クワドラプルヘッダー?!

クワドラプルヘッダー?!

今日は朝 ヴォクスマーナ、昼 サリクス、夕 旧岩崎庭園、夜 カンタータクラブOB役員会でした。

ダブルヘッダー、トリプルヘッダーとはいうけど、四つはなんていうんだろうと調べたら、トリプルの次はクワドラプルというそうです。

そしてそんな予定が詰まりまくった今日は、妻の誕生日でした。罪悪感…(´△`)

明日ケーキでも買って帰ろうと思います。


しかしまー今日は色々歌いました。

ヴォクスマーナではばりばりの新曲

サリクスではグレゴリオ聖歌、ラリュー、ドレスラー、バッハ

旧岩崎庭園のリハではペルト、ラインベルガー、オルフ、メシアン、高田三郎、信長貴富、木下牧子

を歌いました。

いやー我ながら流石にいろいろやりすぎですよね。

しかしオルフとかメシアンとかはまだしも信長、木下牧子なんかはほんと久しぶりで、なんだか新鮮でした。

それぞれの価値観があって、実に興味深いです。

こ、これがロマン派の価値観か!と普段ロマン派やらないと思ったりします。

今日は特にラインベルガーのミサのテキストの扱い方にちょっとした衝撃を受けました。

自分の普通は他人の異常。自分の価値観を基準にしてはいかんのです。古楽の基本ですね。

僕が珍しくロマン派やなんかを歌うのは、「3/18の旧岩崎庭園 午後のミニコンサート」です。

メンバーもみんなサリクスのメンバーなので、「そういう」演奏になると思います笑


夜のカンタータクラブOB役員会では主に8月に行われる小林道夫アカデミー in 下田の打ち合わせをしました。

今年は現役が沢山参加してくれるように画策していきます。

道夫先生と1人でも多くの現役部員が触れ合える機会になればと思います。

OB会は最近FacebookとTwitterを始めました。皆様よろしければフォロー、いいね!よろしくお願いいたします。

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会
『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』
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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

時代・地域・様式(雑感)

時代・地域・様式(雑感)

今日は朝ヴォクスマーナ、昼カペラでした。

作曲家藤井健介さんの立会いのもと先週あたりに出来たばかりの曲を歌い、かたやカペラでは没後500年のイザークと生誕450年のモンテヴェルディを歌う。

こんな贅沢なことができるのは今生きている我々だけですよね。


私たちのもっているレパートリー

グレゴリオ聖歌が記譜されたのが10世紀ごろと言われてますので、私のレパートリーは約1100年間の作品ということになります。

それに対し、例えばイザークの生きた時代は今から500年前ですから、グレゴリオ聖歌から数えてレパートリーは600年分と言えるでしょうか。

単純に考えて我々の約半分です。

もちろんイザークの時代にどれだけ広範囲に過去の作品を演奏していたかはっきりとはわかりませんが、まぁほぼ同時代の作品とグレゴリオ聖歌、というか感じだったでしょう。

つまり歌い分けなければならない様式はグレゴリオ聖歌とポリフォニーという二本立て、この二つさえうまく演奏できればよかったのだと思います。

あれやこれやといろんな様式のものを歌わなければならない私たちとは違い、この二つに専念していた当時の人たちの演奏、さぞかし素晴らしかったんだろうなぁ。


サリクスの場合

例えばサリクスのレパートリーで言えば、グレゴリオ聖歌からバッハまでですので約800年間です。それもイタリア・フランス・フランドル・イングランド・ドイツと様々な地域のものを歌いますので、その歌い分けの大変さときたらもう。

ラテン語の発音一つとっても発狂的に複雑です(今回はイタリア式・フランス式・イギリス式を用います)。

まだ今回は扱う言語がラテン語とドイツ語の二ヶ国語だけなのでマシな方です。

これに音律、旋法感、調性感、和声感、編成、通奏低音との関係などが複雑に絡み合って、ほんとなんでこんな大変なことになっちゃったんだろうというくらいこれらの歌い分けは絶望的に困難です。

