花粉症はやめられる

これ言うと良くて信じてもらえないか、悪くて馬鹿にされるので、あんまり言いたくないし、言っても私に1銭の特もないのですが、まあ中に一人くらい役に立ったよっていう人がいないとも言い切れないので書くことにします。

私5年前に花粉症をやめました。

それまで私小学校の高学年くらいからひどいアレルギーで、季節問わず365日薬飲んで、365日点鼻薬を使ってました。

ハウスダストアレルギーがメインで、秋はブタクサ、春はスギで症状が悪化するという状態で、薬の副作用で365日24時間眠かったです。

それでどうやって花粉症をやめたかというと、ものすごく簡単で、本を2冊読んだだけです。

腰痛は怒りである

サーノ博士のヒーリング・バックペイン

一言で説明するのは難しいんですが、腰痛も花粉症もTMS(Tension myositis syndrome)の一部ですよってことなんですけど、つまり脳のバグに騙されないぞってことですかね。

両方とも腰痛の本です。私腰痛はそうでもなかったけど肩こりはほんとにひどくて、これも中学生くらいからずっと患ってなのですが、それもこの本を読んでかなり良くなりました。

完全になくなってはないけど、そんなにひどくもならないという感じ。

広大の頃は毎週針に通ってたくらいひどかったんですけどね。

いやほんと今思えばとんでもなくしんどい人生を歩んでましたね。

365日薬飲み続けて24時間眠くて肩痛くて週1針打ちに行くっていうね笑

多分おんなじような人多いと思うんですよね。

これらは併発しやすいので。

なので心当たりの方は上記の2冊、読んでみるといいことがあるかもしれません。

もちろん私が書いた本ではないので私には一銭も入りません。

馬鹿にされるリスクだけを負ってこれを書いてます。

けどもしそれで花粉症やめれたよ。とか肩こり良くなったよってことがあれば、教えていただけると嬉しいです。

光岡英稔 韓氏意拳講座|5回目

少し間が空いてしまいましたが、先日行ってきた光岡先生の講座を振り返っていきたいと思います。

以前のレポートはこちら↓

BUGAKU1回目 https://wp.me/p7Ktcz-cpK
BUGAKU2回目 https://wp.me/p7Ktcz-dGh
BUGAKU3回目 https://is.gd/Gm9C17
韓氏意拳講座1回目 https://is.gd/D3RjiJ
BUGAKU4回目 https://is.gd/37Oxg1
BUGAKU5回目 https://ux.nu/AmsQM
韓氏意拳講座2回目https://is.gd/G7l53a
光岡英稔 BUGAKU講座|7回目 https://is.gd/xiBfFB
光岡英稔 韓氏意拳講座|3回目 https://is.gd/rDRgMX
光岡英稔 韓氏意拳講座|4回目 https://is.gd/8BX3eO
光岡英稔 BUGAKU講座|8回目 https://is.gd/tbIYiI

なぜか私なかなか予定が合わなくて、せっかく会員になったのにいつも基礎、養生の講座にしか出られておりません(涙)

今回も養生のクラスでした。


中国文化圏における養生観

韓氏意拳における養生とはなにか、養生観とはつまり自然観であり集注観ということ。

自然とはなにか、何にどう集注するのかということがつまり養生を考えるということなのだと思います。

「両儀」、「四象」における陰陽から直立二足歩行である私たちの身体観を顧みていきます。

両儀の陰陽は四足歩行の陰陽、四象の陰陽は二足歩行の陰陽ということで、2が4で4が2というのがなんか面白いですよね。

ようするに四足のときは背中側が「陽」であったのに、二足になってお腹側が陽面化した。そのことによって不都合が生じている。

背中側を陽の面としたまま直立した状態というのを、後足歩行(姿勢)というそうで、四足歩行の動物がたまに後ろ足で立っている状態のことをいいます。

つまり四足と二足のちょうど間のような身体観、それが自然、それを求めていく、ということなのだと思います。

BUGAKUでやっていることも結局はやり方が違うだけで同じところを目指しているのだと思います。

五体投地も結局四足と二足の身体観を行ったり来たりしてるということで、同じ意味なのだそうです。

それで実際四足歩行を練習したのですが、私多分4回目くらいで、今回初めて、これが四足の身体観か、というのがわかった気がします。

いや、わかったというか、これまでわかってなかったんだなということがわかったというか。。

四足の姿勢から後足姿勢、二足の姿勢へと移っていく過程で、どの段階でお腹側が陽面化するか、その身体観を行ったり来たりすることで、四足と二足の違いが見えてきたように思います。

