エマルシオンワークショップ|終了

エマルシオンワークショップ|終了

昨日、emulsionの3連続ワークショップの3回目、グレゴリオ聖歌とフランドル・ポリフォニーのワークショップが終了いたしました。

ご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。

今回受講者が約60名ということで、普段のサリクスのワークショップに比べかなり大規模で、初めてパワーポイントのスライドを使いました。

実は今までパワポの使用を極力避けて通ってきたところがありまして、今回ほんと物心ついてから触るの初めてという感じで、新鮮で面白かったです。

個人的にフランドル・ポリフォニーと全く無関係のテンプレの扉がお気に入り。

今回制限時間が2時間で、その間でグレゴリオ聖歌とフランドル・ポリフォニーと更にミニコンサートまであったので、私の持ち時間は40分でした。
その意味でもパワポ使って時短でお話しできてよかったかなと思います。

サリクスのワークショップはほぼ古楽のファンの方が来てくださるのですが、今回の受講生の方は、合唱の方がほとんどだったと思うので、古い音楽の魅力に触れる機会になったとしたらうれしいです。

今回取り上げた作品が、ジョスカン・デ・プレのミサ〈フェラーラ公エルコレ〉のサンクトゥスの2つ目の部分、”Pleni sunt caeli”だったので、昨年カペラで作った動画を少しお見せして、クワイヤブックでの演奏のイメージをつかんでいただきました。

参加してくださった方々にリンク送れたりすればよかったですが、できなかったのでここに貼っておきます。

カペラの公演はちょうど来週なので、興味を持ってくださった方はぜひ15日にカテドラルにお越しください。
http://www.cappellajp.com/


また、グレゴリオ聖歌の動画も見たみたいという方もいらっしゃいましたので、Ensemble Salicusで演奏した動画も貼っておきます。

特殊ネウマの歌い方、このころからちょっと変わってるからまた動画作りたいなあ。

今回興味持ってくださったかたが古楽院やサリクスのワークショップに来てくださったらとてーも嬉しいです。

フォンスフローリス古楽院→http://www.fonsfloris.com/k/2020tokyo.html

サリクスワークショップ→ https://www.salicuskammerchor.com/workshop

さらには合唱団エレウシスの仲間が増えるともーっと嬉しいです。

合唱団エレウシス→https://00m.in/tpMkr


さて、エマルシオンの演奏会は来月2月6日の二郎の日です。

信じられないほど盛りだくさんなプログラムです。

沢山の皆様のご来場をお待ちしております。

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Salicus Kammerchor

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J. S. バッハのモテット全曲録音CD完成!

ウェブ販売を行っております!

https://salicus.thebase.in/

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演奏会情報

次回演奏会は

https://www.salicuskammerchor.com/concert

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サリクス通信

サリクスの最新情報や、ここでしか読めない特集記事を配信しています。

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

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ヴォクスマーナ第34回定期演奏会終演

昨日ヴォクスマーナ第34回定期演奏会が終演致しました。

お越し下さった皆様、誠にありがとうございました。

(写真はちかよさんのフェイスブックから拝借いたしました)

今回のプログラムは、なんというか直球勝負な曲ばかりで、小道具一切なし、ただひたすらにアカペラの12声の作品で、非常にストイックであったと思います。

どの曲も難易度もさることながら、みっちりとすべての瞬間に妥協のない、集中力のすり減る素晴らしい作品だったと思います。

私はのっていませんでしたが、
山本裕之(b.1967)/ 水の音
はほんとにキチガイ(最大の賛辞)な曲で、「うわーまじかーーおわーーーやばっ、えーーー」っていう展開が連続する作品でした。
テキストは分解されていたものの、良く知られた芭蕉の句でしたので、今全体のどのあたりにいるのかが良くわかって、それによって構成を感じる手掛かりになり、ある意味では聴きやすい作品でした。

近藤 譲 (b.1947)/ 「薔薇の下のモテット」12人の声のための
は、震災の年にヴォクスマーナが委嘱初演した作品で、私がヴォクスマーナで演奏した作品の中でも5本の指に入る好きな曲です。
(ちなみに1位はクセナキスの「夜」です。)
https://www.youtube.com/watch?v=jESS3gP1GGE
薔薇の下のモテットは、超複雑ですが、構造は分かりやすく「ハミングのセクションと、歌詞をポリテクスト(同時に別の歌詞を歌う)の部分とに分かれていて、それを2回繰り返す」というものであったので、これも聴きやすかったのではないかと思います。
大体ハミングで和音を重ねるというのは手抜きっぽい感じになっちゃうんですが、これだけただのハミングの和音進行に意味を感じられる作品もないと思います。

