カペラ×イザーク公演 | 振替公演決定!

カペラ×イザーク公演 | 振替公演決定!

皆様お待たせいたしました!

複数メンバーのインフルエンザ罹患によって中止になってしまった、カペラのイザーク公演の振替公演が決まりました!

月曜日の夜ですが、是非目黒のアンセルモ教会までお越しください。この教会は以前はカペラでよく使用させていただいておりましたが、今後使えなくなる可能性があり、そういった意味でも貴重な機会になろうかと思います。

1月のチケットをお求めくださった皆様、払い戻し方法は以下のリンクより確認出来ます。大変お手数おかけして大変申し訳ありません。

https://fonsfloris.blogspot.jp/2017/01/1.html

この度はカペラの演奏会を楽しみにされてきたお客様に残念な思いをさせてしまいましたが、3月のモンテヴェルディ公演と振替公演、リハーサルを同時進行でがんばりますので、これからもカペラをどうぞよろしくお願いいたします!


ヴォーカル・アンサンブル カペラ2016/2017シーズン定期公演

イザーク没後500年記念

2017年2月27日(月)午後7時開演(6時30分開場)

聖アンセルモ・カトリック目黒教会

演奏プログラム、出演者は変更ありません。
6時40分から、音楽監督の花井哲郎による解説があります。

チケット 1月20日発売
前売:一般 4,500円 ペア 8,400円
当日:一般 5,000円
学生:2,500円(学生証をご提示ください)

チケット販売所
東京古典楽器センター 03-3952-5515(チケット郵送可)
サンパウロ(「四谷」駅前) 03-3357-8642
※東京文化会館チケットサービスでは取り扱いませんのでご注意ください

 

公演詳細

 

またこの公演のプログラムノートが公開されています。

期間限定ですのでぜひこの機会にご覧ください!

https://fonsfloris.blogspot.jp/2016/12/cappella.html

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

イザークとモンテヴェルディ

イザークとモンテヴェルディ

今日は3月のカペラのリハと、夜は道場+計歌会のレッスンでした。


カペラは3月にコントラポントの公演に友情出演(?)する予定で、モンテヴェルディのミサIn illo temporeを演奏します。

このミサは有名なヴェスプロと同じ楽譜集に含まれ、新技法のヴェスプロに対して、旧技法のミサとして対置された作品です。

曲は先日までリハーサルしていたイザークのミサに匹敵、あるいはそれを超えるほどゼクエンツが多いです。

祭りです。もう、ゼクエンツの。

イザークから100年後の作曲家だけあって、そのゼクエンツにひと工夫もふた工夫もあって、時代の流れを感じます。

しかも6声なのでより技法としては複雑です。

いやーそれにしてもゼクエンツだらけ。そして回数が多い!

ゼクエンツって構造的にいくらでも繰り返せるんですが、大体3-4回もやればいい方で、5回あると多いなぁって思うし、バッハなんかは2回とかでやめちゃったりして、潔いなぁなんて思ったり。

で、モンテヴェルディはコレです↓


赤で括弧したところがゼクエンツの部分です。練習番号20番のところから、それぞれ4回、3回、6回、4回、とここだけで4種類のゼクエンツが現れます。

まああああシツコイ!こんなにシツコイ人いるかしら!っていうくらいシツコイです。

このシツコさによって、expecto「待ち望む」を表現てるんですね。待ち焦がれてる感が物凄いです。

今までイザークを練習していたので、技法の新しさが目立ちます。

特にモンテヴェルディは和声的にビックリするくらいモダンで、ドミソで終止したあとにミソ♯シで始まったりします。ウォーマジか!なにこの斬新さ!ってなります。一瞬なんの和音が鳴ったのかわからないくらい斬新です。