その多様な様式が混じり合った末にできた音楽としてバッハを捉える、というところに面白みを感じてもらえればと思っているので、是非ともこの困難は乗り越えなければならないのですが。

というわけでバロックまでの音楽でさえこれだけ様々な様式に対する感受性というか、知恵と技術のストックみたいなものが必要なわけですが、いわんや現代をや、というわけです。


現代音楽の様式感

現代の音楽ってほんとに多様で、作曲家一人一人に様式があり、もはや個人の様式を作ることが作曲家にとって課せられた義務のようになっていて、しかも人によっては曲ごとに全く違った様式を用いたりしてきます。

例えば今回ヴォクスマーナで演奏する川上統さんがそうで、前回ヴォクスマーナで演奏した海藻大聖堂は今回演奏する怪獣とは全く違う語法で書かれています。「怪獣」は「海藻大聖堂」にあった様々なな要素のうちの一つに拘って、純化させたような印象があります。あくまで語法について言えば、ですが。テーマはもちろん全然違います。

僕が普段演奏しているバロックまでの音楽はその点、同じ地域、同じ時代では、大体同じ様式の中で音楽を書いているので、時代と地域を限定してしまえばある程度一つのやり方で演奏できます。

その中に、たまにバッハみたいな飛び抜けて変な人がいたりして、ビックリするような音楽を書くけれど、まるっきり別の様式で書いているわけではないんです。同じ様式の中で、これだけ強烈な個性を炸裂させることがむしろ凄いというか。

現代とは根本的に作曲に対する態度が違うんですね。

現代音楽を演奏する場合、まずはその作品の様式(価値観と言った方がいいかもしれません)を体にインストールしなければなりません。スマホにアプリを入れるようなもんでしょうか笑

一つのアプリで沢山の作曲家の作品が演奏できる古楽に対して、一つのアプリにつき一人の作曲家、あるいは一つの作品しか演奏できないのが現代音楽、という感じでしょうか。

このアプリの数を増やすこと、またたまにアップデートすること、そして必要な時にすぐ起動できるようにすることも演奏家の仕事の一つといえると思います。

これって日々自分の価値観をぶっ壊して再構築するようなもんなんですよね。

 


カペラの場合(イザークとモンテヴェルディ)

今日のカペラのリハはイザークとモンテヴェルディでしたが、この二人、見た目同じような書き方で書いてるように見えて、全然違います。

どのくらい違うかというと、茶そばとロリポップぐらい違います(どっちがどっちかは深く考えないでください)

具体的にいうと、外面的な違いだけでも、

【イザーク】

時代と場所:15世紀フランドル

ラテン語の発音:フランス式

音律:(基本的に)ピタゴラス音律

編成:4声
【モンテヴェルディ】

時代と場所:17世紀イタリア

ラテン語の発音:イタリア式

音律:ミーントーン

編成:6声

という違いがあります。

私の場合、イザークのモード(アプリ)はすぐ引き出せるんですが、モンテヴェルディの方が大変難しい。というのもイザークのモードはジョスカンのモードに非常によく似ているので、同じモードをマイナーチェンジすればいい感じなんですね。

それに対してモンテヴェルディの方はというと、マドリガーレやヴェスプロのような新しいタイプの音楽は度々演奏しているのではいはいこのモードねって引き出せるんですが、モンテヴェルディのいわゆるプリマプラティカ(バロック期にできた新しい技法に対して古い技法のことをこう呼びました)はなんというかこう、わかるところも、あるけど、んー、これは、ほんとのとこ、どうなってんの?!て感じです笑笑

正直すぎますね笑

本番までにはアプリ完成させますんで笑


まとめ♡

ダラダラとすみません。

とりとめがないかんじになっちゃいましたが、実はほんとに言いたいのは、この、様式によるモードのチェンジっていうのは、何も演奏家に限った話ではないということです。

聴き手にも、その音楽を聴くにあたって、それにふさわしいモード、というものがあると思うんです。

モード、というのは体と心の状態をいうと思うんですが、その音楽の価値観を自分のものに出来ているかどうかで、聞こえ方は物凄く変わります。

カツ丼食いてえなぁって思ってたら口がカツ丼になるじゃないですか。その口でシュークリーム食べても微妙でしょう?

