秋になれば

秋になれば

木の葉こ落ちて
どじょっこだの ふなっこだの
船っこ来たなと思うべな


秋ですね。

今日妻は広島から来た友達とミニーマウス風赤白水玉模様のスカート(友人作)をはいてディズニーランドに行きました。5時起きで。

楽しそうで大変良いですねえ。

温かい眼差しで送り出しました。笑


9月末はサポート会員募集で、10月はEnsemble Salicusレクチャーコンサートで忙しくしておりましたが、秋といえばもう一つ、そう助成金のシーズンなんですね。

未だ一円ももらえておりませんが、今年も不屈の精神で申請を出します!

それで助成金を出すのに過去の実績というのをまとめていたのですが、これがなかなか感慨深い・・・。

2015度(助成金は年度区切っているため私たちの設けているシーズンとはずれています。これがまたややこしい笑)は第1回定期演奏会のみで赤字、サポート会員募集を開始。

2016年度は第2回定期演奏会とジョイントコンサートもやってしまったためかなりの赤字、しかしサポート会員さまの応援のお陰で年度としては赤字回避。

2017年度つまり今年は第3回定期演奏会とEnsemble Salicusですが、なんと先日のEnsemble Salicusの演奏会がサリクス史上初の黒字を叩き出した為、その分録音準備金に回せそう。

3年で、赤字→トントン→黒字となりました。皆様のおかげです。本当に感謝感激でございます。

サポート会員収入も2015年529,000円→2016年610,000円→2017年816,000円と本当に順調に増えていっています。ありがたい限りです。

もちろんまだこれだけで録音が出来るわけではないのですが、来年度と再来年度の助成金が取れればかなり可能性は高くなります。おそらくそれだけで録音経費まかなえます。

なので今年は是が非でも助成金獲得したいところなのです・・・。

もちろん取らぬ狸のなんとやらですので、取れなかった場合ももちろん考えなくてはなりません。その場合は録音のためのクラウドファンディングをやることになります。

ともあれ、皆様のお力添えのお陰で徐々にSalicus Kammerchorの活動が軌道に乗りつつあります。本当に有難うございます!


さて、秋といえば普通に演奏会シーズンでもありますね。

私も例に漏れずいろいろやります。


その1

旧閑谷学校ライトアップイベント

シグナス・ヴォーカル・オクテット ミニコンサート

日時:11月4日(土)18:30

会場:旧閑谷学校(岡山県)国宝の講堂前

詳細リンク:https://goo.gl/hKDyXq

うわ。

これもう来週なのか!笑

準備しないと!

シグナスは来年春あたり2ndアルバムが出ます。

現代北欧の作品を集めたアルバムです。

買ってねー。


その2

NHK交響楽団 第1871回 定期公演 Cプログラム
プロコフィエフ(スタセヴィチ編)
オラトリオ「イワン雷帝」作品116

 日時:11月17日(金) 19時開演

     11月18日(土)15時開演
会場:NHKホール 

詳細リンク:

http://www.nhkso.or.jp/concert/concert_detail.php?id=691

ジャパンユースクワイヤの先輩 にお誘いいただいて、東京混声合唱団のエキストラとして初めて乗らせて頂きます。
芸大時代何故か2年も履修していたロシア語がようやく役に立つ時が来ました。(今までほぼ役に立ってない、なんでとったんだか・・・)

 ところがですね、楽譜が届いてびっくり。

 こういう状態なんですね。これ貸し譜なのですが、前の方の書込みが入ってるわけです。カタカナで頑張ってる!

上から、ロシア語で1番2番、カタカナで1番2番、英語で(!)1番2番とあるのですが、ロシア語の原語が印刷潰れちゃって見にくいのでその下に自分で大きく書き直したものが一番下です。

貸し譜じゃなければ英語を修正ペンで全消ししてそこに自分で大きくペンで書き込むのですが貸し譜なので書込みは鉛筆のみ。

そして次の人が必要かもしれないから前の人が書いたカタカナも消すのが忍びないためそのまま。

結果上のような大混乱に笑。段が変わるたびに目が泳ぐ泳ぐ!!笑

幸いもともと映画音楽ということもあってそれほど曲として難しくないしそれほど分量もないのでなんとかなりそうです。


その3

計歌会&FF古楽道場 合同発表会
イザークのミサ《いとも聡明なおとめ》

 

