Rofu GBB2021 eliminationの感想文

Rofu GBB2021 eliminationの感想文

もうブログ書きたいネタが溜まりに溜まっているのですが、なかなか書く時間がなくて悶々とした日々を過ごしております。

溜まりに溜まったネタの中から、一番最初に書きたいのはrofuについて。

Swissbeatboxから動画が上がってから毎日数(億)回ずつ見てます。

動画そのものも観るし、リアクション動画もロシア語とかポルトガル語とかマレー語?とか全く意味は分からんけどrofuの動画を観て笑ってる人の顔を見るのが私の日課となりました(変態)。

いっそリアクション動画撮ろうかとも思ったのですが、めんどくさいのでやめました。。

ということで感想文を書いていこうと思います。ただの感想文です。ただし本職音楽家の。


Grand Beatbox Battle

あの、私ビートボックスにハマってから1年半とかのにわかなので、描写に不正確なことが沢山あるかと思いますがご容赦ください。何を隠そうrofuからビートボックスにハマったのです。

GBBというのはSwissbeatboxが主催するビートボックスの世界大会で、バトルという名称がついているのは、MCバトルってラップのバトルあるじゃないですか、ビートボックスはヒップホップ文化から生まれたものなのでこのバトルという形式があるのです。

予選(elimination)を突破した個人(solo部門、soloループ部門)、タッグ(タッグ部門、タッグループ部門)、クルー(クルー部門)がトーナメント形式で戦っていくというのが基本のかたちです。

GBBは2020年はコロナの影響で延期となり、つまりGBB2021は私がビートボックスにハマってから最初のGBBだったわけです。


Tag team elimination

rofuの出場するタッグ部門にもそれはそれは世界の激ヤバビートボクサーが出ています。rofuと比較するうえで最も特徴的なのはRogue Waveだと思います。

このタッグ凄くて、今回のsolo部門の1位と2位の二人が組んだタッグなんです。

彼らの予選動画はこちら

https://youtu.be/HefD28aqH84

そしてsolo部門決勝はこちら

まあ世界1位と2位のタッグですから、もうそりゃすさまじいということはわかっていただけると思うんですが、以上を踏まえてrofuのeliminationをご覧ください。


Rofu GBB2021 Tag team elimination

https://youtu.be/uJQ6YNvqmhI

スタイルの違いを感じていただけたのではないかと思います。

それで彼らは予選を3位で突破するわけですが、なぜ、なみいる強豪を抑えて彼らが予選を抜けられたのでしょうか。

ビートボックスのテクニックやスキルというと、どれだけ速く、ひとつひとつの音をクリアに出せるか、またほかの人ができないような特殊な音を出せるか、ということに目がいきがちですが、rofuはそういったものには当てはまらないと思います。そもそもfugaは(自分でも言ってますが)ほとんどビートボックスやってないし。

ただこの動画に映るオーディエンスを見ればわかりますが、観客を魅了するということにかけて、rofuの右に出るものはいなかったと思います。そしてそれこそがビートボックスのテクニックでありスキルだと私は思います。

オーディエンスをエンターテインするということに全振りしたタッグがrofuなのです。

そしてそのために極めて緻密なストーリーをこの4分間に描いています。

Gene Shinozakiが、歌を歌える他のタッグに対して、「でも君らは漫才できるじゃない」と言ったように、彼らのビートボックスにはボケとツッコミがあります。

漫才のツッコミの代わりに、ビートがあるという感じです。

緩急と緊張と緩和、これも非常に的確に計算されています。

そして言葉が通じなくてもわかるように考え抜かれています。


ネタ考察

イントロ

冒頭「we are rofu from Japan」と小声で繰り返すfugaのなんかのスイッチを押すと声でかくなる。ここにすでに緩急があり、めちゃくちゃわかりやすく、そしてボー(インワードリップベース)がここではツッコミの役割を果たしています。

このボー、ボーの前についてるなんだろうフィルイン的なやつ良いですよね。ただの「ボー」じゃなくて「ビユンボー」みたいな。

そして細かいですが、fugaの「we are rofu from Japan make some noise」の最後の伸ばしのところで「ミレドー」みたいに音程下がっていってるの面白いですよね。