今回新たに教わったのは、四足歩行のとき、目の前か、見えないほど遠くが観える。二足歩行のときは何歩か先が観えるというもので、たしかに!と思ったのは、私毎日五体投地を3回だけやってるのですが、3回しかやってないにもかかわらず、今何回目だっけ?ってのがいつもわからなくなるんです。3が数えられない。それは四足の身体観が影響していたのかという、エウレカ体験でした。

それで最近高橋透先生にならったしゃがみ深呼吸(私が勝手にそう呼んでます)も明らかに四足の身体観だなと、しゃがんで深呼吸している時、あからさまに背中側に気がいきます。お腹側には全然いかない。

呼吸という観点は歌にもものすごく大きな影響を与えると思いますが、四足の呼吸観と、二足の呼吸観はまるで違います。これは習ったことではなく、やってみた私の経験ですが、四足のときは上下に呼吸してる感じ、二足のときは左右に呼吸してる感じです私の場合。

これも境目を探ってみると面白い、二足と四足の中間の呼吸が観えてくるでしょうか。


挙式

というのは結婚式のことではなくて、韓氏意拳の基本的な稽古法である站樁の一番最初の式です。

どういうものかというと、「立って、手を挙げる」というものです。

なんじゃそりゃあという感じがすると思いますが、やってみればわかります。「立って、手を挙げる」ということがいかに難しいかということが。

ちょっと私一生かかってもできないかもしれない。と今回思いました。

つまり韓氏意拳で言う「立って、手を挙げる」というのは、「自然に」立って手を挙げるということで、これがもう本当にできない。

今回初めて光岡先生に手をとってもらって、挙式を行うということができたのですが、ほんとに素晴らしい経験でした。

手を挙げようとしなければ手は挙がらないし、手を挙げようとすると手は挙がらないんです。

何言ってるかわかんないですよね笑

手を挙げよう、という「意」はないとあかんけど、それが「意識」に変わった瞬間に手が挙がらなくなる。つまり自然がどっかいっちゃう。作為になっちゃう。

「意のままに」というのがほんとその通りという感じで、意に任せられればいいんですけど、生活習慣によって、「意」が「意識」にすり替わってしまう。

頭で意識した途端に身体はバーチャルになり、自然を失う。

それで反対に、自然とはどういうことかというのを教わるため、光岡先生の手を取らせてもらって、挙式をやってもらいましたが、これがもう本当に凄い。

めちゃんこ凄い。

質感がまるで違う。

まるでトコロテンとナマコの和え物のような、違うあいのこのような食感、違う触感でした。

今回得たことで一番大きかったのはこれでした。

「こ、これが手を挙げるということか・・・」

という体験でしたね。

もう、ようするに私は今まで、立つことも、手を挙げることすらもできずに指揮を振り、歌を歌っていたということです。

挙式って韓氏意拳の基本のキのkみたいなことですから、せめてそのくらいはできるようになりたい、しかしできる気はしない。と思った回でした。

声の神秘に魅せられて|まとめ11

声の神秘に魅せられて51

King Ayisoba – Awudome

某コエダイr合唱団の某K澤さんがシェアしてくださった動画です。

ゲキヤバ。

アフリカンシャウト(今私が命名しました。そんなもんはありません)と喉詰め発声とを交互に使っていく歌唱スタイルに単弦の撥弦楽器のミニマルだがしかし力強いグルーブ。

これはもうかなり衝撃を受けましたのでこちらで紹介させていただきました。

歯がない。


声の神秘に魅せられて52

Монгол ардын уртын дуу “Тосонгийн орой” дуучин Д.Надмид

https://youtu.be/Pm6ubTnC3Qw

これもコエダイでやってる曲ですが、超絶えげつないですよね。

まさかこれ歌えると思えませんよね。私も思えませんでした。

けど徳久さんの指導の元、1時間位やってみたら、なんとなくそれらしいものは歌えるようになりました。

多分世の中にはこういうことがいっぱいあって、絶対無理だってはなから諦めてるけどやってみたら意外とすっとできるやんってやつ。

もちろんノウハウ知ってるひとがそばにいるというのも凄く大切なことで、それができるのは環境のおかげでもあるのだけど、その環境に飛び込むかどうかというのもまた自分の選択なので。

