モンテヴェルディ→ジョスカン→イザーク

今日は午前中櫻田先生のレッスンで、ヴェスプロの一部をみていただきました。

レッスンでは、共演させていただいている曲をレッスンに持っていったのですが、そのこと自体が物凄く不思議な感じでした。

改めてこのプロジェクトに乗っけていただいていることの凄さを感じました。


午後はカペラのリハーサル。毎年恒例、海の日のコンサートに向けてのリハが今日からスタートしました。

非常に久しぶりのジョスカンのミサです。

こう、イザークばっかりやってて、久々にジョスカンをやると、ジョスカンっていいなって思いますね。

まさに天才の所業!って感じです。

アラミレで数年前に演奏した曲なので、馴染みもありますし、大変楽しみました笑

カペラの最新CDにも収録されていますので、こちらで予習されてからコンサートにいらっしゃるのもいいかもしれません。

http://www.cappellajp.com/album/

この時の録音からテキストが相当変わってるそうです。違いを楽しむのも面白いかもしれません。

この演奏会ではイザークのモテットも演奏します。

“Virgo prudentissima”

そう、今FF古楽道場と計歌会で練習している、Missa “Virgo prudentissima”に用いられているグレゴリオ聖歌のモテットです。

6声の作品ですが、冒頭非常に長大な2声のソプラノのデュエットが印象的な作品です。

しかもこの長大なデュエットのあとにtuttiになるかと思いきや、さらに男声のデュエットが続きます。

今日リハーサルしたのはその前半部分だけでしたが、すでに十二分に壮大でした。

Gigantisch!!!って感じです。

イザークイヤーの一環としても、ジョスカンの傑作聖母ミサを楽しむ機会としても、また最新CD発売記念としても必聴の演奏会です。


夜は計歌会道場の練習、今日はそのMissa “Virgo prudentissima”のサンクトゥスを練習しました。

こちらも声部は6声でこれまた大変壮大です。特にOsannaは傑作で、オクターブ跳躍を繰り返すバスの上で他声部がそれはそれは執拗に上行音型を繰り返し掛け合います。

バスの跳躍音型はリガトゥーラ(連結音符)で書かれ、見た目的にもかなり面白いことになっています↓笑


こういう顔文字ありますね。

若干これ↓に近いような気も…


左右が反対だった…

こちらのコンサートは11月23日です。

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor

↓公演情報更新しました!↓

http://www.salicuskammerchor.com/concert

↓DVD発売中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/goods

↓メルマガ会員募集中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

メンデルスゾーン→モンテヴェルディ→イザーク

昨日のメンデルスゾーンからうってかわって、今日は午後にコントラポントでモンテヴェルディ、夜はアラミレでイザークを歌いました。


コントラポントのヴェスプロはもうほんとに櫻田先生が神がかりすぎてヤバイです。

櫻田先生の乗るヴェスプロにはいくら払ってでも聴きに行くべきだと思いました。もうほんと凄い。凄まじい。

このプロジェクトにのせていただいて光栄ですが、少しでも近づけるように精進いたす所存です。

演奏会詳細はこちらから↓

http://www.fonsfloris.com/c/

凄いページができました!見応えあります!↑



夜のアラミレは、イザークのミサとモテットを歌いましたが、このミサのクレドはなかなかへんてこです。

しかしいい曲です。イザークブシ炸裂です。

ほんと面白いよイザーク。

ちなみに今日7-11時まで歌詞付け、フィクタ等作業してましたが、消しゴムがけで中指がつりました笑

こちらの演奏会は9月24日です。

ミサに加え、イザークの6声の壮大なモテット”Angeli, archangeli”、ジョスカンの珠玉のモテット、”Stabat mater”も歌います。

詳細はこちら↓

http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor

↓公演情報更新しました!↓

http://www.salicuskammerchor.com/concert

↓DVD発売中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/goods

↓メルマガ会員募集中!↓

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

コントラポントのヴェスプロ リターンズ

今日からコントラポントのヴェスプロのリハーサルが始まりました。


もうほんとに、メンバーが豪華です。こんなメンバーの中で歌わせてもらえて、ほんとありがたいです。

中でも櫻田先生は神がかってて、もう、真骨頂です。完璧過ぎて泣ける。

トミーと福島さんとの三重唱とか、今日初合わせとは思えないほど素晴らしかったです。

もう最高。

これをカテドラルで聴けるなんてほんと涎出ます。

ちょっとチケット代は高めですが、それだけの価値は絶対にありますよ。

聴き終わる頃には顎外れてるかもしれないので気をつけてください。笑


モンテヴェルディ生誕450年記念演奏会2 コントラポントのヴェスプロ

2017年5月24日(水)  東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂

演奏曲

クラウディオ・モンテヴェルディ 聖母の夕べの祈り

Claudio Monteverdi (1567-1643), Vespro della Beata Vergine
演奏

ソプラノ Soprani: 花井尚美  広瀬奈緒  染谷熱子  田村幸代 

アルト alti: 金沢青児  輿石まりあ

テノール Tenori: 櫻田亮  富本泰成  櫻井元希  福島康晴

バス Bassi: 春日保人  松井永太郎
ヴァイオリン violini: 丹沢広樹  丸山韶

ヴィオローネ violone: 西澤央子

コルネット cornetti: 上野訓子  笠原雅仁  湊仁美

トロンボーン tromboni: 宮下宣子 大内邦靖 青木治夫

フルート、リコーダー flauti: 太田光子 前田りり子

リュート liuto: 金子浩

ハープ arpa doppia: 伊藤美恵

オルガン organo: 上尾直毅
チケット

指定席・一般 6,000円 自由席・一般 5,000円 学生 2,500円

指定席・2公演連続券 10,000円 (3月17日第23回定期公演と同時購入)

*学生券は、学生証を提示のうえお求め下さい
チケット取扱 

東京古典楽器センター 03-3952-5515
主催:株式会社フォンス・フローリス

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchorメルマガ会員募集中!