渡辺俊哉(b.1974)/ 「影法師」12声のための
渡辺さんは、広大でお世話になった徳永崇先生のお仲間だそうで(終演後に知りました)、現在藝大の和声の先生をやっていて、後輩(日野ちゃん)が授業をとっていたそうです。
作品は非常に繊細で、なんというか、本当に書いてあることを全部正確に音にしないと、何が何だか分からなくなっちゃう系の作品でした。少しでも乱れがあると、あっという間に意味の連関が断ち切られてしまって、ただの音の連続になってしまうと感じました。
ほんと、この曲が一番消耗しました。繊細過ぎて、ワレモノ注意的な、取扱い注意的な、天地無用的な作品でした。
ふーーっ、疲れた!
そうそう、この曲のテキスト、谷川俊太郎の「影法師」素晴らしいテキストでした。ほんと、無駄な文字が一文字もない、文字で空間がピタッととまるような完全さを思わされました。さすが、脱帽。

木下正道(b.1969)/ 「中心 / 記念すべき谺」ヴォーカルアンサンブルのための
木下さんの作品は7月の「書物との絆II」に引き続き2回目でしたが、相当パワーアップしてる感じでした。
というのも、本人が仰っていたのですが、より長く、より難しく、をひとつの目標とされたそうで、それはそれは長く、そして難しい作品でした。
おそらく聞いていた方にはわりと耳に心地よい作品だったと思いますが、演奏している方は血を吐く思いでした(笑)

そしてアンコールピース
伊左治直(b.1968)/ 雪
いつもながらあったかいけどでも緩みの無い、筋の通った作品だと思いました。
ちょっと前衛音楽に対するアンチっていうか、逆の反骨精神みたいなものを感じるというか、このご時世、しかもヴォクスマーナのような超前衛音楽の団体に、調性音楽を書くという事自体がかなり挑戦的だと思います。
でも、音楽ってある種、人間ってこういうとこあるよね?ていうのを切り取った一側面という風にも捉えることが出来ると思うんですけど、だから前衛っていうのがあり得ると思うんですけど、つまり新しい価値観を提示するというか、こういう面も人間にはあるじゃない?っていう問いかけだと思うんです。
ただ、そういう面だけじゃないよね?こういう面も相変わらずあるよね?っていうのが伊佐治さんの曲だと思うんです。ほんとに勝手な僕個人の解釈ですが(笑)

伊佐治さんのアンコールピース、今回で1ダースだそうです。それら全てを再演する演奏会が10月12日にあります。こちらも要チェックです。

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僕は普段古楽をやっていますが、古楽といわれる音楽だって、その当時は前衛だったんです。

それで、いわゆる古楽的アプローチというのは、
「僕らの側からじゃなくて、その当時の作曲家、演奏家、聴衆にとってその音楽がどういうものだったのかっていうとこから音楽を捉えようぜ」
って言う事だと思うんですけど、それってまさにヴォクスマーナが新作を初演する態度と同じだと思うんです。

今回も5人の作曲家の方々と2回ずつ、共にリハーサルをするという幸運に恵まれました。

例えばバッハ、彼はほとんど常に自作自演してましたので、まさに作曲家と演奏家とのリアルタイムでの共同作業だったわけです。

事情はヴォクスマーナと一緒ですね。

それで今回も、ここはピアノって書いてあるけど少し大きめで、とか、テンポこのくらいだけどもっと遅い方がいいか、いや、テンポって言うか雰囲気がもうちょいcom motoで、とかそういう話をしながら作り上げていったわけですが、当然そういうやりとりがバッハと演奏者の間でもあったはずなんですね。
それが例え書き留められていなかったとしても、いや、書き留められていないことの方が圧倒的に多いと思いますが、そういったちょっとしたニュアンスの変更があったはずなんです。

そのやりとりを想像しながらリハーサルしていくことが、いわゆる古楽といわれるジャンルの音楽を演奏する醍醐味でもあるんです。

パート譜に、あるパートにはadagio、あるパートにはlento、あるパートにはa battutaなどと書かれている場合があります。それはそのパートの人が書き込んだという事もありますし、そのパートの人の傾向を読んで、バッハがあらかじめ書いたという事もあります。
面白いですよね。

「こいつ走るからmolto adagioってかいとこ」っとか思われてるわけです。

それを鵜呑みにして、通低だけmolto adagioで!ほかのパートはただのadagio!ってことにはならないですよね。and so onなわけです。

長くなりましたが、そんなわけで、僕が古楽と現代音楽をやってるのはあながち筋が通ってないわけでもないんだよ、という弁明でした。

いや、ほんと、すごいことですよ。作曲家が生きて目の前にいるということは。
「何度バッハが生きてたらなー、ちょっと電話して聞けるのになー」
と思ったことか。
ほんと、こういう仕事ができるのはあり得ないくらい贅沢なことです。