明日が来るかどうかもわからないのは昔からそうだけど、最近特にそれを実感することが多いですよね。

いつかやろうと思ってたこと、できないまま死ぬかもしれない。

やりたいこと、今やろう。


声の神秘に魅せられて53

Baba Yetu – Stellenbosch University Choir

あーーー最高だなあ。なんかもうとにかく楽しそうに歌ってる。

それだけで胸がいっぱいよ。

あと指揮者イケメン。

こういう試み、つまり民族音楽的要素をいわゆるクラシックの合唱曲に組み込むようなことって世界中でなされてますけど、なかなかうまくいかないんですよね。

クラシックだけじゃなくて、メタルとかもそうですが、オリジナルを超えるものってなかなかできない。

でもたまにこういう「オリジナルがどうであろうが関係ないくらい素敵」っていうものができるんですよね。

素敵ならなんでもいいじゃない。

むしろ「素敵じゃなきゃ嘘だ」(by小林道夫)


声の神秘に魅せられて54

Leo Nucci (age 75) singing Rodrigo´s Aria at the masterclass in vienna

突如としてLeo Nucciです。

何年か前日本に来てて、聴きに行ったんですけど、今聴いたらもっと違った視点で見れるのになと思います。

海外アーティストが普通に日本で公演できていたというのは今となってはとてもありがたいことだったんですね。もっと行ってればよかった。

それにしてもこの最初の発声練習凄まじいですね。高次倍音照射器なんでしょうか。ティンブロのシャワー付きのティン風呂ですね。

その後腕立てしながら歌ってますが、一種のプッシング法でしょう。

Leo Nucciはまだ痩せてる方だと思うのですが、やはり首はないですね。首がないというのはつまり舌骨が前に出てて、オトガイ舌骨筋と胸骨舌骨筋が一直線に近くなってるような状態かと思います。

75歳だそうですが、ある程度年齢いってからの様子をみると、長年の蓄積によってどの筋肉が発達してどういう造形になっているかがわかっていいかもしれません。

首が太いというのは横というよりは縦方向に太いというのがどうもポイントっぽいですね。

腕の位置なんかも参考になる。


声の神秘に魅せられて55

Altai Kai – Baatyrdyñ Soozi

アルタイ紹介するの忘れてました。ほんとに健忘症ですみません。

めちゃくちゃかっこいい。ホーメイに比べるとより派手でキャッチーですね。

この曲がということもありますが。

曲としてかなり作り込まれてる印象を受けますね。これもコエダイでいつかやりたいなあと思っています。

で今気づいたのですがおもっくそ歌詞貼ってありますね。できるじゃん笑

読み方わからんけど笑

ちょっと調べればできそう。

Ensemble XENOS第2回演奏会|終演

Ensemble XENOS第2回演奏会|終演

昨日、Ensemble XENOS第2回定期演奏会が終演いたしました。

このような社会情勢のなか、ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

前回の演奏会ではテノールを歌いまして、今回バスということで、田尻さんが加わってどういうアンサンブルになるか、正直全くの未知数でした。

新しいアンサンブルになったような感覚で、海斗くんが歌ってたところを歌う、しかも前回とほぼ同じプログラムでということで、何度も海斗くんが憑依して、結構大変でした。

よく、特に古楽のジャンルでは、毎回違うようにやろうというようなことを言うのですが、実際はなかなかそうはならない。

何度も何度も何度も繰り返し練習するので、本当に毎回違うようにやろうと思ったら一体手札を何枚用意しておけばいいのか、そしてその手札を出し合うことが音楽なのか、という感じもします。

今回のクセノスのリハはマジで毎回違う感じになってて、それもどうなのかという思いもありましたが、結局プローベというのはそういうものなのだと思います。

本番ではそのどれかが出る。身体が反応して勝手にどれかが出る。プローベでやってないことはまあ出ない。(出ることもあるけど)

