リフレクソロジーと中国武術

リフレクソロジー雑司が谷十音(とーん)に行ってきました。

フットリフレクソロジストの山崎絢子さんは、声楽家からオーケストラの事務局に勤められた後、南アフリカのドーガンインターナショナルの認定を受けたという異色のリフレクソロジスト。

南アフリカでは世界で唯一、リフレクソロジストが国家資格なんですって。

リフレクソロジーってそもそもreflex=「反射」を使った施術なんだそうで、足裏と身体のあちこちが繋がってるという東洋医学的なものなんですって。

なんかカタカナだから西洋的なもんだろうとか思ってた無知なわたし笑

ドーガンさんってデンマーク人で、南アフリカに結婚して移り住んで、そこでリフレクソロジーの学校を作って、リフレクソロジーを国家資格にまでしてしまった方なんだそうです。

すんごい骨のある方ですよね。

絢子さんの施術は、足のマッサージと聞いて真っ先に思い浮かべる芸人さんの悶え苦しむリアクション芸みたいのじゃなくて、ほとんど痛みを感じないソフトで丁寧なもので、だからどうしても時間がかかってしまうんだそうです。

1時間半も人の足揉み続けるってなかなかすごい仕事ですよね。だって足だけですよ。膝から下だけ。足ってそんな揉むとこあったっけ?って思いますが、意外と1時間半あっという間でした。

私の足って踝から先と踝から上で別人のようなんですって。

踝から先は好奇心旺盛で柔らかく吸収する感じで、踝から上は警戒心が強いんですって。

面白いですねー。

確かに好奇心は旺盛でいろんなことやってみたいタイプではあるんですけど、多分それは絢子さんもそうで、なんと今週末から始まるフォンスフローリス古楽院のルネサンス音楽入門の講座に申し込まれてるんですよね。

それもやっぱり本業の方に何かヒントがあるかもと思ってのことだそうです。

私もそういうスタンスで光岡先生の武学講習会に出てるので。

それで最近中国武術やってるんですよーって話になって、やっぱり東洋医学と中国武術はなんかほぼ重なってると思うんですけど、お互いの話がクロスオーバーして面白かったです。

「心包っていうのがありまして、それってそういう臓器があるんじゃないんですけど」「経絡ってありまして、これも解剖して取り出せるようなものではないんですけど」

ええ、ええ、よくわかります。そういうもんですよね。

それでも西洋医学との歩み寄りで、筋膜の構造から経絡を説明しようとする動きがあるんですって。

それってまさに来週末武学で行われる、光岡先生の左右表裏をシナジェティクス的に捉える的なことに直結してそう。

あとここ数年母が漢方にハマってて、そういう話も結構聞いてたからわかるってこともありました。

なんかやっぱり、身体って頭みたいな格下が理解できるような代物じゃないんですよね。

もう、一言、「神秘」。わかろうとするのもおこがましい笑

それでもみんな科学が大好きで、科学的っていう魔法の言葉に騙されまくってますよね。僕もそうですけど。科学大好き。

でも科学じゃわからんことがあるってちゃんと知ってないと、科学万能って思うことは、むしろ科学を裏切る非科学的立場になってしまうわけで。


reflex=「反射」ってことで、最近地下鉄ユーザーになって、新宿三丁目の乗り換えで交差する人の波の中で思ったのは、僕たち気づかないうちに、他人のちょっとしたイライラや、焦りや怒りみたいなものを、受け取ってしまってますね。

反射って文字通り跳ね返るってことでなくて、大脳を介さずに伝わるって方の意味で。

気づかずに伝えてしまってるし、受け取ってる。

今日アスリートに必要なのはアッパーでもダウナーでもなくニュートラルを作ることだって話もあったんですけど、そういう他人からほんと洪水のように流れてくる感情を伴った立体的な情報を浴びながら、それでもニュートラルでいれるっていうのは、都会で生きていく上で欠くことのできないスキルですよね。

かといって、それを拒絶するのではなくて、受け入れながら、それでも自分でいる、大丈夫やでって、自分にも他人にもそういうなんかもうそれは「気」ですけどそれをこうふーっと出していられる人になりたいなあと思うわけです。