ライオンキング

そしてこれ

元ネタを出すまでもなくみんな知ってるアレ、です。

このみんな知ってるアレ、の絶妙なチョイスも非常に巧みです。

もうすでにクラウドブチ湧き。

これブレスのときに何だろうドラッグって言っていいのか、音としてはハイハットの一種ですかね。この音でタイミングを取ってるんですけど、これにはタイミングを取るという役割だけじゃなくて、ブレスの後に絶妙な無音を生じさせて、その無音からのギャップでクラウドを湧かすというこれももう完璧な流れなんですよね。

でこれ2フレーズやることでこのブレスノイズの効果が倍増してる。「スッ」てブレスの音が聞こえた時点で聞き手は「く、来る!」ってなっちゃってやっぱりそれが期待通りに来ると。「く、来る!」からの「来たーーーー!」ですね。

もう鷲掴みですわ。あとfugaの絶妙に上手すぎない歌です。これは本当に重要。多分fugaさん普通に歌ったらもっと上手いと思うのですが、観客が求めているのが「上手い」ではないことを百も承知の上で、丁度いい、下手すぎず、上手すぎず、絶妙に笑えるクオリティにしている。これ以上下手でも笑えないし、これ以上上手くても笑えない。もうここしかない、という絶妙なライン。

フリップ(ひっくり返る)するところも全部計算してんじゃないかしら。完璧すぎる。


We will rock you

からの「シッ!」また緩急の緩を作ります。

ここからイントロ、キック2発にスネアというだけでrofuファンとしてはもうアレが来る!ってなっちゃうんですけど、そうでなければまだ何かわからないかも?

から小ボケの上着脱ぎ。

リアクション動画を山のように観ましたが、ここで笑う人が結構多いみたいです。

我々からしたらいつものタンクトップになっただけなんですけどね。

からのマイクチェック経てのクイーン。

これもオリジナルを貼るまでもないですね。

ここまでの「緩」がこのネタの中で一番長い「緩」かと思います。一回湧いたクラウドをクールダウンさせ、ちょっと長いなと思わせるくらいの長さで期待感を煽ります。

今気づきましたが、hiroはだんだんKスネアの音量上げてってますね。Kスネアの後のハイハットも途中からうっすら入れてってだんだん大きくしてからの2拍空振って歌に入ると。

いや構成完璧かよ。fugaの方に注目していると気づきにくいんですけどhiroの演出が凄腕すぎますね。

決してめちゃくちゃ難しい事しているわけではないんですけど音の選択から強弱からもう超繊細に作り込まれています。

で歌に入ってからのhiroのキックの音これなんていう名前何でしょう。スネアもPスネアにして、ビートは同じなんだけど音の種類を変えて更に緩急を出してます。

それでここでもまたfugaの「ちょうどいい」歌なのですが、特筆すべきはサビ前のall over the place、ここオリジナル通りに歌えば絶対ひっくり返るとこではないのですが、わざわざ上にフェイクを入れてわざとひっくり返ってますよね。これは明らかに故意。

からのサビ大合唱。

最強のドロップはクラウドの大合唱であるということを証明していますね。

それでこのサビのrock youのところで多分このネタで初めてfugaがビートボックスします。

おそらくハイハットだけなのですが、それだけでもビートがやたら分厚くなった気がします。なぜでしょう。

これタッグチームの部門なのに、ここまでビートをやっていたのはhiro一人なのです。だからなぜかhiroが二人分のビートやってるように感じてしまって、ただそこにハイハットが加わっただけで、あれ、クルーかな?ってくらい分厚く感じるんですよね。これもここまでfugaのビートボックスを温存するという、構成の為せる技。

それで個人的に好きなのは、ここでfugaがヘドバンして、帽子が脱げそうになって、脱いで投げるってとこです。良くないっすかこれ笑

もうrofu好きすぎてそんなところに萌え始めているのですよ。きもいですね。

からの裏声ゆっくりサビでまた溜めて溜めての帰るふりボケ。

うーん緩急♡

でこの最後の「Rock you」の前に、ライオンキングのネタのときと同じようなブレスノイズを入れてるんですね。しかし今度は間を殺したかわいい「Rock you」が来ると。これも聞き手に無意識レベルでの裏切りを感じさせます。