日時:
2017年11月23日(木祝)16:00開演(15:30開場)

会場:
大森福興教会

曲目:
グレゴリオ聖歌 聖母被昇天のミサ固有唱
Gregorian chant, Proprium missae de Assumptione Beatae Mariae Virginis

ハインリヒ・イザーク ミサ《いとも聡明なおとめ》
Heinrich Isaac (1450/55?-1517), Missa Virgo prudentissima

詳細リンク:https://www.facebook.com/events/1702450366474237

器楽のそうそうたるメンバーが歌います!それだけでも面白い!

そして入場無料です!おトク!でもカンパしてね!

私はこれでイザークイヤー今年、イザーク歌い納めです。6声のすんばらしいミサです。おすすめです!


その4

バッハカンタータアンサンブル第44回演奏会

 

日時:11月26日(日)

会場:神田キリスト教会

曲目:

J. S. バッハ

カンタータ第98番・第190番

マニフィカト(初稿)BWV243a

詳細リンク:

http://bachkantate.web.fc2.com/nr44.html

花井先生の代打で振らせていただくことになりました。

オケも合唱もアマチュアでカンタータ全曲演奏を遂行中の気合いの入った団体です。

マニフィカト手強いですが頑張ってます!

満員になる可能性があるので、チケットはお早めに!


11月までの演奏会をご紹介させていただきました。

我ながらバラエティーに富んでいるな。うむ。

また詳しくは追ってご紹介させていただこうと思いますが、皆様芸術の秋、演奏会へどうぞ足をお運びください!

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回公演は2018年5月の第4回定期演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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櫻井元希へのお仕事のご依頼、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

秋の諸々

シャツ1枚だともう寒いですね。

ジャケット着る季節になりました。

いよいよ秋の演奏会シーズンです。


まず1番近いのはSalicus Kammerchorのワークショップです。

Salicus Kammerchor主催ワークショップ第4回

グレゴリオ聖歌とJ. S. バッハのモテット

〜古ネウマをJ. S. バッハの声楽曲演奏に生かす〜

日時:2017年9月16日(土)10-17時

会場:えびらホール

今回サリクスのワークショップとしては初めてバッハのモテットを取り上げます。

私たちがどのようにバッハの声楽曲に対してアプローチしているかを知っていただける機会にもなろうかと思います。

バッハは来年の5月に定期演奏会で演奏するJesu, meine Freudeを、グレゴリオ聖歌は10/18のEnsemble Salicusの演奏会で演奏するものを取り上げます。

20名定員のうち現在15名様にお申込みいただいております。

残り5枠ですので、お申込みはお早めに!

詳細→http://www.salicuskammerchor.com/workshop



今月末には、ヴォーカル・アンサンブル アラミレの演奏会もございます。

Vocal Ensemble Alamire 第10回演奏会

2017年9月24日(日)

開場16:00 / 開演16:30

大森福興教会

リハーサルは佳境に入り、イザーク、ジョスカンの真髄に挑んでおります。

イザークの超個性的な音楽、ジョスカンの突出した天才ぶりをお楽しみいただけると思います。

グレゴリオ聖歌も、15世紀頃新作されたと考えられる大変興味深いものを歌いますので是非お越しくださいませm(_ _)m

詳細→http://www.geocities.jp/alamirejp/concert.html


9月の演奏会はこれで終わりですが、9月末には毎年恒例の重要なイベントがあります。

Salicus Kammerchor定期会員の募集締め切り

です。

これは大変重要です。今後のSalicus Kammerchorを占う一大イベントです。

私たち、夢も希望もありますが、お金だけはありません。本当にありません。

団体の成長には時間がかかりますが、お金がなければ続けることもできません。チャレンジすらできないんです。

皆様どうか応援よろしくお願いいたします!

