助成金

サリクスとLMCとのジョイントコンサートが終わってホッとするのも束の間、急速に日常を取り戻しつつあります。

明日はバッハカンタータアンサンブルの本番です。

今回ソリストに同級生でサリクスメンバーでもある小巻と、今週は週6(金土日火水木)で会ってる金沢さんがいます。


今回は二重合唱のモテットにも挑戦しています。5月にサリクスでもやったKomm, Jesu, kommです。

多分バッハのモテットの中では3番目に難しいモテットと思います。

1.2位は同率でSingetとJesu, meine Freudeでしょうか。

Jesu, meine Freudeはサリクスではモテットシリーズの最終回として、来年の今頃演奏予定です。
サリクスは4月か5月、10月あたりで2公演という感じで年に2公演と考えているのですが、10月は助成金の申請時期と被っていて辛いということが今回判明しました笑

常々申しております通り、チケット収入だけで演奏団体を成り立たせることは現代の日本では不可能なので、助成金が取れるかどうかはまさしく演奏団体にとっては死活問題なのです。

そこんとこ詳しくはコチラ

しかし日本の助成金の状況は演奏団体の実際から考えると十分とは言い難く、毎年多くの団体が数少ない助成金枠を争っています。

昨年サリクスは助成金を一つも取れませんでした!

今年こそ取る!絶対取る!というか取れなかったらヤバイ。゚(゚´ω`゚)゚。

諸先輩方に相談しつつ、準備を進めています。

コンサートの準備で滞っていた作業を今急ピッチで進めています。一番近い締め切りは11/10!それも3つ!

タイヘン!


金沢さんとはサリクスと、バッハカンタータアンサンブルで一緒なのですが、昨日今日はヴォクスマーナのリハーサルでした。

コチラの演奏会の為のリハーサルです。


この演奏会でヴォクスマーナが演奏するのは1曲だけですが、相変わらず細かい練習をしています。

多分殆どの方には気付かれもしない、ほんとに細かい部分ですが、細部にこそ魂が宿るのです。

この苦労が実を結ぶ、報われることを信じて、、、。

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Heinrich Schütz “Musikalische Exequien” op. 7 III. Canticum Simeonis / Salicus Kammerchor

Ensemble Salicus : Gregorian chant from “Proprium in ascensione Domini” / “Ordinarium missae I”

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ジョイントコンサート千秋楽

ジョイントコンサート千秋楽


本番から一夜明けました。

ジョイントコンサートにご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。

ここ1ヶ月ほど朝起きて頭の中が無音ということはなかったのですが、今朝は久しぶりに無音でした。

でも、あ、今日無音だなぁと思ったら、47番のバスアリアが流れだしました。


今回、ほとんど身内のようなものとはいえ、プロのオケを相手に指揮をするということ自体初めてでしたし、プロの団体どうしのジョイントコンサートというのも初めてだったので、音楽、運営両面で大変でした。

本当に鍛えられました。

ここまで追い込まれることも初めてで、しかも相手にしているオケは自分の団体ではないので、どれくらいやろうと思っていることをやってくれるかもわからないし、言い方も凄く難しかったです。

底力みたいなものがまだ自分には足りないと思いました。意地と負けん気だけで押し通していては、本当にはうまくいかない。心から協力はしてもらえない。そう思いました。

あと、まぁこれは言うまでもないですが、指揮のテクニックを早急にモノにしなくてはいけない。まだ自分の思うように手が動きません。

ただ今回、サリクス単独のステージが25分程しかなかったので、1曲1曲を結構細かく練習できました。

今まで決してできなかったことが、ところどころ出来そうだったり、出来たりしたところがあって、そう意味で収穫はあったと思います。

ネウマ的に歌うと、一言にいっても、そこには普通に考えられている声楽のテクニックとは違う発想と、違う発声が必要で、それをモノにするよりも、それまでの発想、発声を破壊するということの方が、歌い手にとっては難しいのだと思います。

