「旋法とヘクサコルド」ワークショップ

著者の予想を遥かに上回る反響を頂いております教本「旋法とヘクサコルド」ですが、この本を使用したワークショップの日程が決まりました。

各回数名お申し込みいただけます。

約80名で予定調整をした結果、第1回を9回に分けて開催することとなりました。

いずれも内容は同じ【第1回】ですので、ご都合の良い日程を選んでご参加いただければと思います。

ベーシックコース
8/27(日)14-17時 
8/28(月)18:30-21:30 
9/3(日)14-17時 
9/7(木)18:30-21:30 
9/10(日)14-17時 
9/12(火)18:30-21:30

アドヴァンスコース
8/28(月)14-17時 
8/31(木)18-21時 
9/2(土)18-21時

関東講座お申し込み↓
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSesWlDzbuyYFQ44zzTcYQnzdnmDrxID-PFWAcO1-l2P4PwDoQ/viewform

関西でも9/16(土)に講座を行います。
関西講座についてはこちらからお申し込みください↓
https://7houdou.com/230718/

また長野でもお声がけいただいております。

こちらはまた決まり次第情報をアップしていきます。

「旋法とヘクサコルド」教本事前予約開始

いよいよ教本が完成します!

これさえやればあなたも旋法とヘクサコルドマスターになれる!

産業革命以前の音楽を演奏する方の必携の書となると自負しております!

序文はこちらで読めます→https://bit.ly/3lVSQRd

完全自主制作のため、事前に印刷部数をある程度把握したく、事前予約をすることにいたしました。

事前予約は7月15日で一旦募集を締め切り、部数を決定の後、印刷を発注します。

皆様のお手元には7月末にはお届けできるはずです。

教本だけでも買えますが、ワークショップとセットでお安くすることにしました。

自分だけでも練習できるけれど、より効果的に効率的に身につけるためには、櫻井のワークショップを一度は受けておくといいかと思います。

その後は自主練でがんばるというのもいいし、継続的にワークショップは行おうと思っているので、5回セット券もご用意いたしました。

頭でわかるというよりは、「型」みたいなもので、身体に経験させていって、その経験が身体に勝手に歌を歌わせる、という類のものなので、ワークショップ継続受講はおすすめです。

この本が完成した2023年は古楽元年だ!と豪語するくらい気合いが入った教本です。

ぜひお求めください!

教本のみのお申し込み→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfDBQIjLixXTHLk15M7Vjb4PNbhSPOPPH29U9xtFA-FFTnpcw/viewform

ワークショップとセットのお申し込み→https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSesWlDzbuyYFQ44zzTcYQnzdnmDrxID-PFWAcO1-l2P4PwDoQ/viewform


WS料金表


同じテキストを使ってワークショップしますので、ベーシックコースとアドヴァンスコースとで内容は変わりません。ただ進度と深度は変わると思いますのでクラス分けしています。

教本はムタツィオなしの聖歌を使ったセクションが第1・2・4・6・7・8旋法とありまして、その後ムタツィオありの聖歌を使ったセクションが第3・5・1・2・4・6・7・8旋法と続きます。

最初の方は3時間のワークショップでムタツィオなしの1つの旋法をやるので終わってしまうと思います。ですので継続受講がおすすめです。1回目「ムタツィオなしの第1旋法」、2回目「ムタツィオなしの第2旋法」のように進みまして、おそらく3回目くらいから、3時間で2つの旋法くらい進める様になると思います。

1回WS受けてみて、その後自分で進められそうであればそれもありかと思いますが、人によっては難しいかもしれません。

5回セットとしていますが、5回で教本全て終わるというわけではありません。単に5回先払いでお安くなりますよということです。

グレゴリオ聖歌を使った課題がメインですが、ルネサンス・ポリフォニーやバロックの作品にどう活かせるかということも興味のある方がいらっしゃると思うので、毎回1曲はポリフォニー作品にも少しは触れる予定です。

こちらでのお申し込みは東京での講座ですが、関西でもWSを企画中です。既にワークショップをお申し込みの方で、関西講座に振り替えたいという方は、関西講座の詳細が出ましたら、お知らせください。

光岡英稔「BUGAKUスピンオフ」第3弾

光岡英稔「BUGAKUスピンオフ」第3弾

今月末に光岡先生の歌い手(および声の専門家)向けの講座の第3弾が開催されます。

その名も

光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業

ワークショップ「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第3弾

長いタイトルですが「声と身体」という、私が光岡先生のところに通い続けている動機のまさに核心部分に迫る企画なのです。

第1回はプロに限定していましたが、第2回からはアマチュアの歌い手の方にも開放しています。(またBUGAKUに参加経験のある一般の方も対象です)