詳細→http://www.salicuskammerchor.com/support





そして10月頭にはヴォーカル・アンサンブル カペラの定期公演があります。

カペラ 結成20周年記念演奏会2

パレストリーナ 教皇マルチェルスのミサ

2017年10月3日(火) 午後7時15分 東京カテドラル聖マリア教会(カトリック関口教会)

今回なんとなんとなんとカペラがパレストリーナを歌います。20年の歴史の中で初めてだそうです。

それもルネサンス音楽の中で最も有名な作品、教皇マルチェリスのミサです。

6声の大編成ですので谷本くんも加えた豪華な布陣!カペラで谷本くんと一緒に歌うのは初めてなので、これも楽しみです。

今日からリハが始まりましたがとっても新鮮でした。気持ちいいいいーーーー感じです。みんな幸せになれます。

詳細→http://www.cappellajp.com/concert/index.html#cappella01


そして10月はもう1つ、Ensemble Salicusのデビューコンサートがあります。

Ensemble Salicusレクチャー・コンサート
グレゴリオ聖歌とフランドル・ポリフォニー
〜単旋律聖歌の魅力とそれに育まれた多声音楽〜

グレゴリオ聖歌を中心とした我ながらチャレンジングな選曲!果たしてこの選曲でお客さん来ていただけるのか?!笑

おそらく聴きに来てくださった方々のグレゴリオ聖歌のイメージが、多少なりとも変わる演奏会になろうかと思います。

グレゴリオ聖歌の魅力をたっぷりお伝えできればと思っています。

詳細→http://www.salicuskammerchor.com/concert


11月も演奏会が2つあります。

1つは計道会(計歌会とFF古楽道場の合同)の発表会です。

計歌会& FF 古楽道場 合同発表会 

イザークのミサ《いとも聡明なおとめ》

11/23(木祝)16時開演

大森福興教会

この演奏会でもイザークを歌います。6声のなかなか演奏機会はないがとんでもなく感動的なミサです。

なんとなんと入場無料ですので是非お越しくださいm(_ _)m


11月は演奏会が、続きます。

バッハカンタータアンサンブル第44回演奏会

11/26(日)17時開演

神田キリスト教会

普段花井先生が振られている団体なのですが、今回先生のスケジュールがどうしても合わないということで、私が代わりに振ることになりました。

曲目はカンタータ190番と98番、そしてマニフィカト初稿!

震えます。

詳細→http://bachkantate.web.fc2.com/nr44.html


季節の変わり目、皆様におかれましても風邪など召されぬようお気をつけてお過ごしくださいませ。

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Salicus Kammerchor

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どうか応援よろしくお願いいたします!

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次回公演は10月18日、Ensemble Salicusのデビューコンサートです!

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シグナス録音→下田サマーアカデミー

みなさまお久しぶりです。

先週、広島、下田を訪れていました。


広島はシグナス ヴォーカル・オクテットの2枚目のCDの録音でした。

なんと私がアルトを歌ったCDが出ます。たまげますね。テノール歌ったCDはまだありません。なぜかアルトのが出ます。

北欧の現代の作曲家の作品ばかり集めたCDです。名曲アルバムみたいな感じになります。

2泊3日で、1日目はリハーサルのみ、2日目の午後から録り始めて、3日目の午後に録り終わりました。

ハードだった。特に2日目。朝の9時から夜の9時まで歌って、そのうち2/3は録音だったので。

なんというか、その、芸の幅が広がった気がします。人間、為せば成る。成ったかどうかは定かではありませんが。


そして録音を終えた翌朝始発の新幹線で下田に向かいました。


ここが閉まってるの初めて見ました。


6時間かけて下田までたどり着きました。

下田では3泊4日で小林道夫先生のサマーアカデミーに参加しました。

午前中は公開個人レッスン、なにも仰らなくてもただただ先生のピアノを聴いているだけでビシビシ感じます。

2日目のレッスンでは、先生の弾く後奏のあまりの美しさに受講生も聴講生も号泣。レッスン続行不可になり、休憩がとられるということもありました。


午後はバッハのカンタータとモーツァルトの器楽曲のリハーサル。

器楽曲のリハ中は基本的に合唱分奏をしていたので、きちんと聴いたのはゲネプロだけでしたが、もう先生のピアノが、全くピアノの音とは信じられない、というかもはや音なのかということさえ信じられないことになっていて、「これが音楽だ」と思いました。