お客さんにとってもそうですよ。
考えてもみてください。
コンサートでバッハが自分の曲解説してるんですよ!
「この曲はねーー構想に4か月かかったんですよ、実際書いたのは10日だったんですけどね。ハハハ。」
とかね。
ほんと、凄いですよね。

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俺の明日はどっちだ

バッハカンタータアンサンブルで2時間合唱指導し、2時間アルトを歌い、ヴォクスマーナで2時間バスを歌った1日でした。

俺の明日はどっちだ?
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そう、私はテノール、アイアムテノール、言い聞かせてないと忘れそうだわ♡
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ヴォクスマーナの演奏会が迫っております。(と同時にサリクスのサポート会員募集の締切も迫っております)
今回はラジオ(?)で放送されるということもあり、いつにも増してシビアな練習が続いております。
今回もいい曲揃ってます。
特に近藤譲氏の薔薇の下のモテットは超いい曲です。
この曲は再演ということもあって、かなり精度も高く、かなりいい演奏になるとおもいます。
この先いつ聴けるかわからない曲ばかりです。
この機会をお見逃しなく!
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カンタータクラブの後輩、日野ちゃんはこの度ヴォクスマーナデビューです!

素晴らしく頑張ってます!僕なんかより余程向いてます!

第34回定期演奏会

2016年3月31日(木)19:00開演

東京文化会館小ホール

山本裕之(b.1967)/ 水の音(2006委嘱作品・再演)

Text:松尾芭蕉

近藤 譲 (b.1947)/ 「薔薇の下のモテット」12人の声のための(2011委嘱作品・再演)

詩:蒲原有明

渡辺俊哉(b.1974)/ 「影法師」12声のための(委嘱新作・初演)  

詩:谷川俊太郎

木下正道(b.1969)/ 「中心 / 記念すべき谺」ヴォーカルアンサンブルのための委嘱新作・初演)

詩:エドモン・ジャベス

伊左治直(b.1968)/ 雪(アンコールピース12委嘱新作・初演)

詩:新美桂子

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(´-`).。oO(それにしても、古楽にしろ現代音楽にしろ、私が好きなジャンルの演奏会にはどうしてこんなに人が集まらないのでしょう…
(´-`).。oO(そして人の集まる演奏会でやっているようなことに、どうしてこんなにも興味が持てないのでしょうか…
(´-`).。oO(さらに、古楽も現代音楽も手間がかかりすぎる!準備に滅茶苦茶時間かかるんだよなぁ…
ほんと、コスパ悪すぎ(=゚ω゚)ノ
今回もノーギャラだぜ!いえあ!
俺の明日はどっちだ?!
└┌(。°з ┐ )┘三└( ┌ ε°。)┐┘
人生ばんざい!
(σ・ω・)σ  youtu.be/L2Fh8OABX94
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目標まであと26名様!締切は3月末日まで!
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モダン?いやモダンっていうか・・・

僕のホームグラウンドはいわゆる「古楽」というジャンルですが、その対義語として「モダン」という概念があります。
「古楽」に対置した時の「モダン」というのは多分古典派以降の音楽になるんでしょうが、「古楽」も「モダン」も甚だ定義の曖昧な言葉です。
古典派やロマン派の音楽も「ピリオド楽器」(作曲当時演奏されていた楽器を再現したもの、いわゆる古楽器)で、「ピリオド奏法」(その当時の演奏法を再現した者いわゆる古楽奏法)で演奏する場合、印象はかなり「古楽」的になります。「古楽」「モダン」という言葉を使う場合、それが時代を指すのか、楽器を指すのか、奏法を指すのか注意しなければなりません。

僕は普段、いわゆる「モダン」ものを演奏することはほとんどありませんが、例えばカンタータクラブでは、「古楽」にジャンル分けされる作品を、「モダン楽器」を含むオーケストラで、「ピリオド奏法」で演奏しています。

だがしかし!この度モダンをも遥かに飛び越した超コンテンポラリー!演奏する作品の作曲家全員生きてる!4曲中2曲新曲!
という演奏会に出ます。

7月25日(土)14:30開演

@東京文化会館小ホール
【ヴォクスマーナ代33回定期演奏会】
ヴォクスマーナホームページチラシに僕の名前はありませんが、急きょ参加することとなりました。

ヴォクスマーナに初めて参加したのは学部の頃だったと思うので、3・4年前からかと思います。このところご無沙汰でしたが、久しぶりに戻ってみると、同級生の根津がいました(笑)。
(根津はこの3か月ほどで20キロ痩せたそうです!)