それってまさに拓さんなんですよね。佐藤拓。あの人いるとほんともうなんとも言えない安心するんですよね。あ、今日大丈夫やわって思えるんです。

これ、もうアンサンブル能力と言って過言でないと思うのです。

一緒に歌ってて、安心する人、なんか不安になる人、なんか緊張する人、なんかいやーな感じになる人、いろいろいると思うんですよ。

そういうところも含めてアンサンブルしてるんですよね。

何があっても大丈夫さって、自分も、仲間も思えるような、最強のアンサンブルアビリティを持った最強のアンサンブルシンガーになりたいなと、思います。


絢子さん、実は最近サリクスの本番当日のスタッフをお願いしていまして、今度の第5回定期演奏会でもお世話になります。

一緒にスタッフをやっている妻曰く、絢子さんに任せとけばだいじ!完璧!だそうです。

5/8と13の演奏会では絢子さんに会いに、あ、ついでに私たちの演奏も聴いて行ってください笑

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏会です!

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合唱団作ります!

Chor Eleusis

合唱団エレウシス

【団員募集!】

この度新しく合唱団を立ち上げることになりました。

バッハやヘンデルなど、主にバロック期の作品をレパートリーとする合唱団です。

ゆくゆくはメサイアやミサ曲ロ短調など大曲にも挑戦できるような合唱団を目指します。

2019年6月活動開始を目標に各パート団員を募集中です!

練習日時:毎週水曜日18:30-21:00

練習会場:江戸川区の公共施設

指導:櫻井元希

初回練習曲:

ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「イエス、我が喜び」 BWV 227

Johann Sebastian Bach “Jesu, meine Freude” BWV 227

団費:

4,000円/月(学生:3,000円、夫婦割:お二人で7,000円)

お申込み:

以下のフォームから、①お名前 ②パート ③電話番号 ④メールアドレス ⑤ご住所

をご記入の上お申し込みください。

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櫻井元希へのお仕事・レッスンのご依頼ご相談、チケットのお求め等は以下のフォームよりお気軽にお問い合わせください。

Chor Eleusis 合唱団エレウシス

Chor Eleusis 合唱団エレウシス

すでにSNSの方では告知させていただきましたが、私櫻井元希、アマチュア合唱団を作ります。
ゼロから自分のこれまで学んできたことを活かせる団体を作りたいと思うようになりました。

古楽とは・・・

自虐ですけど、私って完全にクラシックのメインストリームからは落ちこぼれた存在だと思うんです。

なんていうか。まっとうな道を進んでないことは明らかですよね笑

もちろん私の仲間(だと思ってる)のハードコアとかノイズや前衛系のミュージシャンからすればクラシックという枠の中にいるだけですでに直球ど真ん中やんけって言われそうですが、こういう世界の中にいて、それをちょっと遠くから見てるってことが自分の強みなんだろうと思います。

私の専門はバロック以前の音楽、いわゆる「古楽」と言われるジャンルですが、このジャンルも少し前までは、いわゆる「モダン」の人から見ればひとつの流行りというか、あまり価値を置かれないジャンルだったと思うんです。

今でもそう思ってる「モダン」の人も大勢いると思いますが、ですが最近では無視できないひとつの「ジャンル」としてくらいは認識されているでしょうか。

でもそもそも「古楽」って「ジャンル」なんですかね。

単純な話、今より古い音楽という意味ではほとんど全ての音楽が「古楽」になってしまうと思うので。そういう意味で、古楽はジャンルにはなりえないと思うんです。

特定の時代や地域、ジャンルに縛られないものだと思うんですね。

じゃあ何かって言うと、その人が、その音楽に向かう姿勢のひとつが「古楽」だと思うんです。

いわゆる「古楽的アプローチ」っていう言い方がありますが、これ、「真摯に音楽をやる」って読み替えてはどうでしょう。そういう意味じゃないでしょうか。
そのために必要な努力をする。それだけ。

だからみんな「古楽」なんです。なにか特別なことをやってるんじゃなくて、ごくごくふつうのことなんです。


比較音楽学的実践

しかしまあ一般的には今でも「古楽」ってのはクラシックの中でも辺縁のいちジャンルくらいに捉えられていますよね。

それで自身はどうあれ、一般に古楽だと思われているジャンルの人たちってのがいて、私ってその中でもこうなんというか染まりきれてないっていうか、価値観を共有しているようでしてないっていうか。微妙な立ち位置にいると思うんです。

