料金表改定

料金表改定

このホームページに掲載しております、お仕事の料金表を改定させていただきました。

Work & Price

主な変更としては、レッスンや指導の1時間の単価を1000円だけ上げさせていただいたというところです。

理由は2つあります。

一つはわたしを取り巻く環境の変化です。あまり多くは語れませんが、これまでの料金設定ではやっていけなくなったという世知辛い理由です。

もう一つは、今までの料金設定は約1年半前に決めたもので、その頃に比べて私のレッスンの内容が変わってきているということです。

この1年半の勉強と技術の鍛錬によって、当時と比べてレッスンで教えることの出来ることが増えています。レッスン自体の価値も上がっていますので、その分を上乗せさせていただいたというイメージです。

逆に値段がいつまでもこのままだと、この1年半私のレッスンの価値がまるで上がっていないということにもなりかねないと思いますので、ご理解頂けるとうれしいです。


歌唱指導ということで言えば、教え子の一人がカンタータクラブのソリストオーディションに合格したりと、目に見える成果が上がってきていて大変嬉しいです。

また昨年11月には初めてオケも合唱もアマチュアという団体でバッハのカンタータとマニフィカトを演奏しまして、合唱やオケの指導という意味でも大きく成長できたと思っています。

主宰しているSalicus Kammerchorも今年4年目を迎えます。この3年地道にやってきたことが実を結び始めています。目指すところをメンバーと共有できて、今までにない演奏団体になってきていると思います。

それからEnsemble Salicusや八咫烏、シグナスやカペラでやらせていただいている、少人数でのアンサンブルということでも様々なテクニックを身につけながら成長できていると思います。それで実は私、Ensemble Salicusと八咫烏ではテノール、シグナスではアルト、カペラではバスを歌っています。このこともアンサンブルを学ぶ上で結構大きくて、私の特徴の一つになっているなあと思います。けっこう大変なんですよ笑、こうした少人数アンサンブルの中で色んな音域を歌っていくということは。

それでそのことを可能にしているのはやっぱり発声のテクニックで、そこには櫻田亮先生や、徳久ウィリアムさんや、トミーに紹介してもらって最近通っている小久保先生に教わったことがフルに生きています。

特にSLS(Speech Level Singing)というマイケル・ジャクソンも習ってたというメソッドを中心とした指導を小久保先生から受けることで、今まで疑問に思っていたこと、あるいは無意識にやっていたことがクリアーに分析できるようになったことは大きいと思っています。

SLS自体は主にポップスのジャンルから生まれた発声メソッドですが、それを取り入れながら櫻田先生のレッスンを受けることで、クラシック音楽にその考え方を活かしていくということができてきているように思います。

そしてそれらを可能にする土台、身体と心の扱い方を教えてくれたのは徳久ウィリアムさんです。徳久さんのメソッドは歌に限らず、生きていく上で切り離すことの出来ない自分の身体という大いなる未知に対して、どう対峙して、つきあっていくかということを教えてくれます。

これらはこの数年、「歌」という意味で影響を受けたことで、もちろんそれ以前に数多くの先生に様々なことを教わりました。

こうして蓄積された技術や知識を、自分のレッスンの中で還元していくというのは本当に喜ばしいことです。

自分の中に今まで沢山の先生から教わったことが積み重なっていて、それを自分が伝える側にまわるというのは、以前書いた「知のバトン」まさにそのことですが、とてもやりがいのあることです。

今年はこうした教える方の活動にもより力を入れていこうと思っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

コントラポントのヴェスプロ終演!

コントラポントのヴェスプロ終演!

昨日、沢山のお客様に見守られまして、コントラポントのヴェスプロ、終演いたしました。

13時から17時半までゲネプロ兼録音、19時15分から本番ということで、ハードなスケジュールでしたが、なんとか無事演奏を終えることが出来ました。

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。


そして今回お越しくだされなかった皆様もどうぞご安心ください!