ヴォクスマーナは、12人12声の、現代音楽専門の声楽アンサンブルです。
邦人作曲家への委嘱初演を軸に、もう20年も活動を続けています。

20年て凄いですよね。僕が8歳の頃からということですから。

今回演奏するのは以下の4曲、

木下正道(b.1969)/ 「書物との絆Ⅱ」ヴォーカルアンサンブルのための(2011委嘱作品・再演)
森田泰之進(b.1969)/ 「The Speediest」 for mixed choir (委嘱新作・初演)
鈴木純明(b.1970)/ 「Susanne un jour シュザンヌはある日」 pour 12 voix mixtes (委嘱新作・初演)

福井とも子(b.1960)/ Let’s dance(2013委嘱作品・再演)

どれも超個性的、超刺激的な曲ばかりです。

★木下正道(b.1969)/ 「書物との絆Ⅱ」ヴォーカルアンサンブルのための(2011委嘱作品・再演)
この曲は、SAB/STTB/SAATBの3群の合唱による作品で、私はバス3を歌います。
特に松井永太郎さんの歌うバス2の非常に自由な旋律線は聴きどころです。全編無調で、部分的にかなりカオスな響きの場所もありますが、終結部での全声部によるEs-durの和音は、それまでの部分との対比によって、ぞっとするほど美しい響きになっています。★森田泰之進(b.1969)/ 「The Speediest」 for mixed choir (委嘱新作・初演)
新作(しんさくと打つと「真作」と変換する私のパソコン、そりゃそうだよな)なので、あまりネタバレするのも良くないと思いますので、すごーくぼんやりと書いておきます。
えーーっとですね、凄く良く出来ていて、ものすごく画期的かもしれない書き方をされていますが、あまり他の作曲家の方には真似してほしくない書き方をされております・・・(笑)。
えーー超難しいです!あと酔います!あーーあと当日は首のコンディションを整えたいと思います。

★鈴木純明(b.1970)/ 「Susanne un jour シュザンヌはある日」 pour 12 voix mixtes (委嘱新作・初演)
こちらも初演作品です。今日金沢さんのソロが追加になりました(笑)。かなり素敵なソロです。うらやましい!
ものすごく繊細な作品で、響きの綾が金色の織物のように揺らめいているその衣擦れに耳を澄ますような音楽だと思います。
もととなっているのはLassusの同名シャンソンで、曲の途中で原曲が現れるのですが、その現れ方が見事で、16世紀の音楽にも関わらず、なぜか何の違和感もなく、滑り込むようにその世界へと移り変わっていきます。原曲はこちら
Sussanne un jour / Lassus

ちなみにこの曲はLassus自身によって、ミサ曲にも編曲されています。
Missa “Sussanne un jour” / Lassus

★福井とも子(b.1960)/ Let’s dance(2013委嘱作品・再演)
今回演奏する曲目の中では、この曲が最も音響的インパクトがあると思います。
打楽器と、発泡スチロールを用います。最後に少し踊ります笑。どの曲も本当に面白い曲ですので、是非聴きにいらしてください!

シュトゥットガルト室内合唱団

神奈川県立音楽堂に聴きに行きました。

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このホールは僕が初めて関東で演奏会に来たホールで、その時はうちの伯母、櫻井真樹子が、一柳慧や野村万作らと新作演劇を企画したもので、こんなアヴァンギャルドな企画でこれだけ人が入るのかー東京すげー(神奈川だけど)と思ったのでした。

伯母については以下のサイトを参照
さて、シュトゥットガルトですが、期待した通りの音がしてました。
とても心地よく、いつまでも聴いていられるような音響でした。
ベルニウスの指揮は意外ととっ散らかっていて、よくこれでアンサンブルが成り立つなぁと感心し、非常に好感が持てました。
演奏以上に印象に残ったのは、聴きに来ていたお客さんでした。
ひと席も残ってないんじゃないかというような満員だったのですが、同じ声楽アンサンブルの演奏会なのに、私たちの演奏会の客層とはまるで違うのです。
知り合いに全然会わないし、若者は多いし。
古楽もこういう人たちを取り込んでいかないとなぁと思いました。
合唱界ではルネサンスものといえば、合唱団の基礎力を向上させる為の教材のように捉えられています。
つまり鍵盤弾きがバッハのインベンションを弾かされてバッハを嫌いになるようなものです。
ブラームスとシューベルト、武満徹と三善晃の差のように、ラインベルガーとイザークを感じてくれるように、活動していかなければならないんだと思います。
ロマン派以降は楽しむもの、バロック以前はお勉強するもの、こういうイメージを払拭するだけの、楽しめる古楽演奏をしていきたいです。


主宰団体Saclicus Kammerchorのホームページはコチラ

演奏動画はコチラ

特典充実!

2016-17年シーズンサポート会員募集中!

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