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第29回 J. S. バッハの教会カンタータ(その4)

goo.gl/KOUoli


4回に渡ったバッハの教会カンタータシリーズの最終回です。

やっと終わりました笑

白状しますと、このシリーズは昨年10月には終わっている予定でした。というのもジョイントコンサートでカンタータを演奏するということで、それに向けて書き始めたのです。

予定としてはその後さらに、サリクスステージの作品、グレゴリオ聖歌、イザークの固有唱、パレストリーナのミサ「シネ・ノミネ」等の解説も書いて、コンサートを迎えるというつもりでいたのですが、全然追いつきませんでした。orz

でも途中で投げ出さずに完結させたので皆様是非読んでやってください!

次回は4月の第3回定期演奏会の選曲について書く予定です。こちらも面白い記事になるはずですのでお楽しみに!


Salicus Kammerchor第3回定期演奏会
J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3
〜詩編モテットと葬送モテット〜

Salicus Kammerchor立ち上げ公演からの企画、「J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズ」の第3回です。今回のメインプログラムは“Lobet den Herrn, alle Heiden” BWV 230と“Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226の2曲のモテットです。
BWV230は詩編117編をテキストとするモテットです。前半はこのモテットをメインに、同じテキストを持つラテン語とドイツ語の作品をグレゴリオ聖歌、ルネサンスポリフォニー、初期バロックと時代を追って演奏いたします。後半のメインプログラムであるBWV226は追悼式の為に作曲されたと考えられているモテットです。前半同様グレゴリオ聖歌から時代を追いながら、すべて「死」にまつわる作品を演奏いたします。
同じテキスト、同じテーマを持つ作品をグレゴリオ聖歌にまで遡り、時代の変遷を追ってお聴きいただいた後にバッハのモテットを演奏いたします。このことによって、よく知られているバッハのモテットも今までとは少し違った捉え方が出来るかもしれません。これまで聴いたこともないような、新鮮な演奏をお届けできれば、と考えています。

曲目:
グレゴリオ聖歌 復活徹夜祭のための詠唱「諸国よ主をほめ讃えよ」
Gregorian chant : Tractus ad Vigiliam Paschalem “Laudate Dominum omnes gentes”

ウィリアム・バード(ca.1543-1623)「諸国よ主をほめ讃えよ」
William Byrd “Laudate Dominum omnes gentes”

トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Tomás Luis de Victoria “Laudate Dominum omnes gentes”

ザムエル・シャイト(1587-1653)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Samuel Scheidt “Laudate Dominum omnes gentes”

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Johann Sebastian Bach “Lobet den Herrn, alle Heiden” BWV 230

グレゴリオ聖歌 死者のための聖務日課より応唱「私は信じる、救い主は生きておられると」
Gregorian chant : Responsorium pro officium defunctorum “Credo quod Redemptor meus vivit”

ギョーム・デュファイ(ca.1400-1474)「めでたし天の元后」
Guillaume Dufay “Ave Regina caelorum”

ジョスカン・デ・プレ(ca.1440-1521)「われらの父よ/アヴェ・マリア」
Josquin des Prez “Pater noster / Ave maria”

ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)「それは確かに真なる」
Heinrich Schütz “Das ist je gewisslich wahr”

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「御霊は我らの弱きを強め給う」
Johann Sebastian Bach “Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226

演奏:Salicus Kammerchor
指揮:櫻井元希

【神奈川公演】
日時:4月22日(土)14:00開演(13:30開場)
会場:横浜市栄区民文化センター リリスホール
アクセス:
神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1

●電車
JR京浜東北線(根岸線)【本郷台駅】徒歩3分

【東京公演】
日時:4月27日(木)19:15開演(18:45開場)
会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール

アクセス:(地図と共に裏面でOK)
東京都台東区西浅草3-25-16

●電車
地下鉄日比谷線 【入谷駅】徒歩約8分
つくばエクスプレス線 【浅草駅】徒歩約5分
JR山手線・京浜東北線 【鶯谷駅】徒歩約15分

●都バス
【入谷二丁目】徒歩約3分
□上26 亀戸駅~とうきょうスカイツリー駅~根津駅~上野公園
□草41 足立梅田町~町屋駅~中入谷~浅草寿町

【チケット情報】
料金:〈全席自由〉一般 3,500円(当日 4,000円)/学生 2,000円(当日 2,500円)