つまり身体にいろんなパターンを経験させることによって、咄嗟の反応でその場の最適解を導けるように整える。

それがプローベなんだと思います。

本番の稽古はできない。これは武術と一緒ですね。殺し合いに練習はない。

全然段取り通りならないんですよね。ここはこうしましょうって一応決めてるんですけど。必然的にそうなるのは全然いいんですけど、必然性がないのに段取りに従ってしまうとあっという間に音楽から離れてしまう。

もう、とにかく必然性なんですよね。

それさえあれば何やったってもう、でちゃったものはしょうがないと言える。だってやむにやまれず出た声なんだから。誰も責めることはできない。


前日のリハーサル音源を当日聴きながら会場に向かったのですが、そこで思いもよらぬことがありました。

基本自分の反省のために聞いてるので、自分の声を主に聞いてるんですが、最後のMarenzioの曲で、1箇所鳥肌が立ったんですよね。

誰?なにそれどうやってんの??っていう歌でした。

不意打ちで電車の中で凄い顔をしてしまいました。

よもや自分にそんなことが起ころうとは。

今まで自分の録音聴いて、良いと思ったこと一度もなかったので。

いつも30点以下の演奏だなあと思ってたので、まさかこんなことが起きようとは思いませんでした。

もう本当に泣けました。今まで辞めないで良かったなと。今まで、諦めずに続けてきた自分を抱きしめてあげたい。本当に辛かったので。歌うことも、自分の録音を聴くのも。

結局その歌は本番では出てこなかったんですけど、少なくともそれを再現しようとしなかったことは自分としてはおっけーかなと思ってます。


本番では、Merceの最後の方、Io moroのところで自分が笑ってることに気づいて、こいつサイコパスやなと思いました。笑

今回MCを最小限にしたというのも、なるべく早く終わろう(飲食店じゃないけど20時くらいには終わろう)ということだったのですが、緊張感が持続して、こういう演奏会だと良いなと思いました。

曲の配置もなかなか絶妙で、流れを持った配置になっていたので、間があくよりかえって演奏としても良くなったのではないかと思います。


今回の演奏は後日音源販売、動画配信を行う予定です。

Baseのショップから買えるようにいたしますので、チェックしていただければと思います。28日に販売開始予定です。

Base
https://xenos.thebase.in/

各種SNS、それからYou Tubeチャンネルも今日作りました。

フォローいただけると嬉しいです。

Twitter
https://twitter.com/ensemblexenos

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You Tubeチャンネルhttps://www.youtube.com/channel/UCvHdbNFOdl00piWDfL-kCjA


ちょっと蛇足ですけど、今回告知に使った動画は私が作りました。

これはまだEnsemble XENOSのYou Tubeチャンネル作ってなかったので、私の個人アカウントから上がってます笑

そしてこれ。初めてマルチカム編集しました。

いやーもう音で同期とるとかいうのがもうハイテクすぎて感動しました笑

色の調整がいまいちうまくいってないし、そんなにアングルも変えてるわけでもなく大した編集ではないけど、最初にグループ名がドーンって出るとことか結構気に入ってます笑

あとさらに蛇足ですけど、今回みちこさんのアイデアで、お見送りのご挨拶の代わりに、ボイスレコーダーにメンバーの声を録音して再生するということをやってみました。

大体最近の演奏会って、演奏会後挨拶を遠慮してるので、こうしてただちょっとだけ顔を合わす時間を設けるというだけで、何かが確実に違うと思いました。

馬鹿げてるけど、それも私たちらしくていい。

私の挨拶ラインナップはこちら笑↓

声の神秘に魅せられて|まとめ10

Facebookページでやっている企画のまとめです。


声の神秘に魅せられて46

石松三十石船 / 二代目 広沢虎造

https://youtu.be/e92673xt3Ww

喉歌というとやはり中央アジアに多いですが、イタリアにもあるしアフリカにもあるし、日本にもあるんですね。
浪曲の広沢虎造がそうで、この世界では「胴声」というそうです。
喉詰め発声を練習するのに、やはり日本人としては日本語で練習するほうが身近でいいかもしれません。
というかやりたくなりますよね、これ聴いてたら。
私も耳コピでセリフを書き出して、しばらく練習してました。
これ全部覚えてしゃべるというだけでほんと凄い。でもまあオペラ1本暗譜するくらい?でもオペラでも自分の役以外は暗譜しないでしょうし、これ全部一人でやってますからね。うん。やっぱり凄いわ。この芸能は。
それでこれ他にも山のようにお話がありますからねえ。全部でどのくらいを覚えてるもんなんだろう。
西洋も東洋も、昔の人の記憶力ってどうなってんでしょうね。