僕には初めからプライドというか、自分が今までやってきたことに対する自信みたいなものがなかったので、新しい価値観に対応するのがそれほど抵抗なくできたのかもしれません。

ある価値観の中で評価されてしまうと、それとは違う価値観を受け入れるのが難しいのかも。

僕はそもそもそういう世界では評価されなかったから。未練がなかったんだと思います。

でも思うに、普段に価値観を破断していくことを、成長っていうんじゃないかな。

自分がやっていることが、いつも、根本的に間違ってるのかもしれないということを頭の片隅に置き続けて、そのことに対する扉をいつも開いておく。

それで、自分を変えることに努力を惜しまないという態度が、音楽やるに必要だよなぁ、などと思いました。

僕がやっていることも、明日には僕自身が否定しているかもしれません。

いつも自分が正しいと思っている人は、変わらないし、変わらないというのは、つまんないですよね。

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ジョイントコンサート【東京公演】終演!

ジョイントコンサート【東京公演】終演!

皆様

昨日、La Musica Collanaとのジョイントコンサート【東京公演】が終演しました。

ジョイントコンサート自体が初めての試みで、運営面でも演奏面でも本当に大変で、こんなに追い込まれたことはいまだかつてなかったです。

まともな精神状態での演奏ではなかったので、どういう演奏になったか心配でしたが、幸いにも多くのお客様にご高評いただいて、ホッとしています。

が、ホッとしている場合ではありません。明後日は2公演目、カトリック由比ガ浜教会での【神奈川公演】が控えています。

明日はまた13-21時でリハーサルです。

の、予定でしたが、長いというクレームが入りまして笑、13:30-19:45になりました。

5分単位で21曲の練習曲目をスケジューリングしていると、もう時間の計算がわけわからんくなって5回位書き直しました笑

明後日の由比ガ浜公演、チケットまだまだございます。当日券も十分出る予定ですが、前日までにご予約いただければ前売り料金でお買い求め頂けます。

また由比ガ浜教会ではサリクスTシャツも販売いたしております。

こちらもよろしければお手にとって見て下さい。


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今回のサリクスメンバー、通奏低音はチェンバロ、オルガン、チェロ、ヴィオローネという編成です。


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La Musica Collana


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全員での集合写真


Salicus Kammerchor × La Musica Collanaジョイントコンサート

Concerto × Concerto!!!

〜教会カンタータとその背景〜


【神奈川公演】

日時:2016年10月29日(土)

13:00開演(12:30開場)

会場:カトリック由比ガ浜教会

〒248-0014 鎌倉市由比ガ浜1-10-35

(バス停「六地蔵」下車 または、江ノ電「和田塚駅下車」)


【チケット料金】

全席自由:一般3,500円/学生2,000円(当日:一般4,000円/学生2,500円)

Salicus Kammerchor2016-17年シーズン定期会員の方はそれぞれ500円引きでお求め頂けます。

(定期会員に関してはコチラをご参照ください)

Salicus Kammerchor、La Musica Collana、両方の会員の方は1,000円引きとさせていただきます。

(La Musica Collanaの後援会に関してはコチラをご参照ください)


【曲目】

Salicus Kammerchor

グレゴリオ聖歌:聖霊降臨祭後第15主日のための入祭唱《主よ、我に御耳を傾けたまえ》

H. イザーク(ca. 1450-1517):聖霊降臨祭後第15主日のための入祭唱《主よ、我に御耳を傾けたまえ》

G. P. da パレストリーナ(ca.1525-1594)作曲/J. S. バッハ(1685-1750)編曲:

ミサ《シネ・ノミネ》より「キリエ・グローリア」

J. H. シャイン(1586-1630):《なぜ悲しむのか、我が心よ》

H. L. ハスラー(1562-1612):《なぜ悲しむのか、我が心よ》


La Musica Collana

A. ヴィヴァルディ(1678-1741):協奏曲集《調和の霊感》 Op.3より第7番 『合奏協奏曲 ヘ長調』 RV 567

J. S. バッハ :『ヴァイオリンとオーボエのための協奏曲 ハ短調』 BWV 1060a


Salicus Kammerchor & La Musica Collana

J. S. バッハ:カンタータ第47番《高ぶるものは低くされ》 BWV 47

J. S. バッハ:カンタータ第138番《なぜ悲しむのか、我が心よ》 BWV 138


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ワークショップ「ネウマ的にバッハを歌うとはvol.2」終了