までもそれが私のひとつの特徴かなと思うんです。

深く掘るためには広く掘らなければならない。

っていう言葉があるんですけど、手で掘るならですね、ある程度掘ってしまったら広く掘らないと、掘った土を地上に運べなくなっちゃう。

あの、綺麗事だけで人間は語れないと言うか、綺麗事は綺麗事でいいんですけど、私はもうちょっと深いところにタッチしたいなあって思うんですよね。

デスメタルとかノイズボイスとか、そういう綺麗事じゃない人間の一面って、バッハの中にもあるんです。

バッハだって人間なんですから。

というわけで、なるべく多面的に物事を捉えたいなというのが最近の私で、その中で見えてくる普遍性ですよね、ああ、やっぱり同じ人間なんやなっていう共感を感じたい。

ここのところ音楽以外のことも含めいろいろ学ぶ機会があって、そこで考えたのは、私のやってることって比較音楽学なのかもしれないということ。

私の大好きな古東哲明という哲学の先生は専門が比較哲学なんだそうです。
確かに彼のやっていることっていうのは一つのことを、本当に幅広い角度から観るんです。それで誰にでもではないかもしれないけど誰かには絶対にわかる言い方で、もうローラー作戦ばりに数打つんですよね。
100人いたら100通りの言い方をする。そういうやり方で伝えようとする。
でも言い方が違うだけで、言いたいことはたったひとつ。

世界の音楽を見て回って結局日本の声明に行き当たった叔母がいるので、まあこれもDNAかしらとも思うんですが。

音楽って哲学であり人間なので、最終的には人間って何だ、これが人間だ。人間だ人間だって言うのが芸術なんだと思うんです。

Hermann PreyとかFrits Wunderlichとか聴いてるとそう思います。そう思いません?

https://www.youtube.com/watch?v=QHPqrbDF6YI
https://www.youtube.com/watch?v=e4SaCYgxze8

それで、いろんなところで学んできたことがここのところおぼろげに形になりつつあって、そういうことをゼロから一緒にやっていく仲間がほしいなあと思ったんです。

集まってくれるかほんとに不安ですけど、期待してます。


「エレウシス」

団体名の「エレウシス」について。

ちょっと一言で説明するのが難しくて、なんで一言で説明できる団体名にしなかったんだろうとすでに後悔し始めていますが、ものすごく簡単に言うと、「災い転じて福となす」みたいな意味です笑

ギリシャの都市の名前なんですけど、そこで行われていた密儀にあやかりました。仏教の行にも近いと思います。死の限界まで身体を追い込むことによって、生の至福の輝きを見出すというようなものであったそうです。(だからといって本番のために練習でしごきまくるということではないです笑。むしろ逆です。練習が楽しくないのに本番が楽しいわけないですから。)
そういう意味ではサリクスの第2回定期演奏会のテーマ「Melete Thanatou〜死が照らし出す生の輝き〜」と同じようなことです。

生きているうちは生きていることを忘れてる。生きながらにして生きていることを思い出させてくれるのが芸術じゃんね。
そう思いません?

昔「歌え!フィッシャーマン」っていう映画があって、そのラストシーンで、髭もまつげも眉毛も凍らせながらおじさん達(おじいさん達)が歌うってのがあったんです。

もうそれはそれは感動的で。ああ、こういう歌が歌いたいなあと。思いました。かならずしも、めちゃくちゃうまいというわけではないんですけどね。


練習日時:毎週水曜日18:30-21:00
練習会場:江戸川区の公共施設
指導:櫻井元希

初回練習曲:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ「イエス、我が喜び」 BWV 227
Johann Sebastian Bach “Jesu, meine Freude” BWV 227

団費:4,000円/月(学生:3,000円、夫婦割:お二人で7,000円)

お申込み:
以下のメールアドレスに、①お名前 ②パート ③電話番号 ④メールアドレス ⑤ご住所
をご記入の上お申し込みください。 g.sakurai.office@gmail.com

