2024年も終わろうとしていますね。
9月から投稿が滞っておりました。
というのも9月から10月にかけて、ひと月にデュファイのミサを3曲演奏する(9/23グランデュファイ.10/14アラミレ.10/25カペラ)という多分人生でもう二度とないことがありまして(しかもそれぞれテノール、バス、コントラ(アルト)という別々のパートでした)。
そしてその翌週には叔母の新作能「雪の華」の公演がありまして。
その翌週にはグレゴリオ聖歌の録画と名古屋弾丸ワークショップなどありまして。
その翌週にはオケ合わせに入って、3日連続オケ合わせ、1日あけて2日連続公演、翌日ブルガリアンボイスのワークショップを受けて翌日京都でワークショップというわけのわからんスケジュールで、その後1週間位は呆けておりました。
それぞれを詳細に振り返っておりますと、年が明けてしまいますので、ほんの少しだけ。
グランデュファイ
この催し物は花井哲郎先生が指導する関東関西中部の3つのアマチュア団体が合同でミサ・スラファセパルを演奏するというもので、私は助っ人でテノールを歌いました。
総勢30人くらい?でデュファイを歌うというのも初めての経験でしたし、そもそも本番でテノールミサ(テノールが全ての楽章で定旋律を歌うミサ)のテノールを歌ったのも初めてでした。
長い音価で比較的高い音を歌い続けるので、まあ大変といえば大変なのですが、俯瞰でミサが観れる感じで、役得感もありました。とても面白かったです。
面白いといえばこのときに演奏したグレゴリオ聖歌も面白く、デュファイ作と言われる新作のグレゴリオ聖歌で、なかなかこれも演奏機会の少ないものですので、貴重な経験となりました。
<ヴォーカルアンサンブル アラミレ>第15回演奏会
アラミレも今年はデュファイで、ミサ・アヴェレジーナチェロールムを演奏しました。
これがまたとんでもない難曲で、まあそれはそれは四苦八苦しながら練習して、しかし本当にとんでもない名曲でした。
スラファセよりもこっちが有名になっても全然おかしくないと思います。
モテットの方もごっつい難易度高い曲で、音にするだけでも相当難しいですが、かなりいい演奏ができたのではないかと思います。
アレミレは来年は打って変わってパレストリーナ。
わけあって今デュファイも並行して練習しているのですが、アマゾンとアラスカくらいの体感の違いで、それを楽しみながら練習しています。
ヴォーカル・アンサンブル カペラ
デュファイのミサ《ロム・アルメ》
10月26日に半袖ですね。まだこの頃は夏だった。ほんともう季節が無茶苦茶。
ミサ・ロムアルメのコントラテノール(アルト)のパートを歌いました。
今回驚いたのは、配信の音の良さです笑
めっちゃくちゃ綺麗に入ってる。
カテドラルって残響が多すぎて会場で聴くと、それがいいといえばいいのですが、ディティールを聴き取るのが難しいんです。
もちろん会場でライブでしか体験できないものも大きいので、どちらが良いとは一概には言えませんが、オススメは会場で聴いたあとアーカイブ配信視聴です。
一度お試しください。(できるだけ良い視聴環境で)
それからロムアルメなのでミカエルの祝日のグレゴリオ聖歌を歌ったのですが、使った写本がカンブレー写本、グランデュファイで歌ったデュファイ作のグレゴリオ聖歌が収められている写本でした。
メディチ版のようにずいぶんともとのグレゴリオ聖歌からすると簡潔になっているのですが、そのセンスがメディチ版と違って、めっちゃ面白いです。
一つのグレゴリオ聖歌をいろんなバージョンで歌うのごっつい楽しい。
そういうイベント企画したい。
ちなみにミカエルの祝日のグレゴリオ聖歌は来年のアラミレでも歌うのですが、こちらはメディチ版を用います(パレストリーナなので)。
今練習中なのですがまあほんと面白いです。
詳しく書いていると年が明けるので続きはまた別の機会に。
新作薪能 ハイパー能「雪の華」
ジャニー喜多川をテーマにした新作能でした。屋根はあるけど野外、という環境で、この季節には普通ありえない大雨&風&雷で、凄まじいコンディションでした。
よく薪に火がついたなと思います。
早々に楽譜が飛んで舞台上でパルプになってるし。
私は地謡とグレゴリオ聖歌風の歌、唱歌との二重唱などを歌いました。
Salicus Kammerchor
J. S. バッハの教会カンタータ全曲シリーズvol.1
100年計画の第1回の録音が終了しました。
音源化前提の寒い演奏とは程遠い、かなり録音してることも忘れるような熱演担ったと思います。
打ち上げでコンマスが「世界一美しいコラールだった」と言っていたことが非常に印象的でした。
うちのコンマス厳しいんですよ。同級生でもう10年くらい一緒にカンタータやってるので遠慮がないし。
めったに褒めないというか初めて褒められた気すらするんですが笑、嬉しかったです。
クラウドファンディングもお陰様で目標金額を達成しまして、なんとかやっていけてはいるのですが、それでもお客さんもう少し呼べるようになりたいです。
倍は来てほしい。。
広報頑張ります。
来年は6月に第10回定期演奏会で、グレゴリオ聖歌だけの演奏会を行います。
定期会員の募集を開始しましたので、どうぞよろしくお願いいたします。。
https://www.salicuskammerchor.com/support
コエダイr合唱団演奏会
振り返り終わりましていよいよ本題です。
今月の私の出演する唯一の演奏会です。
ヨーデル、ジョージア、ブルアリア、ホーメイ、オルティンドー、テノーレス、台湾の合唱をやります。
いやあ列挙してみるとなかなかイカツイ。イカツイプログラムです。
これらをただその曲を普通の声で歌うのではなく、それぞれの芸能の価値観に見合った声で歌うというのがコエダイr合唱団の凄いところです。
全部ではありませんが、ホーメイやヨーデルやブルガリアや台湾に関しては、その道の専門家を呼んで定期的に指導を受けています。
テノーレスは実際イタリアのサルデーニャ島まで出向いて直接現地のテノーレスから教わっています。
いやあイカツイ活動してますわ。
演奏会お申し込みはこちら↓
https://www.reservestock.jp/events/948824
さらに、特殊発声は聴くのも楽しいけど出すのはもっと楽しいということで、体験会もあります。↓
https://www.reservestock.jp/events/976243
同じアホなら歌わにゃ損ということで、皆様のご参加お待ちしております。