「最近の若いものの考えることときたら、、」

などと当時の先輩音楽家は思ったでしょうか笑

モンテヴェルディ生誕450年記念演奏会1〜ルネサンス対位法の集大成のミサ曲と初期イタリア・バロックの器楽作品が大聖堂に織りなす幽玄なる音世界!
2017年3月17日(金) 午後7時15分 東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂

クラウディオ・モンテヴェルディ Claudio Monteverdi (1567-1643)
ミサ《イン・イロ・テンポレ》 Missa In illo tempore
ジョヴァンニ・ガブリエリ、ダリオ・カステッロ、ジョヴァンニ・ピッキらの器楽作品
Giovanni Gabrielli (1554/1557?-1612?, Dario Castello (d.1630?), Giovanni Picchi (1571/2-1643), Instrumental works

古楽アンサンブル コントラポント 器楽アンサンブル
ヴァイオリン violone:丹沢広樹 コルネット cornetto:上野訓子
ドゥルチアン dulciana:鈴木禎 リュート liuto:金子浩 オルガン organo:花井哲郎


夜は古楽道場と計歌会合同のレッスンでした。

この2つの団体は昨年まではそれぞれ別の勉強会として、ジョスカンとマショーをやってきました。

今年は合同でイザークの6声のミサを演奏します。

Missa “Virgo prudentissima”

このミサも凄いです。面白い!

メンスーラが複雑で変化に富んでいて、特に私の歌っているVagansというパートはスレスレのところを綱渡りするようなスリリングさで、時々限界を迎えて派手に他のパートと半音でぶつかったりして超楽しいです。

結構な時間「レファファ♯ラ」っていう現代の音楽用語で言うドゥアモルみたいな和音が鳴るんです。

それはそれは緊張感高いです。

こちらは1年間かけてじっくり学び、11月に本番が予定されています。


(写真)私の歌うパートVagansというパート名が書かれています↑

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演奏動画公開中!

Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor

Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”

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主宰団体Salicus Kammerchorホームページはコチラ

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これまでの自分

シグナスヴォーカルオクテット、大分公演終演致しました。

この公演は、先日広島で行ったレコーディングしたCDの発売記念演奏会だったわけですが、これを機会にこれまで自分が参加した録音について振り返りたいと思いました。
昔の録音を紹介するのはとっても恥ずかしいですが…。
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1.『心に響くカトリックの聖歌 明治期から昭和初期まで』
広島で児童合唱をやっていた頃、実はCDの録音に参加したことがありました。
ほとんど記憶にないですが(笑)
エリザベト音楽大学付属音楽園プエリ・カンタンテスとして歌っています。
詳細
2.『Laulaula / Let there be singing』
時系列として次にくるのはラウラウラだと思います。
アカペラヴォーカルカルテットです。ラウはバスク語で4、ラウラはフィンランド語で歌を意味します。
このCDはミニアルバムで、ラッススや、ノルウェーの民謡、ノルドクヴィストのクリスマスソングなどを歌っています。
まだ在庫いくつかありますので、ご入用の方は私までご連絡ください。
1000円です。
らうらうらのフェイスブックページ
3.『高田三郎:混声合唱のための典礼聖歌 主の祈り』
次はきっと典礼聖歌ですね。
エリザベトシンガーズのメンバーとして歌っています。
これは第一弾の『主の祈り』です。
前半には女声合唱「雅楽の旋法による」も収録されています。この作品は年前にエリザベト音楽大学の女声合唱団によって初演されたそうで、そのような縁もあってのことだそうです。
髙田三郎の典礼聖歌は、素直ですっと心に入ってくる、それでいて細部まで非常に考え抜かれた作品でどの曲も内容が豊かで一人ひとりの祈りとして感じられます。