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インプットな週末|BUGAKU→暗闇のボイトレ

インプットな週末|BUGAKU→暗闇のボイトレ

光岡英稔|BUGAKU講習会

今週末もなかなか濃い2日間でした。

土曜日、光岡英稔先生のBUGAKU講座に参加してきました。

1.2月は予定が合わず参加できなかったので、昨年12月以来3回目の参加でした。

武術の講座なのですが、ほんと変わってると思うのは、ほとんど動かないんですよね。特に今回は半分くらいは座ってたんじゃないでしょうか。

正座でおそらく1時間近く観法をやっていたような。とはいえ観法やってると時間の感覚がなくなるので、手がかりになるのは足のしびれ具合くらい笑

さらにあぐらで、しゃがんだ状態で、立ち上がった状態で1時間くらいやっりましたかね、、。

動きらしい動きがあったのは、シラットの型をやった時くらいで、ものの5分程度だったかと。

普通だったら「何が武術や金返せ」なのかもしれません笑

ところがこれで武術の講座が成り立ってしまう、成り立つどころかものすごく示唆に満ちていて発見に溢れているのが光岡英稔の光岡英稔たる所以。

今回私3回目の参加にして、成長を感じることができました。

今まではほんと「はっはっはっ!わからん!」

だったのですが、今回初めて「あ、それ、わかる」ってことがありました。

それは「亅観(かぎみ)」と先生の名付けられた観法の1つで、左右表裏と前後表裏の表から表、裏から裏へとL字のような感じで観る(「揃え観」、表から裏、裏から表を観るのは「まだら観」)というものだったのですが、確かに、表から表は観やすい。観やすいどころか自然とそっちに目がいくという感じで、実感としてそれがわかって感激しました。

わかっちゃったのが可笑しくって、爆笑してました一人で。


左右表裏や観法などについては以前のブログをご覧ください↓

その1https://wp.me/p7Ktcz-cpK

その2https://wp.me/p7Ktcz-dGh


今回理解が進んだのは、まず「気と血」について。

気は見えない、けどある。気は流れない。「気の流れ」という表現は一つの方便であり、正確ではない。気は偏ってある。その偏り方によって血(感覚世界)が変化する。

気は見えないけれど、見える血に影響を与える。しかし気が見えないがために、なぜ血(現象、効果)に変化が起きたのかにわかには理解できない。

気は見えないし、触れることもできないし、感じることもできないけれど、観法によってその偏り方を変えることができる。

気の偏り方が変わることによって、血が変わる。

ちょっと私勘違いしてたのは、観法って気を観ることではない。観法で観るのはあくまで「からだ」であるということのようです。だって気は見えないから。

っていうのも私の勘違いかもしれないので鵜呑みにしないでくださいね笑。これあくまで私の気づき、学びのメモですからね。本当に自分で理解したい人は光岡先生のとこ行ってくださいね。他人のブログなんか信用しちゃだめですよ笑


次に印象深かったのは、型について。

型って「観法」に対して「動法」といって、これも気の偏り方を変えて、血を変える効果があります。

で、この型を繰り返していると、型を通らなくても気の偏り方を変えることができる、というようなことのようなのですが、ただ型を反復してるだけで強くなるかと言うとそうでもない。

型の反復では浅瀬を泳ぐのは上手になるけど、深く潜れるようにはならない。という感じなんだそうです。


もう一つ「定位」と「不定位」について結構重要な学びがあったはずなのですが、、、、忘れました笑

定位ってのは例えば左右表裏と前後表裏が揃った状態で、これは安定して構造がしっかりする。不定位はその逆で安定しないのだけど、後退するときには不定位のほうが力を発揮する。

それでこれは前から関連があるんじゃないかと自分で思っているんですが、例えば横笛、フルートとか篠笛とか龍笛とかバーンスリーとか、これみんな右側に、右手が外側になるように構えるじゃないですか。これって右手のひらが前、左は手の甲が前になってて、これって不定位なんですね。

またヴァイオリンなどの弦楽器も左手の甲が前向いてて、右手のひらが前を向いている(下向いているのでわかりにくいですが)。

つまり楽器を弾くのって不定位の方がどうも都合がいいようだ。ってことなんです。

後退する時に不定位が力を発揮するといいましたが、後退って他の動物からするとかなり異常なことで、人間ほど上手に後退できる動物って他にいないんですって。確かに後ろ向きで疾走する馬、とか見たことないですよね。あるいは後ろ向きで飛ぶカラスとか。