ふぃーふぉーふぃーふぉー

そして次のふぃーふぉーふぃーふぉーがこのネタのサビともいえる部分。

イントロが入るやいなや戻ってきて「no, no, no」とセルフでツッコミます。

それでこのネタは、アジア大会でも披露したrofuのキラーチューンで、もうこれ一本でアジアチャンプ、世界3位になったというと過言かもしれないけど、それくらいの代表作なのです。

本当によく出来たネタで、ちょっとこの感じは他のタッグでは出ないグルーブなんですよね。

rofuの二人の非常に繊細な音の組み合わせの妙、このタッグの魅力はここにあるんだぞってところをアピールできます。

fugaがまともにビートボックスをやり続けるのはここからの1分です。4分のネタのうち1分しかビートボックスやってないんですよね。だからこそ重みと厚みと化学反応が際立つ。

でこれも多分ですが、後半のドロップは今回初披露だと思います。

とっておきを出してきたなと言う感じです。しかもその間に水飲み休憩を挟むという小ボケまで入れて。小ボケ中のhiroのビートも完璧な長さと音質とビートの選択。

ここで某メイコゥさんが「がんばれー」っていってfugaが「あ、無理無理」って言ってるんですけど、世界大会の舞台でオーディエンスと普通に日本語で会話するってすごないですか。


Mask off

そしてここから流れでMask offにスイッチします。

私普段ヒップホップはあまり聞かない(ドラッグの種類とか知らんし隠語とかもっと知らんし)んですけど、最近はこうした超丁寧な日本語字幕をつけてくださる方がいらっしゃるのですね。グッと来ました。

ブログを書こうと思って初めて元ネタを検索しました。

ゴリゴリのヒップホップですね。彼らの音楽的バックグラウンドを感じさせる選曲です。

原曲ヒップホップなのに、一切ラップはしないし(片方がラップをやって片方がビートをやるというのはタッグの常套手段)、そもそもこの旋律原曲は笛なんですね。

それをベースとストリングスでやるってのも一捻り加わってるし、そこのfugaの代名詞でもあるパフパフを挟むというのも憎い。やはりこれが入ってないとちょっと物足りなく感じるし、かといって普通にやられてもはいはいいつものね、と思うだけので、入れ方がこれまた絶妙。

あとこのhiroのベースって私これまでアウトワードだとばかり思っていたのですが、今回の動画でインワードだと知り驚愕しました。インワードリップベースってこんなに息持つの?そしてこんな細かく音程動かせるの?まあ彼らはすでに人間ではないので人間の私には想像もできないことができるんですよね。知ってる。

いや、アウトワードだと多分息の音が入っちゃってノイジーになるんですよね。インワードだからこそのこのマットな質感かあ、と思いました。

このネタ自体は緩急でいうとどちらかというと緩だと思うのですが、やはり聞き手としてはここから最後の「急」が来ると期待するんですよね。あと20秒くらいあるし。

これを裏切るのは本当に勇気がいると思う。

来たのは最強のドロップではなくて渾身のボケ「タイム!タイム・・タ・タイ・・・」

これ制限時間を知らせる司会のスコットジャクソンの物真似なんですが、これもアジア大会でもやっていたはずです。

初めて見た時、おーーこれやったかあ、でこの後どうすんだ?って思いました。

やられましたね。まさかライオンキングリターンズ。

それも2つ目のフレーズだけ。天丼です。これが天丼です。もう隙がなさすぎる。

そして最後のボー、あれはどうなってんでしょうか。わからん。ライオンキングの時のボーと一緒?っていうかあれボー?両方インワードだったらブレスがうますぎるし片方アウトワードだったら質感が似すぎてるし。


まとめ

ということでこのネタをボケとツッコミにわけてまとめてみたいと思います。

ボケ1 we are rofu from Japan

ツッコミ1 「ライオンキング」

ボケ2 上着脱ぐ

ツッコミ2 「We will rock you」

ボケ3 帰ろうとする

ツッコミ3 「ふぃーふぉーふぃーふぉー」(の中に小ボケ「水飲んで、あ、無理無理」→ツッコミドロップ)
→ツッコミ3 続き「Musk off」

ボケ4 タイム!