ワークショップ「ネウマ的にバッハを歌うとはvol.2」終了

昨日はサリクス主催のワークショップ「ネウマ的にバッハを歌うとは〜グレゴリオ聖歌からフランドル・ポリフォニーを経てJ.S.バッハまで〜vol.2」でした。

ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。

今年4月に開催した第一回ワークショップの続編で、よりわかりやすく、平易にそして身につきやすいように工夫したつもりでしたがいかがだったでしょうか。

題材を切り詰めて、グレゴリオ聖歌とイザークのポリフォニーを短いコムニオとしたのがよかったかなぁと思います。前回はイントロイトゥスを選曲したので、長くてなかなか大変だったので。

グレゴリオ聖歌が記譜された900年代終盤からイザークの活躍した1400年代終盤まで500年の隔たりがありますが、ここの音楽の隔たりよりも、イザークからバッハへの約200年の隔たりの方がはるかに大きいと感じられたと思います。

グレゴリオ聖歌からイザークは、もうほんと、「一歩」ぐらいでいける感じなんですが、イザークからバッハは、「千里」くらいあるイメージでしょうか笑


午前中はみっちりグレゴリオ聖歌を2時間半!


午後はイザーク1時間半とバッハを2時間!


合計6時間のワークショップでしたが、アンケートには、これでも短いという回答が結構ありました。

確かに内容的には3日間合宿するくらいの内容かもしれません笑

今回は導入ということでそれを1日に凝縮しましたが、次回あたりからそれぞれのセクション(グレゴリオ聖歌、フランドルポリフォニー、バッハ)についてじっくりと時間をかけていくワークショップへと切り替えていこうかなぁと考えています。

やって欲しいワークショップのリクエストがありましたら教えていただけると嬉しいです。

以下のリンクに午後の部のイザークの通しを動画で上げていますのでよろしければご覧ください。


今日は午後からいよいよジョイントコンサートの合同リハ。

今日から3日間13-21時まで、26日と29日の演奏会に向け、カンタータ漬けです!

演奏会詳細はコチラ

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Salicus Kammerchorからうまれた声楽アンサンブル、Ensemble Salicusのグレゴリオ聖歌動画配信中

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最後の合唱リハ終了

最後の合唱リハ終了

Salicus KammerchorとLa Musica Collanaのジョイントコンサートに向けての最後のサリクス単独リハが終わりました。

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パート練習→トップ練習→セクション練習→合唱tutti→合唱+オルガン→合唱+オルガン+チェロとリハしてきましたが、あとはLa Musica Collanaとの合同リハを残すのみです。


今録音を聞きながら帰ってるんですが、リハを重ねるごとに、滑舌が悪くなるんですよね、私笑

よくみんな聞き取れるなぁこれで、、。

発音する筋肉が疲れてきてると言うのもありますが、だんだん時間に余裕がなくなってきて早口になるんですよね。困ったもんだ。


リハ自体はいい感じできてます。(チケットは売れてませんが(O_O))

サリクスとしても一皮剥けた演奏ができると思います。

その上まるちゃん率いるLa Musica Collanaはほんとに凄いメンバーなので、僕自身凄く楽しみです。

ほんと、みんなこぞって聴きに来て欲しいなぁ。

サリクスだけではカンタータを演奏することは出来ないので、次にカンタータやるのはいつになるかわかりません。

ひょっとしたら二度と聞けないかも?!

お聴き逃しなく!

演奏会詳細はコチラ


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