声の神秘に魅せられて47

Hana Blažiková – The Ultimate Goth

ハナ様です。BCJで初めて見て、素晴らしい歌い手だなと思っていたのですが、ハープの弾き語りを見て更に惚れましたね。
それでこの動画の説明文に、ロックバンドでベースも弾いてますって書いてあって、ご丁寧にそのバンドの演奏のURLまで貼ってあったのですが、これマジですかね?

ほんとだとしたらより尊敬するけど、ハナ様のWikiには書いてないし、同姓同名の別人じゃないかなあと思うのですが、この画質では判別つかず。
どなたかご存じの方いらっしゃいませんか?


声の神秘に魅せられて48

Sing! Day of song – Bobby McFerrin – Improvisation

ビートボックス聴いてて、ああこれBobby McFerrinだなあと思うことよくあります。
ものすごく影響与えてますよね。
ビートボックスってある意味Bobby McFerrinの進化系みたいな側面もありますよね。
ただやはり歌としてのテクニックとか、音楽そのものについてはこの人を超える人はまだいないんじゃないかなあ。


声の神秘に魅せられて49


UNITEAM | Grand Beatbox Battle Tag Team Champion 2019 Compilation

ビートボックスにはソロ、タッグ、チーム、ループなどの部門があって、それぞれ結構楽しみ方も楽しませ方も変わってくるのですが、実は今までタッグってあまり魅力を感じてませんでした。
役割分担がしっかり別れてるのも、ふたりとも同じようなことやってるのもなんかこう中途半端な感じがしちゃってあんまり好きになれなかったんですよね。
そんなわけでこれまでソロ、チーム、ループに関しては紹介してきたのですが、タッグはどうしようかなあと思ってました。
しかしここまできたらタッグも紹介したいなあと思って改めて食わず嫌いを克服して見てみたら、2019年チャンピオンええやないか。笑
曲がまずよくできてますよね。それで二人ならではの表現になっていてそれがわかりやすい。曲自体はめちゃ複雑だけど、二人だからこそできている複雑さ、という意味でわかりやすい。
9’10あたりからの複雑なリズムパターンを違う音でホモフォニックにやってからの片方休んで片方はわざわざ指で5拍子やってますアピールしてからのそこにもうひとりが重なってくるとことかほんと二人というのがめっちゃ活きてて、わかりやすくて複雑。
あとステージングがおもろい笑
3’35 あたりでピンポンやってるのとか。8’30あたりそこそこのヨーデルやっちゃうのとか。
ヨーデルってもうなんというか強制的に人をハッピーにする魔力があるじゃないですか。その特徴を最大限に生かした緊張と緩和ですよね。
かと思ったらちゃんとバトルしてる。5’50あたりとか。
ギャップよねー。惹きつけるよねー。
ビートボックスって大半の人が、テクニックの安定性とか音の綺麗さとか、他人が出せないオリジナルの音とかに目がいきがちだと思いますが(私もそうですが)、このタッグは「いい曲といい演奏」を見せつけてくれます。
それで私は意外だったのですが、ビートボックスのバトルの評価基準は「音楽性、オリジナリティ、ステージング」なのだそうです。
「テクニック」が入ってないんですよ。
ぼかあこれを知ったとき軽く感動をおぼえました。


声の神秘に魅せられて50

Wildsbok (Psalm 42) – World Youth Choir 2007

演奏もさることながら、この曲の白眉は50秒くらいのところで聴こえる赤ちゃんの声です。
しかも鳴き声じゃなくて、これ笑ってますよね。
なんって幸せな瞬間でしょう。
WYC、この時も5−6人日本から行ってると思いますが、ホント羨ましい。