ツッコミ4 「ライオンキング」

見事だ。4分の間に4回のボケと4曲のツッコミビートボックスを配置し、中に小ボケを散りばめ最後天丼で締める。

しかも面白いだけでなく中にきっちりビートボックスのテクニカル、また音楽的な要素を入れてくる。

ここまで複雑でかつ一貫性のあるストーリーを準備してきたタッグが他にあっただろうか。なんて洗練されたネタなんだと感じました。

計算しつくされたおふざけ。ボケに対するツッコミをビートボックスに置き換えるという革命。これは新しいビートボックスのスタイルにとどまらない、新しいお笑いのスタイルなのだ。

そしてこれが評価されて世界3位として認められるビートボックスのコミュニティって素敵よね。

ビートボックスにとって一番大事なことは何か。クラウドをぶち上げるためには何が必要なのか。彼らはそれを問いかけた気がします。

今後その問いに、ビートボックスコミュニティがどう応えていくか。楽しみです。


さて本業の方では、先日Salicus Kammerchorのシャイトのレクチャーコンサート動画の収録が終わりました。

感染拡大でライブを一般公開できなくなってしまったことが本当に残念ですが、動画で3月上旬に公開予定ですのでどうぞお楽しみに。

素晴らしい器楽のみなさまとご一緒できて非常に贅沢な時間でした。

米沢さんと立教大学の皆様、誠にありがとうございました。

5月の定期演奏会のチケットも発売中です。

今回はモンテヴェルディとシュッツをメインで取り上げ、いつもの通低と歌に加え、ヴァイオリン2本も入った編成でお送りします。

先日楽譜を印刷したのですが、通常の約2倍の紙の量でした。。というのも今回声部が多い曲が多くて、1ページに1段なことが多いのです。時間はそれほどでもないはずです。。きっと。

それだけに華やかな曲が多いので、皆様ぜひともご来場くださいませ。

詳細↓
https://www.salicuskammerchor.com/concert

ジョスカンフェスティバル終演 他

この数日は本当にいろんなことがあって、もう情緒が大変なことになっていますので、変なこと言ってたらすみません。それは多分いつも通りです。

ジョスカンフェスティバル終演

まず先週金曜日、ヴォーカルアンサンブルカペラの演奏会、また土曜日のフリンジコンサート、Ensemble Salicusの演奏会にお越しくださいました皆様、誠にありがとうございます。また配信をご覧くださいました皆様もありがとうございます。

配信の方のアーカイブは1週間ほど観れるそうです。まだの方は是非ご覧ください。

カペラ配信アーカイブ→https://www.woomo.jp/products/detail/622

Ensemble Salicus配信アーカイブ→https://www.woomo.jp/products/detail/624

500年に一度と思って二日連続別プログラムでの本番というのをやりましたが。次にやるのは500年後でいいです。没後1000年記念でまたやりましょう笑

もうとにかくいろんなトラブルがありましたが、まあそういうこともあるよね、という程度のことだったので、何があったのか気になる方はぜひアーカイブをご視聴ください。間違えたところも何度も繰り返し観ることができます笑


GBB2021終了

もうジョスカンフェスだけでも私の情緒はおなかいっぱいなのですけど、もう今週末は全然そんなことでは収まらないイベントが目白押しでした。

まずはもうGBB(グランド・ビートボックス・バトル)ですね。日本からソロ1人、タッグが3組、ソロループが1人、タッグループが1組、クルーが1組出てました。

これだけ見ると15人くらい参加してんのかなと思いますけど、実際には6人です。RofuというタッグとSARUKANIという4人組のクルーに集約されます。SARUKANIの4人はso-soが4部門、RusyとKoheyが3部門、Kajiが2部門と掛け持ちしまくりでもう忙しすぎて心配です。

ライブ配信は日本時間では深夜に行われていて、事前の話ではアーカイブはすぐ消えちゃうということでしたが、コロナ禍だからか、あるいは世界的な人気の高まりによるものか、時差を配慮してくれたのだと思うのですが、まだアーカイブ残っています。