カンタータは36番と80番、どちらも(特にテノールにとっては)大変難易度の高い冒頭合唱を持った作品で、この作品を松原友さんという素晴らしい先輩と共に演奏できたというのは自分にとって大変な財産になりました。

軽くて柔らかくて豊かで伸びやか。本当に素晴らしいです。

サマーアカデミーはここ数年自分がOB役員になったということもあって毎年参加させていただいていますが、弛んだ気持ちに喝を入れてもられる得難い機会になっています。(滝行のような)


音楽に対して真摯であるということは、自分にも他人にも厳しくならざるを得ないのだと思います。

音楽に近づこうとすることは、太陽に近づこうとするようなもので、直視もできなければ、触ったら死にます。

凄く、怖いことなんです。

でも、そこがどうなってるか知りたいんです。

あるいは垂直に海に潜っていくようなもので、重力に任せて沈んでいったが最後、もう戻ってこれないんです。その上潜れば潜るほど暗いんです。

浅瀬でパチャパチャやってる方が楽だし楽しいんです。

でも潜らずにはいられないんです。

素潜りの競技やってる人、凄く共感できます。

そこに何かあるのは確かだけど、何があるのか誰も知らないんです。ロマンありますよね。


そんなわけで先週はアルト、テノールと歌いまして、今からバリトン歌いに八咫烏のリハに行ってきます。

8/30にドイツのヴォーカルグループamarcordのアンサンブルクリニックのモデル団体として参加するため、そのリハーサルです。

昨年シグナスで呼んでいただいた軽井沢国際合唱フェスティバルの一環のようです。

https://www.facebook.com/events/1435865923158653??ti=ia

八咫烏とはいえその日参加できるのは4人、メンバーの都合で私がバリトンを歌うことになりました。

まあしかし、大いなる音楽の前では、私がどのパート歌うかなんてことは、ほんとに些細なこと。

そう思うことにします。

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Salicus Kammerchor

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ブログを更新しました!(サリクスの)

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第29回 J. S. バッハの教会カンタータ(その4)

goo.gl/KOUoli


4回に渡ったバッハの教会カンタータシリーズの最終回です。

やっと終わりました笑

白状しますと、このシリーズは昨年10月には終わっている予定でした。というのもジョイントコンサートでカンタータを演奏するということで、それに向けて書き始めたのです。

予定としてはその後さらに、サリクスステージの作品、グレゴリオ聖歌、イザークの固有唱、パレストリーナのミサ「シネ・ノミネ」等の解説も書いて、コンサートを迎えるというつもりでいたのですが、全然追いつきませんでした。orz

でも途中で投げ出さずに完結させたので皆様是非読んでやってください!

次回は4月の第3回定期演奏会の選曲について書く予定です。こちらも面白い記事になるはずですのでお楽しみに!


Salicus Kammerchor第3回定期演奏会
J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3
〜詩編モテットと葬送モテット〜

Salicus Kammerchor立ち上げ公演からの企画、「J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズ」の第3回です。今回のメインプログラムは“Lobet den Herrn, alle Heiden” BWV 230と“Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226の2曲のモテットです。
BWV230は詩編117編をテキストとするモテットです。前半はこのモテットをメインに、同じテキストを持つラテン語とドイツ語の作品をグレゴリオ聖歌、ルネサンスポリフォニー、初期バロックと時代を追って演奏いたします。後半のメインプログラムであるBWV226は追悼式の為に作曲されたと考えられているモテットです。前半同様グレゴリオ聖歌から時代を追いながら、すべて「死」にまつわる作品を演奏いたします。
同じテキスト、同じテーマを持つ作品をグレゴリオ聖歌にまで遡り、時代の変遷を追ってお聴きいただいた後にバッハのモテットを演奏いたします。このことによって、よく知られているバッハのモテットも今までとは少し違った捉え方が出来るかもしれません。これまで聴いたこともないような、新鮮な演奏をお届けできれば、と考えています。

曲目:
グレゴリオ聖歌 復活徹夜祭のための詠唱「諸国よ主をほめ讃えよ」
Gregorian chant : Tractus ad Vigiliam Paschalem “Laudate Dominum omnes gentes”