販売所:
[東京文化会館チケットサービス]
窓口 東京文化会館内(営業時間/10:00-19:00 休業日/会館保守日、休館日)
電話 03-5685-0650 Web http://www.t-bunka.jp/
※セブン-イレブンでの引き取り可
※東京文化会館チケットサービスでの販売は、開催日2日前までとなります。

[TiGET](当日精算お取置きでのお申込)
神奈川公演 https://tiget.net/events/7742
東京公演 https://tiget.net/events/7743

[横浜市栄区民文化センターリリス受付窓口](神奈川公演のみ)
受付窓口のみでのお取扱いとなります。お電話でのご予約は承れません。
※リリス受付窓口での販売は、開催日前日までとなります。
※お支払いは現金のみとなります。

【お問合せ】
メール salicus.office@gmail.com 電話 080-5400-7200(山内)
(受付時間/平日19~22時 土日祝11~21時)
【出演者】

指揮:櫻井元希

メンバー:
ソプラノ
金成佳枝
鏑木綾
高橋慶
中須美喜

アルト
輿石まりあ
小巻風香
髙橋和真
矢ヶ部直子

テノール
金沢青児
佐藤拓
富本泰成
渡辺研一郎

バス
青木海斗
谷本喜基
西久保孝弘
松井永太郎

通奏低音
野田優子(オルガン)
角谷朋紀(ヴィオローネ)

未就学児のご入場はご遠慮ください。
やむを得ない事情により出演者・曲目が変更になることがございます。あらかじめご了承ください。

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

ロ短調ミサ→ジョスカン→イザーク

ロ短調ミサ→ジョスカン→イザーク

今日は錦糸町のすみだトリフォニーホールでバッハのミサ曲ロ短調BWV232を演奏した後、アラミレのリハーサルという日でした。

最近ロ短調はあちこちで演奏されてますね。

私は合唱エキストラで伺ったのですが、テノールパートを通して歌ったのは初めてなのでした。

いやはや。テノールってほんと凄いですよ。バスと比べて消費カロリー3倍くらいじゃないでしょうか。

ダイエットしたい人はテノール歌えばいいと思う笑。私今日だけで2・3キロ痩せたんじゃないでしょうか笑

あとバッハの場合、報われない難しさがあって、こんなとこでこんな超難しい音型やってるの誰も気づかないだろうなー!と思われるところに命かけるの萌えます笑

でも気づかれないから間違ってもいいとかいうことではなく、間違えなかったら気づかれないんですね。間違えたら気づかれますので笑

ロ短調やるのは実は昨年のカンタータクラブ定期演奏会以来だったのですが、テノールを通して歌うことで、その時には全く気づけなかった細かい細かい面白さをいっぱい発見できて嬉しかったです。

やっぱりバッハ最高。ほんとに素晴らしい。

テノールのソリストは我が師、櫻田亮先生だったのですが、もう最高でした。背中から沢山のことを学ばせていただきました。

あと恐るべきはソプラノ2のソロを歌われた澤江さん。昨日青木洋也さん指揮のロ短調の本番があったそうで、2日続けて別の団体でロ短調の本番という超人的なスケジュールだったようです。


ロ短調終演後、半蔵門線錦糸町駅16:36発の電車に飛び乗り、ギリッギリ17:30のアラミレのリハーサルに間に合いました。

アラミレは今2/11のフォンスフローリス古楽院の発表会に向けてリハーサルしています。

曲目はジョスカンのStabat Mater、一般にはあまり知られていませんがほんとびっくりするくらい名曲です。

後半の3分割と2分割が目まぐるしく入れ替わりながら祈りの言葉を畳み掛けるところなど鼻血ものです。

ジョスカンってほんと天才だと思います。バッハ以前の作曲家の中で、彼ほどの閃きとインスピレーションを持ちえた作曲家はいないと思います。

底知れなさ、いつまでも理解しきれない未知の部分があるような気がする、という点で2人は共通しています。深遠です。

アラミレは9月の演奏会のためのリハも始めていて、今日はMissa comme femmeのキリエを譜読みしました。

イザークとジョスカンは同じ時代の作曲家なのですが、全然違います。対照的と言ってもいいかも知れません。

この2人のキャラクターの差を示すエピソードとして、フェラーラのエステ家の家臣が当主にこの2人を紹介した書簡がありました。

曰く「イザークは注文すればすぐ書いてくれるし人柄も良い。ジョスカンの方がいい曲を書くが、気が向いた時にしか書いてくれず、報酬も2倍近く要求する」のだそうです笑

当主はジョスカンを採用したそうです。

私はイザークとジョスカンは、確かに違うが、ジョスカンの方が優れている、と言うのはちょっと言い過ぎじゃないかなぁと思います。

2人とも違った意味で素晴らしいです。

今日リハーサルしたミサはほんとにシンプルで構造がわかりやすく、すっきり爽やかで、喉越し最高なビールのようです。

対してジョスカンはものすごーく渋みの強いが香りの奥深いワインとでも言いましょうか。ワインそんなに知らないですけど笑。

ちなみに僕はワインよりもビールの方が好きです。はい。誰も興味ないですねー( ̄∇ ̄)