そこで、楽器を弾く時に不定位がいいという話に戻るんですが、音楽もある意味動物が生き伸びるという文脈からはかなりかけ離れた異常な行為だと思うんですよね。

だから不定位の方が都合がいいのではないか。ということです。

そこでちょっと疑問に思ったのは、チェロとヴィオラ・ダ・ガンバの弓の持ち方、あるいはコントラバスの2種類の弓の持ち方です。

チェロの場合、手の甲が前に来るように弓を持ちますが、ガンバは逆です。手が下に来ている状態での表裏の関係については講座でやってないので、ちょっと自信ありませんが、多分甲が前なので定位だと思われます。対してガンバは不定位ということになるでしょう。

この二つの楽器のキャラクターの違いって、こういうところから来てるのかなあとぼんやり考えています。(コントラバスについては両方の持ち方があります)

両方弾く某S根さんとかにお話うかがってみたいなあ。


あ、そうそうそれから今回、光岡先生が出版された本の即売会とサイン会もございまして、わたくしもサインをいただいてしまいました。ありがたや~。


徳久ウィリアム|暗闇のボイトレ

日曜日はアラミレのリハーサルの後、蕨(!)のタタミスタジオに伺って、徳久さんの暗闇のボイトレに参加してきました。

完全な暗闇を体験できるスタジオ、タタミスタジオについては以前から「蕨といえばタタミ」的な感じで徳久さんから伺っていたのですが、蕨に住んでいた期間にはついに足を踏み入れることがありませんでした。

それが船堀に引っ越してきた途端に蕨のスタジオにお邪魔する機会が訪れるというのは、なんとも不思議な縁です。

暗闇って言っても多分今みなさんが想像されたような空間ではないと思います。ほんとのほんとに暗闇。真っ暗闇。エアコンも切ってエアコンが動作してる時についてるちっちゃい光すら消します。

真っ暗になってすぐに感じたのは足裏の感覚の変化です。

というか足裏の感覚しかない。って感じになります。入ってくる情報がそこだけ。もちろん聴覚の情報もあるんですが、そこはあまり変化しなかったように思います。触覚の方が大きな変化がありました。そしてそれは「今も」続いています。

今回私がお題として取り上げたのは、「普通の発声練習」と「インヘイル(吸い)のノイズヴォイス」です。それぞれに課題があるということと、常々私声の幅ってことに興味があって、色んな種類の声を即座に引き出しからパッと出して使えるようになりたいんですね。で、この二つの声の出し方は真反対の特徴を持ってるので、この二つが自在に扱えるようになればかなりそれに近づけるのではないかと思ったのです。

でまずビフォーですが、前のリハーサルの疲れもあって、普通の発声についてもめっちゃフリップするしそれをごまかすために仮声帯寄ってくしって感じでもう全然ダメ笑。ノイズの方も日常的に練習しているわけではないので、自分が思ったような声は全然出ない。またカットアップ的に音を出したいのですが、全然そうならない。その前にまず声帯にダメージがきすぎて、そのあと普通の声がでない。声帯が合わない。という状態でした。

アフターはどうなったかっていうともう音源あげちゃいます。恥を忍んで。

他の受講生の方の声も入っちゃっててごめんなさい。二つの声を交互に出しています。

これほんと自分でも驚くくらい破綻なく出来てる。あの、音程とか適当、とかそういうのはもちろんあるんですが、声のクオリティ的に眼目があるということでご容赦下さい笑。

まさかここまでできるとは思いませんでした。

インヘイルのノイズなんかやったら普通の声が出にくくなるのは当たり前だという先入観がありましたが、むしろ普通の声も最初より全然いい。滑らか。

いやなんかもう不思議としか言いようがないんですがもうアレ、神秘、人体の神秘。

ただまあ暗闇になった時に何が変わったかということはメモしておこうと思います。


①身体のポジションが変わった
暗闇になった時、見えないということによる影響が大きいと思っていたのですが、私の場合はむしろ逆で、見られていないということによる影響のほうがずっと大きかったです。なんというか自分の性分として、頑張ってる風に見せたくないというか、何気なくさり気なくやることを是としているようなところがあるということに気づきました。その無意識の自意識が、発声に適した身体の状態に入るの自然な働きを邪魔していたと思います。

