繁忙期2

繁忙期2

お昼にアップした記事の続きです。

先週日曜の夜から昨日の夕方にかけて、シグナスのメンバーが東京に集まってリハーサルしました。

シグナスは全国各地にメンバーが散らばっているのでなかなか集まることも難しいのですが、貴重なリハーサルでは新曲を沢山音出しすることができました。

シグナスは、僕にとってとても居心地がよくて、家族みたいな感じです。

安心して声出せるというか、焦ったり、ピリピリしたり、ギスギスしたりというのがないんです。

意外とこういう状態をキープしたままリハーサル、本番を重ねていくというのは難しいと思うのですが、シグナスは自然とそういうことができる珍しいグループなんじゃないかなと思います。

それで、東京でリハーサルをやっているとSNSでアップすると、2日目にはジャパンユースやジャパンチェンバーの仲間が訪ねて来てくれました。2人も(3人かな笑)。

前述のように、日本各地にメンバーが散らばってるので、CDにみんなのサインを書くというのもなかなか容易でないんですよね。


今回も沢山面白い写真が撮れました。

この日、大瓶ビールを10本飲みました。

おそらくその8割がたはプロビーラーの西久保さんが飲みました。

この写真は2日目ですが、拓さんの顔が認証されてないところがミソです。

あ、シグナスのCDはこちらから買えます。

是非どうぞ!

私に会える方は是非私から買ってください。うちにまだ在庫が、、、。


日月とシグナスで、今日はカペラのリハーサルでした。

カペラの本番は明日!カテドラルです!

ビクトリアのレクイエム。超有名曲です。

有名な曲ですが、これをグレゴリオ聖歌入りの典礼形式で聴ける機会はなかなか無いと思います。

しかもおそらくカペラ史上最大編成?の13人のゴージャスなサウンドがカテドラルに響きます。

実に楽しみです。

演奏詳細


そして今週末はいよいよサリクスのワークショップ、今回はグレゴリオ聖歌に加え、今年没後500年のメモリアルイヤーを迎える、ラリューのモテットを取り上げます。

フェイスブックのアカウントでも取り上げておりますが、なかなか面白い曲です。

グレゴリオ聖歌も今回、写本ごとにネウマを見比べながら歌うということを演る予定です。

今回はこれらの曲を、発声のテクニックの面からもアプローチします。

発声の講師は富本泰成。

トミーとはバッハカンタータアンサンブルでも、カペラでも、ワークショップでも一緒ですね笑

毎回新しいことを取り入れながらワークショップを行っております。

リピーターの方も、そうでない方も大歓迎ですのでぜひお申し込みください。

定員まで残り9枠となっております。

https://www.salicuskammerchor.com/workshop


今月はさらに来週末はコエダイr合唱団コブシ研究会のワークショップもあり、また助成金の申請!も迫っており、ほんと忙しいです笑

ひえーーー。

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Salicus Kammerchor

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第6回ワークショップ

受講生募集中!

残り9枠です。お急ぎください!

https://www.salicuskammerchor.com/workshop

 

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公演情報

次回はEnsemble Salicusの演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

をウェブ販売しております!

http://www.salicuskammerchor.com/goods

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サリクス通信に加藤拓未、渡辺研一郎が登場!

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

 

感謝感激!!

感謝感激!!

 

去る9月30日、Salicus Kammerchor2018−19年シーズンのサポート会員、お申込みを締め切りました。

結果は定期会員96名様にお申し込みいただきました!

目標の100名様にはほんの僅か届きませんでしたが、かなり迫ることができました。

お申し込みくださいました皆様、誠にありがとうございました。

昨シーズンが68名様だったので、大躍進と言っていいのではないでしょうか。そしてそれに加え、今回はご寄付がかなりの口数になりまして、来年の「J. S. バッハのモテット全曲演奏会・全曲録音」に対する期待の大きさを感じました。


そろそろモテット全曲の後の構想について具体的に考えていかなければならない時期に来ているのですが、私の頭の中にはあります!しかしどのくらい勝算があるかというところがまだ詰められていないので、公表はもう少し後になります。

少しだけ漏らすと、カンタータをまたちょっとずつやろうかな。と思っています。


さて、Salicus Kammerchorの直近のイベントは、10月14日のワークショップです。

グレゴリオ聖歌と、ラ・リューのモテットを取り上げます。

定員がありますので、お申込みをお考えの方はお早めにどうぞ!

毎回参加してくださっている方でも充分得ることのあるワークショップになると思いますので、リピーターも大歓迎です。

レッツネウマ!

ところで僕のページを見てくださっている方みんながネウマをご存知とは限らないと思うので、ここで改めて紹介します。

これがネウマだ!