ロマン派の交響詩を聞く耳でグレゴリオ聖歌を聴いたらやっぱり微妙だと思うんです。

で、その価値観、モードを培うには、実際に歌ってみる、演奏してみるのが一番の近道だと思います。

その当時の人がどういう生活をしていて、どういう価値観をもって、何を考えて生きていたのかを勉強する、というのもいいと思いますが、とりあえず歌ってみる、というのが早いと思うんですね。

そんなわけでフォンスフローリス古楽院でそれができますよってのが今日の結論です笑笑笑

結局それかい!?という突っ込みがきそうですが笑

私はこれを知って人生変わりました。

「俺は今まで一体歌の何を学んでいたんだコンチクショウ」と思いました。

あなたも人生変えてみませんか?!(☆∀☆)キラキラ

(アヤシイ宗教ではありません)


フォンスフローリス古楽院2017年東京講座

詳細は以下のリンクよりご覧ください。

http://www.fonsfloris.com/k/2017tokyo.html

◆春期集中講座

Gs|初めてのグレゴリオ聖歌

Rs|初めてのルネサンス音楽

S|ソルミゼーション入門
Ms|初めての中世音楽

◆入門講座(通年)

Gn|グレゴリオ聖歌入門

Rn|ルネサンス音楽入門

◆歌唱実践講座(通年)

G|グレゴリオ聖歌演奏法

M|中世の音楽

トロープスとオルガヌムを歌う

R1|ルネサンス1 イザークのミサ曲

R2|ルネサンス2 イザークのモテット
◆発声講座

V|合唱のための発声法
◆音楽史講義

L|ルネサンス音楽の曙

FB|フランス・バロックの舞踏

 

◆夏期合宿

◆専門家のための特別講座

計歌会

FF古楽道場

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私の担当する講座は【ルネサンス音楽入門】です。

Rn ルネサンス音楽入門

講師 花井哲郎、櫻井元希

全10回と発表会土13:30-16:00
4月8日 5月6日 6月3日 7月8日 9月9日
10月14日 11月11日 12月16日
1月13日 2月10日

一般:35,000円
学生:20,000円

ルネサンス音楽を、当時の楽譜で使われていた白色計量記譜法で歌う、初心者のための入門講座です。合唱団などでルネサンスの音楽は歌ったことはあるが、オリジナルの楽譜は使ったことのない方、古い音楽のア・カペラのアンサンブルは初めての方など歓迎です。ハインリヒ・イザーク Heinrich Isaac のモテットを教材として学びます。歌唱・合唱などの経験のある方ならどなたでも受講できます。


 

あ、あとサリクス主催のワークショップでもグレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニーが学べます。

古楽院の方は日程が合わないという方、また1回ちょっと試したいという方はこちらも是非どうぞ。

定員まであと8名ですので、お申込みはお早めにお願いいたします。

Salicus Kammerchor主催ワークショップ第3回

グレゴリオ聖歌とルネサンス・ポリフォニー

〜古ネウマをポリフォニー演奏に生かす〜

講師:櫻井元希(Salicus Kammerchor主宰)
渡辺研一郎

サポート歌手:鏑木綾、金成佳枝

日時:2017年4月9日(日)10-17時

会場:えびらホール(東急池上線・大井町線 旗の台駅東口より徒歩6分。プライベートホールのため、詳しい場所はお申込み後のお知らせとなりますことをご了承ください。)

詳細はこちらのリンクよりどうぞ!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

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サリクス第3回定期演奏会リハ開始!

サリクス第3回定期演奏会リハ開始!