ウィリアム・バード(ca.1543-1623)「諸国よ主をほめ讃えよ」
William Byrd “Laudate Dominum omnes gentes”

トマス・ルイス・デ・ビクトリア(1548-1611)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Tomás Luis de Victoria “Laudate Dominum omnes gentes”

ザムエル・シャイト(1587-1653)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Samuel Scheidt “Laudate Dominum omnes gentes”

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(1685-1750)「諸国よ主をほめ讃えよ」
Johann Sebastian Bach “Lobet den Herrn, alle Heiden” BWV 230

グレゴリオ聖歌 死者のための聖務日課より応唱「私は信じる、救い主は生きておられると」
Gregorian chant : Responsorium pro officium defunctorum “Credo quod Redemptor meus vivit”

ギョーム・デュファイ(ca.1400-1474)「めでたし天の元后」
Guillaume Dufay “Ave Regina caelorum”

ジョスカン・デ・プレ(ca.1440-1521)「われらの父よ/アヴェ・マリア」
Josquin des Prez “Pater noster / Ave maria”

ハインリヒ・シュッツ(1585-1672)「それは確かに真なる」
Heinrich Schütz “Das ist je gewisslich wahr”

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「御霊は我らの弱きを強め給う」
Johann Sebastian Bach “Der Geist hilft unser Schwachheit auf” BWV 226

演奏:Salicus Kammerchor
指揮:櫻井元希

【神奈川公演】
日時:4月22日(土)14:00開演(13:30開場)
会場:横浜市栄区民文化センター リリスホール
アクセス:
神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷1-2-1

●電車
JR京浜東北線(根岸線)【本郷台駅】徒歩3分

【東京公演】
日時:4月27日(木)19:15開演(18:45開場)
会場:台東区生涯学習センター ミレニアムホール

アクセス:(地図と共に裏面でOK)
東京都台東区西浅草3-25-16

●電車
地下鉄日比谷線 【入谷駅】徒歩約8分
つくばエクスプレス線 【浅草駅】徒歩約5分
JR山手線・京浜東北線 【鶯谷駅】徒歩約15分

●都バス
【入谷二丁目】徒歩約3分
□上26 亀戸駅~とうきょうスカイツリー駅~根津駅~上野公園
□草41 足立梅田町~町屋駅~中入谷~浅草寿町

【チケット情報】
料金:〈全席自由〉一般 3,500円(当日 4,000円)/学生 2,000円(当日 2,500円)

販売所:
[東京文化会館チケットサービス]
窓口 東京文化会館内(営業時間/10:00-19:00 休業日/会館保守日、休館日)
電話 03-5685-0650 Web http://www.t-bunka.jp/
※セブン-イレブンでの引き取り可
※東京文化会館チケットサービスでの販売は、開催日2日前までとなります。

[TiGET](当日精算お取置きでのお申込)
神奈川公演 https://tiget.net/events/7742
東京公演 https://tiget.net/events/7743

[横浜市栄区民文化センターリリス受付窓口](神奈川公演のみ)
受付窓口のみでのお取扱いとなります。お電話でのご予約は承れません。
※リリス受付窓口での販売は、開催日前日までとなります。
※お支払いは現金のみとなります。

【お問合せ】
メール salicus.office@gmail.com 電話 080-5400-7200(山内)
(受付時間/平日19~22時 土日祝11~21時)
【出演者】

指揮:櫻井元希

メンバー:
ソプラノ
金成佳枝
鏑木綾
高橋慶
中須美喜

アルト
輿石まりあ
小巻風香
髙橋和真
矢ヶ部直子

テノール
金沢青児
佐藤拓
富本泰成
渡辺研一郎

バス
青木海斗
谷本喜基
西久保孝弘
松井永太郎

通奏低音
野田優子(オルガン)
角谷朋紀(ヴィオローネ)