②顔の表情が変わった
これも①と同じですが、無意識で状況に応じて顔を作ってました。それが暗闇で関係なくなってしまうと、本当に必要な筋肉しか動かさなくてよくなる。無駄がなくなった感じがしました。

③自宅で声出してるみたい
ふっと体感が降りてきたのは、自宅で声出してる状態です。なんか匂いとか空気感まで再現されて、ほんとに家で何気なく声出してる気分になりました。で、そういうときって身体が少し揺れてる。それも右側に。そういう気付きがありました。

④肌の感覚の違い
諸々終わって、明かりを徐々につけていった時に感じたことです。先程足裏の感覚が鋭くなると言いましたが、これってむしろ足裏以外の肌の感覚がなくなってるってことだったようです。明かりがついてまわりが見えるようになると、光を肌が感じている。また視線を肌が感じている。ヒリっとした感じ。この感覚の違いは結構大きい。
心理的なものも大きいとは思いますが、肌も光や視線を感じてる。それがパフォーマンスに影響を与えてる。


暗闇の時に感じた自分の身体の透明感、心の滑らかさ、またやってることに対する手応えのなさ、これを日常に持ち帰るのが今後の課題になると思います。

いずれにせよ、暗闇恐るべし。こんな体験は他ではできない。

薄明かりが付いてから動画を撮ってもらいました。
恥ずかしいのでここでは静止画をアップします。

こういう人生を刷新するような、それまでの自分には戻れなくなるような、世界や自分自身の見え方が変わるような、そういうチャンスって、多分探せばまだまだあるんだろうと思います。

臆せずチャレンジしていきたいです。

あ、ちなみに今回出したノイズヴォイスですが、私のレッスンでは今の所まだ取り入れてません。

興味のある方は専門家をご紹介いたします笑

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コエダイr合唱団の日

昨日は12:00-20:30でコエダイr合唱団にお世話になりました。

コエダイr合唱団はヴォーカルパフォーマーの徳久ウィリアムさんが主宰されている、特殊発声を専門とする合唱団です。


ブルガリアンヴォイス特別講座

12-14時はブルガリアンヴォイスのスペシャリスト、井尻真樹子さんをお招きしての講座でした。

井尻さんの講座は数年前にも受講しましたが、その時は確か30人以上の参加者がいて、今回は少人数での講座だったのでより濃密に受講することができました。

昨年ブルガリアンヴォイスのグループの来日公演を聴きに行って、精緻なアンサンブルに感銘を受けましたが、それを基礎練から体験でき、エッセンスをいただいて参りました。

ユニゾンから和音が展開し、半音を含む不協和音を経過してユニゾンに戻るハーモニーの繊細さは、民族音楽というよりはクラシックの現代合唱に通じるものがあると思いました。

楽譜を少しいただいたので誰か音出しして遊びませんか?

徳久さんのお陰でインド古典声楽やら声明やら学ばせていただいて、やはり自分としてはそれをどうしても特殊ネウマの解釈に結びつけようとする思考が働くのですが、今回のブルガリアンヴォイスのシステムはインド音楽のそれに近いものがあるんじゃないかと思いました。

両方ドローンの重要度が高く、ドローンに対してどういう音程関係を作っていくかというのがキモになっているし、ブルガリアンヴォイスの音階もインド音楽のシステムできっと説明出来るだろうなと。

そういう場合第7旋法から第4旋法に転旋?とか思うよりも、基本「レ」で最後だけ「コーマルレ」になるんやな、と思った方がスッキリします。

かと思えば、詩編唱に上声を足したオルガヌムの発想に似てるなあと思ったり。

音の選び方が違うので全然別物に聞こえますが、構造そのものはほんとよく似てます。

あ、それからインド音楽と決定的に違うなと思ったのは、喉でアーティキュレートする(多分装飾の一種)を多用するということ。

インド音楽はもうすんごいびっくりするくらいレガートなので。そういう意味ではインド音楽の方がネウマヌメヌメには近い。

ただクィリスマの歌い方で喉のアーティキュレートの装飾だったんじゃないかという説があって、これはつまりイタリア初期バロックにおけるトリッロのような感じなのだけど、これはもう断然声門閉鎖が強くて地声的発声の方が効果的だと思いました。