9月の演奏会では、イザークのミサに、ジョスカンのスタバトも演奏予定ですので、2人の作曲家の違いをお楽しみいただける演奏会になろうかと思います。

日程が近づいてきましたらまた紹介しますが、こちらもお勧めの演奏会ですので、よろしければご来場くださいませm(_ _)m

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

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カペラ×イザーク公演 | 振替公演決定!

カペラ×イザーク公演 | 振替公演決定!

皆様お待たせいたしました!

複数メンバーのインフルエンザ罹患によって中止になってしまった、カペラのイザーク公演の振替公演が決まりました!

月曜日の夜ですが、是非目黒のアンセルモ教会までお越しください。この教会は以前はカペラでよく使用させていただいておりましたが、今後使えなくなる可能性があり、そういった意味でも貴重な機会になろうかと思います。

1月のチケットをお求めくださった皆様、払い戻し方法は以下のリンクより確認出来ます。大変お手数おかけして大変申し訳ありません。

https://fonsfloris.blogspot.jp/2017/01/1.html

この度はカペラの演奏会を楽しみにされてきたお客様に残念な思いをさせてしまいましたが、3月のモンテヴェルディ公演と振替公演、リハーサルを同時進行でがんばりますので、これからもカペラをどうぞよろしくお願いいたします!


ヴォーカル・アンサンブル カペラ2016/2017シーズン定期公演

イザーク没後500年記念

2017年2月27日(月)午後7時開演(6時30分開場)

聖アンセルモ・カトリック目黒教会

演奏プログラム、出演者は変更ありません。
6時40分から、音楽監督の花井哲郎による解説があります。

チケット 1月20日発売
前売:一般 4,500円 ペア 8,400円
当日:一般 5,000円
学生:2,500円(学生証をご提示ください)

チケット販売所
東京古典楽器センター 03-3952-5515(チケット郵送可)
サンパウロ(「四谷」駅前) 03-3357-8642
※東京文化会館チケットサービスでは取り扱いませんのでご注意ください

 

公演詳細

 

またこの公演のプログラムノートが公開されています。

期間限定ですのでぜひこの機会にご覧ください!

https://fonsfloris.blogspot.jp/2016/12/cappella.html

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

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好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

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イザークとモンテヴェルディ

イザークとモンテヴェルディ

今日は3月のカペラのリハと、夜は道場+計歌会のレッスンでした。


カペラは3月にコントラポントの公演に友情出演(?)する予定で、モンテヴェルディのミサIn illo temporeを演奏します。

このミサは有名なヴェスプロと同じ楽譜集に含まれ、新技法のヴェスプロに対して、旧技法のミサとして対置された作品です。

曲は先日までリハーサルしていたイザークのミサに匹敵、あるいはそれを超えるほどゼクエンツが多いです。

祭りです。もう、ゼクエンツの。

イザークから100年後の作曲家だけあって、そのゼクエンツにひと工夫もふた工夫もあって、時代の流れを感じます。

しかも6声なのでより技法としては複雑です。

いやーそれにしてもゼクエンツだらけ。そして回数が多い!

ゼクエンツって構造的にいくらでも繰り返せるんですが、大体3-4回もやればいい方で、5回あると多いなぁって思うし、バッハなんかは2回とかでやめちゃったりして、潔いなぁなんて思ったり。

で、モンテヴェルディはコレです↓


赤で括弧したところがゼクエンツの部分です。練習番号20番のところから、それぞれ4回、3回、6回、4回、とここだけで4種類のゼクエンツが現れます。

まああああシツコイ!こんなにシツコイ人いるかしら!っていうくらいシツコイです。

このシツコさによって、expecto「待ち望む」を表現てるんですね。待ち焦がれてる感が物凄いです。

今までイザークを練習していたので、技法の新しさが目立ちます。

特にモンテヴェルディは和声的にビックリするくらいモダンで、ドミソで終止したあとにミソ♯シで始まったりします。ウォーマジか!なにこの斬新さ!ってなります。一瞬なんの和音が鳴ったのかわからないくらい斬新です。