音源が発売されます!笑

今回は録画が入らなかったので、装備は比較的シンプルでしたが、それでもマイクは15本ほど立っていて、特にこの中央にそびえる巨大なスタンドはもはや鉄塔か?と見紛うほどでした笑

リハの最初の方で撮ったので歌メンバーだけですが・・・。

 


今回も本当にメンバーが豪華で、皆々様の歌をリハーサルで聴いているだけでありがたかったです。

特に櫻田先生の歌はほんとにスキがなく安定していて、こちらの稽古の前日までBCJで録音本番の3連戦をこなしているとは到底信じられない超人ぶりでした。

本当に信じられません。本当に人間なのか?と思いました。神がかってました。ほんの一瞬でも不安な要素はありませんでした。

また2年前の演奏ともっとも違った点は、私はトミーだと思います。

今回も(サリクス同様)歌ってる時間一番長かったともいますが、それだけ花井先生からの信頼も厚く、素晴らしい諸先輩方の歌唱にひけをとらない演奏だったと思います。

自分がテノールになってから、ずっとトミーの背中を追っている感じなのですが、また差が開いたなと実感してしまって落ち込みました笑。

そのくらい素晴らしかったです。

2年前の録音をお持ちの方は、ぜひ今回の録音もお聴きいただいて、彼の成長を感じてください。決して天才肌ではありません。彼(私も)、他の人と比べて才能が特別あるわけではありません。ただただ日々の努力の賜物です。

私もがんばります。まずは音出し可の物件を探すところから・・・

 

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor

↓公演情報更新しました!↓

http://www.salicuskammerchor.com/concert

↓DVD発売中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/goods

↓メルマガ会員募集中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

モンテヴェルディ→ジョスカン→イザーク

今日は午前中櫻田先生のレッスンで、ヴェスプロの一部をみていただきました。

レッスンでは、共演させていただいている曲をレッスンに持っていったのですが、そのこと自体が物凄く不思議な感じでした。

改めてこのプロジェクトに乗っけていただいていることの凄さを感じました。


午後はカペラのリハーサル。毎年恒例、海の日のコンサートに向けてのリハが今日からスタートしました。

非常に久しぶりのジョスカンのミサです。

こう、イザークばっかりやってて、久々にジョスカンをやると、ジョスカンっていいなって思いますね。

まさに天才の所業!って感じです。

アラミレで数年前に演奏した曲なので、馴染みもありますし、大変楽しみました笑

カペラの最新CDにも収録されていますので、こちらで予習されてからコンサートにいらっしゃるのもいいかもしれません。

http://www.cappellajp.com/album/

この時の録音からテキストが相当変わってるそうです。違いを楽しむのも面白いかもしれません。

この演奏会ではイザークのモテットも演奏します。

“Virgo prudentissima”