未就学児のご入場はご遠慮ください。
やむを得ない事情により出演者・曲目が変更になることがございます。あらかじめご了承ください。

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

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ロ短調ミサ→ジョスカン→イザーク

ロ短調ミサ→ジョスカン→イザーク

今日は錦糸町のすみだトリフォニーホールでバッハのミサ曲ロ短調BWV232を演奏した後、アラミレのリハーサルという日でした。

最近ロ短調はあちこちで演奏されてますね。

私は合唱エキストラで伺ったのですが、テノールパートを通して歌ったのは初めてなのでした。

いやはや。テノールってほんと凄いですよ。バスと比べて消費カロリー3倍くらいじゃないでしょうか。

ダイエットしたい人はテノール歌えばいいと思う笑。私今日だけで2・3キロ痩せたんじゃないでしょうか笑

あとバッハの場合、報われない難しさがあって、こんなとこでこんな超難しい音型やってるの誰も気づかないだろうなー!と思われるところに命かけるの萌えます笑

でも気づかれないから間違ってもいいとかいうことではなく、間違えなかったら気づかれないんですね。間違えたら気づかれますので笑

ロ短調やるのは実は昨年のカンタータクラブ定期演奏会以来だったのですが、テノールを通して歌うことで、その時には全く気づけなかった細かい細かい面白さをいっぱい発見できて嬉しかったです。

やっぱりバッハ最高。ほんとに素晴らしい。

テノールのソリストは我が師、櫻田亮先生だったのですが、もう最高でした。背中から沢山のことを学ばせていただきました。

あと恐るべきはソプラノ2のソロを歌われた澤江さん。昨日青木洋也さん指揮のロ短調の本番があったそうで、2日続けて別の団体でロ短調の本番という超人的なスケジュールだったようです。


ロ短調終演後、半蔵門線錦糸町駅16:36発の電車に飛び乗り、ギリッギリ17:30のアラミレのリハーサルに間に合いました。

アラミレは今2/11のフォンスフローリス古楽院の発表会に向けてリハーサルしています。

曲目はジョスカンのStabat Mater、一般にはあまり知られていませんがほんとびっくりするくらい名曲です。

後半の3分割と2分割が目まぐるしく入れ替わりながら祈りの言葉を畳み掛けるところなど鼻血ものです。

ジョスカンってほんと天才だと思います。バッハ以前の作曲家の中で、彼ほどの閃きとインスピレーションを持ちえた作曲家はいないと思います。

底知れなさ、いつまでも理解しきれない未知の部分があるような気がする、という点で2人は共通しています。深遠です。

アラミレは9月の演奏会のためのリハも始めていて、今日はMissa comme femmeのキリエを譜読みしました。

イザークとジョスカンは同じ時代の作曲家なのですが、全然違います。対照的と言ってもいいかも知れません。

この2人のキャラクターの差を示すエピソードとして、フェラーラのエステ家の家臣が当主にこの2人を紹介した書簡がありました。

曰く「イザークは注文すればすぐ書いてくれるし人柄も良い。ジョスカンの方がいい曲を書くが、気が向いた時にしか書いてくれず、報酬も2倍近く要求する」のだそうです笑

当主はジョスカンを採用したそうです。

私はイザークとジョスカンは、確かに違うが、ジョスカンの方が優れている、と言うのはちょっと言い過ぎじゃないかなぁと思います。

2人とも違った意味で素晴らしいです。

今日リハーサルしたミサはほんとにシンプルで構造がわかりやすく、すっきり爽やかで、喉越し最高なビールのようです。

対してジョスカンはものすごーく渋みの強いが香りの奥深いワインとでも言いましょうか。ワインそんなに知らないですけど笑。

ちなみに僕はワインよりもビールの方が好きです。はい。誰も興味ないですねー( ̄∇ ̄)

9月の演奏会では、イザークのミサに、ジョスカンのスタバトも演奏予定ですので、2人の作曲家の違いをお楽しみいただける演奏会になろうかと思います。

日程が近づいてきましたらまた紹介しますが、こちらもお勧めの演奏会ですので、よろしければご来場くださいませm(_ _)m

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Salicus Kammerchor第3回定期演奏会

『J. S. バッハのモテット全曲演奏シリーズvol. 3 〜詩編モテットと葬送モテット〜』

チケット発売中!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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Salicus Kammerchor主催第3回ワークショップ

参加者募集中!

http://www.salicuskammerchor.com/workshop

ご好評いただいておりますサリクスのワークショップです。毎回早い段階で応募上限に達しております。

お申込みはどうぞお早めにお願いいたします。

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