サリクスの最新情報や古楽、声楽に関する情報満載!

登録してくださった皆様には未公開演奏動画プレゼント!

http://www.salicuskammerchor.com/mail-magazine-1

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

コントラポント×カペラのモンテヴェルディ | 旧岩崎邸庭園コンサート終演

コントラポント×カペラのモンテヴェルディ | 旧岩崎邸庭園コンサート終演

昨日モンテヴェルディ公演、そして今日旧岩崎邸庭園でのコンサート終演いたしました。

ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。

モンテヴェルディ公演は、カテドラルで、コントラポントとカペラとの共演ということで、感慨深いものがありました。

とにかく楽器の皆様が素晴らしくて、よだれ垂らしながら聴いていました。


実際ああいった形で、固有唱の代わりに器楽曲が用いられたことはあったようなのですが、やってみると、ほんと大丈夫かな?!って思うくらい異世界でした。

ただお客さん的には対比と言うか、変化があって楽しめたんじゃないかなあと思います。

最初の器楽曲から、入祭唱のグレゴリオ聖歌が始まった瞬間、お客さんがはっとしたのがわかりました。


明らかに空気が変わりました。


そして今日は旧岩崎邸庭園でのミニコンサートでした。

近現代の音楽をなるべくとっつきやすく、わかりやすく聴いていただきたいと組んだプログラムでしたが、いかがだったでしょうか。

4人でメシアンはなかなか手強かったです。でも髙田三郎の典礼聖歌が好評だったようで嬉しかったです。

典礼聖歌はエリザベトシンガーズで録音したのですが、その中でも「平和の祈り」は別格に好きな曲で、これが演奏できて幸せでした。

「主の祈り」というアルバムの一番最後に収録されています。

アマゾンでも売ってますのでよかったら聴いてください。ほんとにいい演奏です。

主の祈り 高田三郎:混声合唱のための典礼聖歌

あと「鷗」は4人で歌うと思いの外しんどいということがわかりました。

リハーサル中「間奏が欲しい・・・」というぼやきが出るほどでした笑

旧岩崎邸は寒かったですが、内装がほんとに豪華絢爛で美しく、なんだか気が引き締まりました(重要文化財だから触ったり壊したりしたらイカンという思いからかもしれませんが・・・)。

また機会があったら是非演奏してみたいです。

(もう背景が素晴らしすぎて・・・)

 

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

カペラ×コントラポント | モンテヴェルディ公演明日

カペラ×コントラポント | モンテヴェルディ公演明日

ヴォーカル・アンサンブル カペラの特別出演するコントラポントの公演が明日に迫りました。

世間はヴェスプロヴェスプロ言うとりますが、モンテヴェルディはヴェスプロだけじゃないんだぜってとこを見せつけてやろうと思います笑


ミサ《イン・イロ・テンポレ》はヴェスプロと同じ曲集に収録された、ヴェスプロとは全く違う技法によって書かれた作品です。

ヴェスプロが当世風のナウい技法で書かれた曲であるのに対し、このミサはフランドルから続く伝統的な対位法で書かれた作品です。

3月にミサ、5月にヴェスプロを聴くと、きっとモンテヴェルディという人の懐の深さがお分かりいただけると思います。

今回はそのミサの流れを軸に、本来固有唱の入る位置にコントラポント器楽隊が器楽曲を演奏します。

今日始めて器楽隊とのリハでしたが、もう目玉ブッ飛ぶプログラム、目玉ブッ飛ぶ演奏です!


マジで凄いです。コルネットは踊り狂い、ヴァイオリンは官能的に、ドゥルチアン(ファゴットの古いの)は炸裂し、テオルボは焚き付けます。あ、あと花井先生がオルガンも弾きます。先生はミサを歌い、器楽曲の通低を弾きます。すげー体力いりそう!

特にこれだけは言っておかなければならないのですが、鈴木禎さんのドゥルチアンはほんとに常軌を逸してます。キチガイです。変態です(褒めてます)。全ファゴット奏者よ!耳の穴かっぽじって聴きやがれ!って感じです。もうほんと凄いです。意味がわかりません。どうなってるのかさっぱりわかりません。目にも留まらぬ早業!耳で追うのもやっとな超絶技巧です。


明日はカペラでバスを歌いますが、明後日は旧岩崎邸庭園でテノールを歌います。来週は広島でアルトを歌います。

相変わらずお前は何屋だ状態ですが、多分こんなことになってるのは今だけなので、これはこれで楽しもうと思います。

色んな人の気持ちがわかるってのは、きっといいことですよね!!

ということで明後日は4人でペルト、ラインベルガー、オルフ、メシアン、髙田三郎、木下牧子を歌います。

どの曲もなかなかOVPP(一人一パート)では聴けない曲だと思いますので、こちらもよろしければご来場ください。

 

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

――・――・――・――・――

Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

――・――・――・――・――

櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。