古楽(一般に1750年以前の音楽)を専門とする私のような歌手からしますと、1000年前の人がどんな声で歌っていたのかというのは常に興味の中心にあります。

それを探るために、遺された資料からや、現在ある世界の伝統音楽の発声スタイルを研究したりしているわけですが、光岡先生のところに行っているのもその一環と言っても当たらずとも遠からず。

「1000年前の人間の身体観からその当時出されていた声をじかに知る」というのが私が光岡武学を通してやろうとしていることのひとつです。

そういうわけで私にとっては今の活動のど真ん中、これ以上核心的なことはない、と思っているのです。

そしてもうひとつ、重要なことは、私がやっている音楽がアンサンブルを前提としているということです。

一人でやるタイプの音楽をやるのであれば、私がただただ光岡先生の講座に通い続け、自分が納得できるように突き詰めていけばいいだけの話なのですが、私の場合はそうではないので、自分だけできればいいというわけではないのです。(ヘクサコルドの教本を作る動機も同じです)

だからこれを多くの声の専門家に広める必要があると考えています。

ただこれが一般に広がりにくいものであるということも重々承知しています。

浅いもののほうが広がる。深いものは広がりにくい。

光岡先生の講座は、頭で理解するのはかなり難しいです。それはそれまでの社会生活で身につけた思考の様式からかけ離れたところにあるからであって無理はなく、誰もが最初は「???」になります。

ただ頭で分からなくても身体は分かります。

そういう講座です。

頭は「???」だけど、身体はもう「白か黒か」っていうくらいはっきりとわかります。

そこからまた頭を働かせて「これを自分の活動に繋げていくにはどうしたらいいんだろう」と安直に考えてしまうのですが、そんな簡単には答えは出ません。(5年通ってる私が言うのだからそこは保証します)

音楽家って特に忙しいし金が無いし、とにかくお手頃な値段でぱっと効果の出ることの方にリソースを割きたくなるのは本当によくわかります。

ただそういうハウツーで身につくものというのはそれなりのものです。

音楽の役には立ちません。(ひょっとして商売の役には立つかもしれない)

音楽を忘れた私たちがこれから音楽に近づくにはもう、この道しかないと考えています。

どうか伝わって欲しい。かなり切実なお願い。

一緒に音楽しよう。


光岡英稔BUGAKUスピンオフ- 課外授業
ワークショップ「異なる身体観による言葉、声の変化を体感する会」第3弾

開講日:2023年6月29日(木)
時間:12:00-17:30(18時より懇親会)
会場:江戸川区の施設(お申し込みの方にお知らせします)

11:45 受付開始
12:00 講座開始
17:00 講座終了
17:00 質疑応答
18:00 懇親会(希望者のみ)
(施設利用時間11:30-18:00)

講師:光岡英稔

参加費:25,000円

定員:15名

お申し込み・お問い合わせ:g.sakurai.office@gmail.com(櫻井)

講師からのメッセージ:
この度は、三回目となる声楽家、指揮者の櫻井元希氏に招かれ「声、声楽、音楽の身体観」に関わる講座を6/29(木)に開催することになりました。

人間が声を発することや、音楽を作ること、更には他の脊椎動物や哺乳類には見ない複雑な言葉、声、音を用いる人間特有の行動、これらの意味と訳に踏み込んで行きながら、他では絶対に経験できないことを稽古・学習して行きます。光岡武学・オリジナルのアプローチと稽古方法を通じて、そこを理解し感覚して行くための講話なども交えながら、講座を進めて行きます!

前ニ回は「人間の発声、発音」が、どのようにして人間の身体と動きに影響していて、また人間の「身体、形、動き」が、いかにして人間の声、発声、発音、音に影響を与えるかの一端に触れて行きました。

今回も引き続き其処に踏み込んで行きながら、さらに「異なる層位の身体(からだ)と私たちの声の関係性」を知って行くことなどに挑みながら、いかにして私たち人間が音、声と接して来たか、また現在・現代の人間が音、声と接して居るかを知って行くワークと稽古をして行きます。

これは、人類史における声と言う他者、身体と言う他者、生命と言う他者、音、身体(からだ)の本性、真性を知って行く会になることは間違いありません。

皆様の参加、お待ちしてます!!