この一瞬入る打楽器的効果音みたいのは、ヨーデルでも重視されているそうです。地声から裏声に変わる一瞬に起こる独特の経過音。

だからもしクィリスマがそういったグロッタル系の装飾なのだとしたら、アンサンブルオルガヌムのような地声的発声で歌っていた可能性があるかもしれない。


コエダイr合唱団練習会

14-18時は合唱団の練習会。拓さんが抜けなければいけないということで、代打で指導させていただきました。

生まれて初めて楽譜無しで合唱指導しました笑

いやー貴重な経験をした。

これ毎回やってる拓さんタフやなあと思いました笑

歌詞だけいただいて、今初めて聞いた曲を指導するってまあなかなかの経験です。

結構じっくり耳を使う練習をしましたが、こういう西洋クラシック的合唱練習って、民族音楽系合唱をやる上ではある意味ナンセンスだとは思うけど、現地の方々とは環境が違うし、メソッド使って効率よくやるのもちょっとずるっぽいけど近道にらなるかなあと思いました。

異国の地で異国の民族音楽をやるのと、古楽をやるのってそういう意味で結構近い。

前者は音源豊富だけど文献が少ない(あっても入手しづらい、読めない)、後者は文献は豊富だけど音源がない。

なんつって思いながら、そこでサルデーニャのテノーレスの参考音源を聴いてて思ったのは、かれら(おそらく本能的に)旋律を純正調的に歌ってますね。

我々は単旋律の時と、長3度を純正と捉える前までの音楽はピタゴラス音律で歌ってて、それ以後の音楽は基本純正調で歌うんですね。

つまり和音用の音階と旋律用の音階を使い分けてるんですが、テノーレスは単旋律の部分でも純正調っぽく音をとってる。つまり長3度が低くて4度との半音が凄く広いんです。

で、これってインド音楽もそうで、インド音楽って単旋律音楽の極致だと思うんですけど、ドローンがずっと鳴ってるから、音程はそれに対して純正にとるんです。

だからグレゴリオ聖歌なんかもひょっとして日常的にドローンを使ってたような人達はもしかすると自然と純正で歌ってたかもしれない。

それで他の地域の人たちから「なんであいつらはミをあんな低く歌うんだ」とか言われてたりして。

なんの根拠もないけど。

それともドローンに対してすらピタゴリアンを貫いて長3度をハモらないように頑張ってたかも。その可能性ももちろんありますよね。

いずれにしろ平均律に慣れ親しまされた私たちはなんも考えないと「狙ってる音程そのものが違う」ということになりかねません。

これがまさに、環境が違うってことで。彼らが自然に出来てることを、私たちは意識的にやらなきゃいけない。郷に入っては郷に従え。ある思想を本当に理解するためには、理解する側の変容が必要だ。

なんてことを、ぼんやり考えてました。

あ、そうそう。前半ではホーメイ歌手の澤田香緒里さんとアイケイイチさんの指導も受けれて、カルグラとホーメイがまたちょっと上手くなりました!感謝!


サルデーニャ訪問簡易報告会

18時からはコエダイの皆さんがテノーレスの本場サルデーニャに行ったお土産話を聞きました。

なんとイタリアンのシェフ伊藤さん(広島の皆さん、バルセロの元シェフです)が駆けつけてくださって、集会所のキッチンでパスタを作ってくださいました。

とんでもないくらいシンプルな食材で信じられないくらい美味しいパスタを作ってくださいました。

こ、これが料理人の腕というやつか!

この報告会でのハイライトは現地で習ってきたばかりの曲を演奏してくださったときでした。

もう明らかにパワフルになってて驚きました。

ほかに、津軽三味線が聴けたり、小学生の歌う「大都会」が聴けたり、素晴らしい報告会でした。

↑拓さんからお土産いただきましたー。

ベリーかなんかのお酒だそうです。

ビンがコルクに巻いてあります。

コルクがサルデーニャの名産なんですって。

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計道会発表会2019終演

昨日、計歌会とFF古楽道場(あわせて計道会(と呼んでます(僕の中で)))の発表会が終演いたしました。
ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。