上にタイプしたのが写本の名前です。

これはワークショップで取り上げるグレゴリオ聖歌(11月30日のEnsemble Salicusの演奏会でも演奏します)で、全部同じ曲です。

歌詞が書いてあって、その上にあるうねうねとした記号がネウマです。一番上はラン式のネウマで、2個目以降はすべてザンクトガレン式と言われるネウマです。

これは写本による微妙な違いを比較するために作った資料なのですが、ワークショップではこれらを使って実際にどう違うのか歌ってみようと思います。

そして後半はラ・リューのモテット、これもなかなかおもしろい曲で、2つのテキスト、2つの定旋律が共存しているモテットです。

ルネサンス・ポリフォニーってどう歌ったらいいかわからないという方はぜひご参加ください。

迷いなく歌えるようになります。


そして!このワークショップの前にカペラの演奏会があります。

ビクトリアのレクイエム。有名曲ですね。しかし、グレゴリオ聖歌を交えた典礼形式での演奏となるとなかなか聴くことができないと思います。

今回6声の曲なので12人編成!と思いきやバスを強化するために西久保さんもオンステくださることになり(チラシには載っていません)、なんと13人編成の豪華な布陣!

カテドラルに響き渡る荘重なサウンドに思いを馳せるだけで涎が出そうです!

 

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Salicus Kammerchor

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やりたいこと

今日から8月5日の第3回デュファイ祭のためのリハーサルがはじまりました。

カペラとして出演します。

デュファイめっちゃ面白いです。とんでもなく複雑で変化に富んでいて、時に相当トリッキーで意外性あってスリリングです。

なかなかまとまって演奏する機会というのもないので今回とても楽しみです。

超どうでもいいですが、今日生まれて初めて楽譜に丼(どんぶり)を発見したので御覧ください。

見てくださいどう見ても丼(どんぶり)。


今回私は基本的にはバスを歌いますが、バランスの関係でコントラテノール(アルト)も歌います。

あんまり普通のことではないかもしれませんが、自分としてはいろんなパートが歌えるようになりたいなあと思っているので、そういう意味でも楽しみです。

あ、それより圧倒的に凄いのは7月21日の八重桜×八咫烏のコンサートでトミーがやる、女声合唱のアルトと男声合唱のトップテナーと混声合唱のアルトとテナーを歌うってやつですね。八面六臂とはこのことか・・・。

私は男声合唱でトミーと一緒にトップ歌うのでぜひ聞きに来てくださいねーー。

チケットひょっとしたら売り切れちゃうかもしれないのでお早めにご予約ください。


最近加藤一二三先生の「鬼才伝説」を読んでるのですが(そのうち読書感想文書きます)、本当に凄いです。まえがきから鳥肌が止まりません。

全人類、全人類史上彼しか経験のしていないことがあって、そういう人の文章は実に力強く美しい。

彼の残した数々の記録の中でも、公式戦2505対局、1180敗は特に未来永劫破られることのない記録なのではないかと言われています。

14歳でプロデビューして(藤井聡太に破られるまで半世紀以上最年少記録を保持)以来77歳で引退するまで不戦敗が一つもないそうです。鉄人ですよ。63年間一度もですよ。

普通の人から見ればただの変人なのかもしれないけど、道を極めようと一心不乱な姿勢というのはもう、人の心を打ちますよ。

というわけで私がネクタイをちょーっと長めにしてるのはひふみんリスペクトってことですので笑


最近思うんですけど、世界中の誰もできないorやったことがないってのは、自分ができないorやらない理由にはならないんですよね。

音楽で言えば、だれも音楽の真髄、本当の音楽、音楽そのものにはたどり着いたことがないし、そんなことは不可能なのだからといって、それを求めないという理由にはならないんです。

将棋もそうで、天文学的な手のバリエーションを前に人間は全てを読むことはできないんですって。将棋を指すことは宇宙の真理へ至る道を追求することだと。

私達のやっていることとよく似ています。

誰もできないこと、やったことのないことを追い求めるのが私達のやってることなんですよね。

三十路にもなって何夢みたいなこと言ってんだって笑われそうですけど、(”But I’m not the only one”)現状維持の向上心のない年寄りにはなりたくねえなって思います。

「ネウマ的にJ. S. バッハを歌うという」のもその一つですが、最近は「バーバーショップのアンサンブルクォリティでポリフォニーを歌う」ってのを思ってます。

バーバーショップカルテットって、世界で最もアンサンブルに対して厳しい耳をもったジャンルなんじゃないかなと思います。

そういうクォリティでポリフォニー聴けたら最高だろうな。デュファイとかね。

Ensemble Salicusでは、グレゴリオ聖歌ももちろんだけど、そういうところも目指していきたいです。

こういうのあったらいいなあってのが世の中に無いんだったら、自分でやるしかないですよね。ワクワクします。

昔声楽の先生に、「君にできるかどうかわからないけど、僕にもできなかった」という最高に誠実で、体の奥底から熱いものが湧き出てくる素晴らしい御言葉をいただいたことがありました。

逆に言うと「僕にはできないけど、君にはできるかもしれない」ってことも言えますよね。

しかしまあ「僕にできないから君にできるわけない」と思ってる人の方が多いように思います。

そんなやつおらへんやろ、ちっちきちーってやつですね。

自分のモノサシで他人を計るのやめて欲しいですよね。

ホント。

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ヴォーカル・アンサンブル カペラ 「ジョスカンのモテット・シャンソン演奏会」|明日