旋法とムタツィオに親しむ音階練習

ある日のこと櫻井さんはタートを順番に上下する練習をしておりました。

白が長音階、オレンジが半音下げ、緑が半音上げ

「ええやん。楽しいやん。むずいやん。この練習ええやん。めっちゃええやん。」

と思った櫻井さんはこれをヘクサコルドでできないか考えました。

各旋法で考えられるムタツィオを含む上行下行スケールを作ったところ、

●旋法の特徴を捉えることができる
●ムタツィオの練習にもなる
●楽しい

練習方法ができましたとさ。 めでたしめでたし。


ちなみにアプリはこちらを使っております↓

https://apps.apple.com/jp/app/itablapro/id337350026

すべての能力を開放するには4,000円かかりますが、タンプーラだけだと1,800円くらい?のようです。

https://apps.apple.com/us/app/itanpura/id326115058

タンプーラだけでも楽しいけど、タブラがあるとさらに楽しいです。

ちなみにポリフォニーとの相性も大変良いです。

ヴォイストレーナー紹介

SNSで時々「ヴォイストレーナーを探してるけど誰がいいのかわからない。敷居が高い。どんなレッスンか不安。一度初めたらやめにくいんじゃないか。」等々の不安がある方の投稿をお見かけします。

まずヴォイストレーニングに関して、少なくとも私の信頼する方はみんな、自分を訪ねてくる方のことを第一に考えています。その人の声が良くなればいいな、その人がよりハッピーな人生を送れればいいなと思ってます。なので1回来て気に入らなければそれでいいし、自分のところで上手くいかないよりも、他の人のところで上手くいくなら絶対にそっち方がいいと思ってます。

だからまず敷居が高いということはないし、好きな頻度で通えばいいし(オススメの頻度はあるかもしれないけど)、やめたいときにはいつでもやめればいいです。

以下私の面識のある範囲内で、この人は信頼できる!という方をここに紹介したいと思います。

文責は私櫻井元希にあり、私から見たそれぞれの方の紹介です。あまり客観性を期待しないでください。

紹介順はあいうえお順とします。(敬称略)


櫻井の信頼するヴォイストレーナー


岩崎ひろき

HP:http://gospelvoicelab.com/
Twitter:https://twitter.com/Dirhirokiiwa

岩崎さんはTensegral Vocal Workと題して、歌唱におけるテンセグリティを研究されています。

https://note.com/dirhii1030/n/n11277b45134c?magazine_key=mc406334b75bb

科学的でありながら部分に囚われず繋がりをいかに大切にするか、ということを大きなテーマとされているのかなと思います。

バックボーンがゴスペルなので、ベルティングのような強くしっかりした声で高い音出したい!という人にはうってつけです。

阿佐ヶ谷のアットホームなスタジオでレッスンされていて、家に遊びに行ったかのような親近感があります。が、等身大の骨格標本とか置いてあったりするので、ぎょっとする人はぎょっとするかもしれません笑


小久保よしあき

HP:https://kokubovoicetraining.com/
Twitter:https://twitter.com/yoshiakikokubo
Youtube:https://www.youtube.com/@kokubovoicetraining

小久保先生は私が学校を卒業してから一番長くお世話になった先生です。

ミックスボイスといえばこの人!

ミックスボイス出してえ!という方はもうとりあえず門を叩きましょう。

高田馬場のオシャンなスタジオでレッスンしてくださいます。

上のyoutubeチャンネルはかなりガチのオタク向けな側面が強いですが、最近はBRIDGEというユニットでTik Tokやyoutubeでポップなショート動画をいっぱいアップしています。

https://www.youtube.com/@bridge-vocal

https://www.tiktok.com/@bridgevocal

チャンネル登録7万Tik Tokフォロワー16万人?!えぐ!


佐藤拓

HP:https://contakus.com/
Twitter:https://twitter.com/contakus

拓さんはもう18年一緒に歌ってる仲間です。

ここ3年位でしょうか、メソッド化されている十種発声の生みの親です。

これはほんとによくできていて、非常に低リスクな、自主練に最適なメソッドだと思います。

普通ボイトレって自主練が難しくて、だからこそレッスンに通うわけですが、このメソッドは自主練によって、あらぬ方向に声が迷走してしまうリスクが極めて少ないです。

拓さんとはコエダイr合唱団で共に講師をしているのですが、そこでのアドヴァイスがなんというか私には全く思いつかない角度からのものが多くて、え、それでそうなるのか!とよく驚いてます。

練馬の自宅スタジオで教われるようです。

十種発声についての動画↓


徳久ウィリアム

HP:https://www.reservestock.jp/page/index/29827
Twitter:https://twitter.com/tokuhisawilliam
Youtube:https://www.youtube.com/@SVCwilly/featured