「最近の若いものの考えることときたら、、」

などと当時の先輩音楽家は思ったでしょうか笑

モンテヴェルディ生誕450年記念演奏会1〜ルネサンス対位法の集大成のミサ曲と初期イタリア・バロックの器楽作品が大聖堂に織りなす幽玄なる音世界!
2017年3月17日(金) 午後7時15分 東京カテドラル関口教会聖マリア大聖堂

クラウディオ・モンテヴェルディ Claudio Monteverdi (1567-1643)
ミサ《イン・イロ・テンポレ》 Missa In illo tempore
ジョヴァンニ・ガブリエリ、ダリオ・カステッロ、ジョヴァンニ・ピッキらの器楽作品
Giovanni Gabrielli (1554/1557?-1612?, Dario Castello (d.1630?), Giovanni Picchi (1571/2-1643), Instrumental works

古楽アンサンブル コントラポント 器楽アンサンブル
ヴァイオリン violone:丹沢広樹 コルネット cornetto:上野訓子
ドゥルチアン dulciana:鈴木禎 リュート liuto:金子浩 オルガン organo:花井哲郎


夜は古楽道場と計歌会合同のレッスンでした。

この2つの団体は昨年まではそれぞれ別の勉強会として、ジョスカンとマショーをやってきました。

今年は合同でイザークの6声のミサを演奏します。

Missa “Virgo prudentissima”

このミサも凄いです。面白い!

メンスーラが複雑で変化に富んでいて、特に私の歌っているVagansというパートはスレスレのところを綱渡りするようなスリリングさで、時々限界を迎えて派手に他のパートと半音でぶつかったりして超楽しいです。

結構な時間「レファファ♯ラ」っていう現代の音楽用語で言うドゥアモルみたいな和音が鳴るんです。

それはそれは緊張感高いです。

こちらは1年間かけてじっくり学び、11月に本番が予定されています。


(写真)私の歌うパートVagansというパート名が書かれています↑

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演奏動画公開中!

Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor

Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”

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主宰団体Salicus Kammerchorホームページはコチラ

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男声アンサンブル 八咫烏 2nd concert! 終演!

男声アンサンブル 八咫烏 2nd concert! 終演!

昨日おとといと2公演行いました、男声アンサンブル八咫烏2nd concert!終演いたしました。

この冬一番の冷え込みという気候の中、ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

八咫烏らしさ満載の演奏になったと思いますが、特に湯山昭の「河童の歌」は私たちのキャラクターにぴったりで(真面目にふざける系、ぶさいくひたむきダサい逆にカッコイイ系)、最高に楽しかったです。

ただ個人的に2日間の公演の内、白眉だと思ったのは2日目のシュトラウスだと思いました。2日目のお昼のリハーサルの成果も出て、細部まで行き届いた、納得のいく演奏だったと思います。

お客様の感想の中で多かったのは、知ってる曲をやってほしいという声で、普段あまりキャッチーさという観点から選曲していない私にとっては、新鮮なでした。

というのも私にとってメンデルスゾーンやシューマンやシューベルトやシュトラウスなんかをやっている時点ですでにキャッチーで王道で超有名どころだと思っていたので、そういう意見が出ると思っていなかったので。

いかに自分の価値観や尺度で物事を判断していたかということを思い、反省しました。

あと感想で多かったのは、北欧ものをもっとやってほしいという意見でした。今回マデトヤに焦点を当てて、20分ほどのステージを組みましたが、De profundisが、大曲のわりに演奏時間は短いので、演奏している方としてはなかなかお腹いっぱいなのですが、聞き手としてはもうちょい聴きたい!と思われたようです。

今回発声を見直したことによって声のブレンドがかなり向上し、北欧ものサウンドに近づいてきたと思うので、これからも北欧ものは八咫烏の選曲の柱となっていくと思います。

八咫烏に演奏して欲しい曲、リクエスト募集中です。だんだん自分たちに合う曲、ジャンルが見えてきたように思いますが、まだまだ模索中、色んな可能性を残しながらの選曲となっておりますので、是非ご意見お寄せくださいませ。


写真は「八咫烏」の名のついた日本酒をいただいてご満悦の二人

 

そして山盛りの唐揚げに笑いが止まらないトミー

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演奏動画公開中!

Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor

Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”

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