申し訳ありませんが、Salicus Kammerchor2018-19シーズンサポート会員、是非ともよろしくお願いします。

https://www.salicuskammerchor.com/support

Salicus Kammerchor第6回ワークショップの募集を開始しております。

あなたもレッツネウマ

https://www.salicuskammerchor.com/workshop

Ensemble Salicus演奏会チケット発売中です。

今回は席数が少ないのでお申込みはお早めに!

https://www.salicuskammerchor.com/concert