キリスト教徒でなくとも、祈る対象が様々であっても、「祈る」ってことはこういうことだよなぁと感じさせてくれます。

詳細
4『高田三郎:混声合唱のための典礼聖歌II 聖週間の典礼』
3番の続編、今度は聖週間の典礼聖歌です。
厳しい内容の続くCDですが、録音もかなりシビアでした。特に田尻さんお疲れ様でした(笑)
とではソロも歌っています。
詳細
5.『コントラポント/ああ、大いなる神秘』
最近何かとお騒がせ?なコントラポントです。これは昨年作成したクリスマスのミニアルバムです。グレゴリオ聖歌とパレストリーナで、”O magnum mysterium”と”Hodie Christus natus est”を歌っています。
こちらもミニアルバムで1000円です。6.『コントラポントのヴェスプロ』
10周年を記念してモンテヴェルディのヴェスプロを、東京カテドラル聖マリア大聖堂で演奏しました。このアルバムはその演奏会のライブ録音、抜粋版です。
詳細
完全版のハイレゾ版はコチラからダウンロードできます。ハイレゾってデータが重すぎてCDにはできないんですね。演奏者にはデータでハイレゾ版が配られたのですがメディアはDVDでした(非売品です)。

7.『聖母賛歌~祈りの系譜』
そしてこちらが先日録音したシグナスヴォーカルオクテットのデビューCDです!

世代と国境をまたいだ聖母賛歌を集めたアルバムです。

◆H. Isaac(ca.1450-1517)/ Introitus “De Nativitate Mariae”
 ハインリヒ・イザーク:〈聖母の御誕生の祝日のための入祭唱〉
◆T. L. de Victoria(1548 – 1611)/ Kyrie et Gloria (Missa “Ave Regina caelorum”)
 トマス・ルイス・デ・ビクトリア:ミサ「めでたし天の女王」より〈キリエとグローリア〉
◆Anton B.H.Verheij(1874-1924)/ Salve Regina
 アントン B.H.ヴェルヘイ:〈元后あわれみの母〉
◆Damijan Močnik(1967- )/ Regina caeli
 ダミヤン・モチュニク:〈天の元后〉
◆Jurijus Kalcas(1956- )/ Alma redemptoris mater
 ユリユス・カルツァス:〈救い主のうるわしき母〉
◆Charles V.Stanford(1852-1924)/ Magnificat Op.164

 チャールズ V.スタンフォード:〈マニフィカト〉

私にご連絡いただければ手売りもできますが、年内であれば、以下の注文フォームから送料無料にて受付できます!
注文フォーム

8.
そして番外編!
私のカペラ初参加CDが、きっともうすぐ!できるはずです!
楽しみだな――。
過去のカペラのCDはコチラからご覧になれます。

買ってね!

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櫻井元希へのお仕事のご依頼は以下のメールアドレスまで。
g.sakurai.office@gmail.com
発声・歌唱指導、合唱指導等承っています。
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主宰団体Salicus Kammerchorのホームページ
http://salicuskammerchor.wix.com/main

ヴェスプロ終演

昨日東京カテドラル聖マリア大聖堂にて、コントラポントのヴェスプロ公演が終演しました。
天候にも恵まれ、満員のお客様に見守られながら演奏できましたことを本当に嬉しく思います。

午後に全体を録音してから、夜に本番でしたので、実質2公演プラスアルファな感じでしたが、演奏者も花井先生もほんとすごいスタミナで驚きました。僕はもうクタクタなうです。
疲れをひきずらないように気を付けたいです。

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この公演で印象的だったのはやはり櫻田亮先生の歌でした。
いわゆる古楽をレパートリーとするテノール歌手の中で、僕が世界で一番好きな歌手と共演できたことは僕にとって物凄く大きな経験でした。

圧倒的な実力を目の当たりにして、他の演奏者もどんどん変わっていくのを感じました。自分を含め若い演奏者も、実力以上のものが出て、数日のリハーサルで自分の限界をどんどん突破していったようでした。

小林道夫先生がいつもおっしゃっている、
「(音を)精神の力で支えなさい」
ということをまさに体現している歌でした。

音量とか音色とかというものを超えたものがそこにはありました。

あのレベルに早く達したいと強く思いました。


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演奏動画はコチラ

特典充実!