上の動画にも出てますが、このお二人と私の三人でコエダイr合唱団の講師をしております。豪華ですね〜〜。

コエダイr合唱団のFBページはこちら↓
https://www.facebook.com/koedai.r.choir/?locale=ja_JP

徳久さんとも拓さんとほぼ同時期に知り合ってます(第1回Tokyo Death Metal Festivalにて)。その後しばらく空いて、私が大学院にいた頃に、死にそうになって助けを求めたのが徳久さんでした。

というわけで徳久さんは私の命の恩人です。

専門としては特殊発声ですが、それを用いながら普通の声も指導してくれます。

というか身体と、声を出すこと、とを繋いでくれるって感じでしょうか。

いわゆるボイトレとは一味違った体験ができます。


富本泰成

HP:https://acappellabo.amebaownd.com/
Twitter:https://twitter.com/tomimotomomito
Youtube:https://www.youtube.com/@user-vq8wt5dm4k/videos

同級生です。信じられないくらいあちこちで一緒に歌ってます。

かなりアンサンブルに特化した歌手なので、アンサンブルで使える声を作りたい!という人にはうってつけです。

これだけアンサンブルに特化した歌手で、かつボイトレ業をちゃんとやってるクラシック出身の歌手というのはなかなかいないと思います。

ボイトレだけじゃなくイントネーション(音程のとりかた)その他アンサンブルに必要な技術を学べます。

流山市の自宅スタジオでレッスンしてるようです。


Mahone

HP:https://mahone.jp/
Twitter:https://twitter.com/mahomaho_MAHONE
Youtube:https://www.youtube.com/channel/UCB6lggFSZ1lTpHJe87GE9Rw

Mahoneさんはスクリーム系の発声を専門としたヴォイストレーナーです。

ヴォイストレーナーなんですけど、実際こんなバカテクのエクストリーム・ヴォーカル他にいます?っていうくらいすんごい歌手です。

youtubeの動画見てもらったらわかると思いますが、マジで変態的なバカテクヴォーカルです。

ちょっと人智を超えてる。

教える方も凄くて、これだけ繊細に、理路整然とスクリームを教えられる人は多分他にいないです。

耳が信じられないくらい良くて、自分ではとても聞き分けることのできないような微妙なノイズの変化を察知して導いてくれます。

クラシック歌う人に特におすすめです。特に女性。「ホイッスル教えて下さい」って言えば良いことが起こります笑。男性はガナリを習うのがおすすめかな。

新宿のスタイリッシュなスタジオで教えてくれます。


番外編


寺原太郎

HP:https://srgmtaro.jimdofree.com/class/
Twitter:https://twitter.com/srgmtaro
Youtube:https://www.youtube.com/@srgmpure

以上がヴォイストレーナーですが、歌をやっている人全てにおすすめしたいのがインド古典声楽を教えてくださる寺原太郎さんです。寺原さんはバーンスリー奏者ですが、誰よりも歌がうまいです。

「あ、歌ってこういうことだったんだ」って思います。

西荻窪のライブハウスか、佐倉のご自宅でも教えて下さいます。


光岡英稔

HP:http://bugakutokyo.blogspot.com/2012/10/blog-post_9.html
Twitter:https://twitter.com/McLaird44

「うーむ。歌の練習する前に身体をなんとかした方が良いな。」

そういう方に激奨なのが光岡先生です。

韓氏意拳という中国武術の正統継承者であり日本のトップでもあります。

他に、BUGAKUという講座を主催されて、全国津々浦々で教えておられます。

武術の目的は生き延びること。

生と死の狭間で、生きるとはどういうことなのかということが学べます。

そんなに大げさじゃなくても、まあ確実に生きやすくなります。

全人類におすすめです。


番外編の番外編

櫻井元希

HP:https://genkisakurai.com/
Twitter:https://twitter.com/g_sakurai1031
Youtube:https://www.youtube.com/@carcassgorgoroth/videos

最後に恥ずかしながら不肖わたくし櫻井元希の紹介もさせてください。

今回ご紹介させていただきました、岩崎さん、小久保先生、徳久さん、Mahoneさん、寺原さん、光岡先生に師事し、歌と指揮の活動をしております。

声という分野では、300年から1000年前のヨーロッパの人が一体どんな声でどんな歌を歌っとったのだということを妄想し、日々試行錯誤しております。

そんなわけで以上の様に幅広く様々なジャンルの先生方に教えを請い、稽古鍛錬に勤しんでおるところでございます。

私も江戸川区の自宅スタジオでレッスンやっておりますので、ご興味ありましたらご連絡ください。