二日連続本番の日に夜なべしてライブを観るのは無理なので、アーカイブ残しててくれてほんとにほんとにほんとにありがとうSwissbeatbox。ありがとうペポーニ。

so-soは4部門も出て大丈夫かしらと思っていましたが、フォーカスを絞って臨んできたんだろうなと思いました。ソロループに全力で取り組めてたらかなり違う結果になったのではないかと思います。

タッグループは前評判通りというか、so-soとRusyのタッグsorryが優勝しました。日本人初の世界チャンピオンです。

SARUKANIは優勝しても全くおかしくなかったですが、個人的にはやはりMOMのパフォーマンスの方が腰が入ってた感じはしました。でも十分すぎるくらいチャンスはあった。

ビートボックスの評価基準は、オリジナリティ、音楽性、ステージングなんだそうです。そういう意味でステージでの腰の入り方としてはMOMの方がよかったと思いました。

けどなにしろSARUKANIのメンバーは若いので、特にKoheyはソロでも今後滅茶苦茶化けそうだなと思いました。今でももちろん世界最高レベルのテクニックを持っているけど。

それでRofuですが、もう3位決定戦が泣けましたね。お互いに対するリスペクトを感じながらもちゃんとバトルしてた。

マイクのケーブル抜けて何の音も入らなくなってブレイクダンスするFuga、最高。完全にパフォーマンスが円熟してました。Hiroも全く動じない。想定済みですよって感じ。

それで見過ごされそうなんだけど二人がバチバチにビートボックスしてるドロップはちゃんとやばい。ちゃんと二人でしかできないことをやってる。今までにない音も使ってる。ちゃんと進化してる。

ステージングだけじゃない。オリジナリティと音楽性がちゃんとある。

だからあの鬼の巣みたいな予選を抜けれる。普通に実力。ステージングが飛びぬけてるから見過ごされがちだと思うけど。

あれだけのインパクトを残せるアーティストはそうはいない。どこ見渡しても。

というわけで、タッグループでSorryが1位、クルーでSARUKANIが2位、タッグでRofuが3位という結果でした。本当に凄い。これは本当に凄いんですよ。ほんともうGBBに出てる人たちは、人間やめました、っていう人たちばっかりなので。人間やめた人たち同士で戦って、そこで抜きんでることができる。本当に尊敬します。本当に心強い。生きててよかったって思う。


竜王戦第2局

大体タイトル戦はいつも少しは見れるんですが、今回はさすがに全く見れませんでした。が、これもAbemaのアーカイブで見れるんですねえ。アーカイブっていいよね。

たった70手で豊島竜王を藤井三冠が下しました。後手番でいいところなく時の竜王を攻めつぶすってもうね。鬼の強さ。

あいがかりから豊島竜王の角ひょっこりに対して藤井三冠銀にょきにょき、伸びきった銀を負担にできずに盤面を制圧されて攻めつぶされました。

藤井一強時代も目の前ですね。


Adoアルバム出すってよ

もうすでに私の情緒は崩壊していますが、更に24日はAdoの誕生日で、デビュー1周年で、アルバム出すって!

まだかなあまだかなあとは思ってたんですよね。もうほんと楽しみ。

Adoと藤井聡太は同い年で19歳。

藤井聡太は人類史上最強の将棋指しだし、Adoは人類史上最高の歌手だと思います。

マジで、adoまったく見たことも聞いたこともないレベルの歌手です。

もうお手上げ。完全に。手も足も出ない。

7-8種類の声を使ってそれぞれのクオリティがずば抜けてて下手したら1音ずつ違う声使ってそれで必然性のある歌が成立するなんてほんとにもう異常としか言えない。奇跡。

いやあ楽しみだなあ。


というわけでいろいろありすぎてぐったり疲れていますが、意外とぐったりしてる暇もありませんでした。

12月にはICUのクリスマスコンサートにSalicus Kammerchorが出演します。

またひさびさemulsionのコンサート(12/23)に、トミーの主催する団体の合同演奏会(12/28)。

そしてコエダイr合唱団として出演する徳久一門会(12/18)もあります。

やべえ。これは忙しい。とりあえずクリコンの対訳作らな。。

GBB21|今、日本のHuman Beatboxがアツい

いやあここ最近興奮することが多いですよねえ?ねえ?