ついに始まってしまいました。4月のサリクスのためのリハーサルです。

今日はアルトのパート練習。今回のアルトはなかなか面白いメンバーです。

高橋和真くんは初参加で、しかも去年カウンターに転向したばかり。青田買いです( ̄ー ̄)フフフ

矢ケ部さんも初参加、ヴォクスマーナや八重桜でいつもご一緒していた方です。

小巻は芸大声楽科学部時代の同級生で、去年の第2回定期以来2回目です。

輿石さんは3回目の参加ですが、なんとモテット歌うのは初!今まで出てくれたのはワークショップとカンタータなので、こういうミラクルがおこりました笑

お互い初めましてが多い中今日の顔合わせだったので、どうなることかと思いましたが、声は意外に(笑)よく合っていました。

歌い回しをこれから徐々に一致させていけばなかなか面白い音がするんじゃないかな。

楽しみです。


さて、今回の選曲はどちらかというと第1回の時の選曲に近く、物凄い数の作曲家の作品を演奏します。(名前のわかっている人だけで、じゅ!14人もいる!!)

(第2回の時はシュッツの大曲、「音楽による葬儀」がドーンと前半プログラムとしてあったので作曲家の数でいうと少なめでした。)

そう、ということは、資料集めと解説執筆が大変だということなのです。

いや、それ以前にルネサンスものを沢山やるので、楽譜作りからして地獄の作業量、、、(ルネサンス最後期のもの以外は出版譜をそのまま使えるということは滅多にないのです)。

それぞれ一次資料は別の図書館に所蔵されていて、それを見つけるだけでも一苦労。

全然間に合わない、、、。あははははは

とりあえず送った楽譜も大量の変更が見つかって、差し替えの嵐になりそうです、、、キャー。

いやーーーー、、、、、なんでこんな困難な道を選んでしまったのだろう笑

ルネサンス中期までのポリフォーニーを演奏することって、作曲家と共同作業をしている感がすごく強いです。作曲の最後の部分を任せてもらっているような感覚というか。

主に歌詞割りとフィクタに関してですが。それが変わるだけでかなり別の曲のように聞こえると思います。

やりがいはあるけど、正直かなり大変です。

でも膨大な時間をかけたなりの演奏ができると思うので、是非多くの方に聞いてもらいたいです。

サリクスでしか聴くことのできない音楽、やります!


Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3

〜詩編モテットと葬送モテット〜

Salicus Kammerchor立ち上げ公演からの企画、「J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズ」の第3回です。今回のメインプログラムは“Lobet den Herrn, alle Heiden” BWV 230と“Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226の2曲のモテットです。

BWV230は詩編117編をテキストとするモテットです。前半はこのモテットをメインに、同じテキストを持つラテン語とドイツ語の作品をグレゴリオ聖歌、ルネサンスポリフォニー、初期バロックと時代を追って演奏いたします。後半のメインプログラムであるBWV226は追悼式の為に作曲されたと考えられているモテットです。前半同様グレゴリオ聖歌から時代を追いながら、すべて「死」にまつわる作品を演奏いたします。

同じテキスト、同じテーマを持つ作品をグレゴリオ聖歌にまで遡り、時代の変遷を追ってお聴きいただいた後にバッハのモテットを演奏いたします。このことによって、よく知られているバッハのモテットも今までとは少し違った捉え方が出来るかもしれません。これまで聴いたこともないような、新鮮な演奏をお届けできれば、と考えています。

 

曲目:

グレゴリオ聖歌 復活徹夜祭のための詠唱「諸国よ主をほめ讃えよ」

Gregorian chant : Tractus ad Vigiliam Paschalem “Laudate Dominum omnes gentes”
ウィリアム・バード(ca.1543-1623)「諸国よ主をほめ讃えよ」

William Byrd “Laudate Dominum omnes gentes”
トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)「諸国よ主をほめ讃えよ」

Tomás Luis de Victoria “Laudate Dominum omnes gentes”
ザムエル・シャイト(1587-1653)「諸国よ主をほめ讃えよ」

Samuel Scheidt “Laudate Dominum omnes gentes”
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)「諸国よ主をほめ讃えよ」

Johann Sebastian Bach “Lobet den Herrn, alle Heiden” BWV 230
グレゴリオ聖歌 死者のための聖務日課より応唱「私は信じる、救い主は生きておられると」