そう、今FF古楽道場と計歌会で練習している、Missa “Virgo prudentissima”に用いられているグレゴリオ聖歌のモテットです。

6声の作品ですが、冒頭非常に長大な2声のソプラノのデュエットが印象的な作品です。

しかもこの長大なデュエットのあとにtuttiになるかと思いきや、さらに男声のデュエットが続きます。

今日リハーサルしたのはその前半部分だけでしたが、すでに十二分に壮大でした。

Gigantisch!!!って感じです。

イザークイヤーの一環としても、ジョスカンの傑作聖母ミサを楽しむ機会としても、また最新CD発売記念としても必聴の演奏会です。


夜は計歌会道場の練習、今日はそのMissa “Virgo prudentissima”のサンクトゥスを練習しました。

こちらも声部は6声でこれまた大変壮大です。特にOsannaは傑作で、オクターブ跳躍を繰り返すバスの上で他声部がそれはそれは執拗に上行音型を繰り返し掛け合います。

バスの跳躍音型はリガトゥーラ(連結音符)で書かれ、見た目的にもかなり面白いことになっています↓笑


こういう顔文字ありますね。

若干これ↓に近いような気も…


左右が反対だった…

こちらのコンサートは11月23日です。

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor

↓公演情報更新しました!↓

http://www.salicuskammerchor.com/concert

↓DVD発売中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/goods

↓メルマガ会員募集中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

メンデルスゾーン→モンテヴェルディ→イザーク

昨日のメンデルスゾーンからうってかわって、今日は午後にコントラポントでモンテヴェルディ、夜はアラミレでイザークを歌いました。


コントラポントのヴェスプロはもうほんとに櫻田先生が神がかりすぎてヤバイです。

櫻田先生の乗るヴェスプロにはいくら払ってでも聴きに行くべきだと思いました。もうほんと凄い。凄まじい。

このプロジェクトにのせていただいて光栄ですが、少しでも近づけるように精進いたす所存です。

演奏会詳細はこちらから↓

http://www.fonsfloris.com/c/

凄いページができました!見応えあります!↑



夜のアラミレは、イザークのミサとモテットを歌いましたが、このミサのクレドはなかなかへんてこです。

しかしいい曲です。イザークブシ炸裂です。

ほんと面白いよイザーク。

ちなみに今日7-11時まで歌詞付け、フィクタ等作業してましたが、消しゴムがけで中指がつりました笑

こちらの演奏会は9月24日です。

ミサに加え、イザークの6声の壮大なモテット”Angeli, archangeli”、ジョスカンの珠玉のモテット、”Stabat mater”も歌います。

詳細はこちら↓

http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor

↓公演情報更新しました!↓

http://www.salicuskammerchor.com/concert

↓DVD発売中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/goods

↓メルマガ会員募集中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

ロ短調ミサ→ジョスカン→イザーク

ロ短調ミサ→ジョスカン→イザーク

今日は錦糸町のすみだトリフォニーホールでバッハのミサ曲ロ短調BWV232を演奏した後、アラミレのリハーサルという日でした。

最近ロ短調はあちこちで演奏されてますね。

私は合唱エキストラで伺ったのですが、テノールパートを通して歌ったのは初めてなのでした。

いやはや。テノールってほんと凄いですよ。バスと比べて消費カロリー3倍くらいじゃないでしょうか。

ダイエットしたい人はテノール歌えばいいと思う笑。私今日だけで2・3キロ痩せたんじゃないでしょうか笑

あとバッハの場合、報われない難しさがあって、こんなとこでこんな超難しい音型やってるの誰も気づかないだろうなー!と思われるところに命かけるの萌えます笑

でも気づかれないから間違ってもいいとかいうことではなく、間違えなかったら気づかれないんですね。間違えたら気づかれますので笑

ロ短調やるのは実は昨年のカンタータクラブ定期演奏会以来だったのですが、テノールを通して歌うことで、その時には全く気づけなかった細かい細かい面白さをいっぱい発見できて嬉しかったです。

やっぱりバッハ最高。ほんとに素晴らしい。

テノールのソリストは我が師、櫻田亮先生だったのですが、もう最高でした。背中から沢山のことを学ばせていただきました。

あと恐るべきはソプラノ2のソロを歌われた澤江さん。昨日青木洋也さん指揮のロ短調の本番があったそうで、2日続けて別の団体でロ短調の本番という超人的なスケジュールだったようです。


ロ短調終演後、半蔵門線錦糸町駅16:36発の電車に飛び乗り、ギリッギリ17:30のアラミレのリハーサルに間に合いました。

アラミレは今2/11のフォンスフローリス古楽院の発表会に向けてリハーサルしています。

曲目はジョスカンのStabat Mater、一般にはあまり知られていませんがほんとびっくりするくらい名曲です。

後半の3分割と2分割が目まぐるしく入れ替わりながら祈りの言葉を畳み掛けるところなど鼻血ものです。

ジョスカンってほんと天才だと思います。バッハ以前の作曲家の中で、彼ほどの閃きとインスピレーションを持ちえた作曲家はいないと思います。

底知れなさ、いつまでも理解しきれない未知の部分があるような気がする、という点で2人は共通しています。深遠です。

アラミレは9月の演奏会のためのリハも始めていて、今日はMissa comme femmeのキリエを譜読みしました。

イザークとジョスカンは同じ時代の作曲家なのですが、全然違います。対照的と言ってもいいかも知れません。

この2人のキャラクターの差を示すエピソードとして、フェラーラのエステ家の家臣が当主にこの2人を紹介した書簡がありました。

曰く「イザークは注文すればすぐ書いてくれるし人柄も良い。ジョスカンの方がいい曲を書くが、気が向いた時にしか書いてくれず、報酬も2倍近く要求する」のだそうです笑

当主はジョスカンを採用したそうです。

私はイザークとジョスカンは、確かに違うが、ジョスカンの方が優れている、と言うのはちょっと言い過ぎじゃないかなぁと思います。

2人とも違った意味で素晴らしいです。

今日リハーサルしたミサはほんとにシンプルで構造がわかりやすく、すっきり爽やかで、喉越し最高なビールのようです。

対してジョスカンはものすごーく渋みの強いが香りの奥深いワインとでも言いましょうか。ワインそんなに知らないですけど笑。

ちなみに僕はワインよりもビールの方が好きです。はい。誰も興味ないですねー( ̄∇ ̄)

9月の演奏会では、イザークのミサに、ジョスカンのスタバトも演奏予定ですので、2人の作曲家の違いをお楽しみいただける演奏会になろうかと思います。

日程が近づいてきましたらまた紹介しますが、こちらもお勧めの演奏会ですので、よろしければご来場くださいませm(_ _)m

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。