今回の発表会は、いつものようにクワイヤブックを使ってのアンサンブルに加え、フルートアンサンブルや、歌二人とフルートとハープというなかなか実現できない編成での演奏もあって、なかなかバラエティに富んだものになったのではないかと思います。
個人的にはここ10年で一番と思われるような大失敗もあったのですが、共演者のプロの技によって助けられました。
この失敗は一生言われ続けるんではないでしょうか、もう二度と他人の失敗をとやかく言えない人生になりました(もともと他人の失敗をとやかく言うような人生ではないですが(多分(自分ではそう思ってます)))

よく考えたらりり子さん出ずっぱりだな。お疲れ様でした。。。
この写真からもわかると思いますが、りり子さんの立ち姿、演奏姿勢が本当に素晴らしい。力みなく安定していて自然かつ機能的。かくありたいものです。
非常に得るものがありました。
実際このフルート3重奏素晴らしかった。

ちゃんとふざけた写真も撮って・・

打ち上がりました。
店員さんに撮っていただいたのですが、すごい上手笑
全員のいい表情(西久保さん含め)が撮れてる!


さて、今日は3月11日です。
今日なにか書くのに8年前のことに触れないわけにはいきません。
今気づきましたが、あの日は結婚1周年の2日前だったみたいです。
そんな事も今の今まで忘れさせるくらいの出来事でしたね。

あの時僕は山手線に乗っていて、揺れたけど電車に乗ってるからどのくらいの揺れなのかもわかんなくて、電車は止まっちゃったけど耳鼻科を予約していたので、東京駅の方まで歩いて耳鼻科に行きました。しばらくしたら電車動くだろうと思っていたからです。本当に呑気でした。

ガラケーだったからってのも少しはあるかもしれないけど、そもそもそんな大変な事になってるなんて知らなかったから、特に情報を得ようともしてなかったんだと思います。
それでお医者さんに「よく来たねえ」なんて驚かれて、それでも診察はしてもらえて、「よく来たねえ」なんて言うほどのことなんかいなあとまだ呑気に東京駅に行ってみたんですが、当然電車は動いてなくて、バスもどう見ても乗れそうにない混雑ぶりだったから仕方なく京浜東北線に沿って北に歩き出しました。歩いているうちに電車動くだろうと、その時もまだ思ってました。

そうしてるうちに深夜になって。赤羽まで歩いて、あんまり寒いから暖を撮ろうと思ったけどもうお店もあらかた空いてなくて、高架下の寂れた(失礼)スナックに入りました。そこでお湯割りを頼んでからお店に置いてあったテレビを見上げた時に初めて、何が起きているのかを知りました。

あの時のテレビの映像、今も目に焼き付いています。
映画かと思った。現実とは思えなかった。

それから原発の事故があって、広島出身だもんでこれはアカンと思い妻と電車に飛び乗り、きっと西に向かう新幹線はパニックで乗れないかもしれないと、他の交通手段をめっちゃ調べてたけど、新幹線には普通に乗れて混雑すらしてないことに驚愕しました。

あ、みんな放射線の怖さ知らないんだ。そういう教育受けてないんだって。その時に初めて知りました。

広島では夏休みでも8月6日は全校登校日で、中学を卒業するまで毎年原爆教育をやるんです。9年間毎年。それでもうトラウマなんですよ。多分広島出身者ならわかってもらえる。怖くてしょうがない。

それで、その後数ヶ月広島で過ごし、仕事のときだけ東京に戻るということをやってました。その時、夜行バスの中で感じたことは、今言葉にするのは難しいけど、今も心の真ん中でくすぶってます。

死にたくて死んでる人なんか一人もいない。みんな死にたくないけど死んでるんだって。まあそんなようなことでしょうか。

あの日赤羽のスナックで見たニュース映像と、その夏岩手に行って沿岸部の丘の上から見た景色を僕は一生忘れないと思います。

だからどうしたって、どうってことないんですが。

あれからいろんな人に失望し、いろんなことに絶望しました。
それは今も続いています。

何を考え、何を感じ、どう生きるか、いまだにそう問いかけられているような気がします。

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Salicus Kammerchor

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公演情報

次回は第5回定期演奏会

J. S. バッハのモテット全曲演奏会です!

http://www.salicuskammerchor.com/concert

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CD・DVD発売中!

Ensemble SalicusのレクチャーコンサートライブCD

昨年10月に開催されたLa Musica CollanaとのジョイントコンサートのライブCD

第2回定期演奏会のライブDVD

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サリクス通信

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