Gregorian chant : Responsorium pro officium defunctorum “Credo quod Redemptor meus vivit”
ギョーム・デュファイ(ca.1400-1474)「めでたし天の元后」

Guillaume Dufay “Ave Regina caelorum”
ジョスカン・デ・プレ(ca.1440-1521)「われらの父よ/アヴェ・マリア」

Josquin des Prez “Pater noster / Ave maria”
ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)「それは確かに真なる」

Heinrich Schütz “Das ist je gewisslich wahr”
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「御霊は我らの弱きを強め給う」

Johann Sebastian Bach “Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226


演奏:Salicus Kammerchor

指揮:櫻井元希
【神奈川公演】

日時:4月22日(土)14:00開演(13:30開場)

会場:横浜市栄区民文化センター リリスホール

アクセス:

神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1
●電車

JR京浜東北線(根岸線)【本郷台駅】徒歩3分
【東京公演】

日時:4月27日(木)19:15開演(18:45開場)

会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール

東京都台東区西浅草3-25-16
●電車

地下鉄日比谷線 【入谷駅】徒歩約8分

つくばエクスプレス線 【浅草駅】徒歩約5分

JR山手線・京浜東北線 【鶯谷駅】徒歩約15分
●都バス

【入谷二丁目】徒歩約3分

□上26 亀戸駅~とうきょうスカイツリー駅~根津駅~上野公園

□草41 足立梅田町~町屋駅~中入谷~浅草寿町
【チケット情報】

料金:〈全席自由〉一般 3,500円(当日 4,000円)/学生 2,000円(当日 2,500円)
販売所:

[東京文化会館チケットサービス]

窓口 東京文化会館内(営業時間/10:00-19:00 休業日/会館保守日、休館日)

電話 03-5685-0650 Web http://www.t-bunka.jp/

※セブン-イレブンでの引き取り可

※東京文化会館チケットサービスでの販売は、開催日2日前までとなります。
[TiGET](当日精算お取置きでのお申込)

神奈川公演 https://tiget.net/events/7742

東京公演 https://tiget.net/events/7743
[横浜市栄区民文化センターリリス受付窓口](神奈川公演のみ)

受付窓口のみでのお取扱いとなります。お電話でのご予約は承れません。

※リリス受付窓口での販売は、開催日前日までとなります。

※お支払いは現金のみとなります。
【お問合せ】

メール salicus.office@gmail.com 電話 080-5400-7200(山内)

(受付時間/平日19~22時 土日祝11~21時)
【出演者】
指揮:櫻井元希
メンバー:

ソプラノ

金成佳枝

鏑木綾

高橋慶

中須美喜
アルト

輿石まりあ

小巻風香

髙橋和真

矢ヶ部直子

 

テノール

金沢青児

佐藤拓

富本泰成

渡辺研一郎
バス

青木海斗

谷本喜基

西久保孝弘

松井永太郎
通奏低音

野田優子(オルガン)

角谷朋紀(ヴィオローネ)
未就学児のご入場はご遠慮ください。

やむを得ない事情により出演者・曲目が変更になることがございます。あらかじめご了承ください。

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光陰矢の如し

光陰矢の如し

なんと!4月のサリクスのリハーサルが来週から始まるんですって!

なんと!2/27のカペラの本番までリハが残り1回なんですって!

あと今日5月のヴェスプロのチケットを貰ったので、はや!って思ったら、もう3ヵ月前なんですよね。いつも通りでした笑

月日の流れについていけない…_:(´◇` 」∠ ):_


今日はカペラのリハーサルで、例によってイザークとモンテヴェルディ両方リハしました。

やはり2公演分をリハするのは大変で、かなり消耗しました。


写真はかぶちゃんが撮ってくれていました(全く気づきませんでした、盗撮の才能がある笑)。

もうすぐ公演なので、これまでに書いたイザークの記事をここにまとめておきます。

イザークイヤー開幕に向けて

イザークとジョスカン

八咫烏→カペラ

HPレイアウト変更しました→カペラ

ヴォクスマーナ→カペラ→八咫烏

イザークとモンテヴェルディ

カペラ×イザーク公演 | 振替公演決定!