名人戦で羽生さんが負けてショックを受けている櫻井です。

通算100期目前で逃しましたね。

第6戦もジリジリとした展開で、2日目夕方あたりから少し羽生さんが良いかと思いましたが最後は結構急転直下、紛れのない一本道に入ってしまって、こういう負け方あんまり羽生さんの将棋で見たことない気がして、ショックでした。

しかし天彦さんの将棋は本当に不思議、どうしてこれで良くなるのか分からない手とか、一見一貫性の無い手が連続したりするんだけど、いつのまにか良くなってる。

本当に不思議です。天彦ワールドでしたね。


趣味の話はこれくらいにして、明日はカペラの由比ヶ浜公演、明後日はカテドラル公演です。

モテットとシャンソンの演奏会は3回目ですが、毎回テキストの量が多くて大変です笑

いつもはミサなので、大半のテキストは毎回同じなのですね。通常文の安心感笑

今回は嘆きや改悛にまつわるモテットと、同じく嘆きにまつわるシャンソンということで、テーマの重さという意味でもいつもと少し雰囲気が違うように思います。

昨年Salicus KammerchorでやったジョスカンのPater noster / Ave mariaもやります。サリクスとはまた違った雰囲気になってますのでご期待ください。

花井先生の解説が期間限定で公開されていますので是非ご覧ください→ https://fonsfloris.blogspot.com/2018/06/6.html


カペラが終わると八咫烏と八重桜のジョイントコンサートがあります。

もうリハーサル始まっているのですが、私は今回初めて全曲トップを歌うことになりました。

最初はバリトン、前回はセカンドだったので、きっと次回あたりバスを歌っていることでしょう(嘘)

何しろトップテナーは消費カロリーが凄いので、痩せないように頑張りたいと思います。


カペラではバス、八咫烏ではテナーを歌っていますが、シグナスではアルトを歌っています。

シグナスのCD、私のところにもまだ沢山在庫がありますので、お持ちでない方は是非!

そしてこちらのネタ動画も面白いので是非ご覧ください。

https://youtu.be/8np4WJ1Gia8

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カペラ | ジョスカン・デ・プレ モテット・シャンソン連続演奏会3

カペラ | ジョスカン・デ・プレ モテット・シャンソン連続演奏会3

カペラの6月公演のリハーサルがスタートしました。

今回はジョスカンのモテット・シャンソン連続演奏会の3回目です。1回目は2014年、2回目は2015年だったので久しぶりですね。

今回もなかなか歌いがいのあるプログラムです。

前半は1曲10分以上あるモテットを3曲と短めのものをもう一曲、プラスグレゴリオ聖歌です。

後半はシャンソンを6曲ほど歌います。

グレゴリオ聖歌を定旋律に持ったシャンソンなんかもあって大変興味深いです。

いつものミサと違って、モテットもシャンソンもとにかくテキストが多くて、しかもシャンソンはフランス語なのでもう脳がぱんぱんになります。


今回私が個人的に楽しみなのは、前半のモテットセクションの最後、Pater noster / Ave Mariaの三連ちゃんです。

1つ目はグレゴリオ聖歌で単旋律です。

2つ目はジョスカンの作品で”O bone et dulcis domine / Pater noster / Ave Maria”

これはテノールがPater nosterを歌い、バスがAve Mariaを歌い、アルトとソプラノはまた別の歌詞でO bone et dulcis domineと歌うという非常に複雑な曲です。それぞれの定旋律、そして自由に作曲された高声2声部それぞれ聴き取れるでしょうか?

まず無理だと思いますが、こういうのは演奏効果というよりはこの構造原理自体に意味があるのです。私たちはただジョスカンの技法に感嘆すれば良いのです。そういう意味では簡単です!

そして3つ目は同じくジョスカンによる”Pater noster / Ave Maria”です。

これは去年のSalicus Kammerchorの演奏会でも取り上げた曲で、ジョスカンが自身の追悼行事の際、行列が自分の自宅の前を通る時に歌ってほしいと言い残して作曲した作品です。

こちらは2つの定旋律を組み合わせるのではなく、Pater nosterの後に、第二部としてAve Mariaが歌われるという曲で、それぞれ定旋律がカノンになっています。

この曲に関してはサリクスのブログにも書いているのでよろしければこちらもご覧ください。https://goo.gl/Jpvdeh

世界広しと言えど一つの演奏会でPater nosterとAve mariaを3回ずつ聴くっていう機会はなかなかないんではないでしょうか。

歌っててどういう気分になるのか予想がつきません。楽しみです。


そしてもう一つ、楽しみなのは、渡辺研一郎と富本泰成によるコントラテノールペアです。

カペラでこのペアがコントラを歌うのは初めてだと思います。

新しい響きになるかと思います。

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次回定期公演は5月の第4回定期演奏会です!

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メルマガ企画第3弾進行中!

サリクス通信に声明パフォーマー 桜井真樹子、合唱指揮者 柳嶋耕太が登場!

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