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発声・歌唱指導、合唱指導等承っています。

詳細はコチラをごらんください。

バリアフリー!!

サリクスのために大枚はたいて購入したローランドのc200、電子オルガンですが、活躍しております。

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うちの狭い玄関が占領されているぜ。

靴が入らないぜ。
明日まで、4日連続でリハーサルで使います。
一昨日、昨日、そして明日はコントラポントで、そして今日はカンタータクラブで使用しました。c200についてはこちら
http://www.roland.co.jp/products/c-200/これのいいところは、ピッチが変えられて、音律が変えられて、結構いい音がするところです。

悪いところは・・・・重いところと値段が高いところですね(笑)

ちなみにこれの先代を花井先生がお持ちなのですが、それからさらに重量が1キロ増えて、一回り大きくなりました。
先代からの変更点は、僕にとって大きいのは使える音律が変わったという事です。

先代は、
平均律
ピタゴラス
ミーントーン
キルンベルガー
ヴェルクマイスター
の5種類が使えました。

それが、c200ではそれが、
平均律
ミーントーン
キルンベルガー
ヴェルクマイスター
ヴァロッティ
が使えるのです。

お気づきでしょうか・・・

1つ減って、1つ増えていることに・・・。

なんということでしょう!増やしてくれりゃあいいのに!

まあ鍵盤でピタゴラスなんて使いませんもんねえ。

しかしサリクスなどでは、使うんです。ピタゴラス・・・。
もちろん鍵盤と一緒に演奏するわけではないですが、練習時のガイドとして凄く役にたったろうになあ。

あ。音律についてはここに少し書きました。
http://salicuskammerchor.wix.com/main#!音律について/c177u/55704ca20cf24a19837c7a85

逆にキルンベルガーとかヴェルクマイスターとか使わねえんだよなあ。
鍵盤音楽では使われることもあるようですが、アンサンブルでは使わないんですよね。

もし5つ僕が使える音律を選ぶとしたら、
ピタゴラス
ミーントーン
純正律(多少問題あり)
ヤング
ヴァロッティ

でしょうか。あ。平均律ねえや。うん。いらないね。6つ目を挙げるとしたら、1/8とかかなあ。

そう!このブログのタイトルは、「バリアフリー!!」でした!
この13キロある楽器を毎日カートに載せて、雨の中を歩いていると、街のちょっとした段差なんかがほんと気になります。

逆にコンビニとかの入り口が段差がなかったりすると、「ビバ!バリアフリー!!」ってなります。

また、これは半分以上想像ですが、ベビーカーを押しているお母さんの気持ちもこんな感じかなあと思ったりします。

そう思うと、ベビーカーに自然と目が行くようになって、それに対する通行人の視線にも注意が向くようになりました。
そうすると、今まで気づかなかったのですが、結構多くの人が、ベビーカーを凝視してます。それも迷惑そうな目で・・・。
おばちゃんなんかもよく見てますが、それはベビーカーではなくて、乗っているお子さんを見ています。
迷惑そうに睨んでいるのはサラリーマン風の男性に多いと思います。

ああ、都会で子育てするというのはこういうことなのかあ、と思うと同時に、都会で五体満足で息してる人間なんてそうはいないのだなあということを考えます。

みんな裂けた脇腹から飛び出た内臓を引き摺りながら歩いているようです。
あ、そういう風に見えるという事です。

そういうことを忘れさせてくれるのは音楽しかありませんね。
生きているうちは生きていることなんか忘れていますものね。
生きながらにして生きていることを思い出させてくれるのが藝術の素晴らしい力ですね。

みんなコントラポント聴きに来ればいいんだ・・・。そうだそうだ・・・。
http://ameblo.jp/carcass1031/entry-12039717298.html


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