メモリアルイヤー | イザーク&モンテヴェルディ

さらに、花井先生による解説も、期間限定で公開されています→https://fonsfloris.blogspot.jp/2016/12/cappella.html#more

しっかり予習しておくと、イザークの音楽が何倍も楽しめますよ!


来週からリハの始まる、今回のサリクスは乗り番が異常に複雑で、リハを組むのも大変そうです。

ちょっと書き出してみませふ。

Gregorian chant : Tracus ad Vigiliam Paschalem “Laudate Dominum” tutti 16人

P. de la Rue “Laudate Dominum” SATB 16人

L. Senfl “Laudate Dominum” SATB 8人→SSATB 10人→SSATTB 12人

T. Tallis “Laudate Dominum” SATTB 10人

T. L. de Victoria “Laudate Dominum”SATB×2 16人

C. Monteverdi “Laudate Dominum” SSAATTBB 16人(ソロ2人SS)

G. Dreßler “Lobet den Herrn” SATB 16人

M. Praetorius “Lobet den Herrn” SATB 16人

H. Schütz “Lobet den Herrn” SATB 16人+通低

S. Scheidt “Lobet den Herrn” SSATTB 16人(ソロ6人)+通低

J. S. Bach “Lobet den Herrn” BWV230 SATB 16人+通低

ー休憩ー

Gregorian chant : Responsorium ad officium defunctorum “Credo quod Redemptor meus vivit” tutti 16人

G. Dufay “Ave Regina caelorum” SATB 4人

J. des Prez  “Pater noster / Ave maria” SAATTB 12人

H. Isaac”Quis dabit capiti meo”  TTBB 8人

N. Gombert “Musae Iovis ter maximi” SATTBB 16人

H. Schutz  “Das ist je gewisslich wahr” SSATTB 16人+通低

J. S. Bach “Der Geist hilft” BWV 226 SATBx2 16人+通低

ほら!変化に富んでいて楽しそう!笑

これは、、、リハを組むのが大変そう、、、ガクブル

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メモリアルイヤー | イザーク&モンテヴェルディ

メモリアルイヤー | イザーク&モンテヴェルディ

今日はカペラで3月のモンテヴェルディ公演と、2/27のイザークの振替公演のリハでした。

「2人の共通点は?」

「せーの!」

「ゼクエンツ!!!」

はい。そうですね。2人とも大変なゼクエンツフェチです。

特に今回演奏する2曲のミサではその傾向が強いです。

イザークのミサ「カン・ジェ・オ・クール」モンテヴェルディ「イン・イッロ・テンポレ」

ゼクエンツの展覧会のような曲です。

しかしまぁほんとに2曲とも強烈に個性的です。


イザークはいつものメンバー8人と司祭役の渡辺研一郎の9人で演奏します。

以下のメンバーです。(今日は根岸さんはお休みでした)


いつも自分で写真を撮っているので自分が被写体になることがほぼないのですが、今日はかぶちゃんに撮ってもらいました。上手いなあさすが。

モンテヴェルディは6声なので、これに以下の3人が加わります。


(トミーの顔がいつにも増してデカく見えますが、遠近法です。念のため)

ただでさえ華やかなモンテヴェルディの音楽ですが、12人編成で更にきらびやかなサウンドとなっております。

アンセルモ、カテドラルと、どちらも非常ーーーーに素晴らしい音響の教会で演奏します。

今からとても楽しみです。



夜は古楽道場×計歌会で別のイザークのミサをリハーサルしました。

Missa”Virgo prudentissima ”

こちらは6声のミサです。今年はほんとにイザークいっぱい演奏します。カペラ2/27、サリクス4/22・27、アラミレ9/24、道場×計歌会11/23、それから古楽院でもイザークを取り上げます。

今までの人生の中でこんなにイザークばっかり演奏する年はなかったし、これからも多分こんな年はもう来ないでしょう。

何しろ没後500年ですから。

盛り上げていきますよー!これを機会にイザークの知名度をガッと上げていきましょう!

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