一昨日は藤井聡太の順位戦第3回戦、完勝でしたね。

そしてRISINでの朝倉兄弟の試合は両方とも見たことないくらい衝撃的でした。

で昨日ですよ。22時からGBB(Grand Beatbox Battle)21のタッグ部門とクルー部門の予選(wildcard)通過者の発表がありましたね。

いやー興奮した。

クルー部門には日本からSARUKANI、4thGas、New Schooler、今宵はBeatboxの4チームがエントリーしていました。

予選通過は1組のみ。

私の推しはSARUKANI(GBB19で世界4位となったso-so率いる4人組、KAJI、Kohey、Rusyという若いメンバー)と4thGas(アジアチャンプのRofuの2人、今年のソロwildcardで6位通過のShowgo、タッグとソロで2部門日本チャンプになったTatsuakiの4人)なのですが、4thGasはもうあまりにも未来のパフォーマンスをやっていて、今回のwildcard通る気さらさらねえだろっていうネタでした。対してSARUKANIはゴリゴリに受かりに来てた。もうゴリッゴリ。これでもかという詰め込み方で、完璧だったと思います。

日本以外の対抗馬としてはフランスのOhlalaとかEnd of the Gameでした。

9位から発表があって、Top3にNew Schooler、EOG、SARUKANIが残った時点で、SARUKANIこれやったなと思いました。順位は思った通りでSARUKANIが1位、予選を突破しました。

審査員全員一致の1位だったそうです。タッグ部門がかなり票が割れていたので、SARUKANIの圧勝はかなり衝撃的だったと思います。

どうもパフォーマンスが総合的に判断されてるのではないかと思いました。演奏そのものに加え、録音状態、ミキシング、動画編集などどれをとってもSARUKANIは群を抜いていたと思います。


続いて発表されたタッグの通過者、なんとSARUKANIから2組通りました。

SO-SOとKAJIのWildcard Guysが4位でKoheyとRusyのHUSKEYが1位!

もう昨日の発表は完全にSARUKANIの独壇場でしたね。

Rofuも既にGBB21出場を決めているので(延期になったGBB20からのスライド)日本からはなんと3組もタッグ部門にでます。

すごないすか。11組中3組日本から出場するんですよ。

ちなみに余談ですが、Wildcard3位に入ったおにーちゃんは日本大好きなドイツのタッグチームで、大好きなしょごたんの動画をリアクションしまくってます。そしてなんと日本公式チャンネルまで持ってます(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=V9c0gFVZwug

とてもうれしい気分になるので是非見てね↑


昨日の発表はタッグとクルーの2部門の予選だったわけですが、GBBにはこのほかに、ソロ、ソロループステーション、タッグループステーションの部門があります。

そしてこの全ての部門に日本人が出ます。

ソロはShow-go、kohey、ソロループはso-so、タッグループはso-soとrusyのsorryです。

いやSARUKANIすごないすか。

5部門で6組出場?数あってる?

これとんでもないですよ。え、まてよ。so-so個人で見ても4部門出場?!

前例あるんかな。私ビートボックス新参ファンなので知らなんけど、これとんでもないことだと思いますよ。

クリエイティヴィティがとんでもない。このクウォリティのものをこれだけの編成でこの期間内に生み出すのはもうちょっと想像を超えてる。ほんとに人間なんかな。

GBB21の本番はこの秋だそうです。

まずは無事に開催されますように。いやほんとに楽しみだ。


いやー古楽の専門家がビートボックスの話しても全然だれも反応してくれないのがさみしいんですけど、誰に言ってもわかってもらえないからブログに書きました(笑)

明日はヴォーカルアンサンブル カペラのムジカーザ公演、金曜はカテドラル公演です。

彼らに負けないようなアツい演奏をしよ。

https://www.concertsquare.jp/blog/2021/202105173.html

http://www.cappellajp.com